あらすじ
結婚おめでとう、メッセージカードを書く手が震える。大学時代、新婦とは一番の親友だった。けれど恵には招待状が届いていない。たった6人しかいない同じグループの女子の中で、どうして私だけ線引きされたのか。呼ばれてもいない結婚式に出席しようとする恵の運命、そして新婦の真意とは(「届かない招待状」)。進学、就職、結婚、出産、女性はライフステージが変わることでつき合う相手も変わる。「あの子は私の友達?」心の裡にふと芽生えた嫉妬や違和感が積み重なり友情は不信感へと形を変えた。めんどうで愛すべき女の友情に潜む秘密が明かされたとき、驚くべき真相と人間の素顔が浮かび上がる傑作ミステリ短篇集全5篇。/解説=大矢博子
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Posted by ブクログ
感情がたくさん揺さぶられて楽しかった。
どのお話も、えーー?!なんでー?と困惑するような展開があり結末が予想できず心地よい緊張感と好奇心に駆られ、短編とは思えないほど夢中で読み進めた。
ラストにはそれまでの伏線が回収され、鮮やかな納得感があり、あたたかい。
すごく良かった。
Posted by ブクログ
複雑で深い。仕事も、家庭も、友人もなんでも本当は深い。
ただ、私はぼーっと生きているのであんまり気付いてません。
仕事の奥深さは、日々研鑽です。
Posted by ブクログ
いろんな女ともだちの話。
あとがきを読んで5つの物語が繋がってたことに
初めて気づいてより拍手。めちゃめちゃ拍手。
仕事が変わったら、結婚したら、子供が出来たら、
周りが変わっていくことがあるのは風任せなんだなー
自分に置き換えたときに今のともだちが離れたり
変わっていくのは怖いなと思うけど、
人生が変わるときは自分も変わるときだし
いろんな人との関わりがある方が振り返ったとき楽しい。
入籍を前に、
妙にセンチメンタルになっている今読めて本当によかった。
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ良かった
『女の友情』ってドロドロしてそう…
と思っている人に読んでほしい
私も思っている人です(笑)
女性の友情が長続きしないのは、結婚とか出産とか大きく環境が変わって、出会う人が変わって、何となく疎遠になっていくからだと
うん
確かに私も結婚して出産したら夜遊び友達とは全く音信不通になってしまった。もうどこで何をしているかもわからない。連絡先もわからない。
当時は『我等友情永久不滅也』をガチでやっていたのに…(笑)
でも楽しかった思い出とかあの時の友情はずっと忘れないだろうなぁ。
本当いろいろあったなぁ。
正に今だけのあの子だったわ。
読む前と後でタイトルのイメージがガラッと変わりました!
Posted by ブクログ
泣きそうになった。心があったまった(温まった)。それどころか、人の心の弱さや鋭さを現しつつ、いつもはどこか悲しい結末に繋げがちな作者が優しい蝋燭の火を、決して強くはない、けれどゆらゆらと確かに燃えている焔を、心と心に灯してくれるかんじ----。
この作品が何回も読み直したい。
Posted by ブクログ
良い意味で裏切りのある、
女の友情をテーマにした短編集。
「今だけ」の友情なんだけど、その時間が未来を作っていたり、その「今だけ」が人生の集大成だったり、色々考えさせられる良い話が多かった。
どんでん返しというほどではないが、それなりにあっと驚く仕掛けもあって、一気読みできるタイプの作品。
イヤミスが好きな人にも優しい気持ちになれる話が好きな人にもどっちにも刺さりそうなので、万人にオススメできる良作。
湊かなえ原作のWOWOWドラマみたいな感じで、それぞれ制作したら面白そう。
Posted by ブクログ
「○○ない××」というタイトルになっている5つのお話が入った短編集。
読み進めていくと、最初の印象とは全く違った様子が見えてくる。
ある話の主人公が別の話にも登場する等、全体を通してうっすら繋がりがあるところが良かったです。
Posted by ブクログ
どのお話も展開が面白かった。
昔ドラマのセリフで聞いた「女の友情ハムより薄い」
女の友情は単に薄いだけじゃない繊細で脆くてもっともっと深いところにあるをうまく表現した短篇集
Posted by ブクログ
「女の友情」を集めた短編集。
ドロドロした不穏な始まりから、終盤にかけて謎が解けていき、おそらくハッピーエンドと呼ばれる結末なんだと思う。
ただ私は、一般的なハッピーエンドで感じる爽やかな「良かった!」という感じよりも、砂を噛んだような嫌なザラザラ感が残ったんだよな。
それは面白くなかったということではなく、あまりにも描写がリアルで自分の心の中にある嫉妬とか、疑念とかが炙り出されるからなんだと思う。
芦沢央さんの作品は初めて読んだけど、このリアルな描写を他の本でも感じてみたくなった
私は1番最後の『正しくない言葉』が1番好きでした。
それぞれのお話に緩い繋がりがあるから、それを探すのも楽しかった。
Posted by ブクログ
ああ、『この人は私がいなければ駄目なんだ』と、自尊心や己の存在意義を相手に求めてしまう気持ちがわかるな……。
どの物語にも『この子のそばには私が』という関係性が描かれていて、自分の胸の中の暗い部分を照らされたような、羞恥心というか……ズキズキ痛むような感覚がありました。
Posted by ブクログ
少し想像していたものとは違っていたが、解説を読んでいろいろ腑に落ちた。
それぞれの物語の友情が今後どうなるか分からないけれど、もしこの先は離れてしまったとしても、この時過ごした時間に嘘はないはず。
私自身、昔からの友人はほとんどご縁が途切れてしまって、自分の友人との関わり方が良くなかったのかなぁと少し自分を責めていた。
けれどもそうとは限らないのかなと思えた。あの時、仲良かった“あの子“たちは、“今だけ“だったのかもしれないけれど、大切な人だし、色んなものを与えてくれた。きっと私も“あの子“にとって、そんな存在だったはず。
私が時々、何してるのかなと思い出すように、“あの子“たちも、ふと思い出す瞬間があるのかもしれない。それだけで十分。
Posted by ブクログ
女性の友情をテーマにした短編集。
話がつながっていることに解説を読んで気付きました...!
