芦沢央のレビュー一覧

  • 夜の道標

    Posted by ブクログ

    自分の父は、品行方正な人ではなく、昔の価値観に強く囚われ、かつ偏見に満ちた人でした。それでもピンチに立たされたとき、父だったらこんなとき、どう切り抜けるんだろうかと、考えることがあります。良くも悪くも、子どもにとって父親は道標となっているのかも。この本を読みながら、そう考えていました。
    父と子の関係性を強く、問い質してくれたという点でとても良かったです。

    0
    2026年10月04日
  • あなたが正しくいられたとき

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    表題の話が好き。他人の考えを理解するのは難しい。
    ハラハラする作品がいっぱいで良かった。
    読みたい本が尽きないわー。

    0
    2026年10月04日
  • 夜の道標

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    良い本だった。
    考えさせられる話。心が沈み込みそう。てか沈んでるわ

    優生保護法というものがあったということは知っていた。ただそれが1996年まであったということは今まで聞き流していた気がする。調べてみると不妊手術をされた最年少は9歳。それがもし1996年であれば、今39歳。昔の事なんかじゃ全然ないな。

    本としては、文体も読み易く、入り込めるような面白さ。ハルの父親以外は皆んな心優しく、上手いこといくなぁと思わないでもないが、そうでもないと最後まで読めなかったかも。桜介や優しい刑事がいてくれて良かった。

    ただ阿久津は...人殺しになり結局優生保護法が正しかったんじゃないかと考えてしまって、そう考えてしまった自分がなんとも醜く感じて吐きそう。

    0
    2026年10月03日
  • ハザードランプ

    Posted by ブクログ

    GOATで読んでいた分もありましたが、何回も読み返す必要がありました。期待通りでした。しかし、「知らない目」については、医学的な知識が読書において、これだけ余計に感じたことはありませんでした。膨らみ過ぎて読み返す足枷になってしまいました。

    0
    2026年09月27日
  • 悪いものが、来ませんように

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    あまりの暗さに途中でやめようかと思ったけど、最後まで読んで本当によかった。
    見事な叙述トリックにまんまとやられた。
    インタビューが途中に挟まれている事によって、それぞれどういう視点で見えているかが書かれているので、わかりやすいし、思いが伝わっていない事のもどかしさも感じた。
    母からの強い愛情が娘を縛ってしまって、自分本位で動いていたのに、最終的に娘からはどう思われてもいいじゃないかという所に着地するのは究極の愛情かもしれない。
    「この子のもとに、幸せばかりが待っていますように。
    悪いものが、来ませんように。」
    この文章が美しすぎる。2回目の時に泣いてしまった。
    終わり方はなんとも辛い。

    0
    2026年09月27日
  • 汚れた手をそこで拭かない

    Posted by ブクログ

    短編集。
    悪いことをした人が「これを隠せたら」と思って行動する様がリアルに描かれててゾワゾワする。最初はちょっとしたきっかけだったのに、どんどんおかしな方に転がっていく。後味は良くないけど、面白かった。

    0
    2026年09月26日
  • 汚れた手をそこで拭かない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    どの話も面白かったけど個人的には「埋め合わせ」が一番好き。
    主人公の策略を同僚が乗っ取って騙される感じがゾッとして良かった。

    「ミモザ」は普通に胸くそで元彼が嫌いすぎるけどこれも面白かった。

    0
    2026年09月26日
  • 汚れた手をそこで拭かない

    Posted by ブクログ

    どの話も面白くて終始、そわそわハラハラして、心が落ち着かなかった。
    この心を落ち着かせるために、次は読んでて嬉しい気持ちを感じる本が読みたくなった。

    0
    2026年09月26日
  • 汚れた手をそこで拭かない

    Posted by ブクログ

    ゾクゾクする!嫌な気持ちになるのに読むのをやめられない。
    イヤミスの嫌な箇所だけ集めて、煮詰めたような本でした。とても好みでした。

    0
    2026年09月22日
  • あなたが正しくいられたとき

    Posted by ブクログ

    自分の「正しい」が、全ての「正しい」とは限らない。

    正しいと信じて、善かれと思ってする行動、掛ける言葉。
    それは本当に正しいの?
    無意識だからこそ、それが自分らしさだからこそ。
    わからない。
    怖い。

    ただそれだけ。
    自分さえ、信じられなくなるかもしれない。

    0
    2026年09月20日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    一気に読むのがおすすめ、というか、一気に読んでしまう。よくある展開かもしれないが、これは実話なのか??フィクションであることを願いながら読み進め、5話のつながりにゾクゾクした。ホラーをみていると呼び寄せる、まさにこれかとなった。めっちゃ怖い。

