【感想・ネタバレ】六人の嘘つきな大学生のレビュー

あらすじ

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『このミステリーがすごい! 2022年版』(宝島社)国内編8位
週刊文春ミステリーベスト10(週刊文春2021年12月9日号)国内部門6位
「ミステリが読みたい! 2022年版」(ハヤカワミステリマガジン2022年1月号)国内篇8位
『2022本格ミステリ・ベスト10』(原書房)国内ランキング4位


成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。全員で内定を得るため、波多野祥吾は五人の学生と交流を深めていくが、本番直前に課題の変更が通達される。それは、「六人の中から一人の内定者を決める」こと。仲間だったはずの六人は、ひとつの席を奪い合うライバルになった。内定を賭けた議論が進む中、六通の封筒が発見される。個人名が書かれた封筒を空けると「●●は人殺し」だという告発文が入っていた。彼ら六人の嘘と罪とは。そして「犯人」の目的とは――。

怒濤の伏線回収に驚嘆の声続出! 青春ミステリの傑作が、ついに文庫化!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ずっと誰がどんな動機でやってるんだろうとハラハラしてページ捲るのが止まらなかった
そしてそれがわかった後の展開も格別に面白く、思わずすぐもう一度読んでしまった
記憶を消してもう一度あの衝撃を味わってみたい

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2026年05月03日

Posted by ブクログ

映画より面白かった。
それぞれの人物像もしっかり描かれていて、だからこそその行動に対してなるほどと思ったり。

とかく上っ面だけで人のことを判断してしまいがちだけど本当にこういうこともあるんだろうな、と思った。

そして就職活動って恐ろしい。

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2026年05月03日

Posted by ブクログ

二転三転する展開であっという間に読むことが出来た。
ミステリーとして面白いのは勿論、就活に対して就活生は、人事は、会社は、社会はどう見ているのかについても書かれておりその点も面白かった。

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2026年04月23日

Posted by ブクログ

二転三転に見事に振り回されました
途中までは何となく展開が分かりやすいなとも思ったけど、それすら飛び越して最終的にそういうことかと

人の本質なんて分からないし、見ている部分は良い面も悪い面も一部分でしかない
自分の傲慢さに目を覚ませと冷水を掛けられた気分です

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2026年04月21日

Posted by ブクログ

就活生と採用側、それぞれの希望や不安、そして現実が複雑に絡み合い、終始張り詰めた緊張感が印象的だった。

登場人物たちは善と悪の両面を持ち、その一端が絶妙なタイミングで明かされていく。人は見えている部分だけでは到底測れず、他人を完全に理解することの難しさを強く感じた。

全体の構成も巧みで、最後まで先の読めない展開に引き込まれる。読み終えた後には、人とどう向き合うべきかを自然と考えさせられる一冊だった。

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2026年04月18日

Posted by ブクログ

叙述的な伏線の貼り方が上手
本当にイメージを二転三転させられた
普段のSNSもこんなもんだなと思った

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2026年04月18日

Posted by ブクログ

途中まで、なんとなく展開が予想できちゃうな〜と思いながら読んでいたが、見事に手のひらを転がされていた。
登場人物の印象が2点3点するのも面白く、そう言われてみれば当たり前なのだが、人は一面だけで語ることはできないと気付かされた。

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2026年04月13日

Posted by ブクログ

映画がきになってみてみたかったのだけれど
評価が低く原作はおもしろいのに、とかいていたので
初めて小説をよんでみました。
あっと驚く裏切りの連続で何度も騙されてしまいました。
次は騙されないように読みたいです。

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2026年04月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

序盤、中盤で散りばめた伏線を終盤で綺麗に回収してくれるのが良かった。
中盤辺りで就活生達の負の部分を見せたと思ったらラストでみんな良い奴だったとなるのは個人的に最高だった。
真犯人も決して悪ではなく自分なりの正義を持って行動したのが好感持てた。

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2026年04月08日

Posted by ブクログ

本当に就活生になる前に読めてよかった。社会人になるとはどういうことか、大学3年生がどんなふうに日々を過ごしているのか、色々と学ぶところがあった。語り手が大学生の小説を読むのは初めてで、難易度高めの比喩や表現が多く使われていたから、読んでいて頭が良くなる気がした!
何度も自分の考えや考察が裏切られて、どんどん読み進めてしまった。わずか2日で読み終わりました。

