中山七里のレビュー一覧

  • 贖罪の奏鳴曲

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    作者買い。
    買った後にドラマ化されているのを知り、先にドラマを見てしまった…。
    本作主人公である御子柴礼司は、少年時代に人を殺した事のある弁護士である。
    決まったルーチンを持ち、イレギュラーが発生しようと決して慌てず、何事もなかったようにつとめる。死体遺棄に関しても、その次の日の行動でもそうであった。

    本作は、とある死体を隠蔽する所から始まり、また殺人を犯したのか、と思わせる始まりだ。
    本編を読み進めていく過程でも、御子柴が殺人を犯したのか、犯したのならどうやって殺したのか、そのような事を推理しながら読み進められた。ドラマとは違ったからだ。

    御子柴に依頼された内容は、
    事故で運ばれた夫が集

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    2025年07月05日
  • ヒポクラテスの憂鬱

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    ネタバレ

    オーディブルにて

    だんだんマコトがコテガワ刑事を意識するようになってきた。
    深刻なストーリーの中、そこだけはニヤニヤしてしまった。
    次作も楽しみ。

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    2025年07月04日
  • 中山七里 短いお話ほぼ全部 短編&掌編&エッセイほぼ全仕事!

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    流石「このミス」シリーズで中山作品を世に出した宝島社らしい、ありそうでなかった企画本で存分に楽しめた。まさに現代の職業作家・売文作家の代表格の著者の短編・掌編作、エッセイ、解説まで、集めも集めたり。量産作家にありがちな玉石混交も、中山氏ぐらいになると玉玉玉玉石混交ぐらいのレベルで質の安定した量産であることが再確認できる。代名詞のどんでん返しが、掌編作でも十分堪能できるとは恐れ入りました。

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    2025年07月03日
  • もういちどベートーヴェン

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    ネタバレ

    ご存じ岬洋介シリーズのひとつ。岬洋介が突発性難聴を発症し、音楽に見切りをつけていたときの話。なんと司法試験を一発合格し、司法修習生として登場。その修習期間に出くわす事件と、音楽家としての再起の物語が絡み合って息つく暇もなし。やっぱり中山七里はすごいです。

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    2025年07月02日
  • ネメシスの使者

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    テミスの剣に続き司法の不合理や市民感情との乖離に鋭く切り込む作品
    登場人物もほかのシリーズと被っていて中山ワールド好きにはたまらない
    死刑存廃論議という扱いにくいテーマに切り込み、議論の浅薄さを晒してしまうあたりがなかなかの読みごたえ

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    2025年06月28日
  • 鬼の哭(な)く里

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    ネタバレ

    最初のおどろおどろしさは
    これが続いたら読めるかな、、と思うほどだった。
    しかし村の中学生と東京から来た余所者との
    交流が深まるにつれトーンが少し明るくなって
    めでたしめでたし(たくさん人が亡くなってはいるが・・)かと思いきや
    最後にやはり
    そのままじゃ終わらないーと。
    村に伝わる祟りの種明かしをしつつ
    その法則に当てはまらない一件は、、
    と最後まで気が抜けない作品だった。
    村の同調圧力やウワサの速さはよく分かるし
    そこで暮らす思春期真っ只中の中学生には
    辛いだろうなと思った。

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    2025年06月24日
  • 護られなかった者たちへ

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    ネタバレ

    最後の最後でのどんでん返しがすごかった。
    何かあるんだろうなどは思ってたけど。
    あの残り5ミリ位のページ数でそうくるあるとは!
    最後、いろんなことが繋がって、鼻の奥がツーンとしました。

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    2025年06月23日
  • ヒポクラテスの誓い

