浅倉秋成のレビュー一覧
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「SNSの怖さと可能性」
映画を視聴してから原作を読みました。
映画を一度見ただけでは完全に理解しきれていない部分があったので、
改めて原作を読んでみてよかったです。
若干違う箇所もありましたが、大筋は大体一緒でした。
エンディングの部分では原作と映画で描かれ方が違うシーンがありましたが、
どちらも良かったです。
ただ映画を視聴せずに原作を読んだらどのような驚きがあったのか味わえなかったのが残念でした。
記憶を一旦削除してからまた読みたいです。
改めてSNSの怖さと、それとは逆に良い使い方をすれば無限の可能性があることを改めて思いしらされました。 -
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自分にとって朝倉秋成さん二冊目の作品。
短編集で5つの話が入ってるんやけど、どの話も設定が面白い。
1.リアルにデスゲームを作ってムカつく取引先をぶっ殺そう!
2.異常なほど、行列を作るクロワッサン屋さん。行列が出来るその理由は…。
3.結婚式の二次会の会場で何故か花嫁が閉じこもってしまった。その理由がわからない参加者がその場で会議を始めて原因を探る。
4.野球の試合中に奇行を繰り返す選手。
5.初めての子供につける名前とその未来を考えるお父さん。
ざっくりあらすじを書くとこんな感じやけど、もうね三つ目とか普通にコント笑
ガキの使いとかでやってそうってか、こんな感じのあるもん。あと、1の終 -
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Posted by ブクログ
昨年映画化もされた「六人の嘘つきな大学生」の著者による作品。
喜佐家では3人の息子たちが結婚して実家を出ていくことがきっかけで、長年過ごした家屋を解体することになり、各婚約者たちと共に集合する。
ところが、使われていない倉庫から、ニュースで見た青森県の十和田白山神社の盗まれた御神体と一致する御神体を発見する。
当日中に返せば、許してくれるという宮司の発言を聞いて、御神体を返すため、千キロ離れた甲府から車を走らせる。
一体誰がこのようなことをしたのか、犯人は家族の誰かなのか…
暫く積んでいましたが、はらはらとする展開に引き込まれました。
ネタバレ防止のため、抽象的なことしか書けませんが、途中で -
Posted by ブクログ
ネタバレ学校で代々受け継がれる4つの能力がカギとなる特殊ミステリ。
北楓高校で次々と不可解な自殺が相次ぐという作品だけど、その動機がなんとも心に刺さる。
学校でよくあるカーストの話が背景として描かれてるけど、それだけじゃない。上位の人間が自分たちの過ごしやすい学校生活を送るため、下位の人間を利用するっていうよくある話だけど、そんな単純な話じゃない。
それにより不平等が生まれ、王に近い人間が輝けば輝くほど、下民の不平等さも大きくなるという、下民の人生においてはなんとも残酷な現実を突きつけてくる物語。
『教室がひとりになるまで』で、犯人が狙っていたひとりは『独り』のことだった。独りになれば不平等も生まれな -
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ネタバレ私にとって、2作目となる浅倉さんワールド。
『ノワール・レヴナント』を入り口としていたが、雰囲気の違いに、いい意味でびっくらこいた!
『ノワール・レヴナント』はとてもシリアスで重厚な物語(である中にコミカルな描写も挟まれてはいたけれど)だった一方、今作はなんというか、いい意味で「ぶっとんだ」浅倉さん節をみることができた気がする。
一見脈絡のない深夜アニメ的展開の中、築き上げられてきた壮大な伏線…。
私と同命者(≒中の人)は、ラブコメに対しては縁が薄い。
序盤から中盤にかけてのドタバタ展開や、涼一君のツッコミは、微笑ましくも、ちょっと辟易してしまうことも正直否めなかった。
しかし、佐藤さ -
Posted by ブクログ
ネタバレ学園もので超能力、ミステリーっていう要素がある本を余り読んだことがなかったので新鮮だった。
最後、八重樫が壇を殺そうとするのを垣内が止めたシーンが印象的だった。殺したことを忘れずにこれからは周りの空気を読んで生きていけ、的な壇に言った言葉は垣内が自身の将来を考える中でそう生きていくしかないと感じていたからと出てきた言葉なんだろうなと思わざるを得なかった。
こういう閉塞感みたいな、垣内が抱えるような苦しさを抱えながら生きている人って多いだろうから読んでて胸が苦しくなる人多そうだと思った。
小早川燈花の自殺に関しては、壇が弔いをするため3人も殺して他のクラスメイトも殺すつもりだった訳で、個人的にも