あらすじ
この悪女、制御不能!
シリーズ累計12万部突破の大ヒット作、待望の文庫化!
巧みな話術で唆し、餌食となった者の人生を狂わせる――稀代の悪女・蒲生美智留が世間を震撼させた凶悪事件から三年。
「野々宮恭子」と名乗る美貌の投資アドバイザーが現れた。国会議員・柳井耕一郎の資金団体で事務局長を務める藤沢優美は、
恭子の指南を受け、不正運用に手を染めるが……金と欲望にまみれた人々を弄ぶ恭子の目的とは!?
どんでん返しの帝王が放つ、戦慄のミステリー!
人気漫画家・松田洋子氏による、文庫版限定「あとがき漫画」も、シリーズ第1作『嗤う淑女』につづけて、ふたたび収録!
感情タグBEST3
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これぞ中山七里作品って感じ!最後まで騙されて逆に嬉しい(笑)
前作で美智留の人となりを描いた上で、今回は1人のターゲットを周囲から滅亡させていくスタイルで面白かった。
色んな人の復讐心や嫉妬心、出世欲などが絡み合って前作よりも惹き込まれました。
次はさゆりが出てくるんだねー!!
カエル男先に読むかどうするか迷うな……笑
Posted by ブクログ
今回も大どんでん返しのオンパレード
今回の話、主人公がやたら影が薄いと思ったら、全くの間違いだった。
いくつかの小さなストーリーを最後には結びつける、中山七里先生の総合力がすごい
なんだろう、この小説の主人公って希代の悪人なんだけど、応援したくなる。
この主人公と、犬養刑事の対決見てみたい。
Posted by ブクログ
中山七里さん大好きで、『嗤う淑女』の続編と知り読みました。恭子(ミチル)の自分の手を直接汚さず人を追い込み陥れていく様が怖すぎます!早く捕まってほしいと思う反面もっと見てみたいという黒い気持ちを持ちながら読みました。
読む前はワクワクしてたけど、読んだあとは怖くてたまりませんでした。
Posted by ブクログ
サイコパスが主人公。
気持ちいいほどにみな操られ悪い方にいく。
残酷さがクセになってもっと読みたくなる。
最後にびっくり。そう簡単に死なないか。
Posted by ブクログ
一作目は、かなり昔に読んでいたので、すっかり忘れてしまっていましたが、読みたい本が山積している状態で再読するのも癪なので、忘れたまま読んでみましたが面白い( ̄▽ ̄)
というか、ちょっと怖い(-。-;
蒲生美智留。
何となく記憶にあった名前。
この女が凄いのです。
まぁ、騙す、騙す、騙して、騙して、騙しまくりでございます(-。-;
怖いですねー。こんな女が近くにいたら(-。-;
感情移入しまくる私は、毎回騙される人に感情移入してしまうわけで、読んでいる間中苦しくて、苦しくて、苦しくて。゚(゚´ω`゚)゚。
この本はかなり読み終わるまでに時間がかかってしまいましたε-(´∀`; )
10月10日の金曜日から今日まで、一泊で76歳の母を連れて親孝行の旅に行って来ました。
以前母と行った長野の駒ヶ岳、千畳敷カール。
母が秋に行きたいと言っていたんです。
その夢を叶える為に母を連れて行ってきました。
昨日は最高の天気!!
そして、最高の景色でございました。
秋の千畳敷カールは凄すぎですっ!
絶対にオススメできます!みんな行って!!
