あらすじ
「物語の主人公になって、劇的な人生を送りませんか?」
平凡な高校生・涼一は、日常をドラマに変える《フラッガーシステム》のモニターになる。
意中の同級生佐藤さんと仲良くなりたかっただけなのに、生活は激変!
ツンデレお嬢様とのラブコメ展開、さらには魔術師になって悪の組織と対決!?
佐藤さんとのロマンスはどこへやら、システムは「ある意味」感動的な結末へと暴走をはじめる!
伏線がたぐり寄せる奇跡の青春ストーリー。
電子書籍限定特典として、装画を手がけた模造クリスタル氏による未公開ラフを収録!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「自分が物語の主人公だったら」
対象者が物語の主人公になるようにするフラッガーシステム。
1か月間、フラッガーシステムのデバッガーとしてフラグを管理していくことになった東條君の物語。
コメディ調で明るいテイストの中、フラッガーシステムは無慈悲に機械的に世界をどんどん改変して物語を紡いでいく。
前半のコメディパートで起こった荒唐無稽な出来事たち。
一見何のつながりもないそれらが後半にすべて結末に向けたフラグとなる。
その物語の外側であるはずの「終わりに」すらフラグの一つとなり結末に向かっていく。
後半にかけての勢いが強く、「次はあの時の出来事が回収されるのでは」「あれはどう回収されるのか」「確かにこんなこともあった」と思い返して読んでいく展開はジェットコースターのようだった。
コメディな展開はライトノベルや深夜アニメのようで、フラグにより攻略ルートを考えていくさまはギャルゲーのようだった。
だが、この物語の中の人物たちは本来深夜アニメの人物ではない。
深夜アニメの登場人物にされた人物たちには、それぞれに本来の生き方があったはずである。
コメディな展開とは対照的に本来とは異なるがゆえに生まれる歪みが見えたり、この1か月が終わったら彼らはどうなるのかといった疑問が浮かんだりと一筋縄ではいかない物語。
自分はライトノベルにもアニメにもゲームにも親しみがあるので、東條君のフラグ管理によりフラッガーシステムが引き寄せてしまう展開を予想しながら読んでいくのが楽しかった。
フラッガーシステムにより本来とは違う生き方をすることになった人物たちが、本来の生き方に戻ったときに少しでも良い方向に向かっていますように。
読んでいて思い出したことのひとつに、いわゆる5億円ボタンの亜種のひとつがある。
「目の前にあるボタンを押したら世界中の人に良いことが起こるとしたら、押すか」
デメリットはない。ただ、自分にそのボタンを押す権利があるというだけ。
押して悪いことがないのに自分はただ単純に押せばよいとは思えなかった。
自分はその時どうするかといったら、「ボタンを押したうえで自分はこの世から退場する」と思った記憶がある。
ほんとうにみんなのためになるなら押したほうが良い。
けれど、全世界に自分が何かしら道理に反する影響を与えてしまうと思うと果てしなく怖い。責任が持てない。
自分の手の届かないくらいの強さで世界が変わってしまって、その責任が自分にあるなんて耐えられない。
一体誰の視点から見る「良いこと」なのかもわからないのに。
フラッガーシステムの目指す結末(勝利、幸福、感動)も誰にとってのものなのかが分からない。
今回の物語の結末が幸福であったとして、例えば主人公が誰かの不幸を喜ぶタイプなら幸福な物語になるのか?
好きな食べ物を好きなだけ得ることができる物語になって設定された期間は幸福で終わったとして、物語の後にそれが原因で病気になっても物語の外側は知らんぷりではないのか?
実際には現実に存在しないような強い力のことを考えるとどうしても怖い。
フラッガーシステムはこの物語の後も改良され開発が続くようだが、絶対にもっと大きな過ちを引き起こすからやめたほうが良い。
このフラッガーシステムに、深夜アニメファンの大きな夢が詰まっているのだろうが…。
現実はフィクションではないから、自分は物語の主人公ではない。
東條君のように言葉にするだけで現実を変えていく力はない。
何もしなければ何にも起こらないまま。
けれど、目的に向けて言葉にして行動にしていけば現実だって少しは何かが引き起こせるはずである。
フラグ管理していくみたいに、凡庸な自分の物語を少しずつ作っていきたい。
Posted by ブクログ
読書備忘録916号。
★★★★★。
浅倉さん!神!こんなすごい作家さんだとは思わなかった!
