中山七里のレビュー一覧

  • いまこそガーシュウィン

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    実際の大統領像と重なって、ある意味、リアリティのあるフィクションでした。とても読みがいのある作品だったとおもいます。

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    2026年02月18日
  • 嗤う淑女

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    私まで蒲生美智留の虜になりそうになった。
    鮮やかな手口と飄々とした態度、美しい容姿、憧れや尊敬を抱く気持ちがすごく分かってしまった。
    人生と仕事の結果は「能力×熱意×考え方」で変わるという言葉を思い出した。
    能力と熱意は0〜100だが、考え方はマイナスからプラスまであるという言葉。
    正しい方向への考え方の持ち主なら、なにか大きなことを成し遂げる人物だったのだろうなと思った。

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    2026年02月17日
  • 嗤う淑女 二人

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    有働さゆりと蒲生美智留のタッグ!
    違うタイプの悪女と悪女!
    サイコパスVSサイコパス
    中山七里作品に出てくる個性的なキャラクターが出てくるのもよかったです!

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    2026年02月16日
  • ドクター・デスの遺産 刑事犬養隼人

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    安楽死がテーマの話。刑事と犯人が最後までハラハラする展開を繰り広げて一気に読んだ。病気で苦しんでるとか残された家族の事とか考えると安楽死をするか事で救われる命があると思うと一概に悪いとは言えないし犯人の言ってることに納得しちゃう。

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    2026年02月15日
  • Jミステリー2025~FALL~

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    いろんな切り口のミステリーの集まりで、ボリューム薄めなので、サクッと読みやすい。
    誉田さんの『それはない』でスタートするのが良かった。こじれた話だけど、全体的に温かめのストーリー。
    葉真中さんの『21グラム』のオバケが見える設定、荻堂さんの『コンカフェ探偵ロゼ』のオクスリオッケーな設定、といった、事件内容は現実的だけど、基本設定が異常、が良かった。
    中山七里さんのミステリーを楽しみにしてたけど、私的にはミステリーというよりも、ヒューマンドラマを見ているような、このストーリーでは、脇役の善吉中心の温かいドラマにつながる“ゼロ”的な要素のストーリーな感じがして、とても良かった。この後佐知子さんと一緒になるのか気になる。

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    2026年02月11日
  • ふたたび嗤う淑女

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    相変わらずみちるのやり口がえげつなくて面白かった。彼女がどこまでいくのかフィクションとしてはとても楽しみ。

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    2026年02月10日
  • 隣はシリアルキラー

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    これまたまさかの形で犯人が分かって面白かったです。また主人公のもどかしさがあり、読む手が止まらなかったです。

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    2026年02月08日
  • 切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人

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    今作品で心に残った言葉は、犬養さんの『楽な道というのは力のない者の専用道路だ』。
    事件は解決しても、我々が永遠に考え続けなければならないような問題を取り扱っており、これだから中山七里作品はやめられない!と心の底から思う作品でした。それと犬養×古手川のコンビ相性がすごく良かったです!!古手川の良さが存分に発揮されてて、それをしっかりと感じ取る犬養さん。ぜひシリーズ通して読みたい!

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    2026年02月05日
  • 七つの大罪

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    ネタバレ

    傲慢(プライド):中山七里
    リベラルを掲げる男が、愛弟子の女性をレイプする。
    された女性はすぐに警察に被害届を提出。
    された側とした側の双方で主張をするが、
    レイプをした男が突如殺害される。
    当然疑いの目はレイプされた女性に向けられるが、
    何故かアリバイの主張を拒否する。
    お互いの傲慢が絡み合いどちら側の味方も気持ちの悪さを覚える。
    男を殺害したのはレイプされた女性の秘書。レイプされた女性の傲慢な態度から罪をなすりつけようとした。
    また殺害時刻には趣味の児童買春をしていた為、アリバイを主張出来なかった。

    怠惰(スロウス):岡崎琢磨
    7歳の息子が急に学校への登校を拒否し始める。
    様子を見ていたが一向に改善の見込みがない為、
    気分転換に実家の農業の手伝いに向かう。
    全て息子の計画通り、農家を営む祖父母を助けたがために、絵本を参考に芝居をして農業を手伝わせる様に仕向ける。
    7歳にしてかなりの策士。

