浅倉秋成のレビュー一覧

  • 六人の嘘つきな大学生

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    映画化がきっかけで読み始めましたが、私は最後まで犯人が予想できず、物語に完全に振り回されました。
    特に印象に残ったのは、波多野祥子さんです。完璧な優等生として振る舞いながらも、その裏で就活というプレッシャーの中でギリギリまで戦っている姿に、同じ働く女性として切ない共感を覚えました。
    就活という、誰かを蹴落とさなければならない特殊な環境だからこそ、一人ひとりの人間性が剥き出しになっていて、単なるミステリー以上に、人の本質とは何か。を深く考えさせられました。登場人物たちの隠された嘘が暴かれていく過程には、終始ハラハラさせられっぱなしの読み応えのある一冊でした。

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    2026年07月05日
  • 六人の嘘つきな大学生

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    伏線が見事でした。途中、ところどころ読み進めるのが何だか苦しいと感じたのはきっと、普段から自分も一部だけを見て全体を決めつけてしまっていることがあると自覚しているからかも。
    学生が就活中に会社や人事に対して思う本音には共感しました。たしかに、「何だかなぁ…」なシステムですよね、新卒採用の就活って。その昔、最終面接で役員が私の履歴書を見て言った「君、近いなぁ」。私の性格や過去の経験を問うような質問ではなく、ただ住所を見て家と会社が近いと。それで私という人間の何を知ってもらえたのか。ガッカリした記憶は四半世紀経っても、いまだに残っています。
    一方、立場や視点が変わって嶌さんが後輩の仕事ぶりに対して

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    2026年07月01日
  • 俺ではない炎上

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    SNS時代の炎上と冤罪の怖さを、冤罪被害者である山縣泰介・娘の夏美・周囲の人物たちそれぞれの視点でテンポよく描いた、かなり読み応えのあるサスペンス。ネット上の情報がどれだけ簡単に人を追い詰めるか、そして「自分は悪くない」と思い込む心理が連鎖していく感じが生々しく、最後まで緊張感が途切れない。人物同士の関係性や会話の細部が効いていて、現代社会の息苦しさまで感じる。なんといってもトリックが見事で、なんかおかしいなと思いつつも完全に騙された。

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    2026年06月28日
  • 六人の嘘つきな大学生

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    序盤から登場人物たちの関係性がとても魅力的で、この人たちなら良いチームになりそうだと思いながら読んでいた。だからこそ、物語が疑心暗鬼の方向へ進んでいく展開はかなりつらかった。一度は信じていた印象が揺らぎ、誰をどう見ればいいのか分からなくなる感覚がある。それでも、最後には彼らの中にあった優しさや誠実さをもう一度信じられたことがよかった。欠点や弱さがあることと、人としての魅力があることは別なのだと思える。ミステリーとしての面白さだけでなく、人を自然に気遣うことの尊さまで残る、とてもいい小説だった。

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    2026年06月25日
  • 六人の嘘つきな大学生

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    就活する前に1回目読んでてその時からほんっとに面白かったんだけど、就活終わって2回目読んでみて、やっぱり面白かった!!全部の伏線を回収してくれる!!!
    私が就活中に少なからず感じていた、本当に優秀な人間を採用できているのか、私より優秀な人がいるんじゃないかってずっともやもやしてたことが解消されたことが個人的にはすっごい良かった。
    そして何より、物語を通して、人は1面からは判断できないって言うのはすごく響いた!
    ほんまにおもろい!

