あらすじ
外回り中の営業部長・山縣泰介が帰社すると、社内の様子が変だった。どうやら泰介が「女子大生殺害犯」であるとされて、すでに実名、写真付きでネットに素性が晒され、炎上しているらしい。まったくの濡れ衣だが、Twitterで犯行を自慢するアカウントは実に巧妙で、見れば見るほど泰介のものとしか思えず、誰一人として無実を信じてくれない。会社も、友人も、家族でさえも……。ほんの数時間にして日本中の人間が敵になり、誰も彼もに追いかけられる中、泰介は必死の逃亡を続ける。
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Posted by ブクログ
最後の感想は面白い!に尽きる。
冒頭は主人公と自分が歳とゴルフ好きから重なり、事の理不尽さに若干の嫌悪感を募らせながらページが進まず…中盤から盛り返しが始まり、止まらなくなった。
小説ながらのいい部分が出てきてまた読み返したくなりました。
Posted by ブクログ
面白かった!!イッキ読みしてしまいました!!
子どもの頃から、冤罪系(?)やってないのに「お前がやっただろ!」って周りから言われちゃうのってめっちゃ可哀想で苦手で、、だから冒頭は本当に読むのがしんどくて、絶対に冤罪が晴れると信じながら読み進めた。
途中からは犯人探しが楽しくて、ページをめくる手が止まらない!
奥さん怪しいな、、小五の娘が?!いや殺せなくない??からの大どんでん返し!そうきたかー!
って感じで楽しみました
この叙述トリック!最高です!!気持ちいい!!
SNSは便利だけれど、付き合い方を考えていかないといけないなっていうのを改めて、、
RT一つで自分が無罪の人を殺人犯に仕立て上げる一因になると思ったら本当に怖い
職場で合わない人とか、苦手な人とかいるけど、向こうの言動には向こうなりの正義があるわけで、
自分の正義と合わないからって真っ向から否定してはいけないよなと反省
犯人が、子どもの頃は正義の人だったにも関わらず、何があったか分からないけど間違った正義感で人を何人も殺すことになるのが恐ろしい。
いつなんどきも自分が正しい、じぶんは悪くなくて相手が悪いなんてことはないんだよね。
なにより本当に罪が晴れてよかった、、、、
Posted by ブクログ
久々に、読みながら心拍数が乱高下する感覚を味わえる作品だった。
主人公の視点は、つい感情移入してしまいストレスに感じる部分もあったが、視点が変わると新たな展開が次々と巻き起こり、全く飽きることなく続きが気になり読み進めたくなる。
最後のどんでん返しで、考えれば考えるほど、だからあのとき…!と繋がっていき、緻密な構成に気づかされまた満足感が生まれる。
とても面白かったし、現代のネット社会への問題提起も感じる、読みごたえある作品だった。
Posted by ブクログ
大どんでん返し!
最後になるまで、ずーっと犯人予測が切り替わっていって、忙しかったけどおもしろかった。
いろいろなところに大事なメッセージが隠されていた。
Posted by ブクログ
阿部寛主演で映画化された原作。SNSで濡れ衣を着せられる系ながら、第三者の勝手な思い込みどころか想像以上に直接的に巻き込まれるし、むしろ言い逃れできないくらいだし。複数人視点で進んでいく骨太なミステリーでした。おもしろかった。
Posted by ブクログ
話題になってるだけあって面白い!泰介が可哀想で仕方なかったけど諦めずに自分の弱さと向き合って変わっていく姿がカッコよかった。こんなおじさんで溢れて欲しい。最後まで無駄がない!
Posted by ブクログ
すごく現代的なテーマ。
顔が見えないからこそ、言葉の刃が加速してしまうのか?
令和の時代は自分の考えを出しやすくなったのだなぁ。
何が正解で何が間違いとか、そんな話でなくてただただネットの拡散力に踊らされている気がする。
最後は殺戮に至る病を思い出すような感覚でした!
