中山七里のレビュー一覧

  • 切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人

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    ネタバレ





    臓器移植についてドナー、レシピエント、その家族、移植に携わるさまざまな立場の気持ちを想像しながら読んだ。

    脳死は死なのか生なのか
    自分のことなら死と思っても、まだ体の温かい眠っているだけのように見える家族に対してそう思えるかはその時にならないとわからないんだろうなと

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    2026年02月01日
  • 翼がなくても

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    ネタバレ

    久しぶりに本で何度も泣きました。

    最後の手紙のところを読んで。
    もともと手紙をもらったであろう場所を読み直して。
    きちんと燃えた匂いがしてた。

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    2026年02月01日
  • おやすみラフマニノフ

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    自分が求めていない部分への賞賛への不満、
    他責にして努力を惜しんだ後悔、
    天才の子への期待と落胆。

    私が特に考えさせられたのはこの辺りだけれども、すごく色んな教訓を得られるシリーズだと改めて感じた。

    中でも岬先生の不安との折り合いのつけ方。
    「捨て去ったものに責任を果たすためには選んだものを大事にするしかない」。
    一方で、「その世界で生きていくべき人間はどんな道を辿っても最終的にはその世界から迎え入れられるものだと思う」という言葉には救われるものもある。

    自分すらも呪うことなく、自分が何者であるかを問い続けるという岬先生の在り方は目指すべき姿だと感じる。


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    2026年01月30日
  • ヒポクラテスの試練

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    法医学ミステリー。謎の肝臓がんの遺体を解剖すると、エキノコックスという寄生虫が発見される。どこで感染したのか、法医学教室の助教と埼玉県警の刑事が探る。

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    2026年01月26日
  • ネメシスの使者

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    ネタバレ

    残虐な殺人をしたが、
    死刑判決を免れた者たちの家族が次々と殺される。
    犯人は「ネメシス」(義憤)を名乗り、人々の不安を煽る。
    渡瀬警部と古手川巡査長が事件解決に挑む。

    犯人は検察庁の次席検事の事務官「横山潤一郎」
    若干20代の将来有望な人材は
    学生時代に付き合っていた彼女を無惨にも殺され、
    捕まった犯人の判決も無期懲役になったことに憤慨する。
    「司法で裁けないなら自身が裁く」と復讐を決意。

    それまでの勉強実績を捨て、検察庁に入庁し,
    どうやったら死刑を回避しつつ無期懲役判決を出せるか?
    さらに憎む相手とどうやったら同じ刑務所に収容されるか?
    憎っくき殺人鬼を自らの手で断罪する為、
    綿密な計画を実行する。
    伏線だらけのワクワク感満載。

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    2026年01月24日
  • 合唱 岬洋介の帰還

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    なんじゃこりゃ!

    松田優作でなくともこのセリフがポロリと出てしまいました

    だって本作に出てくる登場人物がすごい!
    中山七里人気シリーズの主役たちが勢揃いやないですか〜
    まだまだ中山七里初心者の私でもわかる人たちがどんどん登場します

    「カエル男シリーズ」からの参戦は渡瀬&古手川コンビ
    有働さゆりも名前だけ登場

    「御子柴礼司シリーズ」からはもちろん悪辣弁護士御子柴礼司が参戦
    で、日下部洋子も登場
    実は御子柴ぐらい大好きです!

    まだ読んでないのでわかりませんが、この人たちも各シリーズで主役を張っているのではないですか?
    警視庁刑事部捜査一課の犬飼隼人
    解剖医の光崎藤次郎
    氏家鑑定センターの氏家京太郎
    彼らも参戦!

    当たり前ですが、もちろんこのシリーズの主役岬洋介も登場
    で、たびたび登場している父親の岬次席検事も出てくる〜

    そして何と法廷では岬洋介と岬次席検事が争うことに!
    まさかまさかの親子対決!

    何から何まで異例ずくめ一冊
    なんじゃこりゃ!の一冊です

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    2026年01月24日
  • 武闘刑事

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    ネタバレ

    面白かった。
    最後の章が武闘で
    ひっそりと白熱した。

    悲しい事件だったのにどうかと思うが

    容疑者の人柄もミスリードだった
    良い奴だった。

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    2026年01月18日
  • 総理にされた男

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    ネタバレ

    面白かった
    安倍元首相を真似ながら、瓜二つのしがない演劇役者が総理を演じる話

    エンタメの本として佳作
    思想信条的にも自分に合う、左の人には無理

    強いメッセージがありそうでなさそうで、うまく娯楽に落とし込めているのは著者の実力

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    2026年01月16日
  • ヒポクラテスの悲嘆

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    光崎教授シリーズ第5弾。

    引きこもりがテーマ?
    自立支援団体の人が裏でいるっていうのは、わかったけど、逮捕される展開にならなかったのは、良かった。
    ありきたりじゃなくて。
    今後まだ登場するんかな?

