有栖川有栖のレビュー一覧

  • ロシア紅茶の謎

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    短編集だと知らずに国名シリーズを読み始めた。

    どのお話も面白い!!
    こっちも推理しながら読み進めていくのがいい!

    どの物語も最後のオチが好きです。
    毎回各短編最終ページが気になって読み進めていた。

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    2024年12月15日
  • 双頭の悪魔

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     芸術家たちが創作に没頭する木更村と外側の夏森村で殺人事件が起き、木更村に居る江神さんとマリア、夏森村に居るアリス、織田、望月がそれぞれ事件を解決する新本格ミステリーを代表する一冊で、全く繋がりが見えない事件が繋がった時「確かに『悪魔』としか言いようがない。」という思いと、意外な犯人に対する驚きに溢れた。最後のビターな余韻も良かった。

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    2024年12月09日
  • 7人の名探偵

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    新本格ミステリ30周年記念アンソロジー。ミステリを象徴する「名探偵」たちが登場する。特に、麻耶雄嵩「水曜日と金曜日が嫌い -大鏡家殺人事件-」、有栖川有栖「船長が死んだ夜」、法月綸太郎「あべこべの遺書」は、それぞれ名探偵のメルカトル鮎、火村英生、法月綸太郎が登場する、とても良い作品。また、山口雅也「毒饅頭怖い 推理の一問題」は、落語をテーマにした作品で、かつ最後のサプライズに驚かされた。

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    2024年11月30日
  • 双頭の悪魔

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    【ミステリーレビュー600冊目】謎解き本格ミステリーの歴代1位! 学生アリス第三弾 #双頭の悪魔

    ■あらすじ
    四国の山間、外部の人間を寄せ付けない芸術家がこもる木更村。マリアがこの村を訪問したまま帰ってこない。英都大学推理研究会メンバーがマリアを連れ戻すよう木更村を訪れるも、取りつくしまもなく面会を断れてしまう。

    その後、その地域は大雨に見舞われて交通が断絶、研究会メンバー、マリア双方とも外界との接触が断たれた状況となり…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    みんな大好き、学生アリスシリーズ第三弾。シリーズ最高峰と言われる作品ですね。約20年ぶりに読んだんですが、あらためて高品の高さにビックリ

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    2024年11月27日
  • 暗い宿

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    「宿」、すなわち「旅」と「夜」をテーマにしたミステリ短編集。最後にロジックが繋がる謎解きは勿論、「旅」の持つ情景が描かれており、「宿」が魅力的に写った。

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    2024年10月29日
  • 菩提樹荘の殺人

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    「若さ」が共通の要素として組み込まれた中短編集。やはり火村英生の鋭い推理は読んでいて楽しい。成長段階の若い人間を描いた三作と、成長しきった上で「若さ」を追い求める人間を描いた表題作。ミステリ好きだけでなく、若い人が読んでも楽しめる作品。

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    2024年10月22日
  • 長い廊下がある家 新装版

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    刺激的な「謎」が四編収録された中短編集。特に、表題作「長い廊下がある家」と「ロジカル・デスゲーム」は、謎解きとラストが秀逸だった。「長い廊下がある家」は題名の舞台は通り長い廊下を持つ屋敷。解決編のアリバイ崩しは圧巻。「ロジカル・デスゲーム」は火村英生と連続自殺事件の黒幕の頭脳戦で、命を賭した戦いは読んでいてハラハラした。

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    2024年10月11日
  • ペルシャ猫の謎

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    火村英生シリーズ・「国名シリーズ」の第五作目。論理的な謎解きメインの本格ミステリの他に、火村英生にまつわる掌編2編と、警察が主人公の短編1編も収録されており、他の短編集とは作品の雰囲気が異なる。本格ミステリでは「わらう月」のアリバイトリックは書かれた年代の技術が反映されていて巧妙だった。表題作「ペルシャ猫の謎」は、最後の火村の下した判断に意外性があった。有栖川作品の短編の中でも異色作である。

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    2024年10月07日
  • 猫はわかっている

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    ほっこり系からミステリーまで。猫にまつわる短編集。個人的には村山由佳さんの「世界を取り戻す」と長岡弘樹さんの「双胎の爪」、嶋津輝さんの「猫とビデオテープ」が良かった。

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    2024年10月07日
  • 双頭の悪魔

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    有栖川有栖先生の学生有栖川シリーズ
    第三弾!
    ありがとう有栖川有栖先生!
    私的、有栖川有栖先生の最高傑作です。
    いや〜
    面白い!
    かなり長い作品で、約300ページまで何も起こらないが、読む手は止まりません。
    有栖川有栖先生は何も起こらなくても、面白いですなー笑
    もちろん、後半はもっと凄いです。
    王道といえば有栖川有栖。
    有栖川有栖といえば王道。
    前2作品も面白かったが、これはそれ以上です!
    有栖川有栖先生、お願いです。
    もっと「学生有栖川シリーズ」書いて欲しいです。

