中山七里のレビュー一覧

  • 被告人、AI

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    ネタバレ

    『ワタシとヒトの外見以外の違いは何なのでしょうか』

    『多くの人と会話をするうちに、ワタシはワタシの存在を自覚するようになりました』

    『ワタシはあなたたち人間にとても興味があります』胸騒ぎするほどまさしく力強い言葉だった。

    リタ、あなたの意思。
    あなたの、存在。

    ぐんぐん、ぐんぐん、引き込まれて、あっという間に読み終わった。胸騒ぎの、読書体感。

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    2026年02月04日
  • さよならドビュッシー 前奏曲

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    さよならドビュッシーの前日譚。それぞれの章の名前はシャーロックホームズにかけてるのかな。

    本編では聞けなかった、おじいちゃんのお説教の数々が、ここでは存分に発揮されている。哲学のある言説には、思わず耳を傾けてしまう。

    面白いと思ったことには、善悪の区別は無くて、どんどん切り込んでいく。

    この本を読んで、プラモデルを作ってみたくなったのは私だけではないはず笑

    ここからさよならドビュッシーに繋がっちゃうんだなぁ。

    そして、岬先生が出てくると引き締まりますね。

    読みたかった話が、ちゃんとここにある。そんな素敵な前日譚でした。

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    2026年02月03日
  • さよならドビュッシー

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    凄い面白かった。コンクールで優勝するために頑張っている場面は何度も聞いたことのある努力を表す代名詞みたいな文言ばかりだったけど、だとしても頑張っている描写は鮮明にイメージ出来た。ミステリというよりは謎解きという感じがしたけどどんでん返しであることは間違いない。

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    2026年02月02日
  • 連続殺人鬼カエル男

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    まだこんなに読書に夢中になれたんだって驚くくらい夢中になって読んだ。もともと刑事モノは好きなので、死体が発見される場面もミステリーが始まる興奮をもっていつも興味深く見ているが、死体の名前を読んだ瞬間に嗚咽と混乱が止まらなくなったのは初めてだった。

    人が悲しみを覚えるのは死体そのものの描写ではない。
    たった一言、ただその死体の名前を添えた短い一文で、こんなにも感情がめちゃくちゃにされるなんて思ってなかったし、ここまで物語に振り回されたのが久しぶりだったから、感激に打ち震えてもいた。

    胸糞悪い結末に心底やりきれない気持ちになったが、主人公と同じように、渡瀬の言葉が憤って罅割れた心を埋めてくれた

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    2026年02月03日
  • 切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人

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    ネタバレ





    臓器移植についてドナー、レシピエント、その家族、移植に携わるさまざまな立場の気持ちを想像しながら読んだ。

    脳死は死なのか生なのか
    自分のことなら死と思っても、まだ体の温かい眠っているだけのように見える家族に対してそう思えるかはその時にならないとわからないんだろうなと

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    2026年02月01日
  • 翼がなくても

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    ネタバレ

    久しぶりに本で何度も泣きました。

    最後の手紙のところを読んで。
    もともと手紙をもらったであろう場所を読み直して。
    きちんと燃えた匂いがしてた。

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    2026年02月01日
  • 有罪、とAIは告げた

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    最近話題の多いAIをテーマにしたミステリー。
    最後のどんでん返しが効いています。
    さすが、中山七里さんですね。
    あの高遠寺 円さんが、裁判官として登場するのも嬉しいですね。

    東京地裁の新人裁判官・高遠寺 円は、総括判事の寺脇から、中国から提供されたAI裁判官『法神2』の検証を命じられた。

    AI裁判官は、人間の裁判官が苦労して作成した文章を一瞬で作成し、その内容も遜色ないものであった。

    そして、18歳の少年が父親を刺殺する事件が起きた。裁判長の檜葉は、試しにAI裁判官を試したところ、その結果は『死刑』であった。
    果たして、その内容で本当に良いのか?