Posted by ブクログ
2025/9に阿部寛さん主演で映画化されることを知り読んだ。
数日間の逃走劇が描かれているものとばかり思っていたが、終盤にアッと驚く展開が待っており、ただただ作者に感服した。
毎回、文庫解説を楽しみしているが、今回の中条教授による解説は秀逸だった。
SNSの怖さにつきあらためて感じたが、うまい言葉は思いついていない。思いついたら書き足したい。
Posted by ブクログ
読んでいる途中に違和感はあったが、スピード感のある展開が勝り、どんどんページを捲った。
その結果、あぁ!そういうこと!となり、見事に叙述トリックにやられました。
映像作品の方は観てないけど、阿部寛さん、ピッタリだろうなと。
Posted by ブクログ
群像劇というスタイルで繰り広げられる逃亡劇には並々ならぬ緊迫感があり、感情移入しながら楽しめた。トリックや伏線も斬新なもので中々気づきにくい仕掛けに驚いた。インターネットをはじめとする誰しもが"自分は悪くない"という正義を振りかざし、法外な言動をするなどの人間の醜さもよく描いていて感心した。
Posted by ブクログ
作ってもいないSNSアカウントが炎上し、殺人犯として追われるお話
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ある日突然、「女子大生殺害犯」とされた男。
既に実名・写真付きでネットに素性が曝され、大炎上しているらしい。
まったくの事実無根だが、誰一人として信じてくれない。
会社も、友人も、家族でさえも。
ほんの数時間にして日本中の人間が敵になってしまった。
必死の逃亡を続けながら、男は事件の真相を探る。
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浅倉秋成の既読作品は2つ
「フラッガーの方程式」
「教室が、ひとりになるまで」
いずれもプロットが巧みな作品だし、今回はそれをさらに超えてきた
やーらーれーたー
終盤のところで
「まてまて、まてまてまて
どーゆーこと?」
ってなる
この手の仕掛けにはきれいに引っかかる善良読者なので、むしろどんでん返しを食らってすっきりする
まぁ、アンフェアに思えるミスリードもある
「塾に通わせてる」とか「小さな子供の手によって」とかね
でもまぁ、「そんな言い回しをする人」と言えなくもない
あと、登場人物の皆が薄っすら嫌なところがある
場合によっては薄っすらではないけど
本人の自己評価と、周囲の認識の齟齬は誰にでもあるのだろうけど
それを第三者から突きつけられ、自覚させられてしまうのは辛いものがあるだろうなぁ
ちなみに、投稿内容の言葉の正しさについては最初から気付く
でも、それに気付いて擁護する人があなたなのね
まぁ、作中で登場する人物の中だったらそうだろうけど、実際にはもっと他の人が気付くような気もするけど
読み終わって、私が作中の無関係な第三者だった場合、どんな行動をするだろ?と考えた
ネットでは犯人はほぼ確定している状態で逃亡中
リツイートしたり、コメントをしたりするかな?