    0
    2026年09月17日
  • ハザードランプ

    Posted by ブクログ

    不穏な空気、ギリギリの空気感がクセになる。

    登場人物の不完全さや歪みがたまらなく人間らしく、痛いところを突かれたと思うと同時に愛おしくもなった。
    何故だか許された気持ちにも…。

    好きな作品を選ぶのに難儀するくらい、どれも傑作だった。

    0
    2026年09月16日
  • 罪の余白

    Posted by ブクログ

    久しぶりの芦沢央さん。一番好きなのは、汚れた手をそこで拭かない。罪の余白はデビュー作なのですね。咲パート、真帆パートが好みで一気読みでした。芦沢さんは読書中の面白さは強烈なのに、私の記憶への定着は弱い作品が多い。他読んだ作品も忘れちゃってるなぁ。許されようとは思いませんとか読み返したい。

    0
    2026年09月15日
  • 汚れた手をそこで拭かない

    Posted by ブクログ

    超面白かった!!

    人間は嘘をつく生き物だし

    誰だって辻褄合わせの小さな嘘をつくことはあると思う

    その小さな嘘が思いもよらない大きな”汚れ”を引き起こす

    その小さな嘘で取り返しのつかないことになってしまう

    経験がある人はたくさんいると思うし、生きていく以上避けられないこともあると思う

    正直に実直に生きるって本当に難しいことだし、隠したいことはたくさんあっていいとは思うけど

    最終的には何事にも誠実に生きる方が絶対得が多いんだよなー、、

    誠実さのバランスはこの先人生を歩む中で整えたいし、未完成な自分を今はとことん愛して成長させていきたいなと思えた作品でした!

    シンプルにミステリとしても超楽しんだ!!
    芦沢央さんはやっぱりいいね

    0
    2026年09月13日
  • 夜の道標

    Posted by ブクログ

    大好物の社会派。ミステリではないけど、色々な立場の視点から、見えなかったものが見えてくる構成が面白くてページを繰る手が止められず。
    ままならない人生と、そこにある優しさと。

    0
    2026年09月13日
  • あなたが正しくいられたとき

    Posted by ブクログ

    今回も芦沢央さんらしく、人の心の奥に潜む感情を描く視点が素晴らしい作品ばかりだった。

    表題作、正論は決して間違いではない。でもその正しさが時に人を追い詰め、息苦しくさせることがある。そんな人間の複雑さを描く芦沢さんの巧さに唸らされた。

    「薄着の女の物語」は予想外の展開に驚き、「待てば無料」はシリーズの続きとして楽しめた。「代償」は作家を巡る物語で、読み進めるほど不穏さが増していく展開にゾクッとした。「立体パズル」は環境について考えさせられ、「投了図」は静かな感動が残った。

    怖さ、切なさ、人間の業が詰まった一冊。

    0
    2026年09月09日
  • あなたが正しくいられたとき

    Posted by ブクログ

    芦沢さんの短編、とても好き
    長編も良いけど、短編集でしか味わえない(暗めの)わくわくがある
    読み終わりたくないのに次々と頁をめくってしまう感じ

    0
    2026年08月31日
  • あなたが正しくいられたとき

    Posted by ブクログ

    バランスが良くて読ませる短編集。表題作はちょっと難解?だったけど、全体的にレベルは高い。直木賞取らないかな。

    0
    2026年08月30日
  • 汚れた手をそこで拭かない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この短編集は全て、解決しようのない場所から物語が始まる。
    話のどれもが、現実にもあり得る、ほんの些細な綻びから始まり、人の生き死になど抱えきれない大きな罪に転じる。
    罪を抱えた人間のリアルでグロテスクな感情が、そっくりそのまま文字に落とし込まれていて、芦沢さんの表現力は見事としか言えなかった。
    こちらまで、身も心までも震えるわ、震えるわ。
    最大の褒め言葉として、気持ちが悪い作品。
    妙な焦燥感の中で、ページを捲る手が止まりません。

    0
    2026年08月30日
  • 夜の道標

    Posted by ブクログ

    僕の住んでいる地域が次々と出てくる。そんな作品は今まで出会ったこともなかったのでどうかなと思ったけれど、読み進める手がなかなか止まらない。こちらも良作だと思う。

    少年の心も、そして大人の心も、一人称で書かれる文章が次々と入れ替わるんだけれど、その変わり方や捉え方も爽快で、読み進めてしまった。

    0
    2026年08月30日