すっっごくよかった!!!!!本を読む時はいつもそうだけどこの本は特にページをめくるのが楽しみで、読み切りたくないけど続きが気になるという矛盾笑笑笑
ただの伏線が沢山あるミステリー小説(勿論それも面白い)じゃなくて、推理されていくのと同時に人間が人間たる所以を感じるような作品だった。
実は自分は人を俯
...続きを読む瞰的に見れるとどこかで思っていたけど登場人物の面接前には見えてなかった悪い所が見えたときにはそういうことをしてしまう人なんだとフィルターがかかり、年後に良い面が見えた時はいい人だと思い直して、、、状況が変わる度にその人に向けている目線がコロコロ変わってる自分が浅はかに感じた。
きっと良い人、悪い人といった単純な話ではなく、誰にでも人によって見え方が変わる良い面悪い面があってその人の良い(または悪い)面を自分がどれくらい信じることが出来るのかで人に対する見え方が決まってくるのだと思う。何が良くて何が悪いかなんて人によって違う、分からない。時を長く過ごしててもそういう相手に対する目線を確立することは凄く難しいけど、人の1面しか見れない就活で本質を見抜くのは作中でも触れてたけど無理だよね。(嘘だらけの)1面だけを見て勝手に評価をつける(嘘だらけの)会社で働くために就活をすることの苦しさなんかも実際に体験したことはないけど感じられた。
最後に良い人だと思われてた波多野の腹黒い部分が見えるのも人間味が感じられて良い
また読み直したい