    憤怒(ラーズ):川瀬七緒
    7つの作品で1番好み。
    自閉症スペクトラムを持つ息子の音也が事故で急死した。
    良かれと思い田舎に移住した父の和人と妻の彩美は悲しみにくれていた。継母である彩美は音也を可愛がり、よく尽くしてくれていた。葬儀を終えて間もなく、1人の老女から嫌がらせを受ける。原因も分かぬまま、嫌がらせはエスカレートしていき、ついに老女と直接話し合いの対決に向かう。
    老女が語った恐ろしいまでの真実に驚愕。
    息子を殺したのは継母の彩美。
    自身が妊娠したことを機に邪魔な音也を消すことにした。
    ただただ怖い

    嫉妬(エンヴィー):七尾与史
    相手に対する嫉妬が暴走して殺害に至るまでの話。
    シェークスピアの「オセロ」
    夏目漱石の「こころ」
    これらの作品を絡ませて物語は展開する。
    嫉妬により好きな男性の恋人を刺す主人公。
    その主人公を裏で操っていた精神科医の女医。
    上手く出来過ぎな物語だが、エンタメとしては満点。

    色欲(ラスト):かもしだセブン 
    高校生の息子に金庫の中にしまっておいたエロ本を見つけられる。エロ本から推理できる息子の考察がまさに名探偵。
    主人公の職業、母親との馴れ初め、
    離婚に至った経緯や再婚相手の素性まで
    一冊のエロ本主人公の半生を丸裸にする。


    暴食(グラトニー):若竹七海
    親からの虐待により、人格が極端に歪んだ中村公介。
    カニバリズムで殺人を繰り返すシリアルキラーと
    ママと呼ばれる正体は男の遺体処理を生業にする者との同居生活。2人の関係性が曖昧なまま物語が進行し、最後で全て明かされる。

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    2026年02月04日
  • さよならドビュッシー 前奏曲

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    さよならドビュッシーの前日譚。それぞれの章の名前はシャーロックホームズにかけてるのかな。

    本編では聞けなかった、おじいちゃんのお説教の数々が、ここでは存分に発揮されている。哲学のある言説には、思わず耳を傾けてしまう。

    面白いと思ったことには、善悪の区別は無くて、どんどん切り込んでいく。

    この本を読んで、プラモデルを作ってみたくなったのは私だけではないはず笑

    ここからさよならドビュッシーに繋がっちゃうんだなぁ。

    そして、岬先生が出てくると引き締まりますね。

    読みたかった話が、ちゃんとここにある。そんな素敵な前日譚でした。

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    2026年02月03日
  • 切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人

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    ネタバレ





    臓器移植についてドナー、レシピエント、その家族、移植に携わるさまざまな立場の気持ちを想像しながら読んだ。

    脳死は死なのか生なのか
    自分のことなら死と思っても、まだ体の温かい眠っているだけのように見える家族に対してそう思えるかはその時にならないとわからないんだろうなと

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    2026年02月01日
  • 翼がなくても

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    ネタバレ

    久しぶりに本で何度も泣きました。

    最後の手紙のところを読んで。
    もともと手紙をもらったであろう場所を読み直して。
    きちんと燃えた匂いがしてた。

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    2026年02月01日
  • おやすみラフマニノフ

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    自分が求めていない部分への賞賛への不満、
    他責にして努力を惜しんだ後悔、
    天才の子への期待と落胆。

    私が特に考えさせられたのはこの辺りだけれども、すごく色んな教訓を得られるシリーズだと改めて感じた。

    中でも岬先生の不安との折り合いのつけ方。
    「捨て去ったものに責任を果たすためには選んだものを大事にするしかない」。
    一方で、「その世界で生きていくべき人間はどんな道を辿っても最終的にはその世界から迎え入れられるものだと思う」という言葉には救われるものもある。

    自分すらも呪うことなく、自分が何者であるかを問い続けるという岬先生の在り方は目指すべき姿だと感じる。


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    2026年01月30日
  • ヒポクラテスの試練

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    法医学ミステリー。謎の肝臓がんの遺体を解剖すると、エキノコックスという寄生虫が発見される。どこで感染したのか、法医学教室の助教と埼玉県警の刑事が探る。

