雨利終活写真館

雨利終活写真館

682円 (税込)

3pt

遺された謎が解けたとき、涙があふれだす。

巣鴨の路地裏にたたずむ、遺影専門の写真館《雨利写真館》。先月急逝した祖母が撮影されたときの話を聞くために、黒子ハナは写真館を訪れる。奇妙な遺言状を作っていた祖母の真意を知るための、手がかりを求めてのことだった。カメラマンの雨利や経理の夢子の協力で、ハナは祖母の最期の望みに気づく――。
写真館で働き始めたハナはその後、心にわだかまりを抱えた人たちと出合う。不審な転落事故や、意味不明なメモの残る妊婦の写真。様々な謎と向き合いながら、ハナも自分の人生を見つめ直す。日本推理作家協会賞受賞の名手が紡ぐ、希望と再生のミステリ。

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雨利終活写真館 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    読みやすくて楽しめました
    湿っぽくなりがちな生前遺影写真から、こんなに優しいお話が生まれるんですね、驚きました
    人に歴史あり、ハートフルミステリーでした

    0
    2025年11月25日

    Posted by ブクログ

    なんとなく文章の雰囲気が違うなあと思ったら、これ十年前の作品なのか。
    遺影専門の写真館なんて初めて知った。
    あとがきを見たら、実際にそういう専門の写真家さんが居たみたい。
    遺された人達がちゃんと前を向くための謎解きは、少し切なくて温かくて、不意に泣きそうになった。
    この頃から人間の心に焦点を当てたミ

    0
    2025年09月28日

    Posted by ブクログ

    単行本の刊行は2016年で、
    芦沢さんのキャリアでは序盤の作品。

    編集部からの要請もあったという
    キャラクターの強さに比べて、
    そこから得られる成分は控えめ。

    解決への道筋もひととおりではなく、
    1冊・3エピソードで終わってしまっているのは、
    まだ満足感からは遠かった。

    まだ続きのエピソードが

    0
    2025年08月18日

    Posted by ブクログ

    遺影専門の写真館『雨利写真館』で心にわだかまりを抱えた人たちと出会って様々な謎と向き合い、そして一歩前に踏み出していく希望と再生のミステリー

    私は橋川さん家族のお話が特に好きでした。

    『「こんな人だったな」-そう故人を偲ぶよすがとなるのが遺影なんですね』という作中の言葉がとても印象に残っています

    0
    2025年08月17日

    Posted by ブクログ

    芹沢さんにしては珍しく温かい話だが、短編一つ一つに伏線が隠されていてとても楽しめた。遺影、自分も撮っておこうかと思った。3.8

    0
    2025年07月15日

    Posted by ブクログ

    今まで読んできた芦沢さんのものとは少し異なるイメージでしたが、面白く読ませていただきました。
    まだ先だと思っていた自分の死を考えさせられるところもあり、悔いの少ない残りの人生を生きたいと強く思いました。

    0
    2025年12月01日

    Posted by ブクログ


     芦沢さんデビュー2年目のハートウォーミングヒューマンミステリー。イヤミスではなく仄かな希望が見えるのが私の好み。雨利と道頓堀がいいキャラだ。後書きを読み、芦沢さんの作品への真摯な向き合い方を知った。芦沢さんのファンになってしまった。

    0
    2025年11月23日

    Posted by ブクログ

    祖母が遺影を撮った〈雨利写真館〉で働くことになった黒子ハナ。祖母の遺言状に隠されていた謎、お客様の12年ぶりの家族遺影の撮影での真実、そしてお客様の妊婦の母と共に写された遺影の謎と向き合っていきます。それと共に自分の中のわだかまりを徐々に消化していく物語でした。

    装画から勝手にイメージを膨らませて

    0
    2025年10月01日

    Posted by ブクログ

    それぞれのキャラに個性があるのに、
    活かしきれていない気がするのは自分だけか?

    もっと、面白くなりそうだけど、
    弾ける寸前で終わってしまった印象

    0
    2025年09月07日

    Posted by ブクログ

    主人公は祖母の奇妙な遺言状の理由を知るため、生前に遺影を撮影した写真館を訪れ、遺言状の謎を解明する。
    そして、写真館を訪れる客たちの人生に触れることで、自身の心のわだかまりに向き合っていくという話

    連作短編 三つ収録
    巻末に十年目のあとがきとあり
    文庫化するのに10年の歳月がある様子

    文庫化の際

    0
    2025年08月14日

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