浅倉秋成のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
浅倉秋成さんは、「伏線」といえば近年必ず名の上がる作家さん。
「一行たりとも、油断は禁物!」
こんな帯つけられたら読むしかないでしょ…
主人公は印刷会社の営業マンの「間瀬豊」
出勤中に向かいの駅のホームに、かつて心を寄せた同級生「二和美咲」をみつける。
しかしその姿は同じ高校に通っていた、あの時のまま!
彼女は何故歳をとっていないのか??
今も高校に通い続けている理由は??
間瀬はかつての同級生や、”今現在”の同級生、教師達とともに、あの頃を振り返る!という展開。
まず始めに、この物語、とにかくド青春!
「あの言葉って、脈アリってことでいいのか?」
「あの子は俺のことが好きなのか?」
「告白した方がいいの?」
と、学生の時の初々しい「アオハル」が詰まっていて、キュンとしました!
ただ、この小説を書いているのは浅倉明成さん。
キュンキュンだけで終わるわけがありません。
恋路の行方、学生時代に起きていた出来事がどんどん明らかになるにつれ、二和美和が18歳に留まり続ける理由についての伏線回収がバシバシ決まっていきます!
しっかり驚かされるオチも用意されていて、「伏線の名手」の呼び名にふさわしい作家さんだなと改めて思いました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ千キロメートルって本当に千キロメートルなのね
前半は謎が謎を呼ぶミステリー
後半は普通の家族とは何かという大きなテーマに迫る
一冊の中でいろいろ体験できました。お徳。
要所要所で違和感を持ったのだけれど
それがきちんと伏線として回収されているところが見事
(収入が少ないのに頻繁に旅行行っているところとか)
姉さんの意図が掴めなかった
ご神体を返しにいったら逆に結束が高まるのは十分ありうるのでは
ご神体騒動でどう家族をもっていこうとしたのかがイマイチ分からなかった
二つの事件を無理やり繋げた感じが否めない
家族とは何が
無理に縛るものではないことは確か
お互い一緒にいたいと思えることが一番
でもそう思えなくなったら解散という選択肢も十分あり得るのだろうなあ
(ラストの結婚式で「新郎の家族は解散しているため別々に座っております」には笑ってしまった)
普通という概念に縛られる方がよほど辛い
映画「茶飲友達」のラストのセリフを思い出す
今のまま仲良く一緒にいたいものだ -
Posted by ブクログ
ドキドキが止まらない、サラッと読める恋愛!?短編集
浅倉秋成「糸の人を探して」 合コン×人狼ゲーム
⇒長年日陰の人生を歩んできた主人公河瀬倫義の舞い込んだ合コン。その中に自分に好意を寄せている人が参加するとのことだったが…なんとそこにいたのは自分に好意を寄せている?5人の女性を交えた合コンだった!!果たして倫義は、自分に思いを寄せている「糸の人」を見つけることができるのかー。
日部星花「ダイヤモンド・ダストの約束」
恋愛リアリティショー×心理戦
⇒昔からの想い人で、人気の俳優の優斗が参加するということで恋愛リアリティショーに参加することになった女優あいり。あいりと優斗の恋の行方と、ショーに隠された思惑に目が離せない。
織守きょうや「彼と彼女の穴」 気になる人×夢診断
⇒付き合い始めた彼女が登場する不思議な夢に疑念を抱く有馬。その夢は大きな穴の縁の前にスコップを持つ彼女がいるというもの。この夢は何かの予知夢なのか…一気読み必至。
辻堂ゆめ「運命はかく扉を叩く」
運命の人探し×論理パズル
⇒夕方の体育館倉庫に閉じ込められた茉莉と愛。そこをとある男子学生が助けてくれたのだが、彼は鍵を開けて足早に去ってしまった。愛はそんな顔の見えない男子学生に恋をしてしまい、助けてくれた彼を声だけで絞り捜索していくが…。茉莉と愛がコミカルに彼を探して当てていく様は、微笑ましく甘酸っぱかった。
どれも読みやすく、同シリーズもまた読みたい!