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北楓高校で起きた生徒の連続自殺。ショックから不登校の幼馴染みの自宅を訪れた垣内は、彼女から「三人とも自殺なんかじゃない。みんな殺された」と告げられ、真相究明に挑むが……。
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Posted by ブクログ
ミステリー×学園モノ×SF。私は好きだなー。 序盤でこれは面白い!と思ってイッキ読みしてしまいました。 SFと言ってもトリックが破綻しているとか、キチガイじみたヤツが現れるとかはなく、登場人物たちのスクールカースト、同調圧力への苦悩?うんざり?を描いていた。人は集まると強者と弱者を作ろうとする、だ...続きを読むがら私は教室が1人になるまで殺人をするんだという犯人の考えに何となく共感ができる。 犯人が中盤でわかっていまうのだが、むしろそこからのクライマックスへのストーリー展開にドキドキワクワクした。 この作者の文章読みやすくて好きだな。
超能力×ミステリーという、あまり読んだことがない組み合わせ。自殺した高校生たちを本当は誰が殺したのか、を暴いていく王道ストーリーかと思いきや、超能力を託された主人公たちの心の葛藤だったり、スクールカーストの表と裏だったり、リアルな学生の現実世界も垣間見える作品でした。
好きな作者さんでタイトルが気になって読みました!超能力的な異能が出てくる学園ミステリーだったけどめちゃめちゃ面白かった……思ってた感じとは違ったけど読み応えがあってグイグイ引き込まれました……個人的には今年読んだ中では1番だった!
「この世界、近くに人がいるのは叫びたくなるくらい煩わしくて、でも一人でいるのは耐えられないくらい寂しい」 学校という檻の中に閉じ込められる学校生活での人間関係について生々しく描かれており、共感した。きっと誰しもがそんな想いを抱えているんだなと想像でき少し気が楽になった。
学園ミステリー ファンタジー要素もありますが、学園生活での苦悩、人それぞれの考え方や捉え方のちがいを上手につかい物語がすすんでいきます。 浅倉さんらしく人の感情や想いがリアルに伝わり 面白かったです。
誰がどうして?が気になり、後半は一気に読んだ。 結末は、あまり納得がいかず、厨二病みたいな感じもした。若い時は逃げ場が少ないから、思い詰めてしまうのかも。
面白かった!!教室が1人になるまでって、、ハイハイ。そーゆーことね。現実離れした内容だから、ちゃんと着地点あるんでしょうね?って思いながら読んだけど、キチンと面白かった!後半一気に読み進められた!人と人とのつながりは時にしんどく、時に嬉しくさまざまな形があるけれども、この世界に生まれてしまったからに...続きを読むはなるべくポジティブな人間関係を築いていきたいなと思った!まぁそれが難しいんたけど!