あとがきに書かれていましたが、サブカルとしてのアニメの神!
ジャンルとしては特にラブコメ!神!
物語は一言でいえば、ラブコメアニメの主人公になって感動を味わえるシステムのテストに招聘された男子高校生の激動の1ヶ月を描く!
システム名はフラッガーシステム。
フラッガーの方程式とか言われると、そんな大層な数学の方程式ってあったっけ?と思いましたが、なんてことはない物語の変化とストーリー展開の肝となる"フラグ"のことだった。笑
ジジイの理解は、ごまんとある世のラブコメアニメを機械学習させたAIシステムですね。
そして、なぞの電波で人心を操るシステム。おいおいどこの周波数帯を使っているんだ?
周波数は全て国の管理だからそんなおいしい周波数帯残っていないぞ!海賊電波か?
そんなことはさておき。
うだつの上がらない男子高校生、東條涼一の目の前に突如現れた男。
村田静山(これは浅倉さんですね!間違いない!)。フラッガーシステムのシナリオ担当であり広報・営業担当。涼一にシステムの被験者にならないかと持ち掛ける。
普通、こんな怪しい誘いには乗りませんが、クラスメートで憧れの佐藤さんとウフフになりたかった涼一は被験者に!
そして12月(クリスマスというラブコメイベントがあるのがみそ)の1ヶ月間、フラッガーシステムが起動する。
12/1。まず涼一の両親が排除される。突然のアフリカ転勤。
これは、意中の女子を家に誘うときに、両親がいるという興ざめ設定を排除しているんですね!
そして登校するとクラスメートの男子が排除されている。男子だけ集団はしかに罹り学校を休むという事態。
これは、ラブコメの王道として、主人公のへぼ男が恋に落ちるためには男子は少ない方が良いという王道ですね!
そして、怪しい電波で操られている女子から涼一はモテモテ状態になる!
ただ、佐藤さんが遠い!遠すぎる!
近づいてくる女子は、
・生徒会長で、御園生財閥令嬢の御園生怜香!バーン!
・突然東条家に居候することになる米澤ひなた。メイド喫茶で風俗嬢!バーン!
・魔術研究会の会長で唯一のメンバー一ノ瀬真!魔術を使えると!バーン!
とかとか!
そんなこんなで幾多の障壁を乗り越えて佐藤さんへのアプローチがやっと開けていく!
しかし、ゴールはそんなにたやすく手に入らないのがラブコメアニメ!
佐藤さんに災難が降りかかる!
果たして涼一は災難を潜り抜けて佐藤さんとウヒヒになれるのか!
めちゃくちゃハマりましたよ!
なんせ、次々に発出するフラグの数々。それらフラグが作り出す伏線と回収!
全ては、ジジイが今も慣れ親しむアニメワールドの黄金律の世界!
サブカルとしてのアニメを愛する読者の皆様には評価★5つは軽ーく超えるでしょう!逆に、この世界に縁の無い方には、意味不明な単語の連発で苦痛でしかないでしょう!読み手を選ぶ作品と言ったらカッコよすぎるか!
涼一を取り巻く登場人物のボケと涼一のツッコミはイメージとしてはサンドイッチマンのコント。
若干しつこいキライはあるが、ウケまくる!
時々登場する村田が行うラブコメ解説はミルクボーイの漫才。同じくウケる!
500pの文庫ですが、こんなに笑いながら読書したのは過去に記憶がない。
Posted by ブクログ
いやぁ、ラブコメ&ギャグってほんとにいいもんですね(水野晴郎さん)。笑いました。そして最後には、お決まりではありますが、感動でした。
ちょっと前にやーこさんの『猫の診察で思いがけないすれ違いの末、みんな小刻みに震えました』を読みましたけど、どちらかというと、こっちでより笑いました。(頭の調子がよかった?)
