あらすじ
盲目のピアニストが殺人事件の容疑者に?
友人のピンチに天才ピアニスト・岬洋介が駆けつける!
累計175万部突破の“音楽ミステリー”シリーズ! 友人のピアニスト・榊場を助けるため、岬洋介が活躍する『おわかれはモーツァルト』が待望の文庫化です。
盲目ながらショパン・コンクールで2位に入賞したピアニストの榊場隆平は、クラシック界の話題を独占し人気を集めていた。しかし、「榊場の盲目は芝居ではないか」と絡んでいたフリーライターが銃殺され、榊場は一転犯人として疑われることに。そんな友の窮地を救うべく、榊場と同様、ショパン・コンクールのファイナルに名を連ねたあの男がやって来て……。
感情タグBEST3
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岬洋介シリーズ。「合唱」の続編。世界演奏ツアーをキャンセルして日本でもたもたしていた岬洋介に、次の事件が勃発。本作のメインキャストは「いつまでもショパン」で登場した盲目のピアニスト。彼が巻き込まれる殺人事件に、友人の岬洋介がお助けマンとして颯爽と現れる趣向。もう、かっこ良すぎです。
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音楽とサスペンスが合わさった本シリーズは、いつ読んでもワクワクする面白さがあります。今回は盲目のピアニストの周りで起こった殺人事件。殺人事件が起こるまでのストレスフルな出来事を、殺人によって読者に「快感」を感じさせる構成はこっちもドキドキします。それから様々な容疑が浮上する中、絶体絶命のピアニスト人生を救うべく現れる岬先生の推理ショーは圧巻でした。
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久しぶりに読書したせいか、読書欲に火がついてしまい、積読してた小説に手を伸ばした。
どうしても偏りがちになってしまうので、人から勧められた本もたまに読むならいいけど、久しぶりに中山七里先生の作品を読んで、やっぱりあたしはミステリーが好きなんだなと改めて思った。
しかも、今回もしっかりクロスオーバーしてて、岬洋介シリーズ以外の作品もまた読み返したくなりました。
犯人は最後まで思い浮かばなくて、楽しめたけど、動悸がちょっと弱かったかな?
しばらく読書から離れてる間に中山七里先生の作品沢山出てると思うから、まずは積読片付けてから、色々探してみようと思います。
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全盲、榊場隆平が容疑をかけられた時からずっと待ってた。いつ出てくるの?いつ助けに来てくれるの?って。そして颯爽と現れた時にはやっぱりにんまりしてしまった。また御子柴とタッグマッチ組むのもおもしろかったしやっぱりわたしは岬洋介が好きだ。この人は音楽の才能だけでなく人としてものすごく優れている。そしてふたりが一緒に演奏するなんて胸熱過ぎる。
・「何だかお取り込み中みたいですね」 声を聞くなり隆平は顔を上げた。そんな馬鹿な。彼は今頃ヨーロッパにいるはずなのに。だが紛れもなく彼の声だ。「お久しぶりです、榊場さん」 声の主はショパン・コンクールのファイナルを競い合ったピアニスト、岬洋介だった。
・「十億の人よりあなたに嫌われたくないです」「そんなことで誰があなたを嫌うものですか」
・岬の声にはいささかの揺らぎもない。「あなたのピアニズムは唯一無二のものです。あなたはミューズにも大勢のファンからも愛されている。そういう人を嫌う理由は僕にはありません。僕の難聴について気にしているのなら、ブーメランもいいところです」
・隆平はモーツァルトであり、求道者のように我が道を往く岬はベートーヴェンだった。
・「六年ぶりに連絡をもらいました。榊場さんは何かの気紛れや冗談でそんな行動を取る人ではありません」「そんな理由で」「友人を助けるのに、それ以上の理由が必要でしょうか」
・「あなたは練習時間を欲している。僕は奴隷ですから時間的余裕がない。残念ですが、またの機会にしましょう。世界のどこにいても、僕はあなたのピアノを聴いていますから」
・世界のどこにいても、あなたのピアノを聴いている、か。では横浜アリーナで演奏するモーツァルトはあなたに捧げよう。お別れにモーツァルトを弾けば、きっと喜んでくれるに違いない。
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「いつまでもショパン」を読み返してから読んだ方がより楽しめたな。
今作はどんでん返しは特になく、犯人も意外性はなかったけど、このシリーズの面白さはそこに求めていない。
岬洋介を見たくて読んでいるようなもの。
中山七里作品で彼が1番最強じゃないかと思う笑
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訳あって読書から半年離れていましたが、久々に読めるようになった1冊目にチョイス。やはり読書はいいと思わせてくれる期待通りの1冊でした。
岬洋介シリーズ8作目らしい。(どれも全部いい!今モーレツに読み返したくなってる)
他の作曲家に比べモーツァルトは好きでも嫌いでもないけど、やはり聴いてみたいと思わせてくれるる描写。特に最後の「2台のピアノのための協奏曲」!