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    2026年06月25日
  • 家族解散まで千キロメートル

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    やっぱり浅倉秋成さんの作品は「どんでん返し+考えさせられる」ので大好きです。
    ご神体を盗んだのは父さんか?果たして!?だけのお話かと思いきや「家族とは」を問われるかとは思いませんでした。
    「この家族は何人?」とありましたが正直ドキッとしました。自分も結婚して子供もおり、実家とも仲が良かったですが、一体どこまでなんだろう…うまく答えられる自信がない。後は世間体というか固定観念というか登場人物が抱えているような「こうあるべき」って自分も少なからずある気がする。こういう本好きです。

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    2026年06月24日
  • 六人の嘘つきな大学生

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    面白かったです。自分も就活を経験したことありますが、なんか独特な空気感というか、ある意味気持ち悪い空気感ってあるんですよね。そこを良い塩梅で描けてたかなと。
    毎度のことながらどんでん返しがすごいことと、「どんな人にも表もあれば、裏もあるよね」という考えさせられる部分にも惹かれました。浅倉秋成さんの作品はどれも考えさせられます。主人公が良い人だったよね。だけで終わるのではなく、漏れなく二面性を描けていて、大好きな作品です。

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    2026年06月24日
  • 六人の嘘つきな大学生

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    長らく積読になっていた本書。
    話題になっていたが、詳しい内容は知らずに読みはじめたので、続きが気になり楽しく読めた。
    とても好みな作品。

    最終選考に残った就活生6人が何度も集まり、協力して全員で内定を勝ち取るためにグループディスカッションの準備をするという、元々だいぶ変わった選考スタイル。
    それなのに、1人しか内定をもらえないことに直前に変更になったため、誰が内定にふさわしいかグループディスカッションで決めるという。
    何それー!
    私ならそんな選考をする会社に就職したくない。
    が、6人はみんな我こそは内定をとると意気込んでおり、でもそれぞれの悪事を告発する封筒が見つかり、というお話。

    二転三

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    2026年06月23日
  • 六人の嘘つきな大学生

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    読みやすい
    犯人を見つけるだけでなく、人の裏の部分は必ずあること、場面を見ただけで人は簡単に判断できない事に気がついた。

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    2026年06月21日
  • 六人の嘘つきな大学生

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    すごく面白かったです。

    いかに私たちが人をほんの一部分でしか判断していないのか、改めて考えさせられました。
    あと自分が就活していた時期をすごく思い出しました笑

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    2026年06月21日
  • 六人の嘘つきな大学生

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    大好きな小説です。
    暗〜い気持ちで途中読み進めるんですが、あれれ??となって、良い意味で裏切られるお話しです。

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    2026年06月20日
  • 六人の嘘つきな大学生

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    ネタバレ

    波多野くんやるやないか。
    普通に何回も掌で転がされちゃった。
    全然、当てれなかった。
    ちょうど、自分が就活してた辺りだったのも就活の時のしんどさを思いだしてしまった。
    もっかいやったらもう少しうまくできるかもだけど、本当に一生やりたくないね。
    どのキャラも悪い子じゃなくて良かったー。波多野くんスッキリさせてくれてありがとう。
    面白かった。文章も読みやすく、勢いが加速して読む手が止まらなかった。

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    2026年06月18日
  • 六人の嘘つきな大学生

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    ネタバレ

    配信で見た映画が面白かったので、原作本を読んでみた。

    就職活動をテーマにした小説はこれまでも何冊か読んでいるが、企業と学生の関係が描かれるのがだいたいの主流だったけど、この小説は内定を勝ち取るための学生同士のエゴイズムが浮き彫りになり、最後まで楽しめた。

    出てくるのがSNSなどで成長著しい「スピラリンクス」という架空のIT会社。最終選考に残った六人の大学生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。全員で内定を得るため、別々の大学に通う六人が何度も会い、お互いの理解を深め仲間意識や恋愛感情まで芽生えた矢先に、人事部から『内定は1人だけ』と言わ

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    2026年06月18日
  • 六人の嘘つきな大学生

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    すごい。良い意味で、めちゃくちゃ振り回された。
    伏線があらゆるところに張り巡らされていて、まさかこんな意味があったとは…という驚きが何度も訪れる。初めて明かされる真相に胸を突かれた衝撃と、伏線が鮮やかに回収されていく瞬間の、鳥肌が立つような高揚感が楽しかった。
    叶うのなら記憶を消してもう1回、この本を読む楽しさをもう一度味わいたい。