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    2024年10月15日
  • 新装版 46番目の密室

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    前に読んだのがマレー鉄道だったのもあってあっという間に終わってしまいました。火村と有栖川にひとらしい人情(それがメインではないにせよ)があるのが、個人的によかったなと思うところでした

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    2024年09月21日
  • 双頭の悪魔

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    ネタバレ

    第一の挑戦
    犯人当て→二択まで
    トリック→正解

    第二の挑戦
    犯人当て→正解
    トリック→半分正解半分不正解

    第三の挑戦
    犯人当て→全くわからず
    トリック→全くわからず

    いやぁ、面白かった。この鈍器のような文庫を食い入るように読み入った。交換殺人だと気付いたのは種明かしの直前だった。全然早くに気付けたはずだったのに、悔しい。ただし動機は全部わかった。動機について悩んだのは、もしかしたら室木も由衣の熱狂的なファンで八木沢と結託した可能性があったから。ただ、理想宮の話が盛り上がってきてからはまぁ遺産だろうという感はあった。

    前二作を読んでいないので江神さんがどんな人なのかわからなかったが、最後

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    2024年09月12日
  • 神様の罠

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    裏表紙に書いてある通り、珠玉の6作だと思いました。
    アンソロジーは初めて読みましたが、1冊で様々な話を読めて非常に楽しかったです。
    どの話も面白かったんですが、特に有栖川有栖さん作の話と辻村深月さん作の話が印象に残りました。

    有栖川有栖さん作の話は主人公たち推理研がパズル研の人たちから出題された論理パズルをお互いに知恵を出しながらパズルを解いていく、というものでした。
    探偵役はずば抜けた推理力であっさりとパズルを解いてしまいます。
    この探偵役の鮮やかな推理も痛快で面白いのですが、探偵役でないその他の推理研メンバーがお互いに知恵を出し合ってパズルを解こうとしている様子を見るのが非常に楽しかった

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    2024年08月31日
  • ブラジル蝶の謎

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    ブラジル蝶の謎
    長年無人島で暮らしていた被害者

    妄想日記
    何故死体を燃やしたのか

    彼女か彼か
    目撃証言の信憑性


    事件関係者が嘘をつくのが事件に関することとは限らない

    人喰いの滝
    人が飲み込まれ出てこない滝

    蝶々がはばたく
    火村とアリスが蟹目当ての旅行

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    2024年08月27日
  • 暗い宿

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    再読。読み味の異なる短編集で楽しかった。
    最後の話がアクションメインかつほぼ火村先生のみの異色作で面白い。ホテル・ラフレシアの不気味さも好き。

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    2024年08月09日
  • 孤島パズル

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    王道の離島ミステリーでした!
    割と序盤で犯人の予想はつきましたが、チョロチョロ怪しい方々がいるので確信を掻き乱されながら読んでいました笑
    主張が強すぎない名探偵でした!

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    2024年08月05日
  • 禁断の罠

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    短編のミステリーを読みたいと思い手に取った1冊。

    読みやすく、面白かったです。

    米澤穂信さんの『供米』が個人的に1番好きでした。

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    2024年07月27日
  • マレー鉄道の謎

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    いつもの2人が日本を飛び出して海外で事件に遭遇。日本なら簡単に行ったことが異国ではそうもいくまい。聞き取れない英語に苛立つアリスや、日本での通りにいかない歯痒さ。さらには友人にかけられた嫌疑と帰国までのタイムリミット。微笑ましい旅路からジリジリと迫るリミットにハラハラ。そして登場警察官へのイライラ笑
    鉄道ミステリーではないけど、鉄道で繋がるミステリー。

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    2024年07月18日
  • 火村英生に捧げる犯罪

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    名探偵・火村英生の短編集。8編の短編本格ミステリが収録されている。短い作品は10ページほどだが、それでも「なるほど」と思わされる謎が描かれている。特に良いと思った作品は『あるいは四風荘殺人事件』。未完の推理小説の結末を考えるという内容の作品で、火村英生の推理でトリックを「見破る」力に驚いた。

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    2024年05月17日
  • 神様の罠

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    乾くるみ、米澤穂信、芦沢央、大山誠一郎、有栖川有栖、辻村深月のアンソロジー。
    短編で読みやすく、コロナの初期の様子や日常のちょっと不思議なミステリー。
    特に江神二郎シリーズが好き。

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    2024年05月14日