あらすじ
もうやめて……ミステリはここまで進化した!
第164回直木賞候補作。
ひたひたと忍び寄る恐怖。
ぬるりと変容する日常。
話題沸騰の「最恐」ミステリ、待望の文庫化。
閉鎖空間に監禁された
デスゲームの参加者のような切迫感。──彩瀬まる
平穏に夏休みを終えたい小学校教諭、元不倫相手を見返したい料理研究家……。きっかけはほんの些細な秘密だった。
保身や油断、猜疑心や傲慢。
内部から毒に蝕まれ、
気がつけば取返しのつかない場所に立ち尽くしている自分に気づく。
凶器のように研ぎ澄まされた“取扱い注意”の傑作短編集。
解説=彩瀬まる
※この電子書籍は2020年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
芦沢さん
タイトルが良い!
なんか、昔、良くこんな言葉で怒られたような…(−_−;)
内容と関係ないけどの短編5つ
「ただ、運が悪かっただけ」
こんなんで悩むか…
ほんまに、運悪かったとしか思えんけど…
でも、理屈くささで、掘り返してみると…
運やないんか…
日頃の行いやん…_| ̄|○
「埋め合わせ」
まぁ、結果良かったんやから、ええか!
って感じ。
ミスって、色々、小細工したけど…
何やったんや…とは思うけど。
「忘却」
年取ると忘れるもんな。
自身が忘れた事が、とんでもない事態を起こしたかも?って恐怖する事があるかもしれんな。
こんな上手く答えが分かるわけなく、モヤモヤと一生…(−_−;)
「お蔵入り」
映画監督としては、映画公開して欲しいのは分かる。
しかも、自分の非やないからね。
そこからの対応からが、自分の非も含んでしまう事になって…
やっぱり、あかんもんは、あかん!
「ミモザ」
本文の一言
「悪いことをしたから悪いことが起きるとは限らないんだよ」
う〜ん…
結局、どれも汚れた手は、どこで拭いても………って気もするし、ちゃんと綺麗に拭けるとこあるのかは、自分次第な気もする…
( ; -; )( ; -; )( ; -; )ゾワゾワ…
*****【映画鑑賞】(๑˙―˙๑)じー*****
今日は、おうちで、
「プリティ・リハーサル」(アマプラ)
殺戮には、バレリーナの能力がええみたい!
まぁ、ドタバタで、人バンバン死ぬだけで終わってしまったような…
ラストもどうでも良いから早送り…
時間返せ〜!( *`ω´)
「でっちあげ」(ネトフリ)
お〜!
こんな感じなんや!
なかなか面白いやん!
実話ベース!!!
まぁ、後味も何も良い話やないけど…
教師は大変やな。
モンスターペアレントとか、言うこと聞かん子どもとか…
更に、教師は、生徒に愛情あるから、そんな子供を貶めるような事は言いたくないし。
更に、生徒に暴力で、マスコミに叩かれ、更に500人もの弁護団に訴えられ…
しかし、弁護士さんも500人もいてて、分からんもんなん?売名行為としか思えんやん。
無実を勝ち取ったとは言え、やり切れん気がする。
裁判にかかった時間をもっと有意義に使えるやろうに、生徒の為に…
「でっちあげ」で、お星様+1
Posted by ブクログ
- 脛に傷のある人たちの短編集。「やらかしてしまう」ときの人間心理をよくついている。
- 世の中のニュースでは「なんでこんなバカなことをしてるんだろう」って思うことがよくあるが、そういう人たちもきっときっかけは、ここで書いてあるような些細なことなんだろう。
- それが顕著に表れているのがプールの水を間違えて抜いてしまった小学校教師の話。ごまかそうとごまかそうとするたびにどんどんドツボにハマっていく様が非常に面白い。
- 日常の中にある些細な落とし穴的な部分、ある種の小さな判断ミスによって、滑落していくさまを描いた作品。
- いつ自分がそっち側にいってしまうかわからないという、そんな気持ちで読めてしまい、コワいです!!
Posted by ブクログ
自分がその場にいる訳では無いのに
追い詰められていくような焦る様な気持ちを感じてしんどくなった……それは自分もそれに似たような経験をしているし思い当たる節があるからだと思う、
Posted by ブクログ
面白すぎました。自分が知らぬ間に追い詰められていないか怖くなった。逃げ道がなくどうしようもない状況はいつでも人の近くにあるんだと理解しました❕
Posted by ブクログ
短いページ数で物語を立ち上げ、展開させていくことがあまりに自然で、尚且つ独特な読後感を残してくれる
短編集としての完成度が高い作品と感じました
Posted by ブクログ
本作では自分でしでかした事をごまかそうとする人が多かったですが、しでかした事の大小は違えど誰もが何かをごまかそうとしたことがあると思います。ごまかしの策を練っているときって視野が狭くなるのですね。気づく人には滑稽に見えているでしょう。何作かは、あらら~と思いながら読みました。
どの角度から人の悪意がぬっと出てくるかを楽しめました。
Posted by ブクログ
ただのホラーやミステリーじゃない短編集。
出口のない状況、どこへでも転がってそうな話がつづき、冷や汗が止まらなかった。
同じではないといえど、誰もが一度は陥ってるだろう類の冷や汗ものの八方塞がりのような境遇たちが続きます。
自分の過去の状況にひっぱり戻されたようで、共感せざるを得ない
めちゃおすすめです。
『埋め合わせ』というプールの話が一番好きでした
Posted by ブクログ
とても読みやすく全ての物語が面白かった
また読みたい!
