中山七里のレビュー一覧

  • 復讐の協奏曲

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    5冊目になっても全く失速することのない展開!
    今巻では、裁判のディティールよりも洋子との微妙な距離感にスポットが当たり過去が徐々に明らかに。
    御子柴が急激に人間味を帯びていくのが魅力的。

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    2024年10月05日
  • 悪徳の輪舞曲

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    シリーズ作品で右肩上がりで面白くなる作品はそう多くない。その中で御子柴シリーズは稀有な例で、徐々に御子柴の過去に迫りつつ、その過去に対峙するきっかけが身の回りで起こる事件なのだから、中山七里さんのストーリー構成には恐れ入る。今回は自身の母親の弁護という難題に御子柴は立ち向かうことになる。とうの昔に失くした家族との関わり。しかし、家族という血の繋がりを避けられないがために生まれる憎悪と慈しみが、心に迫る。悪徳弁護士と言われながらも、意外と味方も多い御子柴のこれからの活躍も楽しみだ。

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    2024年10月02日
  • 悪徳の輪舞曲

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    !!。
    何か興奮できるような、びっくりするような、とにかく心情揺さぶられるような本をお探しの方には是非是非この御子柴シリーズオススメ。一気読み間違いなしなので全巻そろえておいてから読み始めて良かった!

    ここまでシリーズ4冊をかけて、御子柴の弁護士としての無双と人間としての微妙な心情の変化が描かれている。個人的には御子柴の変化のリアルさと、変化を増長するような倫子と洋子の存在が物語の面白さだと感じる。次、読みます。

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    2024年09月28日
  • 護られなかった者たちへ

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    物語終盤、思わず「あ!」と声がでてしまった
    私自身が色眼鏡をかけて読み進めてしまっていた

    内容は辛く苦しく重い…
    本当の悪とは何なのか?
    本当の正しさとは何なのか?
    と考えさせられた

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    2024年09月27日
  • ヒポクラテスの悔恨

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    5つの短編に分かれてて読みやすかった。犯人全然考えてなくてわからなかった。法医学というのは目の前の命を助ける医者というより、死者の声を聞き、今後の似た事態の予防に活かす等、検察とか研究とかそっち系の側面もあるのだと思った。解剖していない(できない)ご遺体も実際沢山あるのかな。お金の話がちょくちょく出てきてたけど、日本のお金は何に使ってるんだろう。法医学にもっと使えないのかな。光崎教授の描写がかっこいい。どれだけ解剖したらこんなに上手くなるんだろう。

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    2024年09月23日
  • 特殊清掃人

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    特殊清掃の仕事の壮絶さとやりがい(五百旗頭さんが言ってた亡くなった人の無念を部屋から祓う)を少しだけでも触れられた気がして面白かった。描写がリアルでグロいのも良かった。人間シチューは自分のグロさの想像を超えてきて衝撃。人間って脆い。孤独死だけはまじで避けたい。五百旗頭さんのことをもっと知りたい

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    2024年09月23日
  • 作家刑事毒島の嘲笑

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    大変勉強になりました。
    そっち方面疎くて・・・へぇ〜そういう感じなんだぁ〜って
    いつもながらに社会の仕組み的なところ、ちゃんと実例で説明いただけるので
    ほんと本っていいですよね。

    ってことで、毒島さん最高っす。
    解説にも書いてあったけど、確かに今回は作家成分多め?
    いや、作家としての心意気面多めでしたね。

    にしても、今回も残り数ページ、
    あれ?結局なんか本題が片付いていないんじゃないって思いながら
    ラストシーンに到着
    そこからの、「はい、きた、七里返し」
    なんか、ナイト・シャマラン監督の映画思い出しました
    あぁ〜、全部そいうことだったんだぁ〜って
    よく言いますもんね、得するやつが犯人だって

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    2024年09月17日
  • こちら空港警察

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    ネタバレ

    空港警察の活躍を通して、グランドスタッフ、キャビンアテンダント、管制官など、空港で働く人々の大変さを垣間見ることができた。成田空港予定地の代執行など、初めて知ることもあり勉強になる。今回も、宏龍会山崎、高頭冴子が登場したり、犬養隼人の名前が出て来たり、こういったサービスも楽しい。

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    2024年09月17日
  • 騒がしい楽園

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    ネタバレ

    「大人だからって子供より勝っている部分なんて言葉と経験値と世渡りくらいじゃないのかな。 誰でも感情に走る時って、精神年齢は五歳に戻っているもの」

    自分本位で何でもかんでも幼稚園のせいにする親、マスコミ、近隣住民の言動にはさもありなん、といった感じで読んでいてすごくしんどかった。ミステリー要素軽め、幼稚園を取り巻く諸問題にスポットを当てた作品だった。
    そもそも一瞬たりとも目が離せない年齢層の子供を一人で何十人と見なければならない重責に加えて、モンスターペアレンツ、近隣住民との騒音トラブル…とてもじゃないけれど、子供が好き、だけでは続けられない仕事だと思う。以前、幼稚園の教育実習中に先生達にひど

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    2024年09月17日
  • 悪徳の輪舞曲

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    御子柴が再婚相手を殺害した疑いで逮捕された実母を弁護する。
    いつもの御子柴らしくなく家族への感情にペースを乱されるところは彼の変化を象徴していますが、何より後半の結審から親子の会話までの流れは序章が思わせぶりだったとはいえ完全に予想を上回るものでした。
    終始読んでいて苦しい内容でしたが、読後の感想は圧巻と言わざるを得ません。

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    2024年09月11日
  • 静おばあちゃんにおまかせ

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    静おばあちゃんシリーズ?な短編集。

    静おばあちゃんはあまり出ませんが、最後にバシッと決めてくれます。
    さすがです!

