芦沢央のレビュー一覧

  • だから捨ててと言ったのに

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    25編のショートショート集で、ちょっとした時間にも読み進める事ができて楽しかったです。
    全て『だから捨ててと言ったのに』の一言から始まり、そのあとは作者さんによって推理物になったり、ホラーになったり、感動物になったりと、ショートショート集なのにとても読みごたえがありました。
    知っている作家さんの作品には作家さんらしさが出ていて楽しめました。初めての作家さんの作品もあったので好みの作風の作家さんの他の話も読んでみたくなりました。
    このショートショート集をきっかけに読書の幅が広がりそうです。
    今回は第四弾目とのことで、前作も読んでみたくなりました。

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    2025年04月13日
  • もの語る一手

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    (この本自体は読んでなくて『小説現代』を読んだのですが、備忘録として登録)

    将棋を観るのが好きなので読んだのだけど、どれもこれも面白くて驚いた!
    人生で読んだ短編集でベストかも。
    将棋しばりなので中には面白くないものもあってもおかしくないのに。
    理由は書き手を見れば一目瞭然で(と言っても私は知らない人もいたんだけど笑)、人気作家ばかり。
    将棋好きな作家さんて多いんですよね。観戦記を書かれてる方もいらっしゃったり。

    私は将棋はほとんど指せないので、将棋難しそう…という方でも楽しめると思います。

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    2025年04月11日
  • 罪の余白

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    ネタバレ

    後半気になりすぎて一気読み。
    安藤が最後死んだかと思いきや生きていたし
    全体的にシリアスなんだけど、早苗の天然ぶり(?)でどことなく苦しくなりすぎない展開でラストまで読めた。
    でも加奈は帰ってこないから安藤がかわいそうなのは変わらない。。

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    2025年03月30日
  • 魂婚心中

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    なかなか面白い。
    現実とは異なる少し歪なパラレルワールドが舞台で惹かれた。
    真冬の一日中曇りの日のような雰囲気の話だな、と思ったのは私だけなのだろうか?

    ずっと平行に突っ走り、妖しさMAXで終了した後に、めちゃくちゃラフでユーモアのあるあとがきがあって思わず笑った。
    この作家さん好きだな、推そ。と思えた。

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    2025年03月18日
  • 神の悪手(新潮文庫)

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    被災経験のある棋士と避難所の性被害から逃れようともがく少女、プレッシャーにあえぐ奨励会員とアリバイ作り、詰将棋誌の編集と特殊な教義の宗教に洗脳されていた元少年、20代半ばと40代半ばの棋士のタイトル戦に潜む生き物、師弟対決に挑む棋将と対局前検分に赴く駒師。棋士に対する憧れがあるという著者による、「将棋」という独特な世界における機微を様々な切り口から描いた5編。この勝負の世界に漠然とでも関心がある人ならば、きっと響く言葉がある。

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    2025年03月03日
  • 今だけのあの子

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    泣きそうになった。心があったまった(温まった)。それどころか、人の心の弱さや鋭さを現しつつ、いつもはどこか悲しい結末に繋げがちな作者が優しい蝋燭の火を、決して強くはない、けれどゆらゆらと確かに燃えている焔を、心と心に灯してくれるかんじ----。
    この作品が何回も読み直したい。

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    2024年11月28日
  • バック・ステージ

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    連作短編でどこかで少しずつ繋がっている。
    最後で帯のとおり「こうきたか!」となりました。
    カーテン・コールの為の題名でもあるバック・ステージがあったんだと思った。
    結末が好き。

    ドタバタコメディ?恋愛?少しイヤミス?
    ミステリ?ヒューマンドラマ?
    どれが一番しっくりくるんだろう?
    どれもちょっと入ってるのが、面白い。

    芦沢央さんはイヤミスのイメージですが、
    この作品は違いました。

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    2024年10月26日
  • 神様の罠

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    裏表紙に書いてある通り、珠玉の6作だと思いました。
    アンソロジーは初めて読みましたが、1冊で様々な話を読めて非常に楽しかったです。
    どの話も面白かったんですが、特に有栖川有栖さん作の話と辻村深月さん作の話が印象に残りました。

    有栖川有栖さん作の話は主人公たち推理研がパズル研の人たちから出題された論理パズルをお互いに知恵を出しながらパズルを解いていく、というものでした。
    探偵役はずば抜けた推理力であっさりとパズルを解いてしまいます。
    この探偵役の鮮やかな推理も痛快で面白いのですが、探偵役でないその他の推理研メンバーがお互いに知恵を出し合ってパズルを解こうとしている様子を見るのが非常に楽しかった

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    2024年08月31日
  • 神の悪手(新潮文庫)

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    p87「負けましたと口にするたびに、少しずつ自分が殺されていくのを感じた。費やしてきた時間、正しいと信じて選び取ったこと、自分を自分たらしめるものが、剝ぎ取られていった。無限の可能性を秘めていたはずの駒たちは窮屈な場所に閉じ込められ、恨めしそうに啓一を見上げていた」