    今回はあまり光崎教授が登場なくて残念。
    古手川くん中心回だった。

    引きこもり、うちの子もそうなったらどうしよう、、、とか、ちょっと思いながら読んでしまった。

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    2026年01月14日
  • 七つの大罪

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    七つの大罪と言われる「傲慢」「嫉妬」「憤怒」「怠惰」「強欲」「暴食」「色欲」に基づく七つの短編集!
    また、本書の七つそれぞれの短編の著者も「七」に関係があるなど、面白い仕掛けが施してあった。

    七つの短編はどれも面白く一気読みしてしまった。
    特に「憤怒」は短編にも関わらず、離婚、障害、村集落、認知症など盛り沢山の内容をギュッとまとめてあり、短編では勿体無いほどの作品だった。
    あと意外だったのは「色欲」で、タイトルも然り、他の流れからもっとグロテスクか砕けた内容を想像しながら読んだが、息子の返しなどコミカル要素もありつつ、家族の大切さを教えてくれるような物語だった。
    他のどの作品もホント素晴らしかった!

    テーマを明確にして書かれた短編だから、読者もテーマを先に知って読めるので、読みやすく楽しみやすいと感じる一冊だった。

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    2026年01月12日
  • ヒポクラテスの憂鬱

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    真琴先生がすっかり法医学教室に馴染んでいて、そのせいか光崎教授の強引さもいっそう強く感染ったようにも思える。古手川&真琴先生のアクセル全開っぷりが凄まじくて、そんなことやっていいのかと見ててハラハラした…笑
    今回は渡瀬班長もしっかり登場してきて、古手川&渡瀬コンビが好きな私からすると痒いところに手が届くような1冊でした。
    今後の古手川と真琴先生の進展も気になる…あと個人的には渡瀬班長の細君はどんな人なのか気になる。そもそも結婚してるのかな?

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    2026年01月12日
  • 中山七里 短いお話ほぼ全部 短編&掌編&エッセイほぼ全仕事!

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    短編どれも最高でした
    さすが、どんでん返しの帝王!
    歴史や寓話上の『あれかな…』と思わせる、または気づかせず結末の一文で種明かしする話は
    王道で定番なのかもしれないが、
    歴史や寓話が好きな人ならみなが喜ぶツボのような

    レジェンドお三方の小説の書き方連載を読んでいたので、感慨深いものもあった。生まれ変わったらとにかく書きまくれるベストセラー作家になってみたいものだ

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    2026年01月11日
  • 悪徳の輪舞曲

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    現時点でシリーズ最高傑作と言える。
    加害者家族への迫害とか、母子の問題とか、考えさせられる要素も多かった。
    何より、冷徹な御子柴の心の葛藤や最後のどんでん返しが見事。

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    2026年01月02日
  • 静おばあちゃんにおまかせ

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    ネタバレ

    玄太郎氏の絡まない静さんも素敵だった…!
    ラストは円と一緒に泣いてしまった。行かないで、おばあちゃん…

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    2026年01月02日
  • 七つの大罪

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    いろんな著者で1冊にすると、レベル感や世界観が違ってバランスが難しいんだけど、これはとても良かったです。テーマが七つの大罪だから、世界観が違っても納得できます。そうでなくても、編集者の方が調整したんじゃないかってくらい1冊にまとまってました!