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2026年04月04日

Posted by ブクログ

大学生が就職面接でグループディスカッションする内容。議題によって人狼ゲーム化する。面接の本質や、各々の裏表があからさまになる。泥仕合が続くなか、光の部分が見えてくるのが面白かった。

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2026年04月03日

Posted by ブクログ

就活ってホント大変だなあ…と読み進める度に思いつつ、コイツ怪しい!やっぱり!あれ?違う?じゃコイツ!やっぱり!また違う…
ええーこの人だったの?!
とまあこんな具合に振り回され、楽しく拝読いたしました。
新しいミステリーのジャンルって感じが新鮮でした。

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2026年04月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

悪人に見えていた人間が、見方によって印象がガラッと変わる、というのは結構好きな展開だった。
波多野がただの聖人で終わらないのもよき。

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2026年04月01日

Posted by ブクログ

就活を終えて思った事と同じで、とても共感できた
私の時、就活生は嘘とはまでは言わないけど、誇張してアピールするし、人事も穏やかで優しい人&ノルマはないよって言って入社した
けど実際は、入社したら電話苦手な超消極的な子だったり、人事も厳しい人に担当変わるし、ノルマじゃなく1人ずつ課せられた目標はあった
目標ってノルマの言い方を変えただけなのでは…??笑

印象に残ってるのは、嫌な部分が出てきたとしてもその人が完全なる悪い人って決め付けるのは良くないってこと

その悪いことは、その人の一面にしか過ぎない

その反対もしかり

人を見極めるのは到底無理だけど、側面だけをみて決めつけるのはやめようと思った

おもしろい本だった!

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2026年03月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

就活という、誰もが少しずつ自分を偽り、良く見せようとする世界。その中で、他者への評価が何度も移り変わっていく構成が見事だった。

特に好きだったのは、一度大きく裏返った印象が、最後でもう一度裏返るところ。
「この人はこういう人だ」と思った瞬間、その判断自体がまた揺さぶられていく感覚が、とても面白かった。
波多野がただの良い人で終わらなかった、でも最後の最後には踏みとどまっていた、と知れたのも良かった。

ミスリードや伏線も丁寧で、スカッと騙される気持ちよさがある。
それでいて、ただ驚かせるだけではなく、人の一面だけを見て判断することの脆さにも気づかせてくれる。

就活ミステリとしての面白さと、人間を見ることの難しさが両方味わえる、素敵な一冊だった。

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2026年05月03日

Posted by ブクログ

「人をある一面だけで判断してはいけない。」

馬鹿正直に生きて感情を左右されるような素直な人の苦悩が描かれており、経験が足りない自分と重なる部分があった。

最初は結末分かりやすすぎるなぁ、、と思っていたけれど読むにつれて想像を超える展開があって引き込まれた。面白かった。

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2026年04月12日

H

購入済み

それほど期待せずに読み始めましたが、一気に読みました。
外から人を見ると、その人の一面しか見えず単純化してしまいます。そうではないよ、人は複雑で単純に見てはいけませんという考えれば当たり前のことをミステリーでありながら考えさせられる作品です。良かったです。

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2025年02月04日

購入済み

面白かった!

就活に関して、多くの人が思うであろうことをすぱっと文章に起こしてくれた部分はとてもスカッとしました。
この本を読んでいる自分自身の感情の動きがとても面白かったです。

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2024年12月20日

匿名

購入済み

反転

一人称のミステリーでどうどんでん返しを味わえるのか楽しみにしてました。挿入されるインタビューが巧く機能して、見事に反転され伏線回収していく後半に痺れました。面白かった!

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2024年11月23日

ネタバレ 購入済み

無題

とにかく早く次のページを読みたいという気持ちで最後まで読み進めました。
最終的に登場人物全員のことが好きだなぁと。人間はどうしても表面的な部分だったり、噂だったりでその人を判断しがちだけれども、それってすごく損していることだなと改めて考えさせられました。
敷き詰められた伏線の数々は本当にお見事で楽しませてもらいました!

#ドキドキハラハラ #深い #共感する

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2024年09月18日

購入済み

何度も驚かされるから全く飽きずに最後まで読めました
細やかな伏線があったり、人物のイメージの変化も凄く楽しめる作品だと感じます!

