【感想・ネタバレ】おわかれはモーツァルトのレビュー

あらすじ

盲目のピアニストが殺人事件の容疑者に?
友人のピンチに天才ピアニスト・岬洋介が駆けつける!

累計175万部突破の“音楽ミステリー”シリーズ! 友人のピアニスト・榊場を助けるため、岬洋介が活躍する『おわかれはモーツァルト』が待望の文庫化です。
盲目ながらショパン・コンクールで2位に入賞したピアニストの榊場隆平は、クラシック界の話題を独占し人気を集めていた。しかし、「榊場の盲目は芝居ではないか」と絡んでいたフリーライターが銃殺され、榊場は一転犯人として疑われることに。そんな友の窮地を救うべく、榊場と同様、ショパン・コンクールのファイナルに名を連ねたあの男がやって来て……。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

久しぶりに読書したせいか、読書欲に火がついてしまい、積読してた小説に手を伸ばした。
どうしても偏りがちになってしまうので、人から勧められた本もたまに読むならいいけど、久しぶりに中山七里先生の作品を読んで、やっぱりあたしはミステリーが好きなんだなと改めて思った。
しかも、今回もしっかりクロスオーバーしてて、岬洋介シリーズ以外の作品もまた読み返したくなりました。
犯人は最後まで思い浮かばなくて、楽しめたけど、動悸がちょっと弱かったかな?
しばらく読書から離れてる間に中山七里先生の作品沢山出てると思うから、まずは積読片付けてから、色々探してみようと思います。

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2025年12月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

全盲、榊場隆平が容疑をかけられた時からずっと待ってた。いつ出てくるの?いつ助けに来てくれるの?って。そして颯爽と現れた時にはやっぱりにんまりしてしまった。また御子柴とタッグマッチ組むのもおもしろかったしやっぱりわたしは岬洋介が好きだ。この人は音楽の才能だけでなく人としてものすごく優れている。そしてふたりが一緒に演奏するなんて胸熱過ぎる。

・「何だかお取り込み中みたいですね」  声を聞くなり隆平は顔を上げた。そんな馬鹿な。彼は今頃ヨーロッパにいるはずなのに。だが紛れもなく彼の声だ。「お久しぶりです、榊場さん」 声の主はショパン・コンクールのファイナルを競い合ったピアニスト、岬洋介だった。

・「十億の人よりあなたに嫌われたくないです」「そんなことで誰があなたを嫌うものですか」

・岬の声にはいささかの揺らぎもない。「あなたのピアニズムは唯一無二のものです。あなたはミューズにも大勢のファンからも愛されている。そういう人を嫌う理由は僕にはありません。僕の難聴について気にしているのなら、ブーメランもいいところです」

・隆平はモーツァルトであり、求道者のように我が道を往く岬はベートーヴェンだった。

・「六年ぶりに連絡をもらいました。榊場さんは何かの気紛れや冗談でそんな行動を取る人ではありません」「そんな理由で」「友人を助けるのに、それ以上の理由が必要でしょうか」

・「あなたは練習時間を欲している。僕は奴隷ですから時間的余裕がない。残念ですが、またの機会にしましょう。世界のどこにいても、僕はあなたのピアノを聴いていますから」

・世界のどこにいても、あなたのピアノを聴いている、か。では横浜アリーナで演奏するモーツァルトはあなたに捧げよう。お別れにモーツァルトを弾けば、きっと喜んでくれるに違いない。

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2025年10月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

訳あって読書から半年離れていましたが、久々に読めるようになった1冊目にチョイス。やはり読書はいいと思わせてくれる期待通りの1冊でした。
岬洋介シリーズ8作目らしい。(どれも全部いい!今モーレツに読み返したくなってる)
他の作曲家に比べモーツァルトは好きでも嫌いでもないけど、やはり聴いてみたいと思わせてくれるる描写。特に最後の「2台のピアノのための協奏曲」!
盲目ピアニストの榊場隆平のピンチにコンサートを投げ打って即かけつける岬洋介、想像はしていたけどやはり嬉しい。そして、そのことばのひとつひとつが癒しとなって、震える榊場を平常の気持ちに戻していく。読んでるこっちも穏やかになりました。
解説であと2冊予定されていると知り、また楽しみが増えました。

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2025年05月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトル買いしたけど、シリーズものなのね。
ミステリーを読みたいタイミングではなかったけど、音楽絡みで面白そうだと思い読んでみた。
なかなか音楽の説明や演奏シーンが仔細に書かれていて、ラストちょろっとしかないのに解決するのか不安だった。
解決シーンは本当に数ページ。ミステリー好きには物足りなさそうな事件。
地の文もちょっと謎のワードチョイスが気になった。
思い当たることはちょいちょいあったけど、全体的には面白く読めた。シリーズものだから他の作品も読めば楽しめるんだろうなぁ

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2025年04月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

盲目のピアニスト榊場がマサカの殺人疑い、弁護士が当てにならず絶体絶命の事態に、同じショパンコンクールファイナリストの岬洋介がツアーをキャンセルして駆けつけてきた!コンサート直接共演もあり是非読むべし

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2025年03月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

文庫の真ん中過ぎに、やっと登場の岬洋介!待ってました!

今回も岬洋介の暖かい思いが、心に沁みます。


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2024年10月02日

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