中山七里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
タイトルに惹かれて手に取った本。
中山七里作品を読むのは『さよならドビュッシー』以来になるが、今作も面白かった。
元東京高裁判事で日本で20番目の女性裁判官だった高遠寺静と経済界の重鎮、香月玄太郎。
本来なら全く関わることの無い2人が事件の度に顔を合わせ、持ち前の推理力で解決していく物語。
夫婦ではなく友達でもない2人だが、実に見ていて面白いコンビである。
静のことを気に入って連れ回す玄太郎は下半身が不自由で車椅子生活なのだが癇癪持ちでワガママ放題。警察にも権力をフルに使い、事件の真相を暴いていく。その抑止力として警察や周囲からも頼られる静は、時に玄太郎の車椅子を押しながら事件の中枢へと切り込んでいく。
高齢者や貧困者の犯罪についての考察もなるほど、と思う部分が多く、考えさせられた。 -
Posted by ブクログ
埼玉県の片田舎、神室町に幼稚園教諭として赴任してきた喜多嶋凛がモンスターペアレンツ相手に奮闘するお仕事小説!ん?中山七里さんがお仕事小説?珍しくない?と思いきや…違った!全然違った!
中盤突然のどんでん返し!お仕事小説がミステリーに一変した!
モンスターペアレンツと闘いながらも子供達とのやり取りにほのぼのな様相が一瞬にしてダークなものに変わっていく。
ん?これはミステリー?…ならどーして前半のお仕事奮闘記が必要?このミステリーにはどーしてもこの前半が必要なのだ。
必ずこの幼稚園教諭としての凛の奮闘振りが繋がっていくはず…と、後半に入ると読書のスピードが一気に加速!(やっぱりミステリー好きなんだなぁ…と思いながら)
いや〜面白かった!
こういう展開なんだ!どんでん返しは1回に終わらず後半にも…
中山七里さん、面白いですね。
些か幼児の行動や言動がリアルさを欠く部分もあるけれど、そこはもう、展開の面白さでカバー(笑)
解説を参考に…まだ読んでいない「おやすみラフマニノフ」、シリーズ途中で頓挫してしまった「御子柴シリーズ」の再読を決意!
積読本は永遠だ!