母は絶景に絶句。放心状態で眺めておりました。
暫く眺めた後、少し散策したいと、歩きだしたのですが、標高2600m以上の場所なので空気が薄く、高齢になってきた母は少し登るとゼイゼイハーハー。
前回来てから5年くらいだと思うのに。。。
母も老いてきたのかなぁ。。。
途中、山を見ながらベンチで休み、母が持って来てくれた羊羹と緑茶でお喋りしました。
この景色がお庭だったらなぁ(*´∇`*)
と母の満面の笑み、ゲットしました (๑˃̵ᴗ˂̵)و
降りてからお昼にしようと、ロープウェイで降り、バスで駐車場まで降りました。
バスで母の隣に座ったのがフィリピンの女性で香水が凄かったらしく、母は山道で酔ってしまったらしいのです。
その後、光前寺に連れて行ったのですが、母の具合が悪く、参道を少し歩いて戻ることに。
日陰で少し冷たい空気を吸ってもらい、次第に落ち着いてきたのですが、ご飯は食べられないとのことだったので、そのまま杖突峠ルートで宿泊予定の諏訪湖へ。
色々行きたいところを考えていたのですが、母が楽しめないのなら意味がありませんので^^;
ホテルで母の肩揉みをし、下諏訪温泉に入ると母の具合もすっかり良くなり、夕ご飯は楽しく食べられました。
翌日も母の具合が心配だったので、1箇所だけ、山梨の忍野八海に寄って帰ってきました。
午前中は何とか傘をささずに大丈夫でした♪
富士山は雲の中だったのが残念でしたが(-。-;
お店がめっちゃ増えてました。外国人観光客が押し寄せているから潤っているのでしょうね。
こちらも美しいお水と、お魚に母も喜んでくれました♪シャインマスカットや椎茸など、母もたっぷりお土産を購入していました♪
最後はネオパーサ静岡に寄り、これまた母がたくさんのお菓子を購入して大満足のご様子でした(*´∇`*)
全行程、532キロ。時間にして8時間41分。
頑張って1人で運転してきました (๑˃̵ᴗ˂̵)و
少しは親孝行できたかな?
Posted by ブクログ
嗤う淑女シリーズ2作目。ここまでくると展開のパターンはなんとなく読めてくるのに、それでもページをめくる手が止まらなかった。
国会議員・柳井耕一郎と関わる人たちが次々と事件性のない死を遂げていく。淑女は自分の手を汚すことなく、人の心を操り、嗜虐心のままに追い詰めていく。その恐ろしさは前作以上。
途中までは控えめな亜香里の存在感が強い気がしていたけれど、最後にその理由がしっかりと明かされる。そしてまた淑女は嗤う。
読み進める中で時折覚えた違和感も、ラストで一気に繋がって「そういうことか!」と驚かされる。前作に負けない大どんでん返しに、またしてもやられてしまった。
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人の心を弄び、転落していく様を見るのが好きな人間がいる。カネよりも人を陥れるのが好き。そして自分の手は汚さないタチの悪すぎる女。シリーズ第二弾にしてより強固な悪女として生きている人間の怖さがひしひしと感じられた。
これは本音じゃないな、嘘だな。とか、ここに利用価値を見出したかなど、そういう事を考えながら読むのが楽しかった。
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前回に引き続き、自分で手を加えはせず、マインドコントロールで人を殺すサイコサスペンス。
今回は殺人をさせるのではなく、自殺に追い込んでいく…
政治と宗教の絡み、その辺にいそうな人たちが1つの大きな過ちでどんどん自殺や死に追い込まれていく。
投資詐欺とか、宗教組織内での圧倒的な失敗など、自分には起こることもないだろうが、人って視野が狭くなって欲を出せばこうも簡単に人生詰むんだなと思いました。
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中山さんといえば最後のどんでん返し、とわかっていても、そんなことは忘れて読み進め、最後にえっ?となってまた最初の方を改めて読む私。
甘いなー。
真垣総理も名前だけで出てきた。
次はいよいよ有働さゆりが出てくるので楽しみです。
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「嗤う淑女」第二弾!
前作の方が怖かったので、今回はそんなにゾワゾワしませんでしたが、やっぱりミチル怖ぁ!!
