中山七里のレビュー一覧
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ネタバレ今回は笘篠ではなく蓮田が主人公。
宮城県警三部作、これがラストらしい。
笘篠の相棒、蓮田は震災で家族を失うことはなく、本当の意味での共感ができず、罪悪感を感じていた。南三陸の仮設住宅で男が死体で見つかる。その男は仮設住宅にまだ残っている人の家を訪ねて公営住宅に移住するように勧めている人だった。そしてこの死体は密室で見つかった。蓮田の幼馴染たちが事件に関わってくる…
このシリーズも最後かあ。
笘篠推しだったので、蓮田は少し物足りないかなあ。
このシリーズ、笘篠の妻子が震災で亡くなっていることが前作、前々作でわかるのだけれど、笘篠と妻の最後の会話が描写されていて、笘篠が悔やんでも悔やみきれない -
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audible 。さすがの中山七里というほかない。
近ごろ、ドラマ「能面検事」をみているが、笑わない上川隆也の評判がいいらしい。北川景子の「ヒポクラテスの誓い」も見た。うーん、ピタリとは来ないもんだ。
比べてaudible での緊張からどんでん返しの感じの方が優っていると思う。中山七里とaudible は相性がいい。
追加。忘れるところだった。作中の春潮社って新潮社のことだよね。7年前ヘイト議員に誌面を与え、猛烈な反撃にあって廃刊に追い込まれた「新潮45」の出版社。
主人公はその社の編集者だということをわかって読むとひと味違うと思う。
中山七里あっぱれだね。文学が分断社会に対し何ができるかを -
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ネタバレ『絡新婦の糸』は、SNS時代の人間心理と群衆行動の危うさを表現するミステリー。
物語の中心には、「市民調査室」と名乗る匿名アカウントが存在し、このアカウントは一見、公益のために動いているかのように見えるが、実際には選び抜かれた情報と刺激的な言葉でフォロワーを煽り、特定の人物や組織を糾弾させていく。その結果、老舗高級旅館の支配人と女将が自殺に追い込まれるという痛ましい事件まで発生する。
ネットに氾濫する玉石混交の情報の中で、人は自分が信じたいものだけを選び取り、それを裏付ける情報ばかりに視界を奪われていく。本作は、その思考の偏りがどれほど容易に形成されるか、そしてそれがいかに破壊的な力を持ちうる -
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期待を裏切らない!
殺人事件ものはどうしても被害者や刑事、検察側が主人公のストーリーが多いですが、これは民間の鑑定センターの所長が弁護人側に立ち奮闘する珍しいタイプです。
科捜研の技術の確かさはドラマなどでもはや真実なのが当たり前、という中でその無謬性に一石を投じる氏家さん。
すごく尖ったキャラではないのに人情味があり、親友のために奔走する義理固さと、物的証拠を第一とする客観性を失わないバランス感覚がたまりません。
ラストまでの怒涛の展開は目が離せません!
まさか真実があんなことだったとは…科学は嘘をつきませんが、人は嘘をつく。目の前の物的証拠が真実ではない、と思い知らされました。 -
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最近のアンソロジーは本当に豪華というか、ハズレがなくおもしろいよね。
有栖川有栖『ミステリ作家とその弟子』は【砂男】で既読だったけれど、再読でも作家と弟子のやり取りがおもしろい。
退職代行とかZ世代とか、境界知能、ペロペロ動画に闇バイト…すごく今が詰まっている一冊だった。
何十年後かに読まれたら「あ~令和っぽい」ってなるんだろうな。
米澤穂信『供米』は途中まで「うーん、好きな米澤穂信ではない」なんて思ったけど、最後がすごく良くてさすが!という感じ。
中山七里『ハングマン-雛鵜-』は最後続きが気になる終わり方だったな。スッキリさせてほしい!
せっかくだから『祝祭のハングマン』を読んでみよう -
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『テロリストの家』
意外性 ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
人間らしさ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
刹那さ ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
1.中山七里さんの魅力
私が作家・中山七里さんの作品に惹かれるのは、その緻密な伏線と、読者の予想を裏切る結末にあります。
物語のギリギリまで真実がわからず、明かされた動機が人間の弱さや優しさに通じている点に、いつも感銘を受けてきました。
今回読んだ『テロリストの家』の主人公は、外国テロを取り締まる公安のエリート。
仕事も家庭も波風なく、大学院の息子と高校生の娘を持つ、絵に描いたようや家庭を築いていました。
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2. 崩壊の始まり
そんな彼の日常は、一 -
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犬養シリーズ第7弾
うわ〜!めっちゃ面白いやん!!
でも、ドクターデスの前作とか、他のシリーズ読んでる人限定かもしれん…
また、ドクターデスが!
まぁ、模倣犯なんやけど、今回は、報酬額が1桁高い!
JKギルドという(女子高生ではない!)
もう、金儲けの手段になってしまったか…
安楽死の問題は、考えさせられる。日本では認められてない積極的安楽死。
でもなぁ…
もう自分の体の自由もきかなくなってきて、そのうち天へ召されるって自覚してたらどうなんや?って考えるわな。
今回は、報酬額が高いから、金儲けしてると批判あるにしても…
重たいテーマ…
はぁ…犯人候補だけでも、何十万人とおる!
この犯人 -
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ネタバレヒポクラテスシリーズ5作目。
冒頭は妻と娘を無差別殺人で殺されるシーンから始まる。
犯人は長らく家に引きこもっていた30代の男だった。
1、7040
40代の自室に引きこもっていた女性がミイラ化して死亡。遺体の状態からは餓死。同居していた両親は長い間、亡くなった女性とは没交渉だったという。しかし近隣の聞き込みから女性と両親が言い合う声が聞こえていた。疑問に感じた古手川は解剖を要請する。
2、8050
50代の自室に引きこもっていた男性が餓死状態で死亡。同居していた両親。亡くなった息子に暴力を振るわれていたことにより、母親が入院していたので、付き添いの父親も共に留守。密室状態の中で死亡していた。 -
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ネタバレヒポクラテスシリーズ4作目。
テレビ出演した光崎教授が、「解剖が十分に行われないのは死体の声を聞こうとしない警察と検屍官、そしてカネがないのが問題」と発言したことから、「一人だけ人を殺す、自然死にしか見えない状況で。死体の声とやらを聞いてみるがいい」という犯行予告がされる。コレクター事件で苦い思いをしている埼玉県警だが、この事態にどうするのか。
1、老人の声
老衰死と判断された老人。古手川の勘だけが老衰でない、と告げていた。なんとか解剖までこぎつけたが…
2、異邦人の死
ベトナム人技能実習生の死。鋳鉄をしている工場で腹を押さえて倒れたベトナム人。解剖することなく、CT検査から肝臓がんでの死亡、 -
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能面検事 第2弾
学校法人に対する国有地払い下げに対する、相場より破格であることから、
近畿財務局職員の贈収賄を疑い、大阪地検特捜部が捜査を始めるが、
担当の検事に文書改竄の疑いが浮上し、最高検から調査チームが派遣される。
そこへ、不破検事にも参加するよう命令が下る・・・。
今作では、数年前にニュースを騒がせ、超大物政治家の夫人が関係していた
可能性が示唆された、学園設立に際しての国有地払い下げの問題を元にして、
著者の得とする方向へと展開されていきます。
なぜ、担当検事に疑いが掛けられたのか、そして、本当ならその真意は・・・。
著者である中山七里さんの作品には、いくつか感動する作品があり