中山七里のレビュー一覧

  • テミスの剣

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    盛り上がってきて、そろそろクライマックスか?
    と思い始めてからページ数を見ると、まだ半分も行ってないではないか!
    と言うくらい、最初からグイグイ惹き付けられる。
    最後はあっと驚く展開になるが、何となくしっくりくる終わり方は、震える天秤よりは納得感はある。

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    2025年06月20日
  • 祝祭のハングマン

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    これまで読んできた中山七里さんの作品と少し違う感じが新鮮でした。
    何が違うのか思うに、最後までハラハラドキドキだったことかと…
    どんでん返しで、もしかすると手を出さずとも制裁が下されるのではないか、そうなれば喝采なのに…とずっと思いながら、でも結局…

    中山七里さんの作品、本当に読み応えがあって、楽しい読書タイムでした。

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    2025年06月20日
  • 殺戮の狂詩曲

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    オーディブルにて

    そうだよな、そうじゃなきゃこんな負け確の弁護を引き受けたりしないよな。
    このラストを頭に入れた状態でもう一度犯人の生い立ちを読み返したい。

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    2025年06月18日
  • 嗤う淑女 二人

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    嗤う淑女第3弾

    蒲生美智留×有働さゆり
    で面白さ(と言うと不謹慎かもしれませんが)倍増

    「カネが欲しい、愛情が欲しい、名誉が欲しい。普通の人間が当たり前に欲して、しかし手に入らないものは沢山ある。欲が限界に近づくと倫理が曖昧になりやすい。そういう人間の弱みにつけ込んで悪意を増幅させ、自分の手を汚さずに他人を殺していく」
    「この世にはな、どんな医学知識や捜査経験を総動員しても理解できない悪っていうのが存在するんだ」

    個性の強い刑事たちがいて、
    御子柴弁護士も出てくる。

    カエル男シリーズと合わせて読むべき作品




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    2025年06月17日
  • 氏家京太郎、奔る

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    audible 。シリーズ第2弾。いつもながら鮮やかな逆転劇。中山七里はほんとにハズレなし。
    鑑定のノウハウは実際のものなのか?

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    2025年06月16日
  • 中山七里 短いお話ほぼ全部 短編&掌編&エッセイほぼ全仕事!

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    中山七里『中山七里 短いお話ほぼ全部 短編&掌編&エッセイほぼ全仕事!』宝島社文庫。

    作家デビュー15周年となる中山七里の掌編と短編20編、日常のエッセイ7編、仕事のエッセイ14編、解説6編の全47編を収録。

    今になって中山七里の膨大な著作を見ると、刊行と同時に読んでいれば良かったなと後悔するほど面白い作品が多いのに、さすがにコンプリートは難しそうだと考えてしまう。

    さて、本作。掌編や短編、エッセイ、作品解説と非常に盛り沢山で読み応えがあった。中山七里だけでなく他の小説家でもこのような企画があれば面白いと思う。


    ○『掌編から短編ほぼ全部』20編

    『オシフィエンチム駅へ』。既読。オシ

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    2025年06月15日
  • ヒポクラテスの悲嘆

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    全編通してあまり救いは無いです

    ニュースで度々取り上げられる『7040問題』や『8050問題』について描かれています
    極端に思う方もいらっしゃるのかもしれませんが、あり得ない話ではないと思いました

    ラストのちょっとした笑いには救われましたが全体的に気持ちが暗くなるので元気のない方は要注意かもです

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    2025年06月12日
  • 隣はシリアルキラー

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    最初はよくある隣人が殺人鬼で〜みたいな話だったのが主人公の過去や周りの人間の関わり方等で展開が2転3転したと思いました。
    読む手が止まらず一気読みしました。。

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    2025年06月12日
  • 能面検事

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    ネタバレ

    『誰がそんなことを言っている。君の正義とやらは六法全書の上に成り立つものではないと言っているだけだ。被害者や被疑者の置かれた立場でころころ変わるようなものは正義感でも何でもない。ただの好き嫌いであり、卑俗な価値観であり、気紛れな懲罰意識に過ぎない。正義の名を借りた嗜虐欲と言ってもいい。それが矯正できないというのなら、今からでも遅くないから別の仕事を探した方がいい』(P87)

    近寄りがたい有能過ぎる官吏。

    能面のような、不破検事と、新米事務官の惣領美晴。再読。あー、そうだった!この感じ、この感じ。検事に置いてきぼりにならないように、必死に食らい付いて読みました。でも、不破検事に追い付くことは

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    2025年06月12日
  • 復讐の協奏曲

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    ネタバレ

    オーディブルにて

    過去作に比べると、しんどさは軽めに感じた。
    我が子をあんなふうに殺されたら、
    私もきっとみどりの母みたいにずっと憎み続けるだろうな。
    洋子みたいに思うのはきっと無理だ。