盲目ピアニストの榊場隆平のピンチにコンサートを投げ打って即かけつける岬洋介、想像はしていたけどやはり嬉しい。そして、そのことばのひとつひとつが癒しとなって、震える榊場を平常の気持ちに戻していく。読んでるこっちも穏やかになりました。
解説であと2冊予定されていると知り、また楽しみが増えました。
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タイトル買いしたけど、シリーズものなのね。
ミステリーを読みたいタイミングではなかったけど、音楽絡みで面白そうだと思い読んでみた。
なかなか音楽の説明や演奏シーンが仔細に書かれていて、ラストちょろっとしかないのに解決するのか不安だった。
解決シーンは本当に数ページ。ミステリー好きには物足りなさそうな事件。
地の文もちょっと謎のワードチョイスが気になった。
思い当たることはちょいちょいあったけど、全体的には面白く読めた。シリーズものだから他の作品も読めば楽しめるんだろうなぁ
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岬洋介シリーズ。
さよならドビュッシーが良くて読んでみたかったので今回読みました。
時代劇レベルのスッキリ感最高!
希望通りにまとめていただきました^_^
ありがとう。
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盲目のピアニスト榊場がマサカの殺人疑い、弁護士が当てにならず絶体絶命の事態に、同じショパンコンクールファイナリストの岬洋介がツアーをキャンセルして駆けつけてきた!コンサート直接共演もあり是非読むべし
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岬 洋介シリーズ、最新作。
友の窮地を救うため、あの男が帰ってきた。
盲目ながらショパン国際ピアノコンクールで話題を独占した榊場 隆平。
陰湿なフリーライターに絡まれていた彼の練習場で、ライターが死体で発見される。
第一容疑者となった榊場のもとへ。
伏線もいろいろあり、最後はお約束のどんでん返しがあります。
やっぱり、岬シリーズは、面白いですね。
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私の大好きな岬洋介シリーズなので、楽しみに読んだのだけれど、何時もの中山七里先生の大どんでん返しがなかったなぁ!
私でも、犯人がすぐにわかってしまったからなぁ
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シリーズ物って知らずに買っちゃったなぁ。でも全然、読みやすいし大丈夫だった。エピローグの所に、シリーズものだけど全部雰囲気違うって書いてあったからなのかも?
音楽描写がすっごく綺麗で、静かなところで読むのにいいと思う。主人公が繊細だからなのか、音楽描写も心理描写も繊細だった。ピアノなんて弾いたことないのに、2人のピアニストの音の違いが明確に想像できるのが不思議~♡♡
通勤通学とかには使いたくないかな。雑音が入ると最大限楽しめなそう。
ミステリーとしても結構良かった!全然わかんなくて最後駆け足に読み切っちゃったよ!
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中山七里氏の音楽ミステリーシリーズ第8弾。かつてショパン・コンクールのファイナルで競い合った盲目のピアニスト・榊場隆平が殺人犯として疑われている。友人のピンチに登場する崎洋介。前作「合唱」のような話だが、今回は弁護活動はせず、真犯人を突き止める役割。ピアノ演奏シーンの詳細な描写がこのシリーズらしい。崎洋介、格好良すぎる。
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モーツァルトのピアノ協奏曲聴きながら読んだ♪
音楽要素と榊場くんの才能とハンデについてのところがメインで、肝心の事件は半分以上過ぎてから岬先生がさっそうと登場してあっさり解決してしまう。
ミステリ部分はおまけ要素的ではあったけど、ピアノの演奏描写が多くて心地よかった。
Posted by ブクログ
復讐するのに身代わりを立てて自分は罪を逃れようなんて、そーゆー発想をするお巡りさんは徹底的にやっつけないといけないと思う。
そんな犯人の細工にまんまと嵌って身代わりにされた容疑者を責め立てるお巡りさんも同様、徹底的にやっつけないといけないと思う。
ということで、岬洋介は優しすぎるのではないだろうか。
Posted by ブクログ
non tanto ad lib ノンタント アドリブ
~あまり自由でなく~/
ancora amarevole アンコーラ アマレーヴォレ
~一層苦しげに~/
molto dolente モルト ドレンテ
~非常に痛ましげに~/
dorammatico agitato ドラマティコ アジタート
~劇的に引っ掻き回す~/
quieto coda クイエート コーダ
~静かなる終わり~/
エピローグ
ショパン・コンクール 2位に優勝したのは盲目のピアニスト。
殺されたのは彼に絡んでいたフリーライター。
疑われたピアニストを救うのは……
曲を想像し、救い方を想像し、楽しい時間でしたよ ♪♪
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なんとなくこの人が犯人だろうなという目星はついていたんだけど、人に迷惑かけて私怨を晴らすな。
まぁ、犯人探しというよりこのシリーズは音楽がメインだからいいのかな…。
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今回はミステリー要素は少なく感じました。犯人も何となくこの人かなーと思っていた人だったので驚きも少なめ。
ですが、テンポ感が良くすっきりとした終わりで読みやすいです。
岬洋介シリーズが久しぶりだったので、過去作もまた読み直したいと思いました。
次回作も楽しみです。
Posted by ブクログ
大好きな岬陽介シリーズです!