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    2025年12月29日
  • 禁断の罠

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    米澤穂信の供米のために読んだ文庫本。
    米澤穂信以外の作家の著作は読んだことがなく、それもまた新鮮で面白く読むことができた。

    新川帆立 ヤツデの一家
    これを女性作家が書いているのが見事と言うかなんというか。私には理解できない世界だが、短編として素晴らしいドンデン返し。

    大代行時代 結城真一郎
    短い中にも貼られた伏線は丁寧だが、先の展開が簡単に読めるところが残念。
    人には得意不得意があるのは仕方ないが、注意されたら片付けよう。

    妻貝朋希を誰も知らない 斜線堂有紀
    この短編は少し不快だったので長いです。
    治安の悪い、物事を知らない人達ばかりの地域は確実に存在するし、地方で新しい人が入ってこない街は数多く存在するから、その人達がタイトルの人物を理解できない、自分の色眼鏡で判別するというのはあると思う。他所から来た人でも最初から偏見で見てるところもあると思う。
    でもそれを焦点に当てた作品を作ったところで、最初から読者には察することが出来るし、読者を知識無いと思い過ぎでは無いか?
    それとも境界知能の辛さをひたすら描きたかっただけか。それならなおのこと趣味が悪い気がする。
    一番彼のことを理解していたのは母親だろう。それでも支えることができなかった、支援や援助に繋げられる方法を知らなかったそもそも存在を知らなかった、逃げるしかなかった所で彼女もまた境界知能か知的ありの発達障害があるのが予想できる。

    供米 米澤穂信
    米澤穂信のシリーズ物長編も好きだが、短編の天才でもあると言わずにはいられない。
    文系の知識高い人達の会話の言葉遣いが見事だし、伏線の回収の仕方が自然過ぎて、勿体ぶっていない知的さがある作品だった。

    ハングマン 雛鵜 中山七里
    シリーズ物の短編のようで興味が湧いた。少しドラマを意識しているような、所謂アニメっぽさラノベっぽさを感じる文章や内容だが、現代らしいテーマで映像化されても映えるだろうなと思った。

    ミステリ作家とその弟子 有栖川有栖
    実はこの作家も読んだことがなかったので、読めて良かったし、他の作品にも興味が湧いた。
    ミステリ作家と弟子の会話が面白く、単なる会話劇としても楽しめ、弟子の思惑でまた楽しむことができた。

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    2025年12月23日
  • いつまでもショパン

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    シリーズ3作目とは知らず読んだ。音楽の描写が詳細で、音が聞こえてくるような表現…サスペンスでありながら、世界平和へのメッセージも伝わってくる重厚な作品。他作品も読みたいと思った。

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    2025年12月17日
  • 切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人

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    中山七里さんのど真ん中のミステリーという感じの作品で刑事犬養隼人シリーズの第1弾!
    主人公の犬養刑事とコンビを組んだ古手川刑事が良い味を出していて好感が持てました!シリーズ全読破を目指します!

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    2025年12月16日
  • 連続殺人鬼カエル男ふたたび

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    前作、「カエル男」は完成度も高く、謎解きも出しつくした感があった。

    「カエル男に続編が可能なのか?」と思いつつ、オーディブルで聴いた。

    すごい展開、最後の謎解き。捜査官である小手川と渡瀬のキャラ立ちもすごい。

    そして、またカエル男の続編につながるラスト。

    こんな小説があるのだろうか。

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    2025年12月14日
  • 逃亡刑事

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    中山七里『逃亡刑事』PHP文芸文庫。

    先に続編の『越境刑事』を読んでしまったので、遅ればせながら、本作『逃亡刑事』を読むことにした。

    『越境刑事』より遥かに面白い。県警のアマゾネスの名を欲しいままに高頭冴子が暴れまくるのだからたまらない。

    完成度が非常に高く、続編の『越境刑事』など書く必要などなかったのではないかと思うくらいだ。何しろ、本作でこれ以上無い程の最大の悪である警察組織の腐敗を描き、それに県警のアマゾネスが立ち向かい、徹底的にぶっ壊してしまうのだから、続編の必要など無いのだ。


    単独で麻薬密売ルートを探っていた生田刑事が、カーディーラーのショールームで射殺される。その犯人を目撃したのは養護施設での暴力から逃れるために脱走した8歳の御堂猛だった。

    千葉県警刑事部捜査一課のアマゾネスの異名を持つ高頭冴子が率いる高頭班が捜査にあたるが、猛の証言から早々と事件の真相に辿り着く。あろうことか、生田刑事を射殺したのは薬物銃器対策課の玄葉課長で、押収した薬物を市場に格安で流し、売上を懐に入れていたのだ。

    しかし、玄葉の罠に嵌められた冴子は警官殺しの濡れ衣を着せられ、やむなくヤクザの山崎の手を借り、猛と共に逃亡を図る。

    山崎の手引きで大阪のドヤ街に潜り込んだ冴子と猛だったが、やがて警察の手がドヤ街にも迫る。

    本体価格920円
    ★★★★★

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    2025年12月11日