浅倉秋成のレビュー一覧
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設定が斜め上の発想でおもしろい。
人間にありがちな価値観を皮肉った極端すぎる話なんだけど、どこかリアル。
『そうだ、デスゲームを作ろう』
デスゲーム主催者側のドキドキが少しわかった。
準備はめっちゃ大変。
『行列のできるクロワッサン』
流行りに弱くて行列をつくる人たち。
行くところまで行くとこうなるのか!とびっくりするような展開。
主人公が追い詰められていく様子が痛々しい。
『花嫁がもどらない』
カオスすぎてコントみたいだった。
結婚式の余興は自己顕示欲の発表の場?!
『ファーストが裏切った』
5編のうちこれだけは微妙だった。
野球のことがわからないからイメージしにくいのと、裏切った理 -
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ある日突然、殺人の犯人に仕立て上げられ、Twitterでアカウントが晒されて、職場や家族の情報が次々にネットに晒される… 真犯人?と思われる謎の人物からのメッセージ
唯一助かる方法は、逃げる、逃げ続けることだ…
読みながらなんだか心が重くなるのは、ひとたびネットで炎上してしまうと、それが真実でなくても真実味を帯びてしまう恐ろしさ。リツイートが増えるたび、よくわからないくせにわかったふりをしてさらに拡散されていく情報。泰介が逃げながら、くたびれ果てながら、もう駄目だと諦めたくなりそうな状況から、何度も何度も乗り越えていくその過程が辛くて。そして自分にも当てはまることがあって… よくわからないま -
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「恋愛」と「ギミック」を掛け合わせることで、予想外のドキドキが味わえて楽しかった。
特に『合コン×人狼ゲーム』が良かったなあ。
初めての合コンが人狼ゲームに仕立て上げられていく展開にはちょっと笑ってしまった。
それでも見事な推理でジョーカーを特定していくし、オチまで完璧で最高だわ。
ストーリーとしては『ミステリアスな彼女×夢診断』がめちゃくちゃ好み。
日部さんが唯一の初めましてだけど、確かに他の作品も読んでみたくなる。
“本選びに悩む10代向け”というコンセプトにぴったりな作品ばかりだったと思う。
編集部さん、上手いよなあ。
このシリーズ気に入ったので全部読もう。 -
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浅倉秋成さんの本を読むのは2作目です。
最初は「六人の嘘つきな大学生」を読んで、面白かったのですが、なんだかあまり刺さらなかったんです(ごめんなさい、個人の感想です)。
こちらは短編集ですが、「六人の〜」とはまったく毛色が違うお話でした。
いちばん好きだったのは、「行列のできるクロワッサン」です。
もう後半は畳み掛けるようにおかしな世界観で⋯
旦那さんが優しくて、奥さんにかける言葉がとてもよくて、私はわー素敵な旦那さんと思ったんですが、それに対する奥さん「あなたは何も分かってない」でえー⋯ってなりました(笑)
どのお話も皮肉とユーモアがきいていて面白かったです。最後の「完全なる命名」に至っ -
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ネタバレ特殊設定ミステリという括り。
SFとなると、色々置いていかれると思ったけど、それなりに違和感を残していくので謎解きのきっかけにはなりそう。ただ特殊設定だから、想像の範囲は無限大。さすがに「当てよう」という気は起こらず傍観してしまった。いつまでもさらなる黒幕や大いなる裏切りを構えていたので、勝手に一人でつまづいてしまった。
犯行動機や人間関係は、今時だなぁと。いつの時代もクラスに色々な希望をもつものだと感じる。みんな一緒、クラス一丸が美しく誰もが心の底では望んでいるというのは幻想。でも、一体感に溶け込むために背中を押してもらいたい層もきっと一定数いる。もちろん素直に前向きに層も入れて、大雑把に -
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ネタバレ『九度目の十八歳を迎えた君と』は、青春のまばゆさと、時の流れに取り残された心の影が静かに交錯する物語だった。過ぎ去った季節を再び見つめ直すことで、かつて疼いていた感情が輪郭を取り戻していく。その過程を描く筆致には“痛みを抱えた優しさ”が通底しており読後に深い余韻を残す。
特に印象的だったのは、物語終盤に見せる美咲の振る舞いだ。あの年齢のまま時間を積み重ねられない彼女が、感情を爆発させるように駄々っ子めいた姿を見せた瞬間、思わず息を呑んだ。だがその驚きはすぐに胸の底で温かさへと変わっていく。あれは彼女がようやく“自分の痛みを声にできた”という、長い静寂の果ての叫びだったのだと感じられるからだ。 -
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文庫にしては量が多かったが、内容が面白いため割と負荷を感じずに読むことができた。
面識のない4人の主人公がある1人の女の子を中心に距離が近くなっていき、謎を解明するストーリーであり、チャプター毎にそれぞれの主人公視点で話が進む構成は非常に面白かった。
一点、ノワール▪️レヴナントのゲームにおいて、胴元-客の配当倍率が胴元有利すぎる条件になりすぎていて、その点だけ気になった。
レヴナントのカードを使った際のリターンが低すぎて、客目線レヴナントを選ぶメリットが無さすぎるように感じた。(だからこそ、それで勝負をしかける、ということが際立つのかもしれないが、、)