いやぁ、今回は岬陽介さんが出てくるまでがめっちゃ長かった!!!
なかなか誰も死なない(-。-;
まだ死なないんかーーーーい!!!って突っ込みたくなるくらい死なない(-。-;
早く死ねやーーーー!!!
お願いだ!誰か死んでくれーーー!!!
と祈りながら読んだところ、物語中盤でやっと1人死んだ( ̄▽ ̄)
おっそいよーーーー。゚(゚´ω`゚)゚。
盲目のピアニスト、榊場隆平はショパンコンクール2位に入賞し、人気を集めていた。
彼がコンサートを開くことになったのだが、フリーライターが捏造記事をでっち上げようとする。
彼の盲目は芝居なのではないかと。
辻井 伸行さんを想像しながら読んじゃいますよね。
そんな中、佐村河内さんのゴーストライター事件とか彷彿とさせます。
やっと1人死んでくれた後は、我らが岬陽介の登場!!待ってましたっ!!!
この前の合唱が良すぎたのですが、今回も知った名前の刑事と弁護士が登場!
中山七里先生の作品は、こういうのがたまらなく面白いんですよね♪
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中山七里先生のシリーズもの最新作!
第一作と勘違いして読み進めたので物語の大事な場面をつかめてなかったかな?
クラシック音楽になぞらえて、クライマックスへと導く筆者の手腕はさすがでしたが、ラストが少しあっけなく感じました。
Posted by ブクログ
岬洋介シリーズ第8弾!
あれ、自分の読んだ作品数と数字があわないと思ったら、1冊読み逃していました。読まなければ..
前作「合唱」を読んだのが2年前で、記憶が薄い。
さらにショパンコンクールの話になると、ずいぶん前に読んでいたことになりますが、これまた記憶が薄い。
しかし、ショパンコンクールの岬のノクターンは記憶に残っています。
今回は、モーツァルト。
このシリーズを読むと、必ずYouTubeで聴くようにしています。
文字で表現されているのを聞き取ることはできませんが(笑)、こうやってクラッシックを聴く機会を得るのは重要(笑)
ショパンコンクールで2位入賞した盲目のピアニストの榊場。盲目は芝居ではないかと絡んできた悪名フリーライターに付きまとわれます。
そんなフリーライターが殺害されます。
一転して、榊場は犯人として疑われることに。
榊場のスタッフも動機をもっていて怪しい。
そこにようやく岬の登場っという展開。
全体の半分過ぎでようやく登場ですが、ここから岬の捜査?が切れ切れです。
あっという間に解決に導いていきます。
事件の真相・真犯人はちょっとあっけなかったのですが、エンターテイメントとして楽しめました。
このシリーズは、事件の真相というより、音楽表現です。
今回も楽しめました。
順番追って読みましょう。
Posted by ブクログ
彼が登場するのを今か今かと待ってしまう。
もう完全にファンだわ。
今作では盲目のピアニスト榊場の背景や彼を想う人達の心情に焦点をあてており、ミステリーというよりも人間ドラマのようだった。
モーツァルトの曲もあまり知らなかったので早速聴いてみよう。
音楽の神に選ばれた榊場の弾くモーツァルトを一度聴いてみたいと思った。
Posted by ブクログ
盲目の人気ピアニスト・榊場隆平に因縁をつけた
フリーライターが銃殺される。容疑者にされ窮地に
立った榊場を、彼と同様ショパンコンクールの
ファイナリストに名を連ねた岬洋介は救えるのか?
Posted by ブクログ
中山七里『岬洋介』シリーズ第7弾。
ひさしぶりの『岬洋介』シリーズ、前作の『合唱 岬洋介の帰還』から時間がたちすぎており、前作の記憶が…
ショパン・コンクール2位の全盲のピアニスト・榊場隆平。
しかし、『榊場隆平の全盲は芝居では⁇』とスキャンダラスな記事を書くフリーライター・寺下が、隆平のピアノ室で遺体で発見される…
一転、容疑者となった隆平。
そんな、隆平の前に現れた岬。
岬は、隆平の容疑を晴らすために奔走する。
しかし、フリーライター・寺下のでっちあげはひどい。何を書いても許されるのかと。
最近の芸能スキャンダルがだぶる…
そこまで書かなくてもと。
売れればいいのかと。
警察の捜査もずさんすぎて…
隆平が容疑者だというなら、硝煙反応は…
しかし、岬の登場後のスピード感はすごい。
岬の爽やかさも相まって、あっという間に…
あっさりしすぎて…
もうちょっとひねりがあっても。
『犬養勇人シリーズ』捜査1課・犬養の登場や、『御子柴礼司シリーズ』の弁護士・御子柴の名前だけ登場は、中山七里ならでは。
Posted by ブクログ
ピアノ小説といえば「蜂蜜と遠雷」、それと比べるとピアノ描写や迫力が足らず、ちょっとマニアックな情報の羅列でついていけず。謎解きも普通でアッサリ。
ただ、こういう犯罪者がいたらどうする?という恐怖心はあった。安易に殺さず別の解決法があればもっと良かったのかも。