【感想・ネタバレ】まず良識をみじん切りにしますのレビュー

あらすじ

「とにかくヘンな小説をお願いします」そんな型破りな依頼に応えるべく、炒めて煮込んで未知の旨味を引き出した傑作集。憎き取引先への復讐を計画する「そうだ、デスゲームを作ろう」、集団心理を皮肉った「行列のできるクロワッサン」、第76回日本推理作家協会賞ノミネートの『ファーストが裏切った』など、日々の違和感を増殖、暴走させてたどり着いた前人未到の五編。これも浅倉秋成。いや、これこそが浅倉秋成。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

YouTubeで紹介動画が流れてきて面白そうだったので購入。
特に「そうだ、デスゲームを作ろう」が好きだった。
やっと果たせると思った復讐が果たせず終わってしまった絶望感や未達成感をすごく味わえた

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2025年11月25日

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最初から最後まで、たっぷり楽しめました。
途中、笑いが込み上げてくるのを抑えきれないほどでした。
どの話も良かったですが、敢えて選ぶとするなら、デスゲームとクロワッサンの行列の話が良かったです。
常識や当たり前なんて、いつ崩れても変わっても全くおかしくないよな、なんて思いながら読んでいました。
いざそれらが刷新されたら、自分はどんな立ち位置を取るのだろうか。

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2025年11月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

浅倉秋成さんの本を読んでみた。(二週目)
5編からなる短編小説集なのですがどれも面白かった。
次に読む本が決まっていない方おすすめ

人の醜い部分や怖い部分、面白い部分が垣間見えるような作品だったと思います。

短く感想を、、ネタばれします。







一話目のデスゲームのお話は、主人公悪くないですよね。
どう考えても取引先のやつの行動は許されるべきではないものだと思いました。たまーに目つきが、、って思う人もいるけど、でもだめでしょ。
この物語では、行動の原動力は必ずしも情熱などのポジティブな要素とは限らないことを理解したように思います。
もしかしたら、怒りや憎しみのほうが情熱よりも行動力を高められるんじゃないかと思ってしまうような作品でした。
あと、主人公様。辛抱しすぎるのは良くない。

二話目のクロワッサンでの同調圧力はよくわかる。
不思議なことに人は他と違うと不安になる生き物らしいです。
そんなことない。自分は自分。と思っている人も作品と同じ状況になったら耐えることはできるのでしょうか。作品の中でも主人公のお友達の一人がそんな感じでした。「私たちは行かなくても、」といった矢先に行列に並んでいたのを見つけたシーンではまさに同調圧力のすごさがわかりました。
不安を増殖させ、安心するためには周りに合わせることが必要。
そんなものに実際会ったら僕は勝てるのでしょうか

三話目の花嫁がもどらない話は他責について考えれた。
人にはいつも問題が立ちはだかると思います。原因を自分にベクトル向けて考えられているのか振り返れた作品でした。作中でも、花嫁がもどらない原因を「あの人の○○じゃないですか」と疑うシーンが多々あり、最後で紛争地帯と比喩できるほどの荒れた会場に変わってしまうシーンがありました。
問題の原因を自分から離れ指すのは簡単であり、安心します。
しかし、全員がそのような考えなら作中のようにぶつかり合うのは当然です。
話が壮大かもしれませんが、戦争の一番最初の原因ってこういったことから始まっている可能性もあるのではないでしょうか?この時の文章書いている私も自分が原因とは考えていないのでは、、(さすがに戦争を自分が原因とは考えないのは普通かもしれませんが)
まあ、これからはサッカーするときとか、常に自分にベクトルを向けてから考えるようにしようと思った作品でした。

四話目のファーストが裏切った話では、人間の怖さの可能性を知れたように思いました。人は行動しようと思えば何でもできてしまうのが怖いところです。作中では膜というものが人間を守ってくれているのだと書いてありました。確かに、言葉では表せないが「やってはダメなライン、ゾーン」が人間であれば備わっていると思います。これをやったらどうなってしまうのかということは言葉で説明できると思いますが、これをやらないようにしてくれている人間の「これ」は何というのでしょうか?(自分でも何かいてるかわからなくなってきた)
なんとなく、人間の好奇心に憎さや怒りがかけ合わさったとき、この膜が割れてしまう可能性が高まるんじゃないかと勝手に考えました。