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    光崎教授好き過ぎる…。
    きっかけはジャケ買いです。装丁が好き過ぎて購入したのですが、読み始めてビックリ。文字通りのめり込みました。
    まずキャラが良いです。毒舌で人に無関心だが、確かな技術と正確な判断のできる光崎教授に日本語がユニークでどこか抜け感のあるキャシー准教授、色々な人に振り回され、何を信じるのか悩む研修医の真琴。もうこの3人が出続けるならシリーズ揃えるの一択です!
    そして内容も!短編集かと思いきや、最後に全て繋がる綺麗な伏線回収は圧巻です。「繋がり」を強く意識させられました。
    医療物は何度か読んだことがありましたが、解剖医は初めてで少し抵抗感はありました。でもそんなの関係なか

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    2025年06月21日
  • 贖罪の奏鳴曲

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    ネタバレ

    シリーズの5作目から読んでしまったので、やっと1作目を読めたー 医療少年院での様子や怪物から人間への変化の過程がようやく理解できました。
    主軸の裁判で2転3転あって、医療機器を持ち出しての検証ではスカッとしたのだが、結局息子や母親らの犯罪に苦さを感じた。
    渡瀬、古出川刑事との絡みもここから始まっていたのか。カエル男殺人事件も読んでいたので、登場も嬉しい

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    2025年06月21日
  • 嗤う淑女 二人

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    嗤う淑女第3弾

    蒲生美智留×有働さゆり
    で面白さ(と言うと不謹慎かもしれませんが)倍増

    「カネが欲しい、愛情が欲しい、名誉が欲しい。普通の人間が当たり前に欲して、しかし手に入らないものは沢山ある。欲が限界に近づくと倫理が曖昧になりやすい。そういう人間の弱みにつけ込んで悪意を増幅させ、自分の手を汚さずに他人を殺していく」
    「この世にはな、どんな医学知識や捜査経験を総動員しても理解できない悪っていうのが存在するんだ」

    個性の強い刑事たちがいて、
    御子柴弁護士も出てくる。

    カエル男シリーズと合わせて読むべき作品




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    2025年06月17日
  • 中山七里 短いお話ほぼ全部 短編&掌編&エッセイほぼ全仕事!

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    中山七里『中山七里 短いお話ほぼ全部 短編&掌編&エッセイほぼ全仕事!』宝島社文庫。

    作家デビュー15周年となる中山七里の掌編と短編20編、日常のエッセイ7編、仕事のエッセイ14編、解説6編の全47編を収録。

    今になって中山七里の膨大な著作を見ると、刊行と同時に読んでいれば良かったなと後悔するほど面白い作品が多いのに、さすがにコンプリートは難しそうだと考えてしまう。

    さて、本作。掌編や短編、エッセイ、作品解説と非常に盛り沢山で読み応えがあった。中山七里だけでなく他の小説家でもこのような企画があれば面白いと思う。


    ○『掌編から短編ほぼ全部』20編

    『オシフィエンチム駅へ』。既読。オシ

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    2025年06月15日
  • ヒポクラテスの悲嘆

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    全編通してあまり救いは無いです

    ニュースで度々取り上げられる『7040問題』や『8050問題』について描かれています
    極端に思う方もいらっしゃるのかもしれませんが、あり得ない話ではないと思いました

    ラストのちょっとした笑いには救われましたが全体的に気持ちが暗くなるので元気のない方は要注意かもです

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    2025年06月12日
  • 復讐の協奏曲

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    ネタバレ

    オーディブルにて

    過去作に比べると、しんどさは軽めに感じた。
    我が子をあんなふうに殺されたら、
    私もきっとみどりの母みたいにずっと憎み続けるだろうな。
    洋子みたいに思うのはきっと無理だ。

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    2025年06月12日
  • さよならドビュッシー 前奏曲

