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背筋が寒くなるどんでん返しの快感 ミステリ・ランキング常連の注目作家による、新境地連作ミステリ。地獄は始まる。あなたの隣の小さな悪意から……。 目次 【あらすじ】 ストーカー化した元パートナー、マタハラと痴漢冤罪、技能実習制度と人種差別、SNSでの誹謗中傷・脅し……。 リタイアした元刑事の平穏な日常に降りかかる事件の数々。 身近な人間の悪意が白日の下に晒された時、捜査権限を失った男・平良正太郎は、事件の向こうに何を見るのか?
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Posted by ブクログ
読みやすくて、意外な結末にゾワゾワした。 何気なくついた嘘や、自己本位な行動のせいで、事件があらぬ方向に進んで、真実が見えなくなってしまう。 しかし、主人公がたまたま介入したせいで、知りたくもなかった真実が見えてしまう…… こういうのを読むと、今ニュースで報道されているものが必ずしも正しいわけではな...続きを読むいし、SNSで感心させられる記事を見ても、誰かの意図や悪意に踊らされているだけなのかも…… と思ってしまう。 作者の作品の中では闇は薄めだと思うけど、ちょうど良かった。
身近な悪意を題材にした話で、主人公の元刑事が淡々としているからか読みやすかった。「良い人」の裏の顔や、ストーカー化する人、SNSの悪意など、一度は聞いたことや見た事のある物が題材なだけに、ぞわりと来るものがあった。「元」刑事なので解決に乗り出すわけではなく、基本的には傍観しているからすっきりと終わら...続きを読むないが、むしろそこがリアルで良かった。
面白かった。ありふれた現代の日常の裏に潜む、ちょっとした闇を切り取った物語。特に女性のストーカーの話は、相当な恐ろしさだった。こんな人に目をつけられたら、もうどうしようもないよな、と。 そうした闇を圧倒的な善で打ち砕くわけでもなく、ただそれに翻弄される人々の姿が描かれる。強く印象に残る、というほどの...続きを読む読後感ではないものの、文体も自分に合っており、最後まで楽しめた。
芦沢央さんの『嘘と隣人』を読んだ。落ち着いた端正な文体でベテランの書き手さんなのかなと思ったら、若手の、しかも女性だったので驚いた。適度な長さの短編で読みやすいのでサラッと読んで面白かったで終わってしまいそうだけれど、実は底冷えするような人間の業や闇を垣間見せる。巧い…怖い…
警察を定年退職した主人公が、日常のちょっとした事件を解決する短編作品。 私自身はあまり短編は読まないけど、珍しくこれはどの話も面白かった!笑 一気読み! 最後に必ず想像と違う「えっ⁈」となる事実があり、久しぶりに面白い短編集に出会った感じ。 さくさく読めてお勧めです!
読み心地は軽いけど、事件の真相がわかると「ああなるほど!」と思える短編集。 古畑任三郎みたいな、短くて食べ飽きないミステリーが好きな人は好きかも。
警察を定年退職した正太郎が、日々の生活の中で事件に関わったり、過去の事件を思い返す。いくつかの短編が連なるストーリー。 個人的には、乳幼児と痴漢が怖かった。電車内で痴漢で捕まった夫、その行動に違和感をもつ妻、謎を解いてしまった正太郎。別の乳幼児の事件と絡めた全体の構図が最高。 なにかを隠すために...続きを読む、別のなにかを企み、その秘密を上書きする。最初から最後まで人間の浅ましい部分が存分に描かれていた。
定年後の刑事が主人公。現実の警察官もこの本の主人公のように、日常生活のちょっとしたことに引っかかりを覚えてしまうのだろうか?観察力や感覚の鋭さに憧れるが、実際にここまで鋭いとストレスが溜まりそうだ。そう考えると、やはり刑事は大変な仕事だなと思う。
芦沢央にしては闇が控えめ。その分、近所の人が……という苦しみがある。定年退職後の刑事にしかない哀愁漂うミステリ。
最初から最後までノンストップで面白い。そして各章のタイトル名が秀逸すぎる。過去読んできた芦沢さんの作品はドロドロしていて読後感がモヤッとするものばかりだったので、最後までスッキリ読み終えられたのは本作が初めて。他作品を読んで苦手意識がある方にもオススメしたい。
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嘘と隣人
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芦沢央
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