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遺された謎が解けたとき、涙があふれだす。
巣鴨の路地裏にたたずむ、遺影専門の写真館《雨利写真館》。先月急逝した祖母が撮影されたときの話を聞くために、黒子ハナは写真館を訪れる。奇妙な遺言状を作っていた祖母の真意を知るための、手がかりを求めてのことだった。カメラマンの雨利や経理の夢子の協力で、ハナは祖母の最期の望みに気づく――。
写真館で働き始めたハナはその後、心にわだかまりを抱えた人たちと出合う。不審な転落事故や、意味不明なメモの残る妊婦の写真。様々な謎と向き合いながら、ハナも自分の人生を見つめ直す。日本推理作家協会賞受賞の名手が紡ぐ、希望と再生のミステリ。
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Posted by ブクログ
芦沢央さんって、灰色で背中がゾクッてなるような怖い世界観を描く名手だと思っていますが、この作品のなんとあったかいこと
読み終わったあと、前を向いていけるような気持ちにさせてくれます
あとがきで作家としての葛藤と作者さまがずっと大切にしていることが『自分が怖いと感じていること』
今回でいえば
「わだかまりを残す死」
をこんな風に形にできる作家って凄いと感嘆して、最後まで作品を楽しませていただきました
余談ですが…
デジタルが主流になって、写真って手軽になりすぎて、逆に写真自体あまり撮らなくなったよねぇ~。と友人と話したことをきっかけに写真(スマフォで)を撮るようにはなったり…
それこそ遺影にできる写真が1枚もないって状況に遭遇したこともあります
今って遺影もいろいろ加工できるから凄いですよねぇ~
それこそ写真1枚あれば輪郭や表情までも変えれるんだとか(友人談)
Posted by ブクログ
遺影専門の写真館『雨利写真館』で心にわだかまりを抱えた人たちと出会って様々な謎と向き合い、そして一歩前に踏み出していく希望と再生のミステリー
私は橋川さん家族のお話が特に好きでした。
『「こんな人だったな」-そう故人を偲ぶよすがとなるのが遺影なんですね』という作中の言葉がとても印象に残っています。
写真館の人たちについてもう少し深く知りたくなった!ぜひシリーズ化してほしい!!
読みやすくて心温まるお話しでした!そして、家族との時間を大切にしようと思いました
あとがきには、芦沢さんがこの作品を文庫化するまでのいきさつや思いが書かれていてよかったです。作家さんの作品に対する思いが知れるって嬉しい
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