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    さよならドビュッシーの主人公のおじいちゃん、車椅子のおじいちゃんの玄太郎が主人公。
    「たわけぇ!!」が口癖で口から飛び出すのは強烈な毒舌と説教。趣味はプラモデル作りと相手を論破し弱点を突くこと。
    名古屋財界の傑物で、毀誉褒貶の激しい人物で発言にブレのない人格者、はたまた鬼畜の如き拝金主義者と囁かれている。
    さらには下半身不自由なのにも関わらず、自ら現場へ向かいだし、警察を犬呼ばわりし、銀行強盗に説教を始め、気に入らないことがあると癇癪を持ち出す、という鋼の心臓と精神的を持ち合わせる。
    なんなんだ、この爺さん。
    脳梗塞で倒れ、要介護認定を受けた玄太郎が、安楽椅子探偵も真っ青な方法で、介護者のみち

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    2025年06月12日
  • 秋山善吉工務店

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    火事によって家と父親を失った、母と兄弟3人が父の実家に居候する。環境の変化の中で起きるトラブルを祖父善吉が解決していく物語。

    The昭和な祖父が話す事は、単純なようで実際に言う通りにはなかなか出来ないことだと思います。善吉はもちろん、教えを素直に受け入れることの出来る子供たちの強さもすごいと思いました。
    私は祖母の花江が1番好きでした。

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    2025年06月05日
  • 魔女は甦る

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    ネタバレ

    オーディブルにて。

    惨殺死体の犯人、そして理由とは。
    中山七里さんにしては珍しく、ホラー要素と後味の悪さがあった。
    途中の九条の妹の話とか聞いてて苦しかったし、九条や主人公の最後含め後味は悪いけど、カラスとの攻防など先が気になる展開が多かった。

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    2025年06月05日
  • ドクター・デスの再臨

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    このタイトルを見た時、シリーズ物の中で同じネタが使われる時、よほど工夫しないと上手く読者を取り込めない……などと愚かにも思ってしまった。それが完全な杞憂に終わった事にホッとしているのと面白さにフルパワーでカウンターを喰らわされた気分である。
    いやこれ凄くね? 笑ってしまった。
    安楽死を求める家族や個人というのは一定数いる。生きて欲しいという願いは美しく見えるが別の側面から見れば「もっと苦しめ」という呪いでしかないのだ。
    この作品の面白いところは息付く間もないサスペンスや謎解きだが、個人的には犬養がドクター・デスと対峙し、その価値観を揺さぶられる場面をあげたい。刑事として警察や法律の矛盾に向き

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    2025年06月02日
  • ヒポクラテスの悲嘆

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    ヒポクラテスシリーズ5冊目。
    中山七里さんの本の中で1番目か2番目に好きなシリーズ。『能面検事』とどちらが1位か悩む。

     今回は、目次を見るとピンとくるかな?

    目次
    1、7040
    2、8050
    3、8070
    4、9060
    5、6030

     引き篭もり、老老介護など家庭内での問題から起こった自然死?衰弱死?不審死?事故死?って判別が難しい事案がテーマ。かな?

     久々の古手川さん。
    栂野先生と個人的な進展があるのかどうか、、、。

     今回も面白過ぎて一気読みです。
    残りのページが少なくなってきて寂しくなるけど止まらない感じ。

     今回も遠藤拓人さんの装画が素敵でした。

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    2025年06月01日
  • 追憶の夜想曲

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    ネタバレ

    オーディブルにて

    御子柴のしたことは許されることではないけれど、
    ここまでして贖罪を続けていくのはしんどすぎる。
    御子柴と被告人の過去が交わっていたと分かったときは
    思わず顔を歪めてしまった。

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    2025年06月01日
  • 逃亡刑事

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    主人公がとにかくカッコイイ。キャラ設定からして現実離れした感はあり、ストーリーも中山七里作品にしてはかなり破天荒になってるが、むしろそれがいいという、痛快痛快また痛快みたいな作品でした。
    一方で、社会問題を背景にして深みを与えるいつもの感じもしっかり押さえています。
    謎だのどんでん返しだのとは無縁でしたが、こういうのもやれるんだと感心しちゃいました。

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    2025年05月31日