文章を読んでいるだけなのにこんなにも読んでいて怖いと思うのは凄い
どの話も読み応えがありつつ更にその後、先の続きがきになった
1つ目の話が特に好き、これはミステリではなく読んでいて大事に読み進めたいと思うような綺麗な物語だった
Posted by ブクログ
じめっとした雰囲気の5つの短編集で良い意味で癖になる。人間の醜さ、羞恥みたいな心情や行動の描写が秀逸で、気づけば共感しながらどっぷりハマっていた。
すぐ身近な日常に潜んでいるような不幸不運ミスなどをきっかけに、不が連鎖していき、いやな雰囲気が断ち切れずにずーっとまとわりついてくる。
抜け出すために変わろうとしてみたり、嘘やアリバイ作ってみたりしてもがくもそれでも救われず、もやもやとしたまま話は終わってしまう。まだその世界から抜け出せずにいる人たちに思いを馳せ続け、どんよりした気持ちに共感したそんな読書体験だった。
Posted by ブクログ
短編でとても読みやすく、内容もとてもおもしろかった。
どの話も伏線が張られていて、それを最後に気づいた時にぞくっとした。
中でも埋め合わせと、ただ運が悪かっただけは伏線と回収が個人的には好きだった。
湯船浸かりながら読むのにちょうどいい長さだったのでよかった
Posted by ブクログ
五つの話全てに対し自分が共通に感じたのは、一つ一つの話を読み終えて残る粘着的な人間の汚さです。でも、それもそれでその人の歩んで来てしまった人生(道)でもあるしなるようにしてなったのはかとも思ってしまった。黒い絵の時と同様自分的には物語にのめり込んでしまうほど面白かったです。
Posted by ブクログ
汚れた手をそこで拭いてしまう、お話(?)。
嘘や誤魔化しなどから生まれる日常の問題を描く(?)5つの短編集。
大掛かりなトリックはないけれど、些細な謎にはっと驚かされたりした。
「忘却」だけ、先に落とし所が読めましたわ。
Posted by ブクログ
五編からなる短編小説のこの作品はどこまでも人間の醜さやこの世の不条理さをリアリティをもって突きつけてくる作品だった。タイトルの「汚れた手をそこで拭かない」を見た時、足を洗うということわざがあるように、ちゃんと水で汚れた手を洗い流せたらよかったのだと思う。しかし、人間は簡単には自分の悪い現状から抜け出すことはできないし、他人の目、地位、自分の置かれている状況から、正しい選択はできなくなってしまうから、汚れた手を洗う以外の方法で解決しようとする。
そして間違いを犯す。
この本を読んだとき、登場人物の心情描写がリアルすぎて過去の自分と重なってしまうことが多々あった。
フィクションと現実を曖昧にさせられ、とても不気味だった。
他の芦沢央の作品も読んでみたいと思った。
Posted by ブクログ
表に現れる恐怖より内面に刺さる震え、心を傷をつけられる。
おまえもか?おまえだなあ!そして、優しい人?悪いやつ?同類?
