有栖川有栖の作品一覧
「有栖川有栖」の「双頭の悪魔」「「火村英生」シリーズ【5冊 合本版】 『ダリの繭』『海のある奈良に死す』『朱色の研究』『暗い宿』『怪しい店』」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「有栖川有栖」の「双頭の悪魔」「「火村英生」シリーズ【5冊 合本版】 『ダリの繭』『海のある奈良に死す』『朱色の研究』『暗い宿』『怪しい店』」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
同志社大学法学部法律学科卒。1989年『月光ゲーム Yの悲劇'88』で本格的に作家デビュー。『マレー鉄道の謎』で第56回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)受賞。『女王国の城』で第8回本格ミステリ大賞(小説部門)受賞。その他作品に『作家アリスシリーズ』、『空閑純シリーズ』、『幻坂』などがある。
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「─殺人事件」「建物」「夜」を共通のテーマとした短編6編。
全体に暗鬱とした空気が漂う一冊。
すべて違うタイプの作品になっている。
『黒鳥亭殺人事件』
あとがきに「ショパンを流しながら書いた」とあったけど、その言葉通り演出がとても美しくて、静かな余韻が残る作品。
すべての短編の中でもかなり好きな作品。
火村とアリスの同級生・天農が住む、外壁がすべて黒一色に塗られた館で起こる不可解な事件。
なかなか寝付けない天農の5歳の娘・真樹ちゃんの相手をするアリスが優しく、2人のやりとりがなんとも微笑ましい。
天農が火村に語る事件の概要と、絵本やゲームを楽しむ真樹ちゃんとアリスのシーンとが交互に繰り返さ
Posted by ブクログ
〈宿〉をテーマにした短編4作品。
旅行に行ったような気分になれるミステリ。
古い民宿から豪華ホテルまで舞台は様々で、作品ごとに雰囲気も読み心地も違うので、最後まで楽しかった。
自分がこれまで泊まった宿を思い出しながら想像して読むのもまた楽しい。
短すぎないちょうどいい長さで、予想外の捻りや、火村ファンにはたまらない一編もあり、今まで読んだ〈国名シリーズ〉以外の短編の中では一番好きかもしれない。
『暗い宿』
廃業した民宿に泊めてもらうアリス。
「それにしても──この宿は暗い。」
暗くて古い民宿はもうそれだけで怖いのよ。
『ホテル・ラフレシア』
石垣島の高級リゾートホテルで行われた〈犯人当て
Posted by ブクログ
「この島は、どこか変だ」
大好きな孤島のクローズドサークル!
この島に集まっている人達は何かを隠している…
2章の最後の1行を見た時、思わず目を閉じて喜びを噛みしめた。
「これは来たな」と思った。
クローズドだけでも大好物なのに、さらに嬉しいことにテーマまで大好物だったから。
W大好物で、面白くないわけがない。
この作品は「クローズドサークル」で検索ししていた時によく見かけていて、ずっと読みたいと思っていた。
でも、クリスティの『そして誰もいなくなった』のような王道クローズドサークルを想像していると、印象はかなり違う。そして、ロジック重視という作品でもない。
この物語のメインは、犯人探し
Posted by ブクログ
「皆さんに、娘を連れ戻してほしいのです」
外部の人間が入ることを許されない、芸術家の村へ行ったまま戻らないマリア。
交通手段が途絶された大好物のクローズドサークルに、さらに鍾乳洞まで登場する。
閉所恐怖症なので、ひとつ道を間違えたら戻れなくなりそうな空間のドキドキと、ミステリが重なって楽しさが倍増した。
探偵不在の中で織田・望月・アリスの3人が手探りで必死に頑張る姿が微笑ましい。
読んでいる途中で、何だか既視感があると思ったら、過去に読んだあの作品はこの『双頭の悪魔』がモチーフだったんだと気づいた。
古典的な雰囲気と、最後まで犯人が誰なのかわからないという、王道の本格ミステリをしっかり味