五話目の完全なる命名は、シンプルにおもしろおかしい作品でした。
妄想癖がすごい主人公が子供に完璧な名前を付けようという作品です。
無難な名前だったり、壮大な名前だったり、神様から急にインスピレーションをもらった名前だったり、名前って何がいいんでしょうね。
壮大な名前を付けたら、グローバルに活躍するような子供になるかもしれない、無難な名前は平凡だけど幸せかもしれない、名が子供の人生の範囲のようなものを決めるかもしれない、名前って何がいいんでしょうね。

こうやってアウトプットするの意外と楽しいかも

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2025年11月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

純度100%のエンタメ
オチはあるけどスッキリ解決とかは無くて雑に終わる感じが好き

マジシャンがトランプ叩きつけるシーンが理不尽の極み過ぎて好き

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2025年10月29日

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ドキドキしたけど、面白かった。
話がいくつかあって、どれも心の隙間にある悩みや欲望を言葉にして、突き付けられた感じでした。

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2025年10月27日

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とにかく疲れる本だった。5つの物語が入っていて、ひとつひとつは読みやすいのだが一気に読むことはできないくらい疲れる。ごろごろと話が転がって、感情を直でお出しされているような感じ。ひたすらに振り回される。面白い、またこの方の本が読みたい、が、疲れる。

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2025年09月09日

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ネタバレ

いやー、愉快な話だった。
特に花嫁と名前の話が面白すぎて笑いそうになった。
人間心理的な部分や社会の問題を描きつつ、そこに明らかにフィクション的な設定を入れ込むことで滑稽に見えてくる。
くだらないけれど、笑えるだけじゃないこの作品のバランスが好き。
花嫁の話は、あまりに言いがかりが酷くて滑稽で、でもこれが人間だよなと思った。
ここ数年読んだ短編の中で花嫁の話は1番好き。

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2025年11月22日

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変な話を集めた短編集5話で、野球の話以外はおもしろかった。徐々に良識がなくなっていき、ぶっ飛んだ行動を起こし始める登場人物たち。もしやってみたら、、という斬新(?)なストーリーで楽しめた。ホラーでもミステリーでもなく、ジャンルが見当たらない。

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2025年11月18日

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まるで世にも奇妙な物語のような短編集でした
すごく読みやすくて面白かったです
どのお話もセンスが光っていました
言葉選びが秀逸で思わず笑ってしまうことも多々ありました
短編集なのでスキマ時間に読み進められるのも、最近ずっと忙しい日々を送っている私には合っていて良かったです

特に好きなのは1話目のデスゲームと最終話の名付けのお話でした
1話目は主人公にちょっと共感してしまいました
最終話はとにかく笑えましたしオチも良かったです
野球の話だけは、私自身が野球に全く興味がなくルールを知らないため没入できませんでした

なんでそうなるの!?とツッコミを入れたくなるような思考の飛躍が面白い作品集です
著者の作品はどれも面白くて好きです
次は長編を読んでみようかと思います

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2025年11月10日

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ちょっとした妄想をどこまでも広げたら、こんな感じになっちゃました
みたいな本で個人的にはなかなか好きだった
この作者は他にはどんな本を書くのだろう、読んでみたい

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2025年11月09日

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Audibleにて。
あり得ないんだけど、あり得そうな感じを絶妙に書いていて面白かった。
『うん、分かるよ。分かるんだけど。。。』の一線を越えた感じ。もう一度、書籍で読んでみたい。

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2025年10月29日

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タイトルとプロローグがお洒落でウィットに富んでいて好き。
デスゲームと命名する話がかなり面白かった!