日常をドラマに変えるドラッカーシステムとは?、よむと時代設定を変えるタイムマシンとか、多次元空間移動マシンの系統でしょうか。
作り出すドラマのテンプレートは、ほぼ深夜アニメです。だから選択肢は、ラブコメ展開、魔術展開などしかなく、ギャグ満載のご都合主義です。
わたしは慣れないので、魔術展開はきつかったです。特殊ワードにふりがな振ってるんですけど、『我儘な白黒少女』が「エゴイスティック・マコ・バンド」とか、『音速の旋風!!』が「ダイソン」みたいな郭泰源です。心折れそうになりましたけどがんばりました。
作者の浅倉秋成さんの「あとがき」をいれて502ページ(意地か?)と長いです。
数学未解決問題であるABC予想の論文が600ページ超だそうです。やはり、フラッガーも「方程式」だけに回収・回答は長くなるのかな。浅倉さんもがんばりました。
この感想の流れだと、ラブコメ好きやギャグを愛するひとにオススメとなるんですが、属性?はなんであれ、あえてビジネス書ユーザーや人生訓ユーザーにおすすめしたいと思います。
フラッガーシステムはプログラムであり現実をねじ曲げる装置です。いわば「神」です。その中心が「フラッガーの方程式」です。この方程式は、オオタニさんが投げて打つみたいな勝利の方程式に近いもので、「神」をコントロールし、よりよい結末に導く方程式なのです。(意味不明ですね)
そこで重要なキーワードが、「ツッコミ気質」ではなく、「フラグマネジメントシップ」です。
人生の折々で伏線を張り、フラグを立て、時にはフラグを折ることもあるでしょうが、それらを美しく回収していくことで、人生がより素晴らしいものになり、ひとつの物語の主人公になれるのです。
この本は、そのために自分の発言・独り言と行動をどのようにコントロールしていけば良いか、フラグという考え方を中心に、ストーリー仕立てで教えてくれます。
わたしには、20年後くらいに人生の指南書として『人生は『フラッガーの方程式』に学んだ』みたいな本がたぶん出版される心当たりがあります。
そのときわたしが生きていて、認知が正常(自己判定可)なら、本作とあわせて読んでみたい。
ほんとうに、腹がよじれるくらいに笑えて腸にほどよい刺激をあたえ、人生を学べるすばらしい作品でした。
Posted by ブクログ
面白かった!本を読んでない時間も、主人公のノリツッコミを、思わず現実世界でもやりそうでした。
私は、電子図書で読んだため、あと何ページあるとか分からず読んだので、逆に良かったのかもしれません。
佐藤さんの家に行く場面は、本人のドキドキと、描写される様子に乖離がありすぎてかなり爆笑。その後からも、爆笑場面が沢山散りばめられてるので、電車の中とかで読むのは大変危険です。
それだけ笑わせてから、後半に突っ込んでいくので、感情の起伏がヤバいです。
Posted by ブクログ
深夜アニメ、ラノベ、銀魂とかが好きな人にはオススメしたい。小説を読み慣れてない人にはとても入りやすい小説と思います。キャラのイメージをつけて、自分の頭の中でアニメが放送されているようで、とても楽しい読書体験でした!
Posted by ブクログ
今ハマっている浅倉先生の過去作品
ラブコメ要素存分に盛り込まれており
高校時代にどハマりした“涼宮ハルヒの憂鬱”を彷彿とさせられる
どこか懐かしさも感じさせられる
作品だった
漫画テイストで伏線も過去に読んだ作品に比べ難解ではなく
柔らかな伏線が散りばめられ
小春日和の休日カフェで好きなコーヒー飲みながら読む作品として
最高の相棒として一週間過ごしてくれた
最後に
涼一…君は
最高にかっこいい主人公だったよ
幸せにな
Posted by ブクログ
漫画を読んでいるような気持ちでサラサラと読めました。 やはり僕は浅倉秋成先生の作品が大好きです。設定や登場人物、扱う言葉が全て心地良いです。
あとがきの最後「何があったって、俺はお前のことを守るぜ」は浅倉先生の作品を手に取った僕はこれからも幸せな時間を作品と共に過ごさせてもらえると受け取りました。
今月の新作も楽しみにしています。
Posted by ブクログ
アニメの主人公のような生活を送れるフラッガーシステム。そのシステムのテストに選ばれた高校生の話。
主人公と登場人物との掛け合いが、漫才のようなところがあり、読みながらクスッと笑えるところがたくさんあった。とても楽しくすぐに読めた。
Posted by ブクログ
個人的にはノワールレヴナントより好きな作品。読みやすいからすぐに読めた。フラッガーシステムという設定も面白かった。別の人が主人公の話も読んでみたいと思った。
ラスト50ページでドタバタと伏線を回収していく。そういえばあらすじに「伏線がたぐり寄せる」とあったなと思い出した。
Posted by ブクログ
お気に入り作家さんなので、星の数は甘めかな。
でも、ちゃんと面白かった。アニメ化して欲しい。
佐藤さんとどうなったのか、具体的に知りたい気持ちもあるけど、こんな感じのラストが丁度良いのかも。
ソラちゃんはミサカ妹的な存在なのかと思ってたら、違ってた。
あとがきが最高だった。お勧めラブコメアニメ教えて欲しい。
Posted by ブクログ
ただのギャグテイスト小説かと思ったら、ラストに怒涛の伏線回収。これも伏線やったんか!と気付かされて一気に最後まで読んだ。バッドエンドかハッピーエンドか最後まで分からなくてドキドキ。読んでからのお楽しみ…!