浅倉秋成氏の綴る文章は、クセがなく読みやすくて大好きだ。 さっぱりとしたものながら、彼の練り上げる魅力的な物語をスーッと身体に染み込ませてくれるような、不思議な魅力があると思う。かと思えば、つい唸ってしまうような独特な表現が出てきたりと、読んでいる間こちらをずっと楽しませてくれる生粋のエンターテイナ...続きを読むー。それが私の浅倉氏に抱くイメージ像だ。 浅倉氏の文体同様に、私は頭脳戦が用いられる作品が大好きである。 登場人物たちが自身の考えを悟られまいとしながら事件解決のために奔走し、時に協力し、時に疑心暗鬼になる。作中の人物からすればあらゆる方向から押し寄せるストレスのもと行動しているのだろうが、読者としては最高にスリリングなエンターテイメントを楽しむことができる。 頭脳戦、異能力、青春小説、そしてミステリー。 カレーにトンカツを乗せたら美味しいでしょ?とでも言わんばかりに、好きなジャンルがふんだんに織り交ぜられた本作は、まさに私のために刊行されたのではないかと勘繰ってしまうほど、楽しむことができた。 さて、本作は主人公である男子高校生・垣内友弘が在籍する北楓高校で起きた連続自殺事件の真相を追う物語。 2年A組とB組の合同レクリエーションの取りまとめを行なっていた人物たちが次々と自殺をしていき、学校全体が異様な雰囲気に包まれていく中、垣内は自殺者が出て以降不登校になってしまった幼馴染・白瀬美月から、事件は自殺に見せかけた他殺なのではないかという話を持ちかけられる。 困惑する垣内の元に届いた一通の手紙。その内容は彼が「受取人」に選ばれたという内容で、なんでも北楓高校には「受取人」と呼ばれる異能力者が常に4人在籍しており、代々能力の継承をしているらしい。 生徒を自殺に追い込むことが「受取人」であれば可能ではないかという推論に至った垣内は、独自に調査を開始。北楓高校の「人を自殺させる能力」を持つ「受取人」を相手に、証明不能な罪を暴こうとする高校生たちの活躍が描かれる。 気になる垣内の能力は、「他人が嘘をついていることを見破る能力」。 ミステリー小説における最強の能力と思うかもしれないが、様々な制約が足枷となる中で、垣内がどのように能力を活かしていくのか、他の「受取人」の能力はどんなものがあるのかといった点は、本作の大きな魅力のひとつだろう。 また、犯人の犯行をどうやって証明するのか、自身の手を汚していない犯人をどう裁くかといった点も、この特殊設定ミステリーのキモになってくるのだが…。この辺りはぜひ読んで、「受取人」たちの葛藤や選択を彼らの視点で味わってみてほしい。スクールカーストなるものがありふれた現代において、必ず共感できるものがあるはず。 魅力的な設定に心躍った本作だが、個人的には犯人の能力に少しだけ拍子抜け。制約こそあれど、「なんでもありか?」という気持ちを隠せなかった。 しかし、物語のラストは非常に好印象。事件の後、歪な形ではあるものの日常が戻り、いつも通りの生活を送る垣内だが、あらゆる不幸が重なり悲しみに打ちひしがれる。 すべてを投げ出したくなった陰鬱な夜の中、垣内はきっと初めて人間を好きになったのだろう。それは多分、彼が最後に能力を行使した瞬間であり、最高の使い方をした瞬間でもあったはず。 もし、最後の声が「震えて」いたなら、おそらく垣内と全読者は絶望に打ちひしがれていたことだろう。対照的な作品を思い浮かべたとき、米澤穂信氏の『ボトルネック』を想像し思わず身を震わせてしまった。希望を見せる終わり方にしてくれた浅倉氏に感謝。
異能×ミステリで現実離れしたような設定だけれども、教室内の人間関係とか登場人物が抱く感情とか、リアルで生々しくて胸がギュッとなる
他ではあまり見かけない超能力とミステリという組み合わせと、話が進むにつれて浮き彫りになる、カースト問題。 「全員が仲のいい最高のクラス」なんて、存在しないーー。 人は、上下を決めたがる。そもそも国の在り方がそうだし、一生きっと私たちの望むひとりにはさせてくれない。 実際よく教室の中心人物たちの...続きを読むことを一軍、その次の中心人物たちを二軍、それから三軍、四軍と呼んでいるくらいだし、軍事力とはよく言ったものだと思う。 でもそういう一軍、二軍と呼ばれる人たちと、三軍、四軍と呼ばれる人たちが絶対に分かり合えないと言われると、それはどうだろうと。 ただ解ろうとしてないだけ、自分から線を引いて周りとの関わりを避けてるだけなんじゃないかな、とも思う。 そうそう、百%悪人みたいな人っていないと思うし…。 とにかく色々考えさせられたし、犯人がどんな超能力を持っているかとか、どういう風に殺したかとか、そういうミステリの面でも面白かった作品。
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教室が、ひとりになるまで
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浅倉秋成
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