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2025年10月26日

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3.8
普段は短編は読まないけど、これは世にも奇妙みたいでおもしろい(๑・̑◡・̑๑)
クロワッサンの行列が1番好き(*´︶`*)

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2025年10月21日

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憎い取引先の男、人気店の行列、結婚式の途中に控室に引きこもってしまった花嫁、新人野球選手の裏切り行動、子供の名づけに悩む父親…始まりは些細な事から、次々にそうはならんやろという展開が淡々と広がっていくのがなんともいえないシュールな面白さとちょっとした恐怖を掻き立ててくる、不思議な短編集。

以下、お気に入り作品。
「行列のできるクロワッサン」
商店街にできた行列のできるクロワッサンのお店。お店の評判はどんどん広がり、行列は日に日に伸びていき、ついには県を超えるまでになっていく…
正体のわからない名前だけが独り歩きしてる都市伝説みたいで面白い。
これ店頭にできてる行列を見て思いついたのかなぁ。作者の発想の広げ方がすごいと思った。

「ファーストが裏切った」
鳥兜万次郎というプロ野球選手が初めて一軍登録をされた試合で、前代未聞の裏切り行為に出る。それはネット上で「鳥兜の乱」と呼ばれ話題になったがその真相は闇の中。5年後にその真相を突き止めようと一人のスポーツ記者が取材を開始する。
野球好きなので、球場のどよめきが伝わってくるくらい想像できてしまって怖かった。あんな事件やこんな事件を起こした犯人たちもきっと鳥兜のように膜を破ってしまったんだろうなぁ。

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2025年10月15日

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自分にとって朝倉秋成さん二冊目の作品。
短編集で5つの話が入ってるんやけど、どの話も設定が面白い。

1.リアルにデスゲームを作ってムカつく取引先をぶっ殺そう!
2.異常なほど、行列を作るクロワッサン屋さん。行列が出来るその理由は…。
3.結婚式の二次会の会場で何故か花嫁が閉じこもってしまった。その理由がわからない参加者がその場で会議を始めて原因を探る。
4.野球の試合中に奇行を繰り返す選手。
5.初めての子供につける名前とその未来を考えるお父さん。

ざっくりあらすじを書くとこんな感じやけど、もうね三つ目とか普通にコント笑
ガキの使いとかでやってそうってか、こんな感じのあるもん。あと、1の終わり方も完全に狙ってきとる!笑ったし好きやったけど笑
個人的に特に好きやったのが5つ目かな~?基本的にどれも好きやったけど、強いて挙げるならば5。逆に一番微妙いのが4。これは即答できる。だから、評価も星4になるかな。
でも、とても満足出来て「おもしろい本読んだな」って気分になった一冊。

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2025年09月25日

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狂気の詰め合わせセット。
全ての物語、舞台はリアリティあるのに何処かしらの世界観のネジがぶっ飛んでいる。
不思議の国のアリスのような不気味さがありつつも疾走感のある文章で後味は何故か良い
1番好きなのは「完全なる命名」
リンツ食べたい

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2025年09月18日

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ネタバレ

じわじわくるおもしろさ。
少し世にも奇妙な物語を思い出しました。

特に、「花嫁がもどらない」が、バカバカしいんだけど、それ故の滑稽さというのがありありと想像できておもしろかった。

野球に詳しくないからか、哲学っぽいところをわたしが理解できなかったからなのか、鳥兜の乱だけはよく分からなかったけど、試合中のドタバタ劇はおもしろく読んでます。

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2025年09月15日

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ネタバレ

まず2章目の「行列のできるクロワッサン」だが、行列が出来るにも程がある
まぁ20m位なら分からないでも無いが、流石に6km、42.195㎞、400㎞になってくると「おいおい」とツッコミを
入れたくなる
たかがパンにそこまでの訴求力って有るかなぁ?

