中山七里のレビュー一覧

  • 逃亡刑事

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    主人公がとにかくカッコイイ。キャラ設定からして現実離れした感はあり、ストーリーも中山七里作品にしてはかなり破天荒になってるが、むしろそれがいいという、痛快痛快また痛快みたいな作品でした。
    一方で、社会問題を背景にして深みを与えるいつもの感じもしっかり押さえています。
    謎だのどんでん返しだのとは無縁でしたが、こういうのもやれるんだと感心しちゃいました。

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    2025年05月31日
  • 恩讐の鎮魂曲

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    ネタバレ

    御子柴シリーズ3作目

    ラストの稲見教官の無罪にならない展開はなんとなく予想できたが、人間らしくなってきた御子柴の魅力が際立った作品だった。
    最後の凛子ちゃんの手紙はグッとくるものがあり、御子柴は救われてよかった。
    凛子は御子柴のような弁護士を目指し、御子柴はこれからも奈落から手を差し伸べる人を助け続け、お互いの存在を糧に生きていくと素敵だと思った。
    将来凛子が弁護士になった作品ができて欲しいと思った。

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    2025年05月31日
  • 彷徨う者たち

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    震災・幼馴染・境界線と、すごく複雑に絡み合っている。
    主人公蓮田刑事の振り回される様子が痛々しいし、主人公に対して優位に立つ幼馴染にはあまり共感持てなかった。
    最後は安定の大どんでん返し。

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    2025年05月30日
  • ヒポクラテスの誓い

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    法医学がテーマとなっていて、研修医の真琴や光崎教授が探偵(?)のようなポジションで遺体に隠された真実を解き明かすという内容。初めて読む作家さんだったけどとても読みやすかった。他の作品も読んでみたい!

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    2025年05月30日
  • 鑑定人 氏家京太郎

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    中山七里作品を読むのは、贖罪の奏鳴曲、連続殺人鬼カエル男 に続く3作目。
    御子柴シリーズ、カエル男とも、面白いのだけれどもかなりグロテスクな描写があり、読み手に精神的な強さがないと辛い部分が多かったのですが、この氏家京太郎シリーズは、比較的落ち着いた気持ちで読み進めることが出来ました。
    そしてやっぱり展開が面白い。
    最後の最後のオチは薄々気づきましたが、それでもしっかり面白くて満足できます。
    中山七里作品で初めて続きのシリーズをすすんで読みたいと思えました。

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    2025年05月29日
  • 贖罪の奏鳴曲

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    オーディブルにて

    あんな過去があっても弁護士になれるのか。
    ハードでメンタルえぐられたけど、おもしろかった。
    お父さんがただただ不憫。

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    2025年05月29日
  • ヒポクラテスの悔恨

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    自然死に見せた殺人をするって宣言怖すぎです。

    自然死に見せたからこそ遺族の解剖の許可がとれずに四苦八苦します。
    真実を明らかにするために古手川さんが無茶をして、真琴先生がアクセルを踏みつつ、キャシー先生が後押しする…良いチームですね。…ですよね??
    私は好きです。

    光崎教授はいつもの調子かと思いきやラストで意外な行動をしますが、私はちょっと安心しました。
    ひたすら自分の使命のために突き進むだけではない、感情が垣間見れたような気がしました。

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    2025年05月29日
  • 恩讐の鎮魂曲

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    御子柴礼司シリーズ。前作て自身の過去の犯罪歴を暴露した御子柴礼司は、少年時代の恩師が殺人の容疑で逮捕されたと知る。弁護士の役を無理やり奪った御子柴礼司は弁護のため奔走する。
    ミステリーとしてなら前作のほうが面白い。御子柴礼司という人間を深掘りするための回といったところ

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    2025年05月28日
  • 境界線

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    前作の「護られなかった者たちへ」に出ていた人物が、今回は最重要人物として登場する。
    中山七里先生作品の世界観はすごい。
    全て繋がっている

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    2025年05月27日
  • 連続殺人鬼カエル男ふたたび

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    ネタバレ

    前作も面白かったのでこちらも読んでみました^ ^
    引き続き、古手川さん頑張れ〜!っと言う感じ(笑)
    相変わらずグロテスクな描写も鳥肌…
    驚きのどんでん人物の登場も最高!
    さゆりさんのヴィランぶりにも思わず『おぉ!』と声が出た(笑)

    またまた続きが気になる終わり方でした!
    完結編も楽しみ⭐︎


    書店員さんの解説も面白くて、中山七里さんの他のシリーズも読みたくなりました^ ^

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    2025年05月26日
  • 嗤う淑女 二人

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    『笑う淑女ふたり』をAudibleで聴きました。