#共感する

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2024年06月16日

購入済み

大どんでん返し

自分の好きな話のジャンルでサクサク読めた。ついつい一気読みしてしまうほど面白かった。どんでん返しが好きな人にはハマると思う。

#ダーク #共感する

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2024年06月04日

購入済み

六人の嘘つきな大学生

自分も就活をした事を思い出し面白そうだなと購入させて頂いたのですが読み始めると止まらない止まらない。え!?嘘!?と思う所も確かにと思える部分も多々あり面白く深くそしていろいろ考えさせられる作品でした。

#笑える #切ない #深い

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2024年06月02日

匿名

購入済み

多彩な表現、面白かった

最近すごく売れているので気になっていたが、期待以上に面白かった。話の展開ときめ細かな心情の表現が素敵だった。就活に対しての当時の気持ちを思い出したし、臨場感があってサクサク読み進めた。

#ドキドキハラハラ #ドロドロ

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2024年01月13日

匿名

購入済み

就活時に読みたかった

就活時に感じた社会を、会社を、都合良く解釈して、深く考えないように、早く終わって平穏に戻りたい、そのときの気持ちが蘇ってきた。
よく考えたら、採用側もそう考えるよな、会社によって違うよな、ってそんなことも考えにいたらないまま大事な大事な自分の人生をなんとなく決める。もちろん、しっかりと理解する人もいるが、多少の憧れを会社に求めているのではないだろうか?
犯人は誰か?を追うメインパートも文句なく面白いが、就活について、関わる全員のなんとなくで、なんとか保っている日本の現状をこれでもかと疑問提起した内容にとても感心した。

#切ない #深い

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2023年09月25日

購入済み

記憶を消してもう一度読みたい。

最初から最後まで作者の手のひらの上で転がされている感覚でした。登場人物への印象がコロコロ変わっていくのが新鮮でした。一気に読みたくなる作品です。

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2023年09月21日

Posted by ブクログ

人には様々な面がある。テンポよくひっくり返る登場人物の印象とストーリー。カジュアルに読めて結構面白い。ひっくり返ってひっくり返った最後は割と表みたいなのもなるほどなぁって良くできてる。

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2026年05月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本作を一言で表すならば、「展開」に尽きる。物語は読者の予想を幾度となく裏切り、そのたびに視点を揺さぶりながら進行していく。その構成は巧妙であり、読み手は常に不安定な立場へと置かれることになる。

本作の特筆すべき点は、単なるどんでん返しにとどまらず、読者自身の「ものの見方」そのものに疑問を投げかけてくる点にある。私たちはいかに限られた情報をもとに他者を判断し、どれほど容易に印象を固定化してしまうのか。本作はその危うさを突きつけ、視点や視野、さらには情報の受け取り方そのものを根底から問い直させる。

読後には、単なる驚きではなく、自らの認識に対する不信にも似た感覚が静かに残る。この余韻こそが、本作の持つ本質的な価値であろう。

ミステリーを好む読者はもちろんのこと、これまであまり小説に触れてこなかった人にとっても、その読みやすさと衝撃のバランスから、自信をもって勧めることのできる一冊である。

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2026年04月27日

Posted by ブクログ

6人の大学生が、人気の企業の最終面接で、1つの椅子を取り合って、集団面接に挑む話。

インタビュアーとインタビュイー、それぞれの視点が重なり合うことで、一つの出来事が全く違って見えてくるのが面白くて、一気に引き込まれた。

読み進めるうちに、「自分も誰かを一面だけで判断していなかったか」と考えさせられた。人は表裏一体で、善人か悪人かなんて簡単に割り切れるものじゃない。そう気づいたとき、少し怖さも感じたし、同時にすごくリアルだとも思った。

就職活動という特殊な状況の中で、人の本音や弱さがむき出しになっていく展開に、終始緊張感があって、ページをめくる手が止まらなかった。ただのミステリーではなく、人間そのものを深く描いた作品で、読み終わった後もしばらく余韻が残る一冊だった。

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2026年04月22日

Posted by ブクログ

伏線の回収が非常に巧みで、最後まで引き込まれながら楽しく読むことができた。物語が進むにつれて、それぞれの登場人物の印象が少しずつ変わっていき、タイトルにもある“嘘”の意味が深まっていく構成が印象的だった。