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    2026年01月26日
  • ネメシスの使者

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    ネタバレ

    残虐な殺人をしたが、
    死刑判決を免れた者たちの家族が次々と殺される。
    犯人は「ネメシス」(義憤)を名乗り、人々の不安を煽る。
    渡瀬警部と古手川巡査長が事件解決に挑む。

    犯人は検察庁の次席検事の事務官「横山潤一郎」
    若干20代の将来有望な人材は
    学生時代に付き合っていた彼女を無惨にも殺され、
    捕まった犯人の判決も無期懲役になったことに憤慨する。
    「司法で裁けないなら自身が裁く」と復讐を決意。

    それまでの勉強実績を捨て、検察庁に入庁し,
    どうやったら死刑を回避しつつ無期懲役判決を出せるか?
    さらに憎む相手とどうやったら同じ刑務所に収容されるか?
    憎っくき殺人鬼を自らの手で断罪する為、
    綿密な計画を実行する。
    伏線だらけのワクワク感満載。

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    2026年01月24日
  • 合唱 岬洋介の帰還

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    なんじゃこりゃ!

    松田優作でなくともこのセリフがポロリと出てしまいました

    だって本作に出てくる登場人物がすごい!
    中山七里人気シリーズの主役たちが勢揃いやないですか〜
    まだまだ中山七里初心者の私でもわかる人たちがどんどん登場します

    「カエル男シリーズ」からの参戦は渡瀬&古手川コンビ
    有働さゆりも名前だけ登場

    「御子柴礼司シリーズ」からはもちろん悪辣弁護士御子柴礼司が参戦
    で、日下部洋子も登場
    実は御子柴ぐらい大好きです!

    まだ読んでないのでわかりませんが、この人たちも各シリーズで主役を張っているのではないですか?
    警視庁刑事部捜査一課の犬飼隼人
    解剖医の光崎藤次郎
    氏家鑑定センターの氏家京太郎
    彼らも参戦!

    当たり前ですが、もちろんこのシリーズの主役岬洋介も登場
    で、たびたび登場している父親の岬次席検事も出てくる〜

    そして何と法廷では岬洋介と岬次席検事が争うことに!
    まさかまさかの親子対決!

    何から何まで異例ずくめ一冊
    なんじゃこりゃ!の一冊です

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    2026年01月24日
  • 武闘刑事

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    ネタバレ

    面白かった。
    最後の章が武闘で
    ひっそりと白熱した。

    悲しい事件だったのにどうかと思うが

    容疑者の人柄もミスリードだった
    良い奴だった。

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    2026年01月18日
  • 総理にされた男

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    ネタバレ

    面白かった
    安倍元首相を真似ながら、瓜二つのしがない演劇役者が総理を演じる話

    エンタメの本として佳作
    思想信条的にも自分に合う、左の人には無理

    強いメッセージがありそうでなさそうで、うまく娯楽に落とし込めているのは著者の実力

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    2026年01月16日
  • ヒポクラテスの悲嘆

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    光崎教授シリーズ第5弾。

    引きこもりがテーマ?
    自立支援団体の人が裏でいるっていうのは、わかったけど、逮捕される展開にならなかったのは、良かった。
    ありきたりじゃなくて。
    今後まだ登場するんかな?

    今回はあまり光崎教授が登場なくて残念。
    古手川くん中心回だった。

    引きこもり、うちの子もそうなったらどうしよう、、、とか、ちょっと思いながら読んでしまった。

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    2026年01月14日
  • 七つの大罪

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    七つの大罪と言われる「傲慢」「嫉妬」「憤怒」「怠惰」「強欲」「暴食」「色欲」に基づく七つの短編集!
    また、本書の七つそれぞれの短編の著者も「七」に関係があるなど、面白い仕掛けが施してあった。

    七つの短編はどれも面白く一気読みしてしまった。
    特に「憤怒」は短編にも関わらず、離婚、障害、村集落、認知症など盛り沢山の内容をギュッとまとめてあり、短編では勿体無いほどの作品だった。
    あと意外だったのは「色欲」で、タイトルも然り、他の流れからもっとグロテスクか砕けた内容を想像しながら読んだが、息子の返しなどコミカル要素もありつつ、家族の大切さを教えてくれるような物語だった。
    他のどの作品もホント素晴らしかった!

    テーマを明確にして書かれた短編だから、読者もテーマを先に知って読めるので、読みやすく楽しみやすいと感じる一冊だった。

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    2026年01月12日