今回は1人の人物を中心に色々な方が嵌められていきますヾ(・ω・`;))ノ
前作でお金がっぽりだろうから、今回は本能のまま、人を破滅に導き…
本当にこんな人居るのだろうか((;゚Д゚))
次作も楽しみです。
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前作の最後には居ないはずの本人として活動できる準備を整えて嗤って終わったのが記憶に新しく残っていた。次々と現実社会で起こる重大な事件に類似した形で嗤う女の悪事が続けられる。
政治と教団の密な関係、議員の性的スキャンダル、後援会の後ろ盾、権力者の若気の不起訴、組織的な集団暴行。平成のニュース番組やワイドショーの尺をたくさん使った話題が軒並み並び、これらを巧みに関連させて組み立てる物語はお見事でした。
騙すターゲットは巷の人たちの心境を察知したかのような選定ではあるものの瞬時の激しい落胆を与える裁きはえげつない。罠が近づく瞬間は読者側にはすぐにわかる。ダースベイダーのテーマやホラー映画のキッキッキッキッとガラスを擦る様な曲が頭の中に流れると時すでに遅し。あれよあれよと嗤いのツボにズブズブと埋もれていく。モデルになった事実があったとしたら恐ろしいばかりだ。
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中盤から違和感には気づきつつも、確信が持てず最終的にはどんでん返しを喰らいました。
相変わらず話の展開が面白いのと、ダークヒロインの人を騙す手段の多さに脱帽。
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野々宮恭子と名乗る女は
女神なのか、それとも悪魔なのか…
落ち着いたハスキーボイス
掴みどころのない笑顔
信頼したくなる巧みな話術
嫌味のない美貌
政治や宗教や事業のために
金と欲望にまみれた人々を弄ぶ野々宮恭子…
恭子の巧みな話術で
餌食となった人々の人生を狂わせていく
不正に動くお金の額も
人生を転げ落ちていくスピード感も
第一弾から さらにパワーアップしている!!
あぁぁ…
恭子のあざ笑う 甲高い声が聞こえてきそうだ…
続編が気になって仕方がない!!
Posted by ブクログ
倫理観も正義感もなく嗜虐嗜好による完全犯罪、なぜならば決して自分の手は汚さずに人の虚栄心、承認欲求を操り犯罪を起こさせる。
前作同様の胸糞悪さでした。
Posted by ブクログ
今回も最後にどんなどんでん返しが待っているのか楽しみにしながら読み進めていく。途中から急に横槍を入れてくる登場人物が居たので、この人も操られているんだろうと思いながら読むと最後には腑に落ちる展開になる。
恐るべき美智留は様々な人心掌握術に長けているので次回はどんな手を使ってくるのか、怖いもの見たさではあるが続編も楽しみである。
Posted by ブクログ
カエル男の完結編を読むために、読んでいる嗤う淑女シリーズ2作目。
上手い、中山七里の本は常に及第点をクリアしてくる。
でも、個人的には嗤う淑女シリーズは「まぁ面白いんだけどね」止まり。
この人誰だったっけ?
てな引っかかりをずっと持ちながら読んだので、ラストで、あー、ってなるけど、
やはりそこまでかなぁ、と。
むしろ前作よりも1話1話が薄くなってるような…
とりあえず、3作目を読むのがマストなので、引き続き取り掛かります。
最終的な感想はそこで。
Posted by ブクログ
シリーズのなかの二冊目ということで読ませていただきました!サクサクと読める感じは変わらず。最後まであっという間に読めてしまいました。トリックとしては少し第一作目と似ているかなぁ、なんて思いながら読んでおりました。まだシリーズあるので読んでみたいと思います!
