有栖川有栖のレビュー一覧

  • 新装版 46番目の密室

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    ネタバレ

    途中までは地味だと思ったが、最後に明かされるトリックの丁寧さと話の作り込みで地味なイメージが実直なイメージに変わった。病膏肓に入って歪んだ考え方をしてしまう職業病のアリスと、徹頭徹尾論理派の火村との対比が良かった。二人の補い合う様な関係性も好きだ。
    色んな意味で密室への愛が凄い。

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    2025年02月25日
  • 砂男

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    単行本未収録の作品群。中でも私は 推理研VSパズル研 と、ミステリ作家とその弟子 が興味深く読めました。自分は考えている途中経過を知ることが好きなのかなと思いました。

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    2025年02月15日
  • 新装版 46番目の密室

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    火村&有栖川シリーズ開幕です。
    このシリーズの新刊を書店で見て、しばらく読んでないな〜久しぶりに1作目を再読するか…と。
    案の定、覚えてなかったので2度目も楽しめました。舞台は雪の軽井沢。編集者や作家が集まるクリスマスパーティー。わくわくしかないシチュエーションですね。軽井沢とはいかないまでも、今の季節は冬。しかも寒波襲来であまり雪が降らないとこに住んでるけど、ちらちら雪が舞ってるのをみながら暖かい部屋で読んだので最高でした。
    綾辻行人さんの解説もいいですね。

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    2025年02月06日
  • 濱地健三郎の呪える事件簿

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    シリーズ物らしく初めて手に取りました。幽霊とか怪奇現象のようなお話はあまり見てなかったので勝手に推理ものだと勘違いしてしまって読み進めていくうちに人ならざるもの達が出てきて怖かったです。ゲゲゲの鬼太郎の目玉のオヤジみたいにそれに対して詳しい解説や倒し方を言ってくれるみたいなのはないからこそわからない存在にゾッとしたり、ノイズにならずに各章を読めた気がする。主人公である2人の掛け合いとかも面白かったのでまたシリーズが出たら手に取りたくなると思う。

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    2025年02月06日
  • 砂男

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    有栖川有栖ファンのための一冊という感じで、満足度高い!(つまり有栖川有栖初読みって人には、微妙かも…)

    やっぱり作家アリスシリーズ最高だな。もうね、火村&有栖川コンビのやり取りを読んでいるだけで楽しいのよね。
    学生アリスシリーズは少し仲間に入れない気分(?笑)だけど、『推理研VSパズル研』がおもしろかった。
    最初青い目と緑の目のパズルの解説がちんぷんかんぷんで、「え?これみんな分かるの??」と焦ったけど、まぁたぶん理解できた 笑
    これが作中で言っていた“実際は推理について行けず、ぽかんとする人”なんだな。

    あとね『ミステリ作家とその弟子』を読んで、芥川龍之介の『桃太郎』をオーディオで聞いて

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    2025年02月05日
  • 濱地健三郎の呪える事件簿

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    シリーズ3作目。今回は濱地の人間らしい部分も垣間見える箇所もあり、また、霊等の禍々しさも強力な物もあり、読み手を飽きさせない面白さがあった。
    連作短編集で良かった。長編ならどこで手を休めようかと悩むところだった。

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    2025年01月29日
  • 禁断の罠

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    最近勢いのあるミステリー作家6人の競演。オール讀物か別冊文藝春秋などが初出の読み応え抜群の一冊でした。もし気になる作家さんが入っていたら試し読みに最適です。タイトル的にスカッと爽やかとはいかない内容が多いので、読み心地良いもの求めている人には向きません。
    「ヤツデの一家」新川帆立
    三代目を継いだ女性政治家の語り。暴君だった父の後妻の連れ子、渉は美しく世渡りがうまく、面倒なことは嫌い。でも私にアプローチしてきて、私も渉なしではいられない。そして私は醜いが、美しく身体の弱い妹がいる。
    女の国会みたいな話かと思ったら全く違いました!珍しくドロドロっとしたお話です。
    「大代行時代」結城真一郎
    世の中流

