芦沢央の作品一覧
「芦沢央」の「あなたが正しくいられたとき」「警察小説アンソロジー」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「芦沢央」の「あなたが正しくいられたとき」「警察小説アンソロジー」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
「おまえは、加奈の日記を読んだはずだ。加奈がどんな思いをしていたか、全部横で見ていたじゃないか。安藤さん、つらかっただろうな──おまえがそう言ったんだ」 声が徐々に震え、最後は言葉にならなくなる。堪えきれず、左目から涙がこぼれ落ちた。熱い感触が頰を滑る。「なのにどうして──それで反省することができない」 咲は、感情をすべて封じ込めたような無表情を崩そうとしない。 安藤は唐突に気づいた。いくら言葉を重ねても、目の前の人間に届くことはないのだということに。言葉は重ねれば重ねるほど一つひとつが薄くなっていって、一向に厚みを増さない。
もうここの文章に尽きる。
おもしろかった。人を変えることな
Posted by ブクログ
すごく面白かった
各章で出てくる「汚れ」
それを隠そうとする当人の弱さだけでなく、その周りにいる人物さえも不気味さを覚えた。
汚れた手を「汚れたけど洗った手」ではなく
「元から汚れていなかった手」にしたいという
人間の本性のようなものがこの作品からはすごく伝わった。
個人的に好きな編は「ミモザ」だと感じた。
本書(文庫本)の解説にもあったが
「悪い事をしたから悪いことが起きるとは限らない」
という瀬部の発言には、正直恐ろしさを感じた。
しかし「人の弱さを利用する人間」だけを恐ろしいと感じたのではない。私は利用された人間は自らも逃げ場を消してしまう現実に恐ろしさを感じた。
Posted by ブクログ
どれも軽く読めて、ちょっとイヤミスっぽくて楽しい。
十時刑事はシリーズものとして読みたい。
表題作の『あなたが正しくいられたとき』がなんだかスッキリしない。
私の考え方が窪田くんと同じヒーロー的なんだろうか。
いくら父親が自分(娘)を助けたせいで亡くなってしまった重荷から解放するためとは言え、母親がわざと落として他人に助けさせて記憶を上書きするかな…?
それが本当の正義なの?
意図的にいろいろなことを準備したとしても絶対安全なわけでもないし、それにひとの口にとは立てられぬとも言うし上書きしてもいつか本当のことを知ってしまうかもしれない。
…っていうところまで考えさせるお話だったってことなの