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    2026年06月20日
  • 六人の嘘つきな大学生

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    すごく読みやすかった。

    人は自分のことをよく見せようと繕う。
    でもそれって悪いことなのかな?
    人間の本能のような気がする。

    SNSが普及している今だからこそ、
    その人の本質を見抜くのはとても難しいし、
    断面を見て人物像を作り上げ、批判をする。
    でもそうじゃない。その人の周りにいる人の声を、本人の想いを、大切にしないといけないなと思う。

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    2026年06月16日
  • 六人の嘘つきな大学生

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    ネタバレ

    結論としてはめちゃくちゃ面白かった。
    6人の展開は最初の時点で予想できたのだが、インタビューという形でどんどんと候補者が絞られていき、結論としては予想通り、だと思わされてしまった。とても見事な裏切りをされてしまい痛快だった。
    またどんな人間でも「良い」とされる面だけではなく、人としての多面性を持っていることを物語の構成と面接で巧みに表現していてとても感心させられた。

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    2026年06月15日
  • 六人の嘘つきな大学生

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    ネタバレ

    面白かった。読み始めたと思ったらあっという間に読み終えてしまった。

    ただ、中学生の頃に読んだ湊かなえの『白ゆき姫殺人事件』(集英社)がある意味でトラウマすぎて、ついつい「語り手が犯人なのでは?」と思いながら読んでしまったため、自分で自分をミスリードしてしまった。
    また少しずつ真相が明らかになるかと思いきや、その「真相」もあくまで「」付きのものにすぎず、真相が二転三転していくので読む手が止まらない。

    ラストも、「波多野だって例外ではない」と読者に強烈なカウンターパンチを決めてくるので、個人的にはある意味スパーンと気持ちの良い終わり方だと思う(逆に余韻を感じて気持ち悪く感じる人もいるかもしれな

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    2026年06月11日
  • 六人の嘘つきな大学生

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    IT企業「スピラリンクス」の最終選考で不穏な封筒が議論を掻き乱す、お話(?)。

    前半は最終課題の様子と当時のインタビュー、後半は「犯人」が亡くなったのちの話、という構成。

    それぞれの裏の顔が明らかになると共に、コトの真相も明らかになる。大どんでん返し。


    就職面接に対するアンチテーゼ的な、その人が会社に相応しいかどうかなんて選考段階でわかるのかどうか。

    登場人物の印象がコロコロと変わっていき、その人を一面的な部分だけで判断し、自分が勝手に持ってしまったイメージを覆される形に唸らされた。

    最後の面接話もよかった。

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    2026年06月09日
  • 六人の嘘つきな大学生

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    大手企業の最終選考に残った就活生6人。
    最終審査は自分達で1人だけ内定者を決める。そこにそれぞれの過去を告発する封筒がでてくる。

    良いやつかと思えば悪くて、かと思えば良くて。まんまとミスリードされた。
    なんて面白いの!!

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    2026年06月06日
  • 六人の嘘つきな大学生

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    ネタバレ

    グループディスカッションのメンバーになった6人。このうち一人が内定。グループ内で自分以外の人に投票して決める。

    それぞれの名前が書かれた封筒が届く。それぞれのばらされたくない過去が書いてあり…。

    そういうことだったのかと、何回か思わされた。

    最初は青春ですね。誰も腹黒くなく、いい就活生。

    みんなの過去をばらす手紙が。
    これによって、グループ内投票結果が揺らぐのが面白い。



    順番に裏の顔がばらされていく。
    会社に相応しい人を選ぶ場が、過去にあくどいことをしてたやつを蹴落とす場に。

    どんな会社の採用グループディスカッションだよ、とツッコミ入れたくなりますね。会社側の人事たちは、何も対

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    2026年06月03日