うーん、情報が確定するまでは静観するような気もするが、何とも言えないかな
何かコメントするにしても
少なくとも、自分だけが悪い事をしているという行動はしないと思う
あと、何らかの逃げ道を残すような表現をする
いや本当に、「俺は悪くねぇ」ってなるよなぁ……
関係ないけど「俺は悪くねぇ!」といえばテイルズシリーズを思い出す
自分はやったけど、他人の指示によるものという言い訳だけど
今作の「俺は悪くねぇ!」は、自らの意思で、しかも若干の善意や正義感からくるものがあるから厄介
その根底には、このビッグウェーブに乗って如何に自分の注目を集めるかという意識もある
私のSNSアカウントもフォロワーが2000程度なので
もしかしたら自分のリツイートで炎上のきっかけを作るかもしれないと、ちょっと恐怖を感じた
まぁ、私のフォロワーはほとんどが読書垢で、比較的冷静に判断する人が多いので、そんな心配はないとは思うのだけれども……
タイトルの意味
偽アカウントであって、自分ではないという意味
自分が炎上させたのではないという言い訳の言葉
二通りが考えられる
私は今までタグも流行ってから乗っかるようなタイミングで投稿してるし
他のコメントにしても、既に有名になったやつばかりなので、こんな心配はしなくてもいいのかもしれないけど
世の中、いつ何が起こるかわからないからなぁ……
twitterをAndroidのウォークマンでしか投稿していないという不自然さについて
「おじさんはそんなもん」というのもわからないでもない
私自身も、スマホで文章を打つのに慣れないので、家にいる時はLINEもPCの方で使って返事をしたりする
なので、通常は不合理と思えるような行動でも、おじさんはやってしまう事あると思う
印象どんでん返し中毒
前作同様印象トリックはあっぱれでした。浅倉さんのトリックのオチは心温まるヒューマンストーリーで、後味もグッドです。今回は主人公的焦点が集中しやすく、のめり込みやすかった。すごく良かったです。
Posted by ブクログ
探偵がいない。叙述トリックなので。
被疑者、言うだけ。
サクラ、多分犯人を知っている。
刑事、情報の補完のため。
元被疑者となって、色々知って、出社は大変そう。
Posted by ブクログ
今回またドンデン返し。浅倉秋成小説を読むのは2作目だけど、やっぱりどんどん続きが気になって一気読みしてしまう&伏線回収で2周目を読みたくなる中毒性があると思う。
同じ時間軸の話だと思ってたら2軸あるのは誰も気づけない構成。
Posted by ブクログ
犯人予想がコロコロと変わる。
時間軸を使ったところに感動
そっち路線はしばらく読んでなかったから騙された。
SNSを使った現代向きの題材
炎上からの逃走劇。
大きなインパクトがなかったことが少し悔やまれるけど、全体的に面白かった
Posted by ブクログ
スリル満点逃亡劇、無事完走。
「炎上」がテーマの作品ってことで
エンタメチックなストーリーになるんじゃてのと
炎上系は結構気分が落ち込むので
ちょっと避けてしまってたけど、
浅倉秋成さんなら絶対ただのエンタメではないよなと思って信じて読んだ……めちゃ面白かった……
タイトル通り、主人公の"俺"ではない事案がきっかけで起きた炎上と、ある事件。
巧妙に仕掛けられたトリックで全くの濡れ衣で事件の犯人と決めつけられて個人情報公開や付き纏いにあってしまって誰にも信じてもらえなくなった主人公が必死の逃亡を図るお話。
主人公視点だけではなくて、家族や刑事、炎上のきっかけとなった投稿を拡散しただけの第三者、あらゆる視点から語られるんですが、読んでるうちに「ん?あれ?なんか噛み合わないぞ、なんだなんだ」となって真相に気づいた時、とりあえずページめくって読み返してた笑
え、すごいな本当に緻密に練られた構成。
自分が見てたもの(読んでたもの)が一気に塗り替えられる感覚、やっぱりめちゃ気持ちいい!!!
浅倉さんは『六人の嘘つきな大学生』が初めて読んだ作品だったけど、その時も本当世界がひっくり返る読書体験をさせてもらい、好きな作家さんになりましたが今回もすごかった、、、
あと一貫して「俺ではない」の部分に対しての描かれ方もヒェッてしましたよね。
自分の振る舞いも改めようと思ったもんね……
皆が皆ではないけど、やっぱり悪いのは「自分ではない」にしたい……人間の内面の見せ方がとてもリアルでした。
一つ、犯人の動機の部分だけが気がかりだったけど、でもそういう思考になる人がいるのも事実。
あーーーーすごい面白かった。
でもなんか一緒に走った感覚、疲れた!!!
よく眠れそう!!!
Posted by ブクログ
今までとは違うどんでん返し
4人の視点で物語が進んでいくので、読みやすかった。
冒頭で出てくる青江さんが怪しさ満点で、どんなところに今後関わってくるのかな?と考えてしまった。笑
大学生のサクラが夏実であることがわかった時にはついつい前の夏実の章を読み返してしまった。
文章で読んでいると、太輔は仕事ができるはつらつとしたサラリーマンをイメージしてしまったが、
ネットにかなり疎いところなどから、もっと上のおじさんで、さらには子供の年齢と合っていないのではないか?と推測できたのに悔しい笑
夏実が早退するシーンで
学校の中にいる状態でクラスの子がTwitterの情報を知ることができるのか?
