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ついに読める! 火村英生 幻の事件
都市伝説“砂男”を調べていた学者が刺殺された。
死体にはなぜか砂が撒かれていて……。
奇怪な殺人事件に火村とアリスが挑む表題作など、
これまで雑誌掲載のみとなっていた幻の〈火村シリーズ〉2作をはじめ、
〈江神シリーズ〉やノンシリーズの貴重な作品6編が一冊に!
すべて単行本未収録。
江神二郎と火村英生が一冊で競演する、贅沢なミステリ作品集。
【目次】
女か猫か(☆)
推理研VSパズル研(☆)
ミステリ作家とその弟子
海より深い川(★)
砂男(★)
小さな謎、解きます
☆……江神二郎シリーズ
★……火村英生シリーズ
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
単行本未収録作品6編、火村シリーズ&江神シリーズをタイトル「砂男」として文庫本で発表。
美味しい所を掻い摘みです。
もちろんシリーズものは、何時もながら面白いが、今回はその他の作品「ミステリ作家とその弟子」「小さな謎、解きます」の2作品が面白かった。
スランプ気味な作家に弟子入した男が持ってくる作品に対して、作家のレクチャーが白熱する。
鉄道トリック、有名な物語に独創的なツッコミを入れつつ新しい物語を紡ぎ出していく。
斬新な裏物語に、弟子同様のめり込んでいった。
ほぼ無給で住み込み、作家の妻の家事手伝い、身の回りの世話をして、その変わりに作家に自分の作品の批評やアドバイスをもらう日々。
何を思い弟子入したのか?
ラストが定番ながらも・・・。
街角探偵社を名乗る、推理小説好きの私立探偵。
探偵とは名ばかりの便利屋でもあるが、フワッとしたお悩みを解決していく彼と相棒のような甥っ子のやり取りが楽しい。
実はこの2作品が「砂男」より面白かったかもしれないです。
Posted by ブクログ
単行本未収録作品を集めた短編集だという事だが、古いものがある。
「海より深い川」と「砂男」がそれ。
どちらも、法令や社会情勢が変わったり、発表時期を逸するうち、他の作品にアイデアを流用してしまったもの。
そういう背景をお伝えした上で読んでいただくことにしたということ。
あとがきに作者も「『砂男』は、いかにも有栖川有栖が書きそうな話!」と書いているが、私もそう思う、満足な読後感でした。
【女か猫か】江神二郎シリーズ
有馬麻里亜(ありま まりあ)が持ち込んだ謎。友達のガールズバンド内の、一人の男性をめぐる、あれこれ。
【推理研vsパズル研】江神二郎シリーズ
アンソロジー『神様の罠』で既読。でもいまだに青い目と緑の目のパズルの説明がよく理解できない・・・
【ミステリ作家とその弟子】
・刑部慶之助(おさかべ けいのすけ)59歳、ベテラン作家。最近スランプ気味
・御堂清雅(みどう せいが)25歳。今時珍しい内弟子。1年前に、どうしても、と押しかけてきた。小遣いをもらう程度で、今まで刑部の妻・萌子がやっていた雑用も一手に引き受けた。萌子は楽になり、刑部も重宝しているが・・・
御伽噺の分析が面白かった。
【海より深い川】火村英生、作家アリス
大阪湾で発見された2体の死体を「海より深い川」という言葉が結びつける。
【砂男】火村英生、作家アリス
「砂男」という都市伝説が子供たちの間で広まっている。
眠ったきり目が覚めないというのは、子供心にもとても怖いに違いない。
【小さな謎、解きます】
樋間直人(ひま なおと)28歳。定職につかずブラブラしていたが、祖母が占いの館を引退するにあたり、後の借り手がつかなかったため、何でもいいから商売をしなさい、と物件を託したのだ。
直人はそこに『街角探偵社』を開く。お客が来ないので、「小さな謎、解きます。お気軽にご相談ください」と書き足した。
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