Posted by ブクログ
まんまとフラッガーシステムに嵌められてしまった。最初は浅倉さんもこんなふざけた小説書くんだなあと、漫才的なお話に笑っていたが、最後は涙してしまった。「心当たりがある」という言葉が妙に印象に残った。
Posted by ブクログ
落ち込んだとき、そこまで重くはないけど何となく生きてることが楽しくないときに読むと、日常のくだらなさやかけがえの無さに元気がもらえます( ˘ᵕ˘ )♡
この本を読んで、何かに挑戦したくなったり、普段と変わらない日常がちょっとだけ面白く見られるようになりました♩
1回目にワクワクしながら読める本なので何回も読みたいと思う本ではなかったです(՞ ܸ. .ܸ՞)"
Posted by ブクログ
私にとって、2作目となる浅倉さんワールド。
『ノワール・レヴナント』を入り口としていたが、雰囲気の違いに、いい意味でびっくらこいた!
『ノワール・レヴナント』はとてもシリアスで重厚な物語(である中にコミカルな描写も挟まれてはいたけれど)だった一方、今作はなんというか、いい意味で「ぶっとんだ」浅倉さん節をみることができた気がする。
一見脈絡のない深夜アニメ的展開の中、築き上げられてきた壮大な伏線…。
私と同命者(≒中の人)は、ラブコメに対しては縁が薄い。
序盤から中盤にかけてのドタバタ展開や、涼一君のツッコミは、微笑ましくも、ちょっと辟易してしまうことも正直否めなかった。
しかし、佐藤さんの身に異変が起きてからの展開は、ページを捲る手が一気に加速した。
(あと私はメイドのひなたさん。同命者はソラさんが出てくる度にちょっとワクワクしてた。)
そして、困難を乗り越えた先の大団円に、胸中に清々しい風が吹きわたる感覚がした。
我が同命者も、とある創作活動をしている身。
浅倉さんがあとがきに書いていた「物語は現実の対極にある逃避先ではなく、現実を楽しく生きるためのよき教師であり、友達であってほしい。」という願いに心打たれた。
フラッガーシステムの影響を離れたあとも、涼一君や佐藤さんたちの人生という物語は続いていく。そして、読者である我々の人生も。
事実は小説より奇なりというこの人生。
幾多もの人生に寄り添う、星の数ほどもある物語たち。
ビバ!フィクション。
ビバ!旅路たるこの現実よ。
…あ、でも、フラッガーシステムが現実にあったらと思うと、ぞっとして止まない…かな…。
Posted by ブクログ
伏線の多さにビックリしましたが、その伏線が回収されていくのが気持ちいいし飽きっぽさもなく読みやすかったです。
またそれぞれのキャラクターも嫌味がないので、読んでいて嫌な感じもなく読むことが出来ました。
Posted by ブクログ
厚い割に軽くて一気読み。アニメ見てる気持ちでサクサク読めた。明らかなフラグより一見フラグに見えないフラグを回収するほうが気持ちいい。頭空っぽで読めて楽しかった。
Posted by ブクログ
ギャグマンガのツッコミテイストも相まってクスリと笑いながら読んだ
491ページとボリュームはあったが中弛みする所がなくタイトル通り色々な描写がフラグとなり回収されていく様は清々しかった。
Posted by ブクログ
そこら中に置いたフラグを、バーっと回収していく様は、もはや痛快とも言うレベル。
話の後半はノンストップで読んでしまった。
ネタバレ書評はあんまりしないので、詳しく書けないのが勿体無い。ネタバレせずに、上手い事書くって難しいよね。
フラッガーシステムのモニターに選ばれた平凡な高校生が主人公。
憧れのヒロインとのフラグを立てるために奔走するも、別のフラグがに振り回される。しかし、後々にそのフラグが…。
フラッガーシステムの担当者村田さんのアニメ愛が凄い。そして、言ってることがよく分かる。
あー、あるあるwって。
それを巧みに使った物語展開は、読んでいて心地良かった。
なんだか普通に、面白いわぁ〜!って、子供に戻った様に楽しめた作品だった!