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    2024年08月01日
  • 僕の神さま

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    小学生の男の子視点の連作ミステリー。
    春から始まり夏秋冬、そしてもう一度来る春の訪れの時、見せられる結末はジワリと心に沁み込ませ、強く刻み込まれる。
    それぞれのお話は別のようでいて、しっかりとラストに回収される。読んでいると芦沢先生テイストにグイグイ持っていかれる。
    切なさ、もどかしさ、やるせなさ、狡さ。やんわりきゅぅっと締め付けられる。
    子供らしい主人公に聡明過ぎる水谷くんの関係性、そしてそれぞれの心の内が着地する最後、どんな表情で「彼」は「彼」を見ていたんだろうか。
    映画のワンシーンをみているようでした。好きだなぁ。
    それにしても水谷くんはカッコ良すぎではないですか!小学生!?って何度思っ

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    2024年07月09日
  • 今だけのあの子

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    女性同士の友情が孕むの危うさ、儚さ、秘める嫉妬。同時に存在する信頼、情。ここまで共感させてくる小説はなかなかない。

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    2024年07月03日
  • 神様の罠

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    乾くるみ、米澤穂信、芦沢央、大山誠一郎、有栖川有栖、辻村深月のアンソロジー。
    短編で読みやすく、コロナの初期の様子や日常のちょっと不思議なミステリー。
    特に江神二郎シリーズが好き。

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    2024年05月14日
  • バック・ステージ

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    面白かったぁー
    とある舞台にまつわる話がいろんな視点から少しづつ絡みながら話しが進んでいく。
    康子さんが変人過ぎて冷や汗がでるぐらい強烈なキャラだった。
    読後はとてもすっきりほっこりする。

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    2024年02月10日
  • バック・ステージ

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    ブク友様のレビューから手に取った作品!
    めちゃめちゃ気に入った♪

    色んな人のストーリーを楽しみつつ、ほんのりだけど全部繋がる感じも好き。
    ハチャメチャな感じも良い!
    どうなっていくのか気になってイッキ読みだった。

    読書初心者の方にもおすすめしたい1冊!

    こちらの1冊と出会わせてくださったブク友様に感謝\( ´ω` )/

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    2024年01月19日
  • 神様の罠

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    2020年の7月〜に書かれた短編で、各作家さんがコロナ禍と戦った記録なんだな、作家さんの闘い方なんだなと思いました。
    どの短編も後味が悪すぎることはなく、内容はみちっと詰まっていて面白かったです。

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    2024年01月03日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

    ネタバレ 購入済み

    結局どうなったのか

    最終章でバラバラな物語が全て繋がっていたというのはよくある展開だけど私は熱くて好きです。
    この作品に関しては、全て繋がっているのでは?という疑惑までで、はっきり答え合わせができたわけでもなく、なんか後味が悪くスッキリしない感じで終わります。そこを楽しめるかって人による

    #深い #怖い #じれったい

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    2023年10月15日
  • 本格王2022

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    2023.06.30
    こういう読み比べはとても楽しいです。
    やはり、1番は道尾秀介。次は大山誠一郎。3番手に浅倉秋成を推す。
    私は特殊設定ものが苦手ということもわかったのも収穫。

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    2023年06月30日
  • カインは言わなかった

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    芸術の世界とその周りで交錯する殺意が描かれた長編

    今まで読んだ芦沢作品の中では一番ページ数が多い作品なのに、緊張感がずっと続く
    多視点が細かく切り替わって次へ次へ読んでしまう

    殺意を持つこととそれを行動に移すことの間にある差
    バレエにも絵画にも詳しくないのに、その中に渦巻く人間臭さにがっつり引き込まれた

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    2023年06月07日
  • 貘の耳たぶ

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    ネタバレ

    繭子は自分で産んだ子どもを、同じ日に産まれた郁絵の子どもと取り替えてしまう。
    繭子は事実を隠したまま、郁絵は我が子を取り替えるられたとは知らず4年がすぎた。
    あるきっかけにより取り違えが発覚。

    郁絵の「残念だったね」一言がきっかけだった。
    繭子は分娩に時間がかかり自然分娩から帝王切開になったのだった。
    一方郁絵は45時間以上の陣痛に耐え、出血多量になりながらも自然分娩で出産。
    繭子は我が子をこんな自分が育てたら不幸、我が子には幸せになってほしいと取り替えてしまう。
    第一章は繭子、第二章は郁絵の目線
    どちらの母の気持ちもわかるだけに辛い。
    できればこのままバレずに…バレても繭子の仕業とバレない

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    2023年03月10日
  • カインは言わなかった

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    それぞれの視点で見て感じたことが、組み立てられて、結末へ繋がる。些細なことが積み重なって重要性を帯びてゆく。独特な世界観に惹き込まれて、追われるように一気読みした。

    読み終えて、タイトルを目にして、あぁそうか、と妙に納得してしまった。

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    2023年02月10日