この年齢で小学生の子供?
と呟かれていた所など
少しの違和感を持ちながら読んでいたが
こういったところ全てに伏線が貼られていたのかと思うと、素晴らしいの一言。
映画の予告をみたが、かなりポップな印象を受けたので、どうなのか気になる
Posted by ブクログ
ある日突然、殺人の犯人に仕立て上げられ、Twitterでアカウントが晒されて、職場や家族の情報が次々にネットに晒される… 真犯人?と思われる謎の人物からのメッセージ
唯一助かる方法は、逃げる、逃げ続けることだ…
読みながらなんだか心が重くなるのは、ひとたびネットで炎上してしまうと、それが真実でなくても真実味を帯びてしまう恐ろしさ。リツイートが増えるたび、よくわからないくせにわかったふりをしてさらに拡散されていく情報。泰介が逃げながら、くたびれ果てながら、もう駄目だと諦めたくなりそうな状況から、何度も何度も乗り越えていくその過程が辛くて。そして自分にも当てはまることがあって… よくわからないまま、相手の立場を深く考えずに、振りかざす正義感。自分は正しいという思い込み… 泰介のどんどん悪化していく状況と、誰が真犯人なのか気になる気持ち。奥さんや子供との関係性。会社の人間関係の希薄さ… みんな誰もが自分は正しい、と思い、悪いのは他人だと、人のせいにする。自分は被害者であると、言い訳に逃げ込む… 私にもあるなぁ、そういうとこ。最近読んだ「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」にも書いてあったけれど。
ちゃんと相手の立場で考えて、相手の心境を深く考え、相手の気持ちを尊重すること。もし、自分が間違えたと気がついたなら、誠心誠意しっかりと謝ること。この物語の後に、泰介が、妻の芙由子や娘の夏実にどんな言葉を投げかけたのか。たぶんここからは素晴らしい家族になっていくんじゃないかな。
それにしても最後の最後で 「え? あれ⁇ あれれれ???」な展開に。これはもう一度読まなくちゃ
Posted by ブクログ
営業部長である主人公が、自分が行っていない犯罪で大炎上し必死の逃亡劇!
悪はいくらでも叩いて良いという大衆心理の暴走を描き、適度に山場を設けつつラストに向かったノンストップで突き進むエンタメ特化展開。面白かった!
劇場版は観てないけど阿部寛さんが主演しているので脳内再生余裕でした。
Posted by ブクログ
先に映画を見たので映画との差異を気にしながら読み進めたが、小説の方も面白かった。
逃走劇、推理劇、ヒューマンドラマ、さらにネタバレだが叙述トリックが忍ばせてあるので息もつかせない。小説も同じく、途中の違和感(主人公の娘にしては若すぎでは?)が芽生えてしまうのだが、登場人物の視点の入れ替わりや目紛しい展開で次第に気にならなくなる。六人の嘘つきな大学生と同じく、仕掛けを自然にまぶして最後に読者の予想を壮大に裏切る構成は、浅倉秋成の真骨頂だと思う。
小説のほうを先に読んでいれば、カタルシスも爽快だったと思うが、映画も素晴らしい出来だったのでそれは良いか。
「SNSの怖さと可能性」
映画を視聴してから原作を読みました。
映画を一度見ただけでは完全に理解しきれていない部分があったので、
改めて原作を読んでみてよかったです。
若干違う箇所もありましたが、大筋は大体一緒でした。
エンディングの部分では原作と映画で描かれ方が違うシーンがありましたが、
どちらも良かったです。
ただ映画を視聴せずに原作を読んだらどのような驚きがあったのか味わえなかったのが残念でした。
記憶を一旦削除してからまた読みたいです。
改めてSNSの怖さと、それとは逆に良い使い方をすれば無限の可能性があることを改めて思いしらされました。
ネット炎上の怖さ
こないだ見に行った映画「6人の嘘つきな大学生」(通称6ウソ)が面白かったので,作者の本を読んでみたら大当たり。