    どの話も面白く、そして最後の静おばあちゃんの秘密には驚きでした。

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    2024年09月10日
  • 秋山善吉工務店

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    ネタバレ

    *父・秋山史親を火災で失った雅彦と太一、母・景子。止むを得ず史親の実家の工務店に身を寄せるが、彼らは昔気質の祖父・善吉が苦手。それでも新生活を始めた三人は、数々の思いがけない問題に直面する。しかも、刑事・宮藤は火災事故の真相を探るべく秋山家に接近中。だが、どんな困難が迫ろうと、善吉が敢然と立ちはだかる!家族愛と人情味溢れるミステリー!*

    最初は、豪傑で男気溢れる昭和の男・善吉の痛快な活躍ぶりにスカッとしながら楽しく読み進めていましたが、徐々に不安要素が顔を出し、物語の空気感がガラッと変わり始めてもうドキドキ。
    警察の尋問に今にも陥落してしまいそうな景子のシーンは、もう恐ろし過ぎて半目で飛ばし

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    2024年09月09日
  • 銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2

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    老老コンビの第2弾。
    元判事と要介護者の暴走老人のコンビは最高に楽しい!
    娘夫婦の事故は納得出来なかったけど、他の事件はしっかり解決してスッキリしました。
    まだまだ続いて欲しいです。

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    2024年09月05日
  • 特殊清掃人

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    ネタバレ

    中山七里作品2作目。

    読みながら想像するだけで、現場の壮絶さや特殊清掃人の仕事の大変さが 凄く分かる。
    絶対に誰かがやらなきゃいけない、でもやりたがる人は数える程でしかないだろう仕事についてる人は凄いなぁと思った…。

    この作品の良かったところは ただ特殊清掃をするだけじゃなく、亡くなった人の想いや周りの人の想いまで書いてるところだと思う。
    孤独死しても こうやって想いに寄り添ってくれる、気持ちを汲んでくれる人がいてくれたら 浮かばれるんじゃないのかな…。

    (秋廣香澄·あきひろかすみ目線)
    30代 独身女性(関口麻梨奈)
    仕事を辞めた後 引き籠もりに…。
    後に自然死(脳梗塞·心原性脳塞栓症

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    2024年09月02日
  • 静おばあちゃんと要介護探偵

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    元判事と、地元の有力者であり猪突猛進な要介護者の老老コンビが謎を解く、短編集。
    こんな爺さん嫌だけど、ハチャメチャな感じが読んでいてとても痛快でした。
    サラッと読めるのでオススメです。

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    2024年08月30日
  • セイレーンの懺悔

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    ネタバレ

    作品の序盤から中盤にかけての朝倉多香美の態度はいくら本人の背景が黒くとも受け入れることはできない。だが、終盤はどこか受け入れている自分もいた。リポーターとして成長していく姿は嬉しかった。
    個人的な感想ではあるが、やはりマスコミというのは人の不幸に群がる存在だ、というイメージは変わらない。
    タイトルの“サイレーンの懺悔”か意味するのは朝倉さん達マスコミに対するメッセージであるのは間違いないが、あの母親に対してのメッセージでもあると感じた。

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    2024年08月29日
  • テロリストの家

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    ネタバレ

    この作品もとても面白かった。
    「公安刑事の息子がテロリスト志願者」という設定の元進んでいくが、テロリストに志願したことが問題の本質ではないと感じる。
    安価な外国人労働者に職を取られ、イジメをしていた側が被害者よりもより普通の生活を送る。
    現代社会の問題をこの作品は訴えていると感じる。

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    2024年08月08日
  • 銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2

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    久しぶりの中山七里作品。
    さよならドビュッシーの岬洋介シリーズのあの香月玄太郎おじいちゃんと、テミスの剣のあの高遠寺静元判事が繰り広げる要介護探偵シリーズ第2弾。
    いやー、今まで2人に纏わる作品を読んでいるからこそ、色々なパズルのピースが組み合わさり、ホントライトに楽しめた。
    中山七里作品のずるい(良い意味で)ところは、既読作品の別シリーズの登場人物がクロスオーバーして登場することで、またその作品を読み直したいと思えるところ。
    ファンにとっては嬉しい無限のループ!
    とりま、静おばあちゃんにおまかせ、読み直そうかなw

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    2024年07月31日
  • 禁断の罠

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    短編のミステリーを読みたいと思い手に取った1冊。

    読みやすく、面白かったです。

    米澤穂信さんの『供米』が個人的に1番好きでした。

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    2024年07月27日
  • 逃亡刑事

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     児童養護施設〈光の子〉に保護されている御堂猛(八歳)、
    父については随分前に死んだと聞かされていて、詳しいことはほとんど教えてもらっていない。
     たった一人の母親も病院に入院しているので猛とは一緒に住めないのだという。死んでいるのではないから、猛は会いたいと思う。それにしても施設の職員から謂れなき虐待を受け耐えているときは余計にそう思う。
     では自分が病院に行く。
     そして消灯後に脱出を試みた。

     暗がりの道をひたすら歩いた。
    駐車場の広い完全撤退したカーディーラーにたどり着いた。
    非常灯の明かりさえない。店舗の敷地に入り込んだ時、中には二人の男が向かい合わせに立っていた。
    『待て』制止の

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    2024年07月27日