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2026年04月13日

Posted by ブクログ

ベンチャー就活にあった独特なキモさ、新卒採用制度や人事部のハズレ感がリアル。何より、物事の多面性、切り取り方によって見方が180度変わることを次々体感できるのが面白かった。まさに「事実は一つ、真実は人の数だけある みたい

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2026年04月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった〜!犯人が二転三転する所も、良い人だと思っていた人があるエピソードをきっかけに実はろくでなしだったんだって気付かされたり、でも実際はそんなことなかったり…信じるって難しいね〜

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2026年04月09日

Posted by ブクログ

書店の店頭で大々的に紹介されており、就活×ミステリーの題材に惹かれて読んでみた。
著者とはちょうど同い年で、2011年の就活という設定に当時の記憶が呼び起こされた。
人気IT企業の最終選考に残った主人公は、"6人のなかで誰が内定者1名にふさわしいかを自分たちで決める"という、とんでもない状況に直面する。
これだけでも十分いたたまれない気持ちなのに、さらに最終選考が始まった直後、参加者全員に対する"告発文"が入った6つの封筒が会議室に現れ、にわかにデスゲームの様相を呈するので、いよいよ息が苦しい。
封筒が1つ開封されるたびに、1人また1人と再起不能のダメージを負っていくが、犯人は誰かという推理は二転三転し、その都度振り回され続けた。
何度も宙返りをするジェットコースターに乗っているような気分の中、まんまとミスリードにひっかかりながらも、ついに犯人が特定された時には息が止まるほどゾクゾクして面白かった!!
ちなみに犯行動機はあまりにも独善的で共感できず、少しテンションが下がったので星4つにした。

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2026年04月07日

Posted by ブクログ

だいぶ私にはよく分からない単語とかもあって難しかったけれど、まだ大学生じゃないから新しいことを知れる感覚で早いスピードで読めました。

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2026年04月06日

Posted by ブクログ

自身も就職活動を経験し、その時の情景をはっきりと思い出した気がしました。
人はそれぞれ色々な1面があり、でもそれはほんの1面にすぎず、実際にどのような人間なのかを図るには取るに足らないものであると感じました。
就職活動においても採用側はたった数時間の面接でその人が実際どういう人なのかを見極めるのは不可能に近いのです。

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2026年04月02日

Posted by ブクログ

どんでん返しと伏線の回収。
いかにも今どきの若い読者が好きそうな作品の構造と、就活という若者の興味を引くテーマ。
テクニックがあるとは思いましたが、そこまでしなくても…という気持ちにもなりました。

最終選考に残った大学生は、それぞれが長所も短所もあわせ持つ普通の若者たち。
しかし「就活」という、終わりの決められたレースを戦う中で、追い詰められていく。

六人が隠していた秘密は、秘密の重さは、一様ではない。
衝撃的な部分だけを切り取られて糾弾されても、普通なら反論可能だったろう。
キャバクラでバイトしているのを「ファミレスでバイトしています」というのは罪だろうか。
閉鎖的な空間の中で、どんどんどんどん追い詰められ、攻撃的な言葉が飛び交い、冷静な態度すら疑いの的となる。

私が読んでいて不快だったのは、会社の態度だ。
「うまくいけば六人全員に内定を出します」と言いながら、仲良くなった頃合いを見計らって「やっぱり一人しか採用できません。みんなで話し合って一人を選んでください」って、無責任すぎる。

人事部長の発案というけれど、会社がそれを認めている時点で会社の責任だろう。
落ちた人には5万円払うというのだから、25万円支払いも認めているのだろう。
採用試験の予算、どうなってるのよ。

どんな採用方式をとったところで、「一点の曇りもなく最高の人材」なんているはずがない。
そんな人がいたら各社争奪戦は間違いなく、一ヵ月もかけて学生をペテンにかけるような会社に入る訳もない。

長所も短所もあるのが当たり前なのよ。
社風に合う合わないというのもあるかもしれない。
それを、会社が育成して、使える人材を増やしていくものでしょ。
それでも一定数の使えない人材は混じってくる。
それは、働きアリの中にも一定数の怠け者がいることからも、自然の摂理なのかもしれない。

