火のないところに煙は(新潮文庫)

火のないところに煙は(新潮文庫)

649円 (税込)

3pt

「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」突然の依頼に、作家の〈私〉は驚愕する。心に封印し続けた悲劇は、まさにその地で起こったのだ。私は迷いつつも、真実を求めて執筆するが……。評判の占い師、悪夢が憑く家、鏡に映る見知らぬ子。怪異が怪異を呼びながら、謎と恐怖が絡み合い、直視できない真相へとひた走る。読み終えたとき、それはもはや他人事ではない。ミステリと実話怪談の奇跡的融合。(解説・千街晶之)

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火のないところに煙は(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月02日

    読み進めれば読み進めるほど背筋が凍りつくようなゾクッとする作品。
    フィクションであると分かっていながら自分の知る地名、場所、想像すれば簡単に思い描くことの出来る景観が舞台となり、そこで起きた物語に二度背筋が凍るのを覚えた。
    現実とフィクションの隔てない融合にじっくり恐怖に陥れられた。読み終えればもう...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月25日

    『いきなり崖から突き落とされたような気分』

    怪談として残る不明瞭さと、話の展開の突然さがそんな気分にさせているのではないかと思う。
    怪談に分類される作品にはなるが、急病で突然状態が悪化した、そのような話の進み方をする。

    本作は、6つ話が詰み込まれた短編集であり、全てが怪談話となっている。
    (なの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月13日

    複数の実話怪談風作品を収録した連作短編
    って事でよいのだろうか?

    以下、公式の作品紹介
    ----------------------
    この恐怖、一生モノ。
    2019年本屋大賞ノミネート!
    静岡書店大賞受賞!
    山本周五郎賞ノミネート!
    週刊文春ミステリーベスト10国内部門第5位!
    このミステリーがす...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月04日

    フェイク・ドキュメンタリーものが大好きなのですが、最初から最後まで先が気になって仕方なく、数時間で一気に読んでしまいました。
    とても読みやすかったです。

    途中までは短編集として成り立っていますが、最終話にてそれぞれの話が繋がっていく展開。
    読んでいる途中、ここ繋がってるなとわかるところはいくつかあ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月18日

    ミステリー・ホラー。怖かった。
    神楽坂行くのが怖くなった。この本に出てくる〇〇さんがいたら…と思うと怖い。
    怖い話を集めたら共通点が、ぼんやりとした輪郭が徐々にはっきりしてくるところはすごく怖い。よくできてる、上手に書かれてる、だからこそ怖い。

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    Posted by ブクログ 2024年01月06日

    終始じんわりと怖さが漂ってて、吸い寄せられるように読んだ。
    フィクションのはずなのに読んでいるうちに現実と創作の区別がつかなくなるところがおもしろい。
    巧妙なフェイクドキュメンタリー。

    ホラーや超常現象の常識について疑問を投げかける文章(ネタバレになるので省略)があって、その着眼点は目から鱗〜って...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年12月10日

    ホラーなのにミステリー並の伏線回収があってすごく面白い
    解説の言葉を借りるのであれば「フェイクドキュメンタリーホラーの到達点」
    フェイクとリアルの境界が絶妙にぼかしてあり、非常によくできた物語だと感じた

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    Posted by ブクログ 2023年12月08日

     2年前から娘に勧められてた本。
    当時高校受験真っ最中の中3でしたが、暇を見つけては?無理やり暇を作っては?読書してました。

     怪談でヒトコワ(人怖)。
    怪談を読むのも聞くのも好きなので、オバケ的な怖さは程々でしたが、ヒトコワが、、、。でも、ヒトコワだったのか、オバケだったのか。

     思い込みの激...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月24日

    思ったよりは怖くなかったかな。
    全体的に不気味で後味の悪いお話で、最後の伏線回収はミステリのようで楽しめた。

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    Posted by ブクログ 2024年02月08日

    なんだろう、、、この怖さは、、、
    読んでいると、現実の世界に怪異が染み出てくる。さらに読み進めると、謎が明らかになる度に怪異が現実に染み込んで、染み付いて、頭から離れなくなってしまうような、、、そして、怪談だからか、なんだか真実がスッキリ分かった気がしない。だから考えてしまって、気持ち悪い。でも、そ...続きを読む

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