良く新型のゲーム機とかだと発売日の数日前から店の前
或いは地下駐車場で並び始めたりするけど、クロワッサン
程度だとそんなに皆並ばないと思うんだよね
そんな事言ったら元も子もないけど
主人公も地元の吉祥寺に住んでいて店もそこに在る訳
だけど、そこから行列が三重の方まで並んでるって
有り得ないでしょ?(笑)

しかも列に並ぶ危険性を考えて保険まであるって(笑)
一体どんなパンだよと
これで並んでた人が怪我や病気になったら店は責任を
取らないんだろうか?
とにかく変な話しだった

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2025年09月06日

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人の中にある鬱屈した思いが形となって表れた短編集。どの作品もオリジナリティがあると思った。『ファーストが裏切った』も良かった。全体通して楽しく読ませてもらいました。

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2025年12月04日

Posted by ブクログ

久しぶりにこの手のユーモラスな風刺小説に出会い、文体模倣はないし発想も違うんだけれど、清水義範さんの作品を思い返した。いずれも取り上げるテーマは面白くって、デスゲームでは殺意の増幅、クロワッサンでは百貨店の行列装備品コーナー、命名では十歳の貴司の異常な語彙、そんなこんなに感心させられた。クロワッサンと花嫁では、あの同調心理、あそこまで大袈裟でなかろうとも俺は持ち合わせてないよ。と思うけど、いやないない。でも、分からんでもないか。などと、おのれの良識をみじん切りにされていく。惜しむらくは各話ともオチが甘い。

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2025年12月02日

Posted by ブクログ

少々間抜けな主人公たちの日常がSFとして昇華されている。小さな意地の張り合いや学生時代のトラウマも、この読後感の悪い物語になることで輝いてくる。一つ目の「そうだ、デスゲームを作ろう」を読んでいるときに、小学生時代にハマっていた江戸川乱歩の少年探偵団シリーズを思い出した。好きだったのは「行列のできるクロワッサン」と「花嫁がもどらない」の二作品。ゆるふわ地獄。そしてSF。作品を通じての共通項は「こだわり」かなと思った。この本を読んだ人達同士で、この癖のある登場人物たちをキャスティングする遊びがしたい。途中ちょっと中弛みを感じたところもあった。もう少し短い方が好みだった。

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2025年11月20日

Posted by ブクログ

常識(=結末)は得られない、
"答えがある"と思って読んではいけない作品。
ネタとしてサラッと読むなら面白い。
しっかり読み解きたい人には向かないかな。

日常から一歩踏み外した人が近くにいたら…といった少し大げさな作り話。短編集。

個人的には『花嫁がもどらない』が一番みんなクソで面白かった。

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①そうだ、デスゲームを作ろう
⇒取引先の気に入らないヤツを始末するために、別荘を買い、長い月日をかけて作りあげたが…。