Posted by ブクログ
2025.9 1冊目。
六人の嘘つきな大学生がものすごく面白かったので買って読んでみた。
ギャグパートが多く、これは…ラノベだ。と思いながら読み進めていき読み終わったあとは、これはラノベではないのかもしれない…。と思った。
面白い設定で、何気ないギャグのような台詞が伏線になっていて、物語の最後に全て絡んでくるのは流石だなと思ったが、あまり好みではなかった。
好みではなかったけど、伏線とあとがきがすごくよかったので★3。
Posted by ブクログ
日常をドラマに変える〈フラッガーシステム〉のモニターとなった主人公。意中の女の子と仲良くなりたいだけなのに、お嬢様や魔法使いと仲良くなる展開に巻き込まれる。意中の女の子とはどうなるのか、そして、終盤にかけて伏線が回収され、物語は結末を迎える。
といったあらすじ。
胃がもたれるほどギャグ要素がふんだんに盛り込まれていますが、著者と同世代のため、そのどれもが見事にヒットしました。
特に好きだったのが、魔法の名前が全てプロ野球の助っ人外国人の名前(ファルケンボーグ、グライシンガーetc)。作中では全然触れられないため、野球に疎い人は全然気づかなかったのではないでしょうか。
Posted by ブクログ
『6人の嘘つきな大学生』『ノワールレヴナント』が最高に読みやすく面白かったため、浅倉秋成さんの作品を漁ってますが、なかなか序盤はきびしかった。
300ページ目から面白い等のクチコミがあったので、それを信じ頑張った!でもその前辺りから段々と面白くなっていく感じがあり♪♪本当に300ページ目からは一気に読めました!
Posted by ブクログ
浅倉先生過去作品シリーズ。
序盤から中盤までまじできつかった。
くさいセリフや展開。。。
けど、そこが王道であり、深夜アニメの典型なので面白かったんだけどね。
300ページあたりから加速していったな。
300ページ〜ラストまでは面白かった
Posted by ブクログ
あらすじに惹きつけられて、読み始めました。
文庫で500ページ近くあるので、かなりの読みごたえがある小説になります。
正直、前半は人を選ぶと思います。ベタベタ感のラブコメ展開など、読んでいてお腹いっぱいになる人もいると思いますが、それに臆さず、後半まで読まないと、この本の良さは分からないと思います。
まさか、泣かされるとは思いませんでした。。
万人受けする小説ではないですが、一風変わった小説を読みたい人にはいいかも。
Posted by ブクログ
思った内容とは違った。ラノベに限りなく近い感じ。言葉の言い回しとかは面白い部分もあるが、やはりわざとらしさを感じてしまう。化物語のように掛け合いがあるが、フラッガーの方が何というか大衆的。
Posted by ブクログ
ラブコメを好んで通ってきてはいなかった私でも分かる、定番、ご都合展開、フラグが散りばめられていて面白かったです。最後にそれらの注釈も用意されているのがまた良かったです笑
何回も使い古されたような展開を題材にしているものの、どこかで聞いたことのある展開でも何度でも楽しめる所が、定番の良いところでもあります。しかし、やはりありきたりだなぁと思ってしまう話も世の中にはある中で、つまらないストーリーにさせない所が筆者の技だなあと感じました。沢山のフラグが全部綺麗に回収されていく展開は気持ち良かったです。
Posted by ブクログ
前半はギャグばかりが目立ってストーリーに今一つ面白みを感じることができなかった。ギャグ自体はそんな悪くなかったし、笑ってしまったところも何箇所かあったものの、若干主人公のツッコミの多さが気になった。
後半、ストーリーが急展開してからは一気に読めた。少しシリアスな感じになった分ギャグの頻度も下がり読みやすくもなった。
伏線回収は見事で、前半のめちゃくちゃな展開もちゃんと伏線になってたのかぁ!と言う気持ちよさはあった。ただ、前半部分を読んでいる時間帯は少ししんどかった。