浅倉秋成のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレもし、『全員が本当に仲のいい最高のクラス、最高の学年』なんて標語が、自分のクラスで掲げられていたとすれば、私はたぶん、それを冷めた目で見る。
最高の友達、最高の仲間というものが、努力さえすれば誰とでもなり得るのだと考えている人達とは仲良くなれないし、なりたくもないとも思っている。
この小説では、スクールカーストがなぜ生まれ、そしてスクールカーストの『上』と『下』での認識の相違について、考えさせられた。
人の『上』ないしは『下』 という自認は一体どこから現れるのだろう。
垣内のバイト先の知り合いで、高校をクソと評するのり子はこう主張する。
「あたし当時さ、真剣に考えたの。これってなんだろう、っ -
Posted by ブクログ
就活を終えて思った事と同じで、とても共感できた
私の時、就活生は嘘とはまでは言わないけど、誇張してアピールするし、人事も穏やかで優しい人&ノルマはないよって言って入社した
けど実際は、入社したら電話苦手な超消極的な子だったり、人事も厳しい人に担当変わるし、ノルマじゃなく1人ずつ課せられた目標はあった
目標ってノルマの言い方を変えただけなのでは…??笑
印象に残ってるのは、嫌な部分が出てきたとしてもその人が完全なる悪い人って決め付けるのは良くないってこと
その悪いことは、その人の一面にしか過ぎない
その反対もしかり
人を見極めるのは到底無理だけど、側面だけをみて決めつけるのはやめ -
Posted by ブクログ
ネタバレ4.5
この作品はどんでん返しのミステリーと家族とは何かについて考えさせられる傑作です。
まず家族については、これまであった家族のあり方の常識を覆されました。あすなの「自分の家族は何人か?」と喜佐家全員に問いたシーンはハッとしました。いざ言われてみると一体何人だろう、あの人とあの人は家族として数えようかと誰もが僕の様に苦悩すると思います。それと同じ様に僕からしたあの人とあの人は自分を家族としてくれるだろうか、と悲しい想像をしてしまいます。しかしそこを逃げずに考えることで喜佐家のように誰かが勝手に植え付けた家族はこうあるべきという常識を打ち破ることができます。周のように結婚しても母親の家で妻と同