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    2025年01月29日
  • 日本扇の謎

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    ネタバレ

    待ちに待った国名シリーズの最新刊。
    やっぱり火村&有栖川のやり取りが好き。いつまでも読んでいたい。

    ストーリーは日本らしい儚さや美しさを感じるもので、正直好みとは少しずれていたけれど、それでも二人の世界観は相変わらずで良かった。

    颯一の遺体が発見されてからは、グッとストーリーが進んで夢中になって読んでしまった。
    動機はねぇ、いまいちしっくりこない気もするけれど、犯人の境遇を考えるとこういう思考になるのかもね。

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    2025年01月27日
  • 江神二郎の洞察

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    ネタバレ

    『学生アリスシリーズ』初の短編集。
    『月光ゲーム』から『孤島パズル』までの間で、麻里亜がサークルに入部するまでのエピソードを集めたもの。わずか数ページで終わる日常の謎や、川に上がった遺体の謎、麻里亜の入部するきっかけとなったエピソードなど、多種多様なエピソードが書かれていてとても面白かったです。
    望月と織田の軽妙なやりとりや江神のミステリーに対する価値観、そして『月光ゲーム』後の有栖の心情など細部が補完されていて、読んできたファンである私も嬉しかったです。また孤島パズルで登場し、レギュラーとして活躍する有栖がどうしてサークルに入ったのかのエピソードと先ほどの有栖の心情のエピソードが上手く絡み合

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    2025年01月24日
  • マレー鉄道の謎

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    バチバチに面白かった。というのも、やはりトリックがバチバチに奇抜だったからだ。さすが有栖川有栖。

    人生何が起こるか分からなく、自分も今年マレーシアに行くことになった。その事前学習として本書を選んだわけだが、、、異国情緒たっぷりだった。
    キャメロンハイランドを舞台にしているのでジム・トンプソンの事件は外せない。それあってこの結末かとため息が漏れる。絶妙だった。
    松本清張の『熱い絹』も外せない本になりそうだ。

    ちなみにマレー鉄道に乗る前にはあまりおすすめはできる本ではない。でもきっとマレー鉄道には乗る。そして色々この本のことを思い出すだろう。

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    2025年01月18日
  • 双頭の悪魔

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    ネタバレ

    学生アリスシリーズ第3弾。
    音信不通の麻里亜を追って芸術家が集まる木更村へ向かった江神一行。そこで災害に巻き込まれ木更村と隣の夏森村にメンバーが別れてしまう。復旧を待っているとそこで奇妙な殺人事件が双方で発生し...という物語。
    非常に濃厚で面白かったです!!絶妙に怪しい登場人物達、隔絶されている木更村、現場に巻かれた香水 etc...。ミステリー好きには堪らない内容でとても満足です。今回は超長編と言うことも有り、『読者への挑戦状』が3回も登場し、その後の解決編もキチンと伏線を回収していくところがとても清々しかったです。そして2つの挑戦状の答えが出ても、それを凌駕する真相にはとても驚かされまし

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    2025年01月05日
  • 孤島パズル

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    パズル好きの大富豪が残した謎を解き明かすために、その孫に誘われた江神と有栖が孤島の6日間の滞在に誘われる。
    そこで、謎の連続殺人が発生しその謎を解き明かすことになり・・・という物語。
    無線機が壊され連絡が取れない中でのクローズドサークルものでとても魅力的で面白かったです。
    一族の複雑な絡み合いや、ダイヤモンドの在処を示す暗号解読などミステリー好きにはたまらない作品となっていてとても面白かったです。
    江神二郎の推理が今回も冴え渡っていてきっちり疑問点を解決していてくれてとても良かったです。そして明らかになった真相とそれによって引き起こされた新たな悲劇...。そして最後にそれによって麻里亜が負った

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    2025年01月03日
  • 孤島パズル

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    学生アリスシリーズ2作目。
    新キャラのマリアが良いキャラしてて魅力的。アリスとの青春感満載のやり取りも良かった。