6ウソの作風からしてトリッキーなんだろうなとは思ってましたが、予想を超える展開。ただトリッキーだけでなく現代のネット社会の闇を考えさせられるようなストーリーでもあり、引き込まれる。
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会話が少なく、第三者視点で淡々と進む物語。だからこそ、SNSで燃え広がる悪意の熱量と、追い詰められる主人公の孤独がリアルに迫ってきます。中盤までの重苦しさを一気に覆す「巧妙な仕掛け」には、ただただ驚かされました。最初から最後まで心臓の鼓動が早まるようなドキドキ感。視点の切り替えが生むミステリーの妙を、存分に味わえる一冊です。
Posted by ブクログ
映画化で話題になっていたので、もっとわかりやすいエンタメ寄りの作品かと思っていたが、想像以上に鬼気迫る物語だった。
身に覚えのない炎上に巻き込まれていく怖さ、SNSで一気に追い詰められていく息苦しさがかなりリアル。ネット上の言葉が暴走していく怖さだけでなく、その中で父親として、社会人としてどう振る舞うべきなのかという葛藤も描かれていて、単なる炎上ミステリーでは終わらない重さがあった。
勢いで読ませるエンタメ性がありながら、浅倉さんらしい緻密な構成もしっかり感じられる。登場人物の見え方や出来事の意味が少しずつ変わっていき、最後に向かって物語が組み上がっていく感覚が面白い。
正直、初読では終盤の結末をうまく理解しきれなかった部分もあったが、再読してようやく腑に落ちた。読み返すことで仕掛けの細かさにも気づける作品だった。
Posted by ブクログ
SNSの投稿をきっかけに、身に覚えのない炎上に巻き込まれた主人公・泰介の逃走劇。途中の語りにも仕掛けがあり、まんまと騙されてしまった。構成がとても上手く、読んでいて感心させられる場面が多かった。ただの炎上サスペンスではなく、「自分は悪くない」と他人に責任を押し付けてしまう人間の弱さについても考えさせられる作品だった。
Posted by ブクログ
SNSのなりすましによって、殺人容疑をかけられ、逃走する話し。複数人の視点で物語が進み、逃走中の緊迫感がある。炎上の中でも最上級の絶望かもしれない。読みながらいつのまにか、トリックにハマる作品。
Posted by ブクログ
現代を表すいい作品だなと興味深く読めた。けど、最後の犯人と時間が???で、いまいちわからず。映画化されてるので、阿部寛版で答え合わせしまーす笑
Posted by ブクログ
便利ではあるかもしれないけど、
SNSが持つ恐怖、極端化してゆく事態にドキドキハラハラな展開がスピーディーだ。
どんでん返しが好みではあるけれど、何故かやたら疲れた。
本文に書かれている、顔の見えない一般人の放つ無責任な呟きに辟易したからだと思う。
匿名で何でも書けちゃう…怖い世の中だ。
ラストの締め方も、強い意味を持って強調しているのが窺える。
阿部寛さん主演の映画版も気になる。迫力ありそう。
Posted by ブクログ
面白かった。阿部寛ピッタリじゃん。
SNSにおける成りすましというテーマは極めて現代的なのに、ミステリー的な趣向は古き良き新本格であった(別にあの作家が先鞭をつけたわけでもなさそうだが) 。伏線はこの手のものにしては少ないし、映画化しているという前情報も目眩しになって見破れる人はかなり少数なのではないか。
わざわざ阿部寛に成りすましてまで貶めるほどの動機があったとは思えない上に、連続殺人の動機も深くまでは書かれていない。幼い頃からそういう奴だったと納得するしかない。
誰もが陥る他責思考「俺ではない」は魔法の考え方だが、ときには他者への鋭利な刃物になるということを再認識すべきなのでしょう。おお、そう考えるとタイトルはダブルミーニングなのか!
映画も見てみようかな。