孤島パズル

孤島パズル

小説・文芸
550円 (税込)

2pt

英都大学推理小説研究会に新風を吹き込んだ彼女(マリア)が「伯父の別荘へ行かない?」と誘った孤島の夏。メインテーマは宝捜し(パズル)。みごと解ければ推理研の面目躍如、波涛を越えて時価数億円のダイヤが眠る嘉敷島へやってきた江神二郎とアリスは、楽しむ間もなく起こった事件に巻き込まれてしまう。毎年同じころ島に会する人々に密やかな翳りが根ざしているのか、南国の陽光と青い海、降るような星空を背景に幕間のない悲劇が進行していく。――ここにパズルがある。どうかあなたの手でこの小宇宙に秩序をもたらしていただきたい――〈読者への挑戦〉が興を添え、青き春を謳うロマンティシズムが錦上に花を敷く、極上の本格ミステリ。

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孤島パズル のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    極上のミステリ体験でした( * ॑꒳ ॑*)
    星6˙ᴥ˙

    孤島での宝探し、アリスの青春物語、起こる不可解な密室殺人、残されたダイイングメッセージ、そして読者への挑戦状。すべてにワクワクしました。

    そしてすべてが繋がる真相。
    江神さんの推理はいつも心を締め付ける。
    「お前には止められんかったな」
    のセリフが悲しい。

    0
    2026年04月22日

    Posted by ブクログ

    もしミステリーの世界に迷い込むことがあるのなら、ぜひ有栖川有栖さんの作品に迷い込みたい。
    そう感じるほど有栖川有栖作品はミステリーに対して真摯的だ。
    これは本当に上質なミステリーですなあ。下手にやり過ぎることなく、キャラや設定に頼りすぎることなく。
    本格ミステリーの様式美を美しいまでに表現せれてます。
    昨今の設定モリモリ、伏線ハリハリ、どんでんガエシガエシな作品に慣れてる人は普通だの、物足りないだのと仰るでしょうが、これがよいのですよ、これが。
    あっさりしお味、ミステリーもポテチも結局はコレが1番飽きないのです。
    確かに江神二郎は名探偵史上もっともキャラ薄な気もするが…。逆に云えば無駄にしゃしゃらない優しき男よ。
    いや、面白かった。しばらく有栖川有栖作品を追うことになりそ。

    0
    2026年03月14日

    Posted by ブクログ

    名前はずっと知ってたけれども、初めての有栖川有栖。
    クローズドサークル、密室、ダイイングメッセージ、遺書など王道な内容だが、面白かった。これで2作目とは。
    主人公らのキャラクターや、大学生らしい雰囲気なども良い。(江神さん、キャラクターは好きだけど、27才の大学生は時代を感じる)
    謎解きの場面も哀愁ただようというか、江神さんの優しさが出ていて良い。

    月光と悩みましたが、その後が気になり、双頭の悪魔を買いました。

    0
    2026年02月15日

    Posted by ブクログ

    これこそ推理小説!って要素が散りばめられた1冊。
    金田一少年の事件簿が頭に浮かんだ。

    とても面白かった。
    地図もあり詳しい描写もあったが、自分で想像しながら読み進めていくとても楽しい作品でした。
    映像化が見たい。

    0
    2026年01月25日

    Posted by ブクログ

    絶海の孤島に取り残されたクローズドサークル!
    クローズド好きとしては、外部との連絡ができなくなる定番をきっちり押さえた展開はたまらない。やっぱりスマホもパソコンもない時代のクローズドサークルが好きだ。
    特殊な島の地形図を見ただけでも、あれこれ想像させてくれてワクワクする。

    〈推理小説研究会〉に、紅一点のマリアが登場する。男子校のようなノリも好きだったけど、マリアが加わったことで前作以上に登場人物たちが生き生きしている。
    アリス、マリア、江神の関係性と、甘酸っぱい青春も良い。
    『月光ゲーム』の女性陣はあまり好きになれなかったけど、マリアは魅力的。

    そして、前作よりもアリスがワトソン役に徹していて、謎解きがわかりやすくなって読みやすい。
    残されたヒントから、論理的にスルスルと真相へたどり着いていく感覚が心地いい。
    「えっ!」とドキドキすることもあった。
    物語の中でパット・マガーや『黄色い部屋の謎』に触れられたのも、個人的に嬉しいポイントだった。

    火村シリーズから読み始めたせいか、どうしても火村愛が強くて、現時点では江神のすごさがまだそこまでわからない。
    助教授と大学生を比べるのも違うし、江神シリーズはまだ2作目だし、これからに期待したい。

    次作『双頭の悪魔』は名作と名高い一冊なので、ずっと読みたかった作品。
    期待しすぎてハードルを上げすぎないようにしつつ楽しみたい。

    年越しでゆっくり読んだ時間ごと、記憶に残る一冊になった。
    年始も『有栖川有栖フェア』を楽しむ日々になりそう。
    今年もよろしくお願いします。

    0
    2026年01月02日

    Posted by ブクログ

    江神シリーズ第2作とても面白かった。
    そう言われればそうとしか思えない推論で犯人を特定する過程、整理しても読んでて分かることはないだろうなぁと感じる。
    第3作も楽しみ

    0
    2025年11月06日

    購入済み

    切ない

    今のところ、有栖川有栖作品No.1です。

    0
    2022年07月29日

    Posted by 読むコレ

    読書の何処に価値を求めるか。
    僕であれば如何にワクワクできるか、これに尽きます。
    ミステリの場合、今まさに読み進めているこの頁の内容が後の大変な伏線だったと思い返す時が来るのだろう、と解答編を想像するだけで心が踊る訳です。
    とはいえ始終それでは疲れるし飽きる。
    できれば程々に、例えば他の楽しい事に気を取られている中で、ふと思い出した様にワクワクを感じてしまうという風な、それ位が丁度いいと思うのです。
    本書はミステリの上に宝探し要素も加わって、ワクワクが倍加なうえどちらも"丁度いい"。
    最強の組み合わせに狂喜できます。

    1
    2014年04月22日

    Posted by ブクログ

    嵐によって外界から孤立した「クローズドサークル」の中で次々と事件が起こり、まるで自分もアリスたちと一緒に島に閉じ込められたかのような緊張感とハラハラ感を味わえた。本格ミステリならではの緻密なロジックによる謎解きや、作中の「読者への挑戦状」などの仕掛けもあり楽しめて良かった。私自身は全く解けなかったけど(笑)事件が解決したあとには切ない余韻が残る作品。

    0
    2026年09月24日

    Posted by ブクログ

    江神さんさえ何も語らなければ、何も起こらないではないか。

    このアリスの心の声がすごく心に残った。それに対する答えのように光原さんの解説で、
    クローズド・サークルで起こった殺人の謎が、もし説き明かされないままになったとしたら、その場にいた人は生涯、目に見えない檻の囚人であり続ける。だから説き明かさなければならない、とあった。

    たしかに身近な人や夫婦でさえ、クローズド・サークルにいる最中だけではなく、その後生涯互いを疑い続けなければならないのは辛いだろうと思った。

    すごく悲しい結末だったが、やはりこうしなければ悲しみの連鎖は止められなかったのかもしれない。

    江神先輩はふわふわした雰囲気を纏いつつ、人並みならない覚悟を持った人だと思った。

    0
    2026年08月25日

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