    ミステリ部分もめっちゃ面白くて、ひとつの手がかりから謎が芋蔓式に溶けていく様相はやはり心地良い。
    そして後半に差し込まれる読者への挑戦状。やっぱりテンション上がりますね!自分はなんも分からんかったですがw

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    2025年01月01日
  • 鍵の掛かった男

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    久々の有栖川先生の長編。読み応え噛み応え抜群でグイグイ読み進めることができました。警察はあまり関与せずアリスが主体・探偵になって謎の男の半生を振り返る珍しいスタート。本隊火村が登場してからの物語の動くスピードに、これこれ!となりましたが、アリスが好きなので活躍っぷりにニコニコです!
    謎の男の半生をアリスと共に紐解いていくので、彼の一生を追体験できたような読み終わりで達成感抜群でした。謎解き部分はまさしく本格ミステリのロジカルな謎で満足です。

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    2024年12月27日
  • 新装版 マジックミラー

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    有栖川有栖を遅ればせながら初めて手にした作品。作中の事件解決は時間がかかっているようだけど、読んでいる私にはテンポが良く、トリックを誰がどのように解いてくれるのか(人任せ…)とてもわくわくしながら読み進めた。
    犯人や動機は初めからほぼ予測できるサスペンスに近いけれど、とにかくアリバイトリックに重点を置いた本格ものに脱帽。次はどの作品を読もうか今から本屋さんに駆け込みたくて仕方ない。

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    2024年12月18日
  • ロシア紅茶の謎

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    短編集だと知らずに国名シリーズを読み始めた。

    どのお話も面白い!!
    こっちも推理しながら読み進めていくのがいい!

    どの物語も最後のオチが好きです。
    毎回各短編最終ページが気になって読み進めていた。

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    2024年12月15日
  • 双頭の悪魔

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     芸術家たちが創作に没頭する木更村と外側の夏森村で殺人事件が起き、木更村に居る江神さんとマリア、夏森村に居るアリス、織田、望月がそれぞれ事件を解決する新本格ミステリーを代表する一冊で、全く繋がりが見えない事件が繋がった時「確かに『悪魔』としか言いようがない。」という思いと、意外な犯人に対する驚きに溢れた。最後のビターな余韻も良かった。

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    2024年12月09日
  • 双頭の悪魔

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    【ミステリーレビュー600冊目】謎解き本格ミステリーの歴代1位! 学生アリス第三弾 #双頭の悪魔

    ■あらすじ
    四国の山間、外部の人間を寄せ付けない芸術家がこもる木更村。マリアがこの村を訪問したまま帰ってこない。英都大学推理研究会メンバーがマリアを連れ戻すよう木更村を訪れるも、取りつくしまもなく面会を断れてしまう。

    その後、その地域は大雨に見舞われて交通が断絶、研究会メンバー、マリア双方とも外界との接触が断たれた状況となり…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    みんな大好き、学生アリスシリーズ第三弾。シリーズ最高峰と言われる作品ですね。約20年ぶりに読んだんですが、あらためて高品の高さにビックリ

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    2024年11月27日
  • 猫はわかっている

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    ほっこり系からミステリーまで。猫にまつわる短編集。個人的には村山由佳さんの「世界を取り戻す」と長岡弘樹さんの「双胎の爪」、嶋津輝さんの「猫とビデオテープ」が良かった。

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    2024年10月07日
  • 双頭の悪魔

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    有栖川有栖先生の学生有栖川シリーズ
    第三弾!
    ありがとう有栖川有栖先生!
    私的、有栖川有栖先生の最高傑作です。
    いや〜
    面白い!
    かなり長い作品で、約300ページまで何も起こらないが、読む手は止まりません。
    有栖川有栖先生は何も起こらなくても、面白いですなー笑
    もちろん、後半はもっと凄いです。
    王道といえば有栖川有栖。
    有栖川有栖といえば王道。
    前2作品も面白かったが、これはそれ以上です!
    有栖川有栖先生、お願いです。
    もっと「学生有栖川シリーズ」書いて欲しいです。

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    2024年10月15日