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蒲生事件の生き残り野々宮恭子は、粉うかたなく蒲生美智留の後継者だ。犯罪のスタイルは酷似というよりも引き写しだ。仮に美智留がまだ生存していると言われても、全く違和感が無い。金銭欲でも物欲でも復讐でも無い。ただ愉快だから他人の人生を弄びそして捨て去る。絶対神崎亜香里は美智留だと私は思った。では一体野々宮恭子は誰?エピローグまで作者は彼女の名前と動機も明かさなかった。柳井のせいで仲が良かった妹の自殺のせいで精神が錯乱する為らしい。でもこれだけでは美智留の食指は動かないだろう。柳井の初当選のインタビューを偶然見かけた時に柳井の人生を握り潰したい衝動に駆られた。嗜虐心である。美智留は又何処かで長く低く嗤っていることでしょう。こんな人が周りに居たらと思うとゾッとしますネ。でも誰にも悟られず事故、事件で片付けられているので有れば貴方の近くにもいる筈。
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終わる訳はないと思っていた通り、悪魔の再登場
獲物を手のひらに上で転がし思い通り動かして、その様子を見てただただ楽しむ悪魔。今回も驚きの終わり方です
Posted by ブクログ
蒲生満智留が野々宮恭子と名を変えて復活した。
本編も、それぞれ単独の話かと思いきや、それらが関連してフィナーレを迎える。
前作に劣らぬ怖い作品だった。
Posted by ブクログ
相も変わらず巧みな話術で人を翻弄し次から次へと破滅に追いやるその手口はもう流石としか言いようがない。
ただ逆に言えば手口が同じということは話の流れも同じなのと、今作は前作と比べるとFXだの不動産の土地売買だの選挙だのとやや専門的な内容が多かったのとで途中ちょっとだけ飽きてしまった…^^;
でも最後の最後でやっぱり何かしらあるのが中山七里✨
前回「野々宮恭子」になりすましたかと思ったら今度は全くの他人になりすましていたとは……恐るべし‼︎
Posted by ブクログ
嗤う淑女シリーズ第2弾。伏線は最初から張られていたのに、違和感をスルーしてしまった。柳井さんと久津見さんのやりとりに見当がついたことですっかり満足してしまったのが不覚。その後からのどんでん返し、ホント悪い人だわぁと走馬灯のように物語がフラッシュバックしてきて、後味は最悪なのに次の巻も気になってしまう、中山七里マジック。
カエル男最終巻の前に嗤う淑女シリーズ第3弾読んで
免疫をつけておかなくては(笑)
Posted by ブクログ
蒲生美智留の入れ替わりトリックにまたも騙されてしまった。あかり、どっから出てきた?と謎多き人物だっただけに、見破れなかったのが悔しい。
嗜虐心ってなんだろう?と調べてみたら、他者に対して苦痛を与えることに喜びを感じる心理状態のこと。嗜虐心には、他者の苦痛を見ることで自己の優越感を満たすという側面があると書かれていました。
おぉ、これはまさに美智留にぴったりな心の状態ではないか。美しさも、1/fゆらぎのある声も、相手のこころを思いのままに操る話術も総動員して、他人を陥れていく。陥れることで、自分の優越感を満たしているということなのでしょう。
相手を思いのままに行動させてしまうのは、ふたたびでも思う存分発揮されていて、背筋に寒いものが走った。
嗤う淑女や嗤う淑女二人と比べると、美智留の犯行動機はその中でも表面的で、騙されていった被害者たちもおのおの勝手な言い分ばかりなところが気に入らなかった。二人へ続く橋渡し的に読むにはいいと思う。
Posted by ブクログ
「嗤う淑女」シリーズ第2弾。
前作は、繋がりのない個人個人をターゲットにしたのに対し、本作は1人の人間を軸にその取り巻きを1人ずつターゲットにして破滅させていく内容。連作短編集といった趣。ただ、破滅のさせ方は基本的には同じ。ターゲットの懐に入り込み、気にしていることをあぶり出し、動き出すのを待って一気に破滅に追い込む。自分の手は一切汚さず、自爆したと見せかける巧妙な手口。ホントに人心コントロールに長けている快楽犯罪者が描かれている。
Posted by ブクログ
第1弾ほどの生々しさはないけれど、彼女に縋った人は全員陰惨な死を迎えるところが恐ろしい。彼女の美しさを表現する言葉が第1弾とは異なっていて、そこまでの美貌を感じさせないゆえ、別人だろうと思っていたらやはり。
七里作品のダークヒーローは嫌いになれないものだけど、このダークヒロインはまだまだ好きになれません。人をさんざん煽るだけ煽って最後にどん底へ叩き落とす。まぁ、彼女の依頼人もオイシイところを狙いすぎで同情はできないけれど。Netflixで『地面師たち』を全話一気に観たあとだったから、より面白く読めました。
そんなにオイシイ話が転がっているわけないっちゅうの。