共感できる点もありつつ最後は感動や気付かされることがたくさんあった。
Posted by ブクログ
芦沢さんの作品初読書
帯通り展開が読めなくて面白かった
だけど、暗すぎず報われているお話たちで
なんだかほのぼの
帰らない理由のシリーズが好きだった
5作短編集なのでサクサク読めるのでおすすめです
Posted by ブクログ
短編集ながら、それぞれの物語が少しずつリンクしており、読み進めるほどに全体像が見えてくる構成が面白かった。
世代を超えて描かれる女性たちの繊細な心情から、芦沢央さんの観察眼と描写の巧みさが伝わってくる。
ドロドロした女性同士の人間関係を描いた作品かと思いきや、実際には互いを思いやり、気を配る温かな友情の物語だった。登場する男性たちも脇役ながら印象深く、物語に深みを与えている。読後に静かに余韻が残る一冊。
Posted by ブクログ
「正しくない言葉」の中の言葉がとっても素敵で
これからも大切にしたい言葉として刻まれました。
『これこそが、これから自分が子どもたちにしてあげられる一番のことなのかもしれない。
歳をとることはそれほど悪いことではないと伝え続ける―大丈夫、いくつになっても楽しいことはたくさんあるし、つらいこともいつかはちゃんと過去になってきっと楽になる日が来る。
そう身をもって示すことこそが、自分が子どもたちにあげられる最後のプレゼントなのかもしれない、と。』
まだそれほど長くは生きていないけれども、
今のところ、これは真理だなあと実感する。
ずっと子どもでいられることが良い訳でもなく、ずっと大人でいることが良い訳でもなく、今この瞬間がいちばんしあわせ。
私もいつか子どもが大きくなったときに
自信をもってこの素敵な言葉を伝えたいです!
Posted by ブクログ
今だけのあの子
確かに女性はライフステージで付き合う相手が変わってしまう
学生、就職、結婚、出産、老後
5つのステージでいつも必死に生きています
正解、不正解あります
全て先に進んでいく物語です
Posted by ブクログ
女の友情を書く短編集
しかし各タイトルから見るにどれもこれも不穏な感じが……
でしたが何と嬉しい裏切られ方
なかなか良いお話しばかりでホッとしたと言うか面白かったです
読んでよかった一冊です
Posted by ブクログ
何となく推理小説ぽい雰囲気はあるものの、実際には謎解きできるようなものではなく、どれも最後まで読めば関係性が分かってスッキリするというような展開が書かれている。
母娘、親友同士などの間の微妙な関係が描かれており、先が気になってどんどん読めた。
「答えない子ども」はさすがに子どもがかわいそうすぎたし、あまりにも自己中な母親に腹が立った。
それ以外の4編は、あぁ何となく分かるなあという感じ。
微妙な関係性や上手く表せない心のモヤモヤのようなものに共感できた。
Posted by ブクログ
少しずつ日を空けて読んだからか斜め読みしたからか、それぞれの章につながりがあることに気づいていなかった…
ある意味で記憶を消してもう一回読み直したい。
Posted by ブクログ
●思ってたのと違った。イヤミスだと思わせて実は…っていうのが狙いなんだろうけど、イヤミスが読みたかったから残念な気持ちもある。
●ずっと続く友情もいいけれど期間限定だったとしてもそのとき大事だったことには変わりなくて、関係性が変わったり終わったりしてもそれをネガティブに捉える必要はないんだと気付いた。
Posted by ブクログ
女性の友情
もしくは始まるであろう女性の友情の話
私は文庫本で読んだのだが、最後の解説まで読んだら「ほほぅ」と唸った
サラッと読んだら気づいてないことが
あるもんだなぁ
Posted by ブクログ
帯か期待を持たせるものだったのと、悪いものが来ませんようにの作者さんなのでドキドキを求めてたら意外とそうでもなかった。‥はずなのに、最後の解説まで読んでそういうことだったのかと、評価0.5位上がりました。解説まで読むのおすすめです。
Posted by ブクログ
全部悪くはないけど、特別感動もしなかったかも。2話目の男はあまりにも謎。
以下、自分用の備忘録
親友から自分だけ結婚式の招待状が届かない事件の優しい真相(なんと同じ父親)の話。
事故で亡くなった女の子と直前に微妙な関係になってた親友と、亡くなった女の子の幼馴染の偽物彼氏の話
神経質なお母さんと大雑把で愉快なお母さん(大好き)とその子供達の話
漫画家になる夢を追う子と仲良くなるために漫画家を目指す女の子の話
そして夫に先立たれ老人ホームで暮らす女性が同じく独り身になった女性とその義理の娘の揉め事を解決する話