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    2025年06月12日
  • さよならドビュッシー 前奏曲

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    さよならドビュッシーの主人公のおじいちゃん、車椅子のおじいちゃんの玄太郎が主人公。
    「たわけぇ!!」が口癖で口から飛び出すのは強烈な毒舌と説教。趣味はプラモデル作りと相手を論破し弱点を突くこと。
    名古屋財界の傑物で、毀誉褒貶の激しい人物で発言にブレのない人格者、はたまた鬼畜の如き拝金主義者と囁かれている。
    さらには下半身不自由なのにも関わらず、自ら現場へ向かいだし、警察を犬呼ばわりし、銀行強盗に説教を始め、気に入らないことがあると癇癪を持ち出す、という鋼の心臓と精神的を持ち合わせる。
    なんなんだ、この爺さん。
    脳梗塞で倒れ、要介護認定を受けた玄太郎が、安楽椅子探偵も真っ青な方法で、介護者のみち

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    2025年06月12日
  • 武闘刑事

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    高頭冴子シリーズ第3弾。前作「越境刑事」で中国共産党の新疆ウィグル自治区の民族浄化問題を取り上げ、今回は在日米軍の日米地位協定問題に迫る。問題提起としては前作には及ばないが、中山作品のヘルタースケルターぶりは健在で、最後まで面白く読めた。ちょっと甘めの評価:5で。。

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    2025年06月09日
  • 秋山善吉工務店

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    火事によって家と父親を失った、母と兄弟3人が父の実家に居候する。環境の変化の中で起きるトラブルを祖父善吉が解決していく物語。

    The昭和な祖父が話す事は、単純なようで実際に言う通りにはなかなか出来ないことだと思います。善吉はもちろん、教えを素直に受け入れることの出来る子供たちの強さもすごいと思いました。
    私は祖母の花江が1番好きでした。

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    2025年06月05日
  • 魔女は甦る

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    ネタバレ

    オーディブルにて。

    惨殺死体の犯人、そして理由とは。
    中山七里さんにしては珍しく、ホラー要素と後味の悪さがあった。
    途中の九条の妹の話とか聞いてて苦しかったし、九条や主人公の最後含め後味は悪いけど、カラスとの攻防など先が気になる展開が多かった。

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    2025年06月05日
  • ヒポクラテスの誓い

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    光崎教授、研修医の真琴、准教授のキャシーが登場する。光崎の敏腕な法医学の知識と、スピード感のある展開が読み応えがあった。

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    2025年06月05日
  • 恩讐の鎮魂曲

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    ネタバレ

    オーディブルにて

    被害者が暴力的になってしまったきっかけは、
    やはり船の事故だったのだろうか。
    事故以降の被害者の気持ちも知りたくなった。

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    2025年06月04日
  • 贖罪の奏鳴曲

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    トリックのすごさ、そしてそのトリックを暴いていく気持ちよさが圧倒的でした。
    巧妙に組み立てられてて翻弄されました。

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    2025年06月02日
  • ドクター・デスの再臨

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    このタイトルを見た時、シリーズ物の中で同じネタが使われる時、よほど工夫しないと上手く読者を取り込めない……などと愚かにも思ってしまった。それが完全な杞憂に終わった事にホッとしているのと面白さにフルパワーでカウンターを喰らわされた気分である。
    いやこれ凄くね? 笑ってしまった。
    安楽死を求める家族や個人というのは一定数いる。生きて欲しいという願いは美しく見えるが別の側面から見れば「もっと苦しめ」という呪いでしかないのだ。
    この作品の面白いところは息付く間もないサスペンスや謎解きだが、個人的には犬養がドクター・デスと対峙し、その価値観を揺さぶられる場面をあげたい。刑事として警察や法律の矛盾に向き

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    2025年06月02日
  • ヒポクラテスの悲嘆

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    ヒポクラテスシリーズ5冊目。
    中山七里さんの本の中で1番目か2番目に好きなシリーズ。『能面検事』とどちらが1位か悩む。

     今回は、目次を見るとピンとくるかな?

    目次
    1、7040
    2、8050
    3、8070
    4、9060
    5、6030

     引き篭もり、老老介護など家庭内での問題から起こった自然死?衰弱死?不審死?事故死?って判別が難しい事案がテーマ。かな?

     久々の古手川さん。
    栂野先生と個人的な進展があるのかどうか、、、。

     今回も面白過ぎて一気読みです。
    残りのページが少なくなってきて寂しくなるけど止まらない感じ。

     今回も遠藤拓人さんの装画が素敵でした。

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    2025年06月01日
  • 追憶の夜想曲

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    ネタバレ

    オーディブルにて

    御子柴のしたことは許されることではないけれど、
    ここまでして贖罪を続けていくのはしんどすぎる。
    御子柴と被告人の過去が交わっていたと分かったときは
    思わず顔を歪めてしまった。

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    2025年06月01日