有栖川有栖のレビュー一覧
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連休の締めは有栖川有栖さんで。
学生アリスを一気に読まずに取っておいてよかったと、読みながら何度も思った。
新興宗教施設という特殊なクローズドサークル。城の中では独自のルールが絶対で、何が起きても警察は呼ばない。外の世界の常識も通用しない。
入ってくる情報はすべて協会を通したもので、何を信じればいいのかわからない。
頼れるのは仲間だけ。
このシチュエーション最高!
そして事件だけじゃなくて、英都大学推理小説研究会(EMC)の5人も最高。
先輩と後輩、友達同士。くだらないことで盛り上がったり、青春の甘酸っぱさがあったり。
事件の緊張感とはまた別の楽しさがある。
妄想の中では自分もEMCの6人目。
みんなとワイワイこの城に閉じ込められているので、長くても全然気にならない。むしろこの5人と一緒ならどれだけ長くてもいい。
前作『双頭の悪魔』から15年を経て刊行されたとのこと。長い年月を経て学生アリスはますます面白くなってる。
火村シリーズも好きだけど、やっぱり学生アリスも楽しいなぁ。
下巻へ続く。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ有栖川有栖氏初読み。最高傑作との呼び声高い本作を選んだが、評判通りの面白さで、700頁近い大作もサクサク読めた。
実は推理小説を好きになったキッカケが、子供の頃に読んだ『エジプト十字架の秘密』だった。なので「読者への挑戦状」が出てくるクイーン系の論理的推理小説は大好物なのである。
探偵江神がラストで犯人相手に延々と謎解き語りをするシーンはいささか冗長に感じだが、二つの殺人事件が鮮やかに結び付いた瞬間には「これぞ推理小説」と拍手喝采であった。
あと、著者はこのタイトルが気に入っていると「あとがき」で言っていたが、正直私は合っていないように感じた。 -
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ネタバレ交換殺人かつ間に仲介人がいるという特大ネタバレを知っていたが、逆にそれ以外は知らなかったので意外と楽しめた。
特に手紙のトリックや香水の意味は流石。
他感想サイトにあった動機の弱さに関しては処女作からなので特に感じず。
マリアの悲劇のヒロインムーブはもう少し鼻につくかと思ったが、逆に面白くなってしまい苛立ちはなかった。マリアだけじゃなく登場人物みんな夢見がちなせいかも。だから余計に犯人の冷徹さが際立つ。
志度は良いキャラだと思ってたが、まさか火村さんの元ネタとは。
総じてロジック重視派の名に恥じない傑作だった。
次は江神さんあたりが失踪するのかな? -
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お話の主要な場面に「猫」が登場するアンソロジー。
内容はミステリーだったり、エッセイだったり。。
どれも秀逸で、面白く読むことができました。
最初の作家さんの、親の影響で猫を飼っていて、仕事の中で余命いくばくの猫に遭遇して・・のお話も良かったし、ミステリー好きとしては、ロックの仲間割れを招いた猫の話、離婚話で持ち上がったある疑惑から、猫が切欠で現実味が帯びる話はゾクッとするものがありました。
その中でも、一番好きなのは、野良ちゃんを見守るご家族のエピソードが詰まった、感動&笑いのお話。とても良かったし、私がポチっとしたこの電子書籍代も、猫ちゃんの治療の還元に役立てば大変うれしいです笑 -
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ネタバレ直前に黄土館の殺人を読んでいたんだけど、交換殺人のネタがもろかぶり。。
順番的には黄土館の殺人が双頭の悪魔をモデルにしたんだろうなぁ。
香水で跡をつけたこと、交換殺人は簡単に連想できたんだけど、3人の犯人はさっぱりわかりませんでした。傘に香水を仕込むのはあらかじめできたろうし、あの犯人でなくても良かったのでは???いまいちネタバレしてからも納得できず。
でも面白かったです。
犯罪者は芸術家、探偵は批評家ってセリフも出てきて、これは怪盗キッドのセリフと盛り上がりました。元ネタがよくわからないけど、外国の推理小説のネタなのかな?
今回はマリアとアリスの絡みがあまりなくて残念でした。2人の恋路を応援しつつ、次の作品を読むのを楽しみにしています。アリスシリーズはあと2冊。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ推理部分は当たり前のように面白くて、さらに江神さん、アリス、マリア全員のキャラが良くてサクサク楽しく読めた。
読者への挑戦状のページで一旦止まって推理してみようとしたけど、取っ掛かりすら分からない笑
密室ってのは犯人の痕跡が1番残りやすいだろと思って、そこを足掛かりにしようとしたけど、ぜんぜんダメでしたね笑
江神さんが密室は関係ないとヒントをくれてたのに無視してごめん!
もうぜんぜん分からないから20分くらいで諦めて解決編突入!
まさかタイヤの跡からそんなに色々なことが分かるなんて…!衝撃…!
月光ゲームも孤島パズルも敗北…
この悔しさは双頭の悪魔で晴らす!