汚れた手をそこで拭かない

汚れた手をそこで拭かない

770円 (税込)

3pt

もうやめて……ミステリはここまで進化した!

第164回直木賞候補作。

ひたひたと忍び寄る恐怖。
ぬるりと変容する日常。

話題沸騰の「最恐」ミステリ、待望の文庫化。

閉鎖空間に監禁された
デスゲームの参加者のような切迫感。──彩瀬まる

平穏に夏休みを終えたい小学校教諭、元不倫相手を見返したい料理研究家……。きっかけはほんの些細な秘密だった。

保身や油断、猜疑心や傲慢。
内部から毒に蝕まれ、
気がつけば取返しのつかない場所に立ち尽くしている自分に気づく。

凶器のように研ぎ澄まされた“取扱い注意”の傑作短編集。

解説=彩瀬まる

※この電子書籍は2020年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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汚れた手をそこで拭かない のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    日常のどこかにありそうな手を汚してしまう瞬間。その時に生まれる、焦りや戸惑いや恐れ、といって様々な感情を鋭く切り出すことで、読んでいる者の感情を揺さぶっていく。どの作品も短いながらも完成度が高く、筆者の力量を感じざるを得ない。

    0
    2025年11月08日

    Posted by ブクログ

    かなり話題だったので、読んだら短編集でした(あまり好きじゃない)

    また、色んな人がイヤミスだと書かれていて、オヤスミの仲間かなと思っていたら『嫌なミステリー』の略。

    なるほど。

    内容はかなり濃いものばかりでしたし、話の続きがどうなったか気になるイヤミスでした(すぐアウトプットするスタイル)

    0
    2025年11月08日

    Posted by ブクログ

    イヤミスっぽい小説を初めて読んだ。
    これは癖になる。

    ボタンを掛け違えたら私にも起こりそうなことばかり。

    隣の人がクーラーも入れず孤独死したのに、自分の家にお隣の電気代滞納の葉書が紛れ込んでいたお話が1番好き(ネタバレではなく、この先に物語がある)。

    芦沢先生他にも読みたい。

    0
    2025年10月18日

    Posted by ブクログ

    解説に書かれている通り。苦しい。かわいそう。不条理。偶発的に悪い方へ押し流されてしまう。そんな短編が並ぶ。悪いことをしたから悪いことが起きるとは限らない。それをべっとりと感じさせる読後感。なかなかのミステリー。怖い。

    0
    2025年12月20日

    Posted by ブクログ

    あっという間に読めました。短編です。短編は苦手でしたが、本作品はすらすら読めます。没入感がありました。驚きや意外性がありました。

    0
    2025年12月17日

    Posted by ブクログ

    なんと魅力的な本題✨5つの短編集。ちょっとした不運、保身や過ち等でついた汚れ。ラストに待っていた汚れてしまったものが心の傷になってしまうのがなんとも怖い✨とても読み易いミステリーでした

    0
    2025年12月17日

    Posted by ブクログ

    芦沢央さんの作品、audibleでは聴いたことありましたが、文字で読むのは初になります!

    短編集ですが、面白かったです。

    『汚れた手をそこで拭かない』というタイトルが秀逸です。

    全ての物語に「あゝ、そこで拭いちゃったか」とダメな方へと思考が回ってしまって結果、最悪になる。

    人間だから誤魔化し

    0
    2025年12月14日

    Posted by ブクログ

    結末がどうなるのか、早く続きが読みたい!と思える短編集。どれも設定が面白かった。身近でありそうな、でも自分は巻き込まれたくない、逃げたくなるような話ばかりだった。まさに汚れた手をどこで拭けばいいの?と困惑してしまう。面白かったので、この著者の他の作品も読んでみたい。

    0
    2025年11月15日

    Posted by ブクログ

    すべての物語において、途中読み飛ばしてしまいたくなるような、罪悪感?焦り?そういった『嫌だ〜!』な気持ちを感じてしまいました。
    芦沢先生は、どうしようもない人間の習性を描くのが、本当に上手だと思います。

    0
    2025年11月08日

    Posted by ブクログ

    良質なミステリー短編集でした。
    どの作品もラストにぞっとさせられますが、「忘却」「ミモザ」の2作品、文字だけで映像が出てくる感じです。このまま2時間枠ドラマ化できそうなくらい、上手すぎる出来でした。
    「ミモザ」は、もしかすると「えっ、これで終わり?」と思われる読者もいらっしゃるでしょうが、その後を想

    0
    2025年11月06日

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