浅倉秋成のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ自分自身、いわゆる「就活」というものをまともに経験していないので、就活って恐ろしい世界だなと感じた。
一方で、少しでも自分をよく見せるために嘘をつき、自分自身の「虚像」を作り上げていく感覚はとても理解できた。就活生はそうして作り上げた自分を面接官に見せるし、企業側もたった数時間接しただけで、その中から合格者を選ばなければならない。
結局、お互いが限られた時間の中で見せた「その人らしさ」から判断するしかない。その難しさも分かるし、九賀蒼太がそんな採用の仕組みにアンフェアさを感じたことにも共感できた。
物語の途中で、登場人物たちが次々と「実はこんな人間だった」と暴かれていく展開は面白かった。 -
Posted by ブクログ
まず、タイトルの通り"嘘"という言葉に何度もやられた。二転三転どころではない!何回転させられたんや……。
終盤にかけて驚きはしたものの、この作品の真髄は驚きよりも仕組まれた数多くの"伏線回収"にあると感じる。忘れることもなく、記憶に残っている数多のフレーズによって、何度も「あの場面か!?」と納得させられる!
たくさんの伏線に加えて、緻密に作られた物語の構造。思わず忘れて二度読みしても楽しめそう!
最後も全ての真相を知った時には、爽快な気持ち良さとともに、そうきたかと!不意を突かれたような感覚。。。
馴染みのある就活とミステリーがしっかりと絡み合っ -
Posted by ブクログ
デビュー作でこの分量でこのクオリティを書ける浅倉さんの可能性を感じる作品だった。
キャラクター造成力、というか、キャラクターの気持ちを上手く言語化出来ていて、それを上手くセリフとして溶け込ませる、その技巧が素晴らしい。
この後に作られている作品に通じるキャラクター性も見られ、浅倉さんという作者がよく見える作品でもあった。
肝心の中身はそれほど大きな驚きや感動はなく、現実的な動きは大きいものの、物語の起伏としてはあまり大きくないように感じた。
伏線が意図せず分かってしまう、というより、分かっても驚きが少ない、と言ったところ。
それでも、彼ら彼女らにとっては人生を変える大冒険、とりわけ江崎にとって -
Posted by ブクログ
浅倉秋成さんは、「伏線」といえば近年必ず名の上がる作家さん。
「一行たりとも、油断は禁物!」
こんな帯つけられたら読むしかないでしょ…
主人公は印刷会社の営業マンの「間瀬豊」
出勤中に向かいの駅のホームに、かつて心を寄せた同級生「二和美咲」をみつける。
しかしその姿は同じ高校に通っていた、あの時のまま!
彼女は何故歳をとっていないのか??
今も高校に通い続けている理由は??
間瀬はかつての同級生や、”今現在”の同級生、教師達とともに、あの頃を振り返る!という展開。
まず始めに、この物語、とにかくド青春!
「あの言葉って、脈アリってことでいいのか?」
「あの子は俺のことが好きなのか?」
「告