今だけのあの子

今だけのあの子

693円 (税込)

3pt

結婚おめでとう、メッセージカードを書く手が震える。大学時代、新婦とは一番の親友だった。けれど恵には招待状が届いていない。たった6人しかいない同じグループの女子の中で、どうして私だけ線引きされたのか。呼ばれてもいない結婚式に出席しようとする恵の運命、そして新婦の真意とは(「届かない招待状」)。進学、就職、結婚、出産、女性はライフステージが変わることでつき合う相手も変わる。「あの子は私の友達?」心の裡にふと芽生えた嫉妬や違和感が積み重なり友情は不信感へと形を変えた。めんどうで愛すべき女の友情に潜む秘密が明かされたとき、驚くべき真相と人間の素顔が浮かび上がる傑作ミステリ短篇集全5篇。/解説=大矢博子

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今だけのあの子 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    泣きそうになった。心があったまった(温まった)。それどころか、人の心の弱さや鋭さを現しつつ、いつもはどこか悲しい結末に繋げがちな作者が優しい蝋燭の火を、決して強くはない、けれどゆらゆらと確かに燃えている焔を、心と心に灯してくれるかんじ----。
    この作品が何回も読み直したい。

    0
    2024年11月28日

    Posted by ブクログ

    女性同士の友情が孕むの危うさ、儚さ、秘める嫉妬。同時に存在する信頼、情。ここまで共感させてくる小説はなかなかない。

    0
    2024年07月03日

    Posted by ブクログ

    誰がための言葉
    誰がための行動

    それが分かると、世界が一気に変わる。

    読んでいる間中、胸がチリチリするのは、きっと、わたしの中にもある、目を背けたくなるような薄暗い感情が、明るみに出されてしまったような気がするからかも。

    違う、自分はこんなんじゃない
    嫌だなイヤだないやだな

    そう思いながらペ

    0
    2024年01月24日

    Posted by ブクログ

    女の友情からなる短編ミステリー(?)5編。
    中でも、「願わない少女」がめっっちゃ好き。繊細な心理描写とストーリーが最高。久しぶりに、面白い話しに出会えたー!

    どれも最初はドロドロだけど結末はほっこりするような感じ。5編が緩く繋がっててそれぞれの人生が見れておもしろい。

    「今だけの友情」
    もう関わ

    0
    2023年12月05日

    Posted by ブクログ

    長年の友との関係性に悩んだ時に読みたい作品。

    ライフステージが変わるとどうしても疎遠になっていき、その理由に少しでも妬みや嫉妬がついてしまうと罪悪感で連絡を取ることも億劫になってしまう。
    "女の友情"と聞くとドロドロして暗い話かと思ったが、自分の勝手な先入観だった事を気付かされ

    0
    2023年11月22日

    Posted by ブクログ

    短編集と思いきや登場人物諸々の繋がりがあるので最初から順に読むのをおすすめ。

    読む人によっては過去のイタい記憶を突かれるので読みながら悶絶するかもしれないです。それくらい日常にありそうな話であり、どこかで聞いたような話。

    自分は人に執着しないタイプなので、登場人物に共感はできないものの、何となく

    0
    2023年10月11日

    Posted by ブクログ

    著者の短編集を読むのはこれで3冊目。前作まで最後にドシンと恐怖や絶望に突き落とされるイヤミス(最高!大好き!)のイメージがあったけど、今作は良い意味でひっくり返され、読後感がとっても爽やか。温かい気分になるお話たち。「答えない子ども」「願わない少女」が特にすき。

    0
    2023年07月29日

    Posted by ブクログ

    芦沢さんの短編にはハズレがないことを確信した上で読むことにした。
    芦沢さんといえばイヤミスのイメージがあるので、どん底に落とされるのかなと思っていたが、真相が分かった瞬間に心が暖かくなり感動してしまった。
    こんなタイプのどんでん返し短編集は読んだことない。
    読んでよかった、次も楽しみです。
    願わない

    0
    2023年07月18日

    Posted by ブクログ

    何となく推理小説ぽい雰囲気はあるものの、実際には謎解きできるようなものではなく、どれも最後まで読めば関係性が分かってスッキリするというような展開が書かれている。
    母娘、親友同士などの間の微妙な関係が描かれており、先が気になってどんどん読めた。
    「答えない子ども」はさすがに子どもがかわいそうすぎたし、

    0
    2024年07月12日

    Posted by ブクログ

    イヤミスかと思いきや
    最後はなんだかじんわり来て好きな作品でした。

    届かない招待状の冒頭読んだらイヤミスかと思うのに
    こういう展開か〜!!
    となりながら各作品読み進めました。

    各短編が少し繋がりがあるのも良かった。

    0
    2024年06月07日

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