    主人公の女性と、もう一人の“淑女”が物語の中心です。
    その破天荒な展開には、思わず息を呑みました。
    特に終盤の決別シーンは圧巻で、小説とはいえ「こんなことが本当にあり得るのか」と衝撃を受けました。
    ここまでやるか、と驚かされる展開の連続。
    さすがは中山七里先生――読者の予想を軽々と超えてきます。

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    2025年05月25日
  • 七色の毒 刑事犬養隼人

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    短編集。面白かった。
    一定の質で短編を連ねること、これがすごい。

    最初と最後がつながっており、
    犬養と娘の関係性などから時が経っていることも窺え、またそれが深みを増していると感じた。

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    2025年05月24日
  • ふたたび嗤う淑女

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    今回も大どんでん返しのオンパレード
    今回の話、主人公がやたら影が薄いと思ったら、全くの間違いだった。
    いくつかの小さなストーリーを最後には結びつける、中山七里先生の総合力がすごい
    なんだろう、この小説の主人公って希代の悪人なんだけど、応援したくなる。
    この主人公と、犬養刑事の対決見てみたい。

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    2025年05月22日
  • 鑑定人 氏家京太郎

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    大好きな中山七里さんの新しいシリーズキャラクターとなれば、手に取らない訳はない。
    強烈な事件とその関係者の複雑な人間関係が事件をさらにミステリアスに仕立てていて、途中で本が閉じられなくなった。久々にほんとに面白かった。
    組織の中ではそぐわなかったかもしれないけど、それでも周りにちゃんと人が集まってるじゃないかと、なんとも羨ましい人柄の新キャラクターのこれからに大いに期待したい。

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    2025年05月20日
  • ヒポクラテスの悔恨

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    光崎教授相変わらずかっこいい。
    いくつかの事件描写の短編集のようだけれど芯にひとつ大きな事件が関わっている展開が良い! 淡々としているけれどスリリングで大好きなシリーズ。

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    2025年05月20日
  • 嗤う淑女

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    希代の悪人が主人公という、珍しい本。
    ただ、本の内容、特にサブテーマはえげつない。
    この本の中身、無垢な人には勧められない。
    主人公が美人というのだけが取り柄。
    あとは気分悪くなる。
    でも、中山七里先生の本はこれからも追いかけていきたい。

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    2025年05月19日
  • ネメシスの使者

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    久しぶりの中山作品でした。テーマは「死刑制度の是非」です。様々な立場の登場人物を通して、死刑制度の捉え方が深まりました。実際に当事者になってみないと分からないところもありますが、一市民としては死刑制度はあってもいいのかなと思います。

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    2025年05月18日
  • 中山七転八倒

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    中山七里さんのエッセイというか日記やな。(日記文学というらしい。「土佐日記」とかの。何か比較できんような…)
    いきなり凄い!
    ページ数も600ページ超え。1年5ヵ月の生の声!
    しかし、並行で、何本小説家書いてんの?
    その間に、映画の予約してるし(・・;)
    この人、ゲラ直しも速い!というか、ほぼミスなしなんやな…
    小説描く目的も読者に届けたいなんて、自己満足やなく、まずは、出版社さんが満足出来ること(=儲かる)。
    それも、小説描く事が自己表現の場として描いてる訳やなく、編集者のリクエストに答えて色んなモノを描いてるみたい。
     ライトなミステリーが良い!
     企業ものが良い!
     ミステリー以外が良い

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    2025年05月18日
  • 総理にされた男

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    総理のそっくりさんが本当に総理大臣の代理を務める。
    本当に”そのまま”の話で、想定するようなこと(どうせ政治素人の主人公が素人ならではの感覚で活躍しちゃうんでしょ)が実際その通りに進む。しかしながらちゃんと面白い。さすがだなと思いました。
    フレームとして、読者が共感しやすいわけだけど、その内容にもう一歩読者が気持ち良くなる要素を加えてより面白くしてる、そんな感じがします。ラストも正直ベタだけど、でもそうあってくれという通りになってくれ、満足感もありました。

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    2025年05月18日
  • 総理にされた男

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    政治の持つ人間臭さの良い面と悪い面、どちらも大切でどちらも足を引っ張る。そんな矛盾に満ちた世界に一人の一般人が総理として飛び込み、様々なものを相手に奮闘する。痛快な文章とわかりやすさ、中山七里先生の作品は読み始めたばかりですが、やはり面白い!ありがとうございました!

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    2025年05月14日