採用してほしい学生は、そりゃあ盛るでしょう。
最近テレビを見ていても、若手のタレントの「やります!」「できます!」の安売りは、見ていて心が痛くなるほど。
それを嘘つきだからと断罪するなんて、大人げないにもほどがある。
会社よ、もっと大人たれ、と思う。

ところで、若い作家だけあって、物語の設計図の作り方が今風で感心しました。
私の母の友だちに小説を書く人がいましたが、彼女は大学ノート一冊に、その作品世界を構築するものすべてを書き出してから小説を書いたのだそうです。

浅倉秋成は、冒頭からラストまでの折れ線グラフを作るのだそうだ。
話の盛り上がりポイントを、グラスの高低で表すので、バランス調整がしやすそう。
そして重要エッセンスはエクセル管理。
書き終えた部分はセルの色を変えることで、書き忘れが防止できる。

でもね、そうやって計算して作られた構成なのでしょうが、私は最後のどんでん返しは不要と思いました。
誰にもフェアに、裏の顔を書きたかったのかもしれませんが、一人ぐらい最後までいい人でも良かったんじゃないかと思います。
だって結局呑み込んだんだからさ。

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2026年04月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

就活×ミステリというのが新鮮で面白かった。

トリックがいくつも仕込まれていて、その1つ1つが今まで見えていたものを大きく覆すもので、物語が二点三点していき面白かった。

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2026年03月31日

購入済み

止まらなくなる

仕事の合間に少しづつ読むつもりでしたが、一気に読みたくなるような展開で面白かったです。
人の裏、表誰かを信じる難しいさ共感できる本でした。

#共感する

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2025年06月22日

ネタバレ 購入済み

就活中、、

刺さった🥲こんな過去の暴露大会ゲームには絶対ならないから逆に安心して就活出来た。実はみんないい人だって分かるところが好き。性善説と性悪説。

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2025年05月03日

購入済み

性善説もとい性悪説

以前、女優の芦田愛菜さんがおっしゃられていたことがそのままこの本を表していると思います。

『その人のことを信じようと思います』っていう言葉ってけっこう使うと思うんですけど、『それがどういう意味なんだろう』って考えたときに、その人自身を信じているのではなくて、『自分が理想とする、その人の人物像みたいなものに期待してしまっていることなのかな』と感じて」
「だからこそ人は『裏切られた』とか、『期待していたのに』とか言うけれど、別にそれは、『その人が裏切った』とかいうわけではなくて、『その人の見えなかった部分が見えただけ』であって、その見えなかった部分が見えたときに『それもその人なんだ』と受け止められる、『揺るがない自分がいる』というのが『信じられることなのかな』って思ったんですけど」
「でも、その揺るがない自分の軸を持つのは凄く難しいじゃないですか。だからこそ人は『信じる』って口に出して、不安な自分がいるからこそ、成功した自分だったりとか、理想の人物像だったりにすがりたいんじゃないかと思いました」

#ドキドキハラハラ

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2024年03月09日

Posted by ブクログ

社会人であれば誰もが身近である「就活」をテーマにしたスリルのある話でスイスイ読めてしまった。後を引く嫌な感じもないスッキリした作品。

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2026年05月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読んでいて一番感じたのは、「人はどれだけ簡単に他人を疑ってしまうのか」という怖さだった。

最初は協力しようとしていた6人が、暴露文ひとつで一気に疑い合い、関係が壊れていく。その過程がとてもリアルで、「自分も同じ状況ならこうなるかも」と思わされた。

また印象的なのは、「嘘」の扱い方。
この作品では、完全な嘘だけでなく、事実の一部を切り取った“半分の真実”が人を一番傷つけるものとして描かれている。だからこそ、読者もどこまで信じていいのか分からないことになる。

ただ、もう少し深みが欲しかった。

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2026年04月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

出てくるメンバーの印象が二転三転する点が面白かった。前半少し読むのに時間がかかったが、後半は展開が気になり読むスピードがあがった!映画も観てみたくなった。

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2026年04月18日

購入済み

最後まで展開がわからない

最後まで展開がわからない。物語の視点がうまくズラされていて気がついたら最後まで一気読みしてしまった。これテレビドラマにしたら面白いかも。

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2024年12月02日

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