②行列のできるクロワッサン
⇒自宅近所にできたパン屋。はじめは数人程度の列だったが、いつしかTV取材もくる程になり…。

③花嫁がもどらない
⇒花嫁が"気持ち悪い"と言い残し、控え室にこもってしまう。原因は参加者にあるらしく…。

④ファーストが裏切った
⇒試合中、1人の選手が奇行にはしって仲間を妨害行為を連発する。本人は理由を全く語らず…。

⑤完全なる命名
⇒息子が生まれ名前を考える父親。王道でいくか、唯一無二の名でいくか。妄想が妄想を呼び…。

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2025年11月17日

Posted by ブクログ

・著者のパワーに振り回される一冊。パワーが強い系の作品が好きな方におすすめします!
・著者の作品は、大どんでん返しがあるミステリーが有名だが、全く違った一面を見ることができた。
「そうだ、デスゲームをはじめよう」
・行き過ぎたカスハラに対する報復がデスゲームを主催すること。
・『報復したい』に心血を注ぎすぎている。努力の方向性間違ってないか。とツッコミを入れたくなる。
・ギャグなのか本気なのか分からないところも面白い。
「行列のできるクロワッサン」
・真面目。行列ができているってだけで並びたくなる真面目さ。
・仲間の裏切り、子どもを悲しませる、悩みの多いこと。
・行列に並ぶために装備を購入する場面が後になって笑えてくる。
・行列という集団の強引さが垣間見れる1編
「花嫁が戻らない」
・この作品もまた面白い。花嫁が立てこもったことに対して、当てつけな理由をつけて謝罪させる。
・コント台本のような笑いが詰まっている。
・周りはどう思ってるか分からないけど、自分はこれが嫌だということ、気に入らないということを皆が一斉に言葉にしたら、それは収拾がつかなくなるのはイメージできる。
・推理という名の当てつけ。
「ファーストが裏切った」
・裏切りは色々な形があると思うが、なりふり構わないタイプの裏切りは面白い。やっぱり強引な裏切りはお腹痛いくらい笑ってしまった。
・なぜ裏切ったのか。その真相は確かめてほしい。この作品の中でもすごく共感できる場面だった。
「完全なる命名」
・子どもが産まれたら最初に送る贈り物。名前。それを真面目に一直線に考えるという1編。
・子どもがいたら印象が違うんだろうなと思う。どれだけ考えるのか、結局はピンときた名前にするのか。
・キラキラネームという言葉はどうなったのだろう。まだ言われることはあるのか。
・不思議と自分の子どもの名前考えたくなる1編。

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2025年11月15日

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タイトルどおりの中編集。何で??って思いながらもその世界観にのめり込むどの世界も嫌すぎるなんだこれ。復讐を企てる男、クロワッサンに並びたくない女、裏切るファースト、立て篭もる花嫁、名付ける父、が癖強すぎて悶々と違和感やら何やらを抱く。

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2025年10月31日

Posted by ブクログ

オーディブルにて。
ブラックユーモアの効いた短編集。クロワッサンの行列に並ぶお話がとても好き。行列が気になるミーハー心と、それを白い目で見る気持ちとのせめぎ合いを過剰なほど浮き彫りにしていて笑える。

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2025年10月28日

Posted by ブクログ

日常の「当たり前」を細かく刻んで、じっくり炒める。香ばしく立ちのぼるのは、常識の裏に隠れた“奇妙な旨み”。

浅倉秋成さんといえば、緻密な構成と心理戦が光る『六人の嘘つきな大学生』を思い浮かべる方も多いと思います。ですが本作『まず良識をみじん切りにします』は、それとはまったく異なる味わいの短編集。日常の中に潜む小さな違和感や人間の可笑しさを、軽妙な筆致で描き出しています。

特に印象に残ったのは、「子どもの名前をつける」エピソード。どこか現実離れした設定なのに、読んでいるうちに「ありそうだな」と思わせる説得力があるのが浅倉さんらしいところです。ユーモアと風刺が絶妙に混ざり合っていて、クスッと笑いながらも、どこか自分の生活にも思い当たる節がある──そんな読後感が残ります。

短編集ということもあり、通勤時間や寝る前など、ちょっとした隙間時間に読みやすいのも魅力。外で読むと不意に笑ってしまう場面も多いので、公共の場ではご注意を。浅倉秋成作品の新たな一面を堪能できる一冊です。

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2025年10月22日

Posted by ブクログ

なんか不思議な話だったり、世にも奇妙な物語的なのだったり、合わないかなと思う話もあったけど最後の命名の話は好き、総じて面白かった。

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2025年10月18日

Posted by ブクログ

なんか筒井康隆っぽい。落語的でもある。名づけの話は身につまされるものがあるが、なんでそこかいというあたりがつくづく昭和から令和の距離を感じた。

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2025年10月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

思ってた以上に面白かったです。
ファーストが裏切ったの中で出てくる膜。何となく分かります。理性やら秩序やら。

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2025年09月06日

Posted by ブクログ

皮肉たっぷりで味付けされている本。良識はみじん切りにされぶった斬られ、偏りに偏った物語。大袈裟に描かれてはいるが、寓話としてなら考えさせられる。NHKやテレ東系でシュールなドラマ化して欲しい。

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2025年10月18日

ネタバレ 購入済み

今までと違う

作者買いしてしまいましたが、今までの作品の面白さとは異なり、個人的にはあまり面白いと思えず、自分の好みではなかったです。

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2024年10月28日

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