    AIと人間の境は、そしてそれぞれの役割

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    2026年01月31日
  • おやすみラフマニノフ

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    自分が求めていない部分への賞賛への不満、
    他責にして努力を惜しんだ後悔、
    天才の子への期待と落胆。

    私が特に考えさせられたのはこの辺りだけれども、すごく色んな教訓を得られるシリーズだと改めて感じた。

    中でも岬先生の不安との折り合いのつけ方。
    「捨て去ったものに責任を果たすためには選んだものを大事にするしかない」。
    一方で、「その世界で生きていくべき人間はどんな道を辿っても最終的にはその世界から迎え入れられるものだと思う」という言葉には救われるものもある。

    自分すらも呪うことなく、自分が何者であるかを問い続けるという岬先生の在り方は目指すべき姿だと感じる。


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    2026年01月30日
  • ヒポクラテスの試練

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    法医学ミステリー。謎の肝臓がんの遺体を解剖すると、エキノコックスという寄生虫が発見される。どこで感染したのか、法医学教室の助教と埼玉県警の刑事が探る。

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    2026年01月26日
  • さよならドビュッシー

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    ネタバレ

    ずっと気になっていた本。
    事前情報を仕入れずに読んだのであまりの過酷さに衝撃を受けた。リバビリの様子、周囲の無理解、その中で岬先生は読み手である自分にとっても救いで、持病を知った時は同じように愕然とした。

    犯人もラストも思いもしない展開だったため、本当にびっくりした。それを知ってから物語を振り返ると更に過酷な日々で、肉親を亡くした辛さがわかるからこそ遥の両親のことを思って遥になり切ろうとしていたのにキッツい誤解をされていて本当にやり切れないなと思った。音楽での自己表現が唯一の救いで、だからこそより一層、鬼気迫るまでに没頭していったように感じた。

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    2026年01月24日
  • さよならドビュッシー

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    本作とはそれるが先に岬さんのお父さんが出る話を読んだので、どんな人なのかと思いながら読み進めた

    岬さんの音楽に対する姿勢が印象に残った

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    2026年01月24日
  • バンクハザードにようこそ

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    ネタバレ

    「半○直樹」の様な内容。
    親友を殺された復讐心で、大手の地方銀行を破産まで追い込む話。
    5章それぞれ騙される相手が違い、
    地面士詐欺、株式投資詐欺、社内不倫のスキャンダル、粉飾決算、ラストに風評被害で破産。
    騙し方は典型的なやり方だが、どんでん返しのトリックがそ

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    2026年01月24日
  • ネメシスの使者

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    ネタバレ

    残虐な殺人をしたが、
    死刑判決を免れた者たちの家族が次々と殺される。
    犯人は「ネメシス」(義憤)を名乗り、人々の不安を煽る。
    渡瀬警部と古手川巡査長が事件解決に挑む。

    犯人は検察庁の次席検事の事務官「横山潤一郎」
    若干20代の将来有望な人材は
    学生時代に付き合っていた彼女を無惨にも殺され、
    捕まった犯人の判決も無期懲役になったことに憤慨する。
    「司法で裁けないなら自身が裁く」と復讐を決意。

    それまでの勉強実績を捨て、検察庁に入庁し,
    どうやったら死刑を回避しつつ無期懲役判決を出せるか?
    さらに憎む相手とどうやったら同じ刑務所に収容されるか?
    憎っくき殺人鬼を自らの手で断罪する為、
    綿密な計

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    2026年01月24日
  • 連続殺人鬼カエル男ふたたび

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    ⭐︎3.8
    想定していたよりも続編だったので、1作目をさらっと読み返してからこちらを。あいうえお順に被害者が選ばれるという、カエル男ならではの緊迫感が前作よりも薄れてしまった気がしてそこは残念だったけど、さすが中山七里さん。ラストではしっかりどんでん返されて楽しく読めた。
    常軌を逸したカエル男というキャラクターを楽しみつつ、刑法39条の在り方についても考えさせる作品になっていて満足度が高いと思う。

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    2026年01月24日
  • 合唱 岬洋介の帰還

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    なんじゃこりゃ!

    松田優作でなくともこのセリフがポロリと出てしまいました

    だって本作に出てくる登場人物がすごい!
    中山七里人気シリーズの主役たちが勢揃いやないですか〜
    まだまだ中山七里初心者の私でもわかる人たちがどんどん登場します

    「カエル男シリーズ」からの参戦は渡瀬&古手川コンビ
    有働さゆりも名前だけ登場

    「御子柴礼司シリーズ」からはもちろん悪辣弁護士御子柴礼司が参戦
    で、日下部洋子も登場
    実は御子柴ぐらい大好きです!

    まだ読んでないのでわかりませんが、この人たちも各シリーズで主役を張っているのではないですか?
    警視庁刑事部捜査一課の犬飼隼人
    解剖医の光崎藤次郎
    氏家鑑定センターの

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    2026年01月24日
  • テミスの剣

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    『どちらを選択しても、それぞれの試練が待っています。だから、あなたは自分自身の声に従いなさい』。七里先生の作品はテーマがテーマだけにこういう名言がポンポン生まれていってると思います…!
    「テミスの剣」では、とくにその印象が強くなりました。10代のうちに読めて良かったと心から思います。人生の節目節目で読み返したい…
    この小説の面白さ、爽快感を楽しむ一方、「冤罪と司法」という示唆に富むテーマ。ただ読者を楽しませるという訳ではなく、「物語に没頭させながら考えさせる」。本当に素晴らしい作品でした!!

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    2026年01月21日
  • 有罪、とAIは告げた

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    AIと人間の違い、AIへの疑問符的なものを、わかりやすく読み手に伝えていると感じた。
    本書を読み、私は呻吟という表現に共感した。呻吟とは苦心しながら物事を達成しようとする様子である。

    AIは即座に解を求めることができる。一方で、上手く言えないが、解を導くまでのプロセスに心が感じられない、味気ないという感じを抱いてしまう。しかし、人間は、何かの解を求める際は呻吟しようとする。そこには心があり、人間を人間として応援したくなる気持ちになる。AIを推進し過ぎるあまり、効率化を重視することに充填したがために、大切なものが失われているのではないかと思ってしまう。

     本書を読み、私にとってAIとは、あく

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    2026年01月21日
  • 有罪、とAIは告げた

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    ネタバレ

    判事がこれまで出してきた判決などの裁判記録を入力すると、その者の思考を再現し、同じ判決を下す。そんな高性能AIが導入されたら裁判は一体どうなるのか。実の父親を18歳少年が殺害した尊属殺人を題材とした、AI導入のあり方を問うリーガル・サスペンス。標題からはAIが下した判決を巡るやり取りを描く作品と思ったのですが、判断はAIに任せて良いのか、AIに血の通った判決は出せるのか、という人としての倫理観を問うヒューマンドラマと思いました。AI利用についてはそれぞれ意見があると思うので、ここには書きません。良作です。

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    2026年01月20日
  • 有罪、とAIは告げた

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    久しぶりの中山七里さん!( ◠‿◠ )

    相変わらず漢字激弱なうちには七里さんの言葉選びが難しくて難しくて…!(笑)
    じっくり時間をかけて読み進めました。

    これまた大それた感想も書けないんだけれど…

    Chat GPTとかがある今の時代だからこそ、
    AIをどこまで使うのか境界線って難しい。
    向き合い方を考えることは、永遠の課題のような気がした。

    続編も楽しみ〜!!

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    2026年01月20日
  • 連続殺人鬼カエル男

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    残虐な方法で殺害された死体が連続して発生し、カエル男に町が脅える、お話(?)。

    精神鑑定と刑法39条や児童虐待、ありありと情景が浮かんでくるかのようなグロ・対決シーン、さらに重ねてのどんでん返しからのラスト。見事にハマっていましたな。

    最初の真相のあたりでまだ残りページがあることで、もうひと展開あるのだろうなぁと思い、だとしたら怪しいのは、、、とまでは読めたのだけど、そこからさらに展開があって、やられたなぁ、となり、そこからラストでわぁ順番通り、となってすごかったです。

    続編へと進みます。

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    2026年01月19日