あなたたちに捨てられた私は、ようやく幸せになれそうです〈下〉

gacchi

公爵令息リオネルの尽力により、自らを虐げてきた伯爵家と決別したアリアンヌ。精霊の加護も取り戻し、二人で幸せな日々を送っていた。
しかし、リオネルとの婚約を狙う隣国の王女の登場で再び試練が訪れる。美しい王女に対して婚約者としての自分に自信が持てないアリアンヌ。さらにアリアンヌを排除すべく王女がとった行動が、国を揺るがす大事件に発展し……。
政略に翻弄されながらも純愛を貫いた二人が迎える未来とは――精霊に愛されし王国で紡ぐ美しき愛の物語、完結。

【登場人物】
・アリアンヌ
伯爵家の長女だが、育児放棄されデュノア公爵家で育つ。
親の策略で突然第二王子の婚約者にとなり、伯爵家に連れ戻されてしまった。

・リオネル
デュノア公爵家の嫡男。
精霊の強い加護と優秀な頭脳を駆使し、最愛のアリアンヌを救うべく奔走する。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内小説
• 出版社: KADOKAWA
• 掲載誌・レーベル: メディアワークス文庫
• 電子版発売日: 2025年03月24日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 3MB

[ブクログ · ★★★☆☆]

マリアンヌを虐げた者を次々に処分していく様は
スカッとした。ピンチもそんなになくて心穏やかに読めた(笑)幸せになれそうなので安心だ

[ワンワン · ★★★☆☆]

大体の話は上巻で終わっていたから下巻はどういうお話かと思ったら、主要なところはページの半ばで終わって、あとはそれぞれどうなったかが延々書かれていて、ちょっと疲れました。番外編の方がいい話でした。

[ブクログ · ★★★☆☆]

ざまあ展開がどうなるのかと思っていたら、まさかクリステル王女も巻き込んでの一網打尽とは。
ブルドーザーで踏み潰していくかのごとき、ある意味力業のお裁き……すっきりした。
ただその裁きをもってしても反省しなかった人もいたが。
一方であるキャラはしっかり反省したのは、ちょっと意外だった。
支えてくれる人がいる、それだけでも未来は変わるのかもしれない。

駆け足ながら、割と最後の最後まで展開が見られたのは満足できた。
また番外編の一編はあるサブキャラの救済話になっていて、本当によかったと祝福できる話で、こちらもすっきり。
もう一編は主役二人の喜ばしいお話。
紆余曲折を経た二人なので、これからは大切に日々を生きてほしいと切に思う。
まあそれは本編最終章を読む限り、確約されているようだ。