【感想・ネタバレ】祝祭のハングマンのレビュー

あらすじ

法が裁けないのであれば、誰かが始末しなければならない――

警視庁捜査一課の瑠衣はゼネコン社員の不審死を追うが、自身の父にも疑惑の目を向け始め…。予想を裏切る衝撃のミステリー!

解説・中江有里。

単行本 2023年1月 文藝春秋刊
文庫版 2025年5月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

後半で犯人が分かってしまったけれど夢中で一気読みしてしまった。1年後ぐらいにはまた読みたいと思った作品でした!最新刊は近い内に読むかも

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2026年03月17日

Posted by ブクログ

ミステリーというより、架空小説といった感じ。
謎解きの要素はなく、ただ空想小説として楽しめた。
他の作品では脇役だった人物に焦点を当てる作風は、中山七里先生ならでは。なので中山先生の作品を読み込めば読み込む程、楽しめる。
次は妃倉くんを主人公にした作品が読みたい。

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2025年10月10日

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自分が担当する事件で父親が被害者となってしまい、親族であることから担当を外されてしまう警察官の主人公。自分の手で解決したいのに関わらせてもらえない悔しさの中、上からの圧力でさらに捜査縮小までされてしまう。

犯人は分かっていても、正攻法で入手した証拠じゃないと立件できない。このまま父親を殺した犯人が人生を謳歌することなど許せない。警察官としての正義と、遺族としての復讐心の間でもがき苦しむ主人公に胸が痛くなる。

他人事として見れば復讐は良くないことだと言えるが、当事者になったら綺麗事なんてきっと言えない。見えていないだけで現実でも同じような思いをしている人はきっと溢れているんだろう。

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2026年04月16日

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世の中は理不尽な事が多々ある
大概は 我慢し 気持ちをおさえ 前に進むしかない
でも それを 超える出来事が起こったら…

そんな出来事起こらないに越したことはない
反撃しても 結局は スッキリしないし 失ったものは戻らない

中山七里さんの小説は いつも 考えさせられる
知らなかった世界を少し かじる事ができたつもりになり もっともっと読みたいなる

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2026年03月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【法で裁けぬ悪に、裁きの鉄槌を下すには】

能力は平凡ながら犯罪を憎み、悪を許さない真っ当な正義感を持つ刑事・春原瑠衣。
建設会社のサラリーマンがトラックに轢かれる事件を追ううちに、同じ会社の社員が被害者となる第二の事件が発生する。
捜査の過程で、瑠衣は同社に勤める父にも疑惑の目を向けることになる。さらに、法では裁けない巨悪と、どこか胡散臭い私立探偵との出会いが彼女の運命を大きく変えていく。

本作は、中山七里作品の代名詞とも言える強烈などんでん返しや緻密なトリックは比較的控えめ。その代わり、法の限界を前に揺れる刑事の心理が丁寧に描かれている。
正義を守るべきか、それとも法を越えて悪を裁くべきか。勧善懲悪の爽快感よりも、正義の名の下で人が闇へと近づいていく危うさを描いた、“闇堕ち”の物語。次回作にも期待。

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2026年03月09日

Posted by ブクログ

こういう本を書くということは、そういう経験をしたのだろうかというくらい被害者家族の立場で書かれていて面白い。現実でこのシチューションになったら、皆さんどうしますか?殺していいですか?
ストーリーもですが、問題定義の仕方がおもしろい。
文章は中山七里さん特有の読みにくさもあるけど、全体が短いので頑張れます!

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2026年02月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人生には大なり小なり自分の中で腑に落ちず、納得できない事象があるなかで『私刑執行人』の存在はさまざまな意味で大きいのだと思います。
法律では裁くことができない場面に実際に直面した際、行き場のない怒りをどこに投げ出せばいいのか。それを『ハングマン』という受け皿ではなく、叫ばなくても縋ることができる『何か』を見つける必要があるように思います。

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2025年12月09日

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もし自分が被害者家族になってしまったら、そして、現行の法律では裁ききれないとしたら、同じ行為に走るのか❓
泣き寝入りするのは絶対嫌だけど、納得できない結末ならハングマンを探してしまうかもしれない。
でもそんな勇気は出せそうにない。

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2025年09月04日

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ネタバレ

パイセン本。

中山七里著『祝祭のハングマン』は、法の網をすり抜ける悪を裁く「私刑執行人=ハングマン」という、ダークヒーロー的存在を核に据えた作品である。その設定は単なる勧善懲悪の枠を超え、人間の心に潜む復讐心や正義への渇望を鮮やかに照らし出す。主人公たちの姿は、理性と激情のはざまで揺らぎながらも、許されざる者を断罪するという一点に収斂していく。その過程は倫理観を鋭く突きつけると同時に、読む者に強いカタルシスをもたらす。序盤の静謐な展開から、後半にかけての昂揚は見事であり、闇に潜むハングマンの存在が現実に顕現したかのような迫力を放つ。正義と悪の境界が溶解する中でなお、人はなぜ「裁きたい」と願うのか――本作はその根源的な問いを私たちに突きつける。重厚なテーマと緊張感ある筆致により、ダークヒーロー小説の醍醐味を存分に味わえる一冊である。

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2025年08月25日

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悪くない。
相変わらず面白いが、最後の追い込みまでが長いw
犯人はやっぱりなぁ、だし、最後も予想通りだった。

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2025年08月15日

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全てが手に入るわけじゃない。仕事柄倫理観で理性を抑えようとする反面、どうしても犯人を許せず鉄槌を下したくなる遺族としての気持ちのせめぎ合いが細かく描かれています。
しかもそれが言葉に出せなくて叫んだり、物に当たったり、誰にも理解できないもどかしさが事件の進展とともに表現されて苦しい感情になります。
誰にだって怒りに身を任せて法律を破る瞬間があるかもしれない。でもそれを行動に移すか移さないかは大きく変わる。
その人の心の中の何かを失ってしまっても後悔はしないのか、抑えられた気持ちの行き場として正解だったのか問われているような感覚になりました。
そして世間がハングマンを支持しているかどうかも、遠回しにみんなの心の中にもハングマンがいるのかを囁かれている気がします。

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2025年06月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

解決困難な事件を主人公が見事に解決に導く、というようなこれまでの中山七里さんの作品とは違って、解決しないまま主人公が復讐をする。今までとは違った新鮮な作品でした。

口コミでは主人公の瑠衣に魅力を感じないとありました。確かに他の作品の主人公は、複雑な過去を持っていたり、猪突猛進な性格であったりなどはなく、まだ未熟なキャラクターだと思いましたが、その人間味のある性格が作品に感情移入させてくれたと感じます。

普通の生活のちょっとした描写が、父親が亡くなってしまったのだと実感させられ、切なさにうるっときました。

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2025年05月15日

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全体的には速読できる内容。
主人公の葛藤が描かれているが、少々一つ一つのシーンが薄い。

読破感が少ない。文字数も少ない。


ただ、中山七里さんの作品をまあまあ数読んだあとに読むと、捜査一課の雰囲気とか、む、このハングマンは他シリーズにも繋がっていそうだな。あれここのシーンはもしかして、あの作品のこと言っているのか。とか、中山七里さんが何かほかの作品とつなげていこうとか、ちょっと違った楽しみ方をしてしまった。評価の50%くらいそれです。すみません。

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2026年04月16日

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ネタバレ

最新刊を読むために慌てて読んだ本作。ハングマンはいつ登場してくるのかと気を揉んだけれど、やっぱりそうきたかと。登場シーンといい、匂わせ感が半端なかった。予想通りの展開といえたが、警官が犯罪に手を染めるのはいかがなものなのだろう。気持ちはわかるが口を紡がざるをえなかった被害者の人たちがとても悲しかった。続編はどうなるのだろう。刑事を廃業するのだろうか。

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2026年04月16日

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ネタバレ

悪事をはたらいた者たちなのに法で裁けないならばと私刑を下す“ハングマン”
捜査一課の瑠衣は父親を殺されハングマンの仲間になる事を決めるが、犯人への憎しみと自分は刑事で法は守らなければならないという倫理に板挟みになる葛藤、その葛藤は理解できるからこそしんどい
結末としてはうまく運んだと言っていいのか…被害者遺族は救われていると思うけれど、実行した者たちはもとには戻れないのだろうな

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2026年04月14日

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中山七里さんの本ならハズレはない、という信頼感がある。あらすじ読んで面白そうと思い購入。読んでみた。

牽引力があり一気に読めました。ただミステリー要素は薄め。犯人は誰だ?を楽しむ感じじゃない。
復讐がテーマだと思うが、いざそのシーンになるとあっさりしているなと感じてしまった。

並行して起こっている事件も終盤に絡んでくるのかな?とワクワクしたけど、別々の事件だったのにちょっと拍子抜けしちゃった。中山七里さんの本はどうしてもハードルを上げて読んでしまう傾向あり。

主人公がえらく直情的であまり好きになれなかったが、終盤の倫理観や正義感が揺らいで悩む描写が良かった。むしろその後の姿が見たいので続編出たら読みたいです。

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2026年04月10日

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スッキリ!という訳にはいかなかった。
瑠衣の心情を考えても、正直に言うと中途半端だという印象だった。
とにかく怒っているのはわかるが、感情に振り回されすぎていて悪手ばかりで見てられなかった。

自分の中では、刑事となるか娘となるかハッキリして欲しかったという気持ち。
ただ、読み終わって表紙を見ると、最初からここに繋がっていたのかとちょっと感動した。

中山七里先生の作品はどこかで繋がっている人が出てくるので、ハングマン単体の話も出てくるのかと、それは楽しみ。
今回の冒頭の話も「嗤う淑女」シリーズの話だったのがわかったのは嬉しかった。

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2026年04月05日

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中山七里さんの作品にしては正直「ものたりない」
期待値が高いのか..

あっと驚くどんでん返しがあるわけでもなく、そういう裏があったのか!っていう真相があるわけでもなく、主人公の葛藤の中、物語が進んでいく感じでした。

建設会社のサラリーマンがトラックにはねられて死亡。
瑠衣の父親の会社の社員。
親も何か知っているような伏線。
半年後に2件目の死亡事件が発生。こちらも父親の会社の社員。そして、ついには父親も工事現場で死亡。
瑠衣は捜査から外されますが、父親の死亡の真相を個人的に調べようとします。
徐々に明らかになる真相。

そして、司法で裁けないものを葬る死刑執行人の存在も知ってしまいます。

職業倫理と社会正義の葛藤のなか、瑠衣のとった行動は?

という展開です。

正直、主人公の瑠衣のキャラクターは嫌い
自分勝手の無謀な行動が多いのですが、これが成長していくわけでもなく..
ただただ父親を想う思いは良いし、つらいけれど...
職業倫理と社会正義の葛藤も長すぎ..

ということで、ちょっと期待とは違ってものたりなさがのこるストーリでした。

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2026年03月28日

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ネタバレ

思ったよりハングマンの出てくるのがだいぶ後半だったな。
もっと大量毒殺事件と絡んだりとか、意外な展開があるのかなと思いつつ読んでたけど、割とあっさりストレートに話が進んでそのまま終わった感じ。
ずっと瑠衣視点で進行していて、感情とか考え方や言動の癖みたいなのも染み込んでるもんだから、瑠衣が私刑を覚悟するまでの揺れまくる感じがリアルに思えた。

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2026年02月19日

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登場人物が少ないだけに犯人は早々に検討がついてしまったものの主人公の行動は後半から意外性もあり、楽しめた。

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2026年01月31日

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ネタバレ

うーん…最後はそうなっちゃったんだ…という感じですね。東野圭吾のさまよう刃をちょっと思い出しましたが…るいに手を下しては欲しくなかったかも…そしたら、ハングマンの題名が無意味になる?いや、ハングマンは鳥海なのよね?だったら、るいが手をくださなくても…と思いますよー

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2026年01月26日

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捜査一課の刑事である春原瑠衣。
父親が勤めている会社で不審死が3件発生した。
事故なのか殺人なのか、物的証拠も目撃情報も乏しく捜査も難航していた。
そんな中、元刑事の鳥海があらわれ事件の真相に近づく。
復讐はだめだが法律では裁けない悪人が生きているのは許せるはずもない。
瑠衣の気持ちの揺れが今後どうなっていくのか気になります。

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2025年11月25日

Posted by ブクログ

ヤジマ建設の社員が不審な事故死を遂げるが、裏に隠された真実が明らかになる時あなたならどうする。
私刑の是非が主題。建設業の裏金からの隠蔽、さらにズブズブとなり…
オチ的にもあっさりな感じだから読みやすいけど物足りない感は否めない。

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2025年11月24日

Posted by ブクログ

新しいタイプだと期待していた分、主人公の葛藤が長い…。いや、長くないといけないのかもしれないけど、その割に最後はアッサリしてる。シリーズ化を見越した1作目というとこかな。

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2025年08月31日

Posted by ブクログ

中山七里さんの作品は好きだけど,この作品はあまりしっくりこなかった。ストーリーに面白みが欠けるような。ラストもやっぱりそうなるのか,という感じ。
この後,主人公がどう生きていくのかは気になる。

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2025年08月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

犯人、事件の起きた深層を探っていくストーリーが多い中、これは違った。
被害者遺族でもあり、刑事でもあり、ストレスを持って揺れていく主人公。
展開は面白い
けれど、もう少し掘り下げて欲しい部分もあったかな。共感できないまでも、この人物に寄り添える、もっと追いかけたいといったものがなかった。

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2025年08月14日

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ネタバレ

父親を殺された女性刑事が元刑事の私立探偵と共に復讐する話。といいつつ復讐するまでの過程が長すぎて途中まで正統派の警察小説だと思ってた。いわゆる「法の代わりに我らが裁く」的な勧善懲悪ものなのでそれなりに面白かったけど、システムに侵入してうんたらかんたら、ってちょっとありがち過ぎてちょっと物足りなかった

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2025年08月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ストーリーとしては面白かった。会長に対して刃を突きつける場面は、ヒーローが怪獣を倒すなんて洒落た演出だと思ったし、悪いことした奴に対して被害者家族がきちんと復讐する構図が描かれている。

司法には委ねられない。国がやらないなら自分でやる、“私刑”というやり方でしか悪に立ち向かえないところに、モヤっと感が残った。

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2025年08月01日

Posted by ブクログ

主人公の父親の会社で不審な死亡事故が起こり、父親の様子に疑惑を持ち始めたところ、次の死亡事故が起き…父親に疑惑を向けるところからの主人公の心理描写に引き込まれた。
ただ結末は、やりきれず後味が悪い。

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2025年06月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

中山七里といえば、私の中では東野圭吾と並んで凄いリーダビリティの作家です。それがたとえ個人的にはイマイチと感じる作品であったとしてもグイグイ読まされるのが常だったのに、なぜか本作は読むのに異様に時間を要してしまいました。

角川文庫の字の大きさが私に辛くなってきているのかしらと思うけれど、主人公のことがあまり好きになれなかったのがひとつの理由かと思います。

毎度最後の最後に驚かされるドンデン返しもなくて。というのか、えっ、彼女がそのまま仕置き人になるのねという展開は逆に新鮮か。道徳観を振りかざされるよりは良いかもしれませんけど。

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2025年06月26日

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