浅倉秋成のレビュー一覧
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購入済み
それほど期待せずに読み始めましたが、一気に読みました。
外から人を見ると、その人の一面しか見えず単純化してしまいます。そうではないよ、人は複雑で単純に見てはいけませんという考えれば当たり前のことをミステリーでありながら考えさせられる作品です。良かったです。 -
購入済み
面白かった!
就活に関して、多くの人が思うであろうことをすぱっと文章に起こしてくれた部分はとてもスカッとしました。
この本を読んでいる自分自身の感情の動きがとても面白かったです。 -
Posted by ブクログ
いやぁ、ラブコメ&ギャグってほんとにいいもんですね(水野晴郎さん)。笑いました。そして最後には、お決まりではありますが、感動でした。
ちょっと前にやーこさんの『猫の診察で思いがけないすれ違いの末、みんな小刻みに震えました』を読みましたけど、どちらかというと、こっちでより笑いました。(頭の調子がよかった?)
日常をドラマに変えるドラッカーシステムとは?、よむと時代設定を変えるタイムマシンとか、多次元空間移動マシンの系統でしょうか。
作り出すドラマのテンプレートは、ほぼ深夜アニメです。だから選択肢は、ラブコメ展開、魔術展開などしかなく、ギャグ満載のご都合主義です。
わたしは慣れないので、魔術展開はきつかったです。特殊ワードにふりがな振ってるんですけど、『我儘な白黒少女』が「エゴイスティック・マコ・バンド」とか、『音速の旋風!!』が「ダイソン」みたいな郭泰源です。心折れそうになりましたけどがