【感想・ネタバレ】逃亡刑事のレビュー

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Posted by ブクログ 2023年08月15日

『逃亡刑事』中山七里
主人公魅力 ★★★★★
痛快さ   ★★★★★
エンド   ★★★★★

中山七里さんファンにもオススメです。
主人公は、県警部長、身長180センチ、腕ぷしが強い女性です。通称「アマゾネス」。反社会的勢力界隈でも名をとどろかす。

【はじまり】
児童養護施設から子供が抜け出す。...続きを読む日常化された虐待からの逃避、そして入院する母親にただ会いたくて。
この逃避中に、彼がある事件を目撃する。そう、殺人事件である。被害者は、県警の薬物取締の捜査官であるとわかる。

【犯人は?】
目撃者の子供を取り調べる県警。担当はアマゾネス。彼女は、彼の目撃者は、県警内部にいることを知る。
部下を殺めた内部の犯行。おそらく目撃者にも手は伸びるだろう・・・。
アマゾネスは、重要参考人の子供を護るため、2名で逃亡することを決意する。

【醍醐味】
中山さんの作品は、最初に犯人が明かされてからの展開にある。この逃亡刑事も同じ。
そこからラストまでのテンポ、スピード感は心地良いくらいに速い。

【読み終えて】
主人公/アマゾネスの魅力。それは刑事として役割、犯罪者を逮捕し、検察に引き渡すことに執着していること。そのためには、組織のルールから逸脱することも支障なしと考えている。
アマゾネスが同僚に対して「自分の頭で考えろ。組織・上層部が誤った判断をしていることがわかっても従順するのか?」という場面がある。

中山さん小説の登場人物は、琴線に触れる言葉を投げてくる。
だから、また、読みたくなる。

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Posted by ブクログ 2023年06月27日

千葉県警捜査一課の「アマゾネス」と呼ばれる高頭冴子と殺人事件を目撃した8才の少年猛が正義のために立ち向かうのは千葉県警。
本当の悪玉は誰なのか?ハラハラしながら迎える中山七里のどんでん返し❗️
高頭を助けるヤクザや一般市民たちの破天荒な闘いぶりも痛快でした。

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Posted by ブクログ 2023年03月24日

警察殺しの濡れ衣をきせされた千葉県警のアマゾネスこと高頭警部。途中ヤクザとのやり取りとか、潜伏先の佐古じいさんとかキャラクターが良い。最後50ページくらも面白すぎてすごいゆっくり読んだ。
あと解説の東京の書店員の高頭さんの話もあって、より中山七里先生を好きになった。
有隣堂しか知らない世界で中山先生...続きを読むをしって、ほんと最近しったばかりなので、楽しみすぎる。

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Posted by ブクログ 2023年03月11日

他の中山作品で見かけた高頭冴子が今作の主人公でした。中山先生は組織のはみ出し者を描くのが、本当に上手い!冴子はもちろん、部下の郡山も好きになりました。猛の真っ直ぐさも良いですね。そして、ヤクザの山崎。美味しいところをいつも持っていきますね。また、冴子の作品が読みたいです!

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Posted by ブクログ 2022年11月16日

面白かった。

玄葉にジリジリ追い詰められていく冴子。
信用できる仲間はいるのか?
何も無い状態での逃亡 無事解決できるのか?
山崎 佐古ジイ センセイ達のここぞという場面での活躍嬉しくなる。

「指揮官が不在でも兵隊は動く」高頭班の掟
辛い事情聴取にも屈しない郡山 冴子との信頼関係が伝わる。
終盤...続きを読むが特に面白かった。

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Posted by ブクログ 2022年02月05日

逃亡劇はハラハラしてページを繰る手が止まらない!アマゾネス冴子の粗暴さに少しぎょっとしたけど、猛が予想以上にかわいくて頭がよく、二人のやり取りも気持ちよかった。
猛が穏やかな暮らしを送れるといいな。警察官になった猛を見てみたい。

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Posted by ブクログ 2022年01月06日

最初主人公の言葉遣いとかに好きになれないところもあったけど、読み進めればちょっとずつ好きになっていく。猛とのコンビが本当に良い!
話のテンポや勢いもよく、読み進める手が止まらなくなる作品!

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年11月25日

*単独で麻薬密売ルートを探っていた刑事が銃殺された。千葉県警刑事部捜査一課の高頭班が捜査にあたるが、事件の真相を知った警部・高頭冴子は真犯人に陥れられ、警官殺しの濡れ衣を着せられる。自分の無実を証明できるのは、事件の目撃者である八歳の少年のみ。少年ともども警察組織に追われることになった冴子が逃げ込ん...続きを読むだ場所とは!?そして彼女に反撃の手段はあるのか!?息をもつかせぬノンストップ・ミステリー*

痛快です!
身長180㎝、男勝りの剛腕と体格を持つ県警のアマゾネス。その設定だけでも期待させてくれますが、なにせ性格まで型破りの破天荒さ。ヤクザを脅したり、特殊地域に潜り込んだり、まあその立ち回りの派手なこと。鮮やかな展開とスピード感で、あっという間に読み終えてしまいました。

途中、A地区でのドンパチが荒唐無稽と思われる向きもありましょうが、いや…あり得るな。あのA地区ですよね?妙にリアリティを感じてしまいました。
細かいところはさて置き、刑事モノをスカッと気分良く読みたいと言う方にお勧めしたい作品。

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Posted by ブクログ 2021年09月28日

I was thrilled to read about the excellent team led by the female police officer, the relationship between the female police officer and the young boy...続きを読む, the cooperation between the female police officer and the yakuza, and the cooperation of the homeless.

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年07月23日

高頭冴子カッコよすぎる...警察官殺人の犯人に仕立てられ、唯一の目撃者である八歳の猛と逃亡。警察官に追われる身となり、初めて警察官の盲目さ、滑稽さ、身勝手さに欺瞞が溢れる。警察の掲げる正義は果たして正しいのか。少し違うけど洋画レオンみたいな雰囲気的と冴子と猛の絆に胸が熱くなった。

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Posted by ブクログ 2021年07月16日

ミステリではあるが、警察小説でもあるし、
社会派のヒューマンドラマでもある。
主人公の女刑事が、スーパーウーマン過ぎて(^ ^;
現実味は無いが魅力的ではある(^ ^

まさかの謀略で「追われる身」となった刑事と少年を、
匿ってくれる人たちが魅力的で(^ ^
七里ファンなら、どっかで見たような人々も...続きを読む
少なからず登場するし(^ ^

ドヤ街暮らしの先生や家庭的なヤクザなど、
脇役陣も魅力的(^ ^ ...マンガっぽいけど(^ ^;

クライマックスのシーンは、まぁ現実感は無いが、
これまた痛快・爽快で魅力的(^ ^
何と言うか「西部警察」みたいな荒唐無稽さと言うか(^ ^;

娯楽ものとして、あははまさかそんなアホなと
ニコニコしながら読むのが楽しい一冊。
でも、巨大権力に立ち向かう蟷螂の斧、
という硬派の部分も魅力的である(^ ^

最期まで、油断できない一冊です(^ ^

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Posted by ブクログ 2024年03月04日

登場人物がみんなキャラ立ってて良い!
ストーリーもハラハラ、たまにクスりと笑ってアツくなれる。
毎日少しずつ読もうと思ってたのに結局一気読みしちゃいました…

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Posted by ブクログ 2024年02月06日

冴子さん、カッコ良すぎます。
作者の既読作品60冊中、最も男前なキャラクターかも。
濡れ衣を着せられた冴子と事件の目撃者・猛との逃亡生活は、まさに緊張の連続。
息をもつかせぬ展開にハラハラさせられたと思えば、心が温かくなる場面や快哉を叫びたくなる瞬間もあってホント面白かった。
養護施設での虐待やA地...続きを読む区の実情なども織り交ぜつつ、最後まで読者を楽しませてくれる。
ラストシーンで泣きそうになったから、いつか成長した猛の話も読んでみたいなあ。

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Posted by ブクログ 2024年02月03日

同僚を殺されて、罪を着せられ逃亡!
愛称?アマゾネス:千葉県警刑事部捜査一課 高頭冴子警部。
目撃者は、子供。この子の命もやばいので、連れてく〜

行き先は、大阪のA地区(まぁ、どう考えても、あ◯り◯地区やけど)
今回は、はみ出しもんが活躍。
主人公の高頭警部
893の山崎さん
A地区のおじいちゃん...続きを読む

しかし…少しこの地区だけやなく、大阪に対して…ちょっと…

「…ここ、日本だよね。」
「さあな。大阪というのは、日本語が通じる外国だという話もある。…」

とかまで、書いてあると…

めっちゃオモロい〜!
日本ちゃうで〜大阪やで〜w
(自己主張の塊w)

この前、バラエティで、
「東京タワーが見えて、それが近くなるにつれ、レストランなどの値段が高くなるのに、通天閣が近くなるほど、安くなるのはなんで?」
って言っててウケた〜w
(西成、A地区は、通天閣の近所)

基本、この辺の人らは、どんなにそういうコトを言われも怒らない。但し、条件がある!それは!
 オモロい〜こと!
これないと、非難轟々…笑(お笑いの街)

話は脱線したけど、警察は敵!が染み込んでる街での潜伏はええかも?ガラ悪いかもしれんけど。
そんなに、西成署が襲撃されたのかは知らんけど、暴動は多々あったみたい。
はみ出しもんばかりで、真犯人を追い詰める…しかし、警察の正義ってなんなんやろな…
押収した麻薬を売って資金作って、また、犯人探し…本末転倒って感じ。
組織の論理で動くのも、組織が正常であってこそ!
まっ!裏金作りは、警察だけやなく、国を運営する方もやけどね〜何か、こっちの方が酷そうやけど(~_~;)

一般の国民が幸せになれるように動いて欲しいもんやな。
警察も永田町も!

キャラ立ちしてるから、続編読みたいけど、あったかな?

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Posted by ブクログ 2024年01月19日

 中山さんは決して平易な文体ではないのに読みやすい。佐古ジイやセンセイなど本来関わることのなかった生活保護受給者たちの漢気が熱い。猛もなかなか逞しい。十数年後、警察官になった続編なんかが書かれるんだろうな。迫撃砲で警察署襲撃などハチャメチャだが、突き抜けていて面白かった。ぶっ飛んだエンタメ作品。8歳...続きを読むでミルク臭いと感じるか?とそこだけ引っかかった。

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Posted by ブクログ 2023年05月13日

かっこいい女刑事、高頭冴子。
無謀だけど賢くて健気な少年猛。
くたびれたおっさん風のヤクザの幹部。
人情に篤いが生活には恵まれないおじいちゃん2人。
みんな大好き。
ストーリーもサスペンスフルで、先へ先へと読みたくなる。
面白かった。

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Posted by ブクログ 2023年02月02日

警官を殺した犯人が警察内部にいるとか、それを目撃した少年を保護するために主人公が逃亡するとか、映画「目撃者」を彷彿とさせる。

悪者が徹底的に悪く、主人公が絶体絶命に追い込まれながら最後に大逆転する図式的は普遍的だが爽快。

主人公を救出するために大阪のドヤ街のおっさんたちが警察署を迫撃砲で攻撃する...続きを読むとか、主人公が逃亡の手助けを暴力団に頼るとか弾けぶりも楽しい。

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Posted by ブクログ 2023年01月23日

単独で麻薬密売ルートを捜査していた刑事が、銃殺された。
専従班として指名されたのが〈県警のアマゾネス〉と渾名で呼ばれている、身長180センチ、化粧っ気なし、独身。ショートボブで無駄に美人。
千葉県警刑事部捜査一課警部、高頭冴子。

その事件を目撃したのが、8歳の猛。

猛の証言により、銃撃犯にたどり...続きを読む着いた途端に、警察殺しの濡れ衣を着せられた冴子は、猛と二人で、逃亡したところは、意外な場所だった。

息もつかせぬ展開で、ようやく解決。

冴子が猛に
「一日も早く忘れろ」と言うと
猛が
「警察官になって、絶対また会いにきてやるからっ。憶えてろっ」

猛が大人になつて、警察官になり、再会する場面が想像され、続編として読みたくなった。

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Posted by ブクログ 2022年08月19日

どうしてこれほどまでに読者を惹き込むのが上手いんだろうか…いつも中山七里の作品を読むたびに思ってしまう。屈強な女性刑事の逃避行、なんてつまらないわけがない❗️その構図を中山七里が描くんだから尚更❗️
ハードさだけではなく、女性として繊細な母性の琴線の表現なんて物語の濃淡を見事に作り出して素晴らしい

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年05月25日

警察官を拝命して十年、その間に警察の唱える正義なるものが、それほど潔癖なものではないことを知らされた。

家族を持ち、部下を持ち、護るものが増えるにつれて個人の正義や理想は後退する。

「味方だとか敵だとか、人間を大雑把に分けるな」
「人にはいくつもの顔があって、いくつもの言葉を持っている。その都度...続きを読むその都度変わっていく。あの玄葉にしたってそうだ。わたしたちにはとんでもない悪党だが、警察や自分の家の中では優秀だったり、善良だったりする。人はそんなに単純なものじゃない。単純でないものを単純に分類すると、取り返しのつかない間違いを犯す」

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Posted by ブクログ 2022年05月22日

今後の活躍が楽しみなキャラクターがまたまた産まれました。
今度は千葉県警。
シリーズ化されるみたいなので次回作も楽しみです。
他の作品にも顔を出してもらえると嬉しいですね。

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Posted by ブクログ 2022年01月12日

アマゾネスの異名を持つ高頭冴子と猛の逃避行。「警察組織に必要なのは秩序。緊張と団結力それこそが秩序の要と言える。」この言葉の意味が最後まで読むと理解できる。山崎がここでも絡んでくる。開けたパンドラの箱の底にあったものは何か、楽しめる作品であった。

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Posted by ブクログ 2021年08月26日

中々面白かったです。主人公も好きなキャラで最後まで楽しく読めました。残念ながら最後の部分は急ぎ過ぎ感が残念でした。

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Posted by ブクログ 2021年08月24日

アマゾネス登場♪
これはハードボイルドになるのかしら?
脇キャラもなかなか良いですね。

やっぱり山崎いいなぁ(^ ^)

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Posted by ブクログ 2021年08月03日

組対の男性刑事よりも強いアマゾネス、裏金の秘密を守るための同僚殺害、しっかりし過ぎている8歳の少年、A地区住民の攻撃力、ヤクザとの連携など、個々の要素は非現実的ながら人物描写の巧みさやストーリー展開のスピード感によって一気読みを誘う面白さでした。

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購入済み

誰が敵で誰が味方⁉︎

Non
2020年09月21日

久々に爽快なアクションサスペンスを読んだ。
とにかく、誰が味方で誰が敵なのか。
読んでてハラハラするけど、主人公の女性刑事がわりとハチャメチャで肝が座ってて、そのくせ子供への接し方の不器用さなど、人間味に溢れていて、読んでいてついつい感情移入してしまう。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月11日

2時間もののテレビドラマ原作にならないかな
筋は読めたものの、物語のスピード感に振り回
されたものでラストの脱出の経過がカドカワの
映画の様な気分で楽しめた
実際のトコ「そんなんならんわ~」と言いたい
のだが目まぐるしい状況の前に許してしまった

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Posted by ブクログ 2022年11月10日

県警のアマゾネス。
んー。少し苦手な感じのキャラ設定。ですが、ストーリーは面白い。犯人は早い時点で分かるのですが、それでも飽きる事なく読み進められます。
でも、どうしてもこの感じの構成は、ストロベリーナイトの姫川玲子と比較してしまう…。

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Posted by ブクログ 2022年07月31日

面白かった
これもシリーズ化されるのか?

主人公は県警のアマゾネスと言われる身長180cmの武闘派警部、高頭冴子。美人にもかかわらず、32歳独身、男勝りの辣腕、悪態、言葉使いも荒い。

単独で麻薬密売ルートを追っていた刑事が銃殺。それの捜査にあたるのが捜査一課の高頭班。冴子は事件の真相を知ったもの...続きを読むの、逆に真犯人に嵌められ、刑事殺しの濡れ衣を着せられます。自身の無実を証明することができるのは、事件の目撃者である8歳の少年の猛。冴子と猛の逃避行が始まります。
それをサポートするのがヤクザの山崎
いいようにヤクザが巻き込まれていくのが面白い

当然ハッピーエンドとなるわけですが、そこに至るまでのドンパチがハラハラドキドキ。
様々な人に助けられる冴子たち。
最後、窮地に追い込まれますが、そこを助けたのが意外な人物(笑)

スピード感あって、あっという間に読み切りました。
これまたお勧め

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Posted by ブクログ 2021年09月08日

主人公の言葉遣いや情け無用の鉄槌に少し引いてしまったけれど、
全体的にはスピーディーな展開で楽しく読めた。

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Posted by ブクログ 2021年07月28日

2021/07/28

逃亡刑事
中山七里さん。

息をつかせぬ
ノンストップ・ミステリー

おもしろかったー!!

逃げる先々で、
出会う人たちも、良い人たちばかり。

最後、
えっ!これで、終わり??
って。
続編。早く見たいです!!

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