短編毎のラストの一言が…
表題通り「汚れた手」「そこで拭かないで…」
Posted by ブクログ
じわーっと嫌な気持ちになる、足元がぐらつく感覚を見事に表現していて、それなのに読みやすいという不思議さがある本作。
手軽に落とし穴にハマる感覚を味わいたい人にピッタリ。
読みやすいけど
短編だから読みやすいけど素晴らしい起承転結が詰め込まれているかと言うとそこまでではない。ただ、埋め合わせは面白かった。今後、どこかの教員がプールの水を出しっぱなしにしたニュースを見る度に思い出すと思う。
Posted by ブクログ
おそらく誰もが一度は経験したことがあるであろう、「やっちゃった…」というひんやりした気持ち。全ての始まりがそれだからこそ、じんわりと後ろから足元から詰められているような、息苦しさを感じる話ばかりでした。
選択を迫られる度に滲み出る、人間の嫌な部分が垣間見られて、「正しい」と思われる選択肢をなかなか選ばないことにこっちがハラハラしてしまう。でも実際同じ立場に置かれたとき、自分がそちらを選べるか?と言われると、実はそうでないのかもしれない。でも、素直にいることが最善なのか?と言われると、素直にひんやりした気持ちと向き合うだけでは自分が壊れてしまうかもしれない。誰もが感じたことのある後ろめたい焦燥をぎゅっと煮詰めてさらに灰汁だけを濃縮したみたいな後味の悪さでした(褒めてます)。
2024.12.24
Posted by ブクログ
日常で誰しもが選択を迫られるように、登場人物たちもさまざまな選択をしていくことになる。そしてその選択がちょっとした汚れを誤魔化すかのように拭いてしまうことで、その汚れはかえってどんどん広がってしまうのである。
この作品を通して自分は選択を誤らないようにしていきたいと思うのである。
Posted by ブクログ
汚れた手はその場できれいに洗いましょう。
ごまかし、自己保身、ついうっかり。
よくあるその場しのぎが破滅へのきっかけになってしまうこともあるのかも。
Posted by ブクログ
絶望とまではいかなくても「あぁ…自分がこの立場だったら…」とどんより暗い気持ちになる作品ばかりでした。芦沢さんの本はこれがはじめてでしたが、いやなことを煮詰めたような話をそこまで重くなく書ける方だなあと思いました。
Posted by ブクログ
因果応報を描いた5編の独立した短編集。
同作者の『許されようとは思いません』と似た雰囲気の作品だけど、私は前者の方が断然好みだった。
5作の中で1番面白かったのは「ただ運が悪かっただけ」タイトルも皮肉が効いてて好き。
Posted by ブクログ
「埋め合わせ」が一番好き。ここが読んでいてピークだったかもしれない。罪悪感と焦燥、後悔と絶望のフルパンチ、芦沢央さんといえばこれこれ!となった。決して良い気持ちにはならないのだが、何故か読みたくなってしまう。
芦沢央さんはタイトルのセンスが良い。この本自体の「汚れた手をそこで拭かない」、短編の「ただ、運が悪かっただけ」など、単語ではなく文章のタイトルが印象に残る。
Posted by ブクログ
短編集ですが、どの話も読んでいて気持ちが追い詰められるようなイヤな感じ…。というのがまさに作者さんの狙いではあるのでしょうね。
汚れた手を拭く場所を間違えて余計に始末が大変になる、という感じで、秀逸なタイトルです。
Posted by ブクログ
ただ、運が悪かっただけ
十和子
一年前に余命半年の宣言を受けた。五十六歳。
十和子の夫
町大工から建具職人へ転身。高校を卒業してすぐ、光村工務店で働き始めた。
十和子の義母
十和子の義父
二十年以上前、脳梗塞で倒れ、一命は取り留めたものの介護が必要になった。
中西茂蔵
得意客へのサービスを求める客。脚立から落ちて亡くなる。
中西の娘
埋め合わせ
千葉秀則
プールの水が排水されてしまうミスをした。小学校教諭。
教頭
五木田
秀則と同い年の男性教諭。
鶴野
用務主事。
伊東
図工担当。
忘却
武雄
自宅を手放し、息子の近くのアパートに住む。
武雄の妻
笹井三男
孤独死。
和雄
武雄の息子。脳梗塞で先立ってしまった。
お蔵入り
大崎祐也
監督。
小島郁人
村山真生を演じる。国民的アイドルグループ「ミニッツ5」のメンバー。五人の中では一段落ちる存在。
石神俊輔
ダンスや歌がずば抜けて上手いのリーダー。
池田慎平
最も容姿が整っている上に堅実な演技力を持ち、映画やドラマに引っ張りだこ。
菅野猛
トーク力に定評があり、複数のバラエティ番組の司会をそつなくこなす。
富田譲
ライブやSNSでのきめ細やかなファンサービスで好感度を上げ続けている。
坂本有希
死体役。
岸野紀之
主役のベテラン俳優。冴えない中年男、平田耕一を演じる。
森本毅
プロデューサー。
福島洋子
岸野のマネージャー。
日野さくら
旅館の従業員。高校三年生。
由木草介
ミニッツ5のマネージャー。
ミモザ
瀬部庸平
みーこより一回り歳が上。昔つき合っていたみーこのサイン会に来た。当時から既婚者。編集者を辞め、仏師になる。金がなく清掃会社のバイトをしている。
荒井美紀子
九年前、瀬部が働く会社でアルバイトをしていた。料理研究家。今は結婚して市川姓。
Posted by ブクログ
失態を取り返そうとして、さらにドツボにはまっていくときの人間の心情がリアルで、あたかも自分が責められているような気持ちになりゾクゾクした。
お話としては、「埋め合わせ」の話が一番印象的だった。
Posted by ブクログ
同業なのでプールの話はゾクゾクしました。職業について、なんでこんなに知ってるの…?とそれもゾクゾクしました。ゾクゾク短編集では『儚い羊たちの祝宴』がおもしろいので皆様もぜひ…!
Posted by ブクログ
忘却が一番好きだったかな
どれも自分のミスや過ちを隠そうとして余計面倒なことになってしまう話だけれど、自分だったらそんな行動しないなと思う場面が多かったのでイマイチ共感はできず。
匿名
突然迫られる選択、少しの判断ミスで自分自信を苦しめる事になる。人からするとそんな事?と、思うような事で、なんで素直に正しい選択をしなかったんだろ?と後から思う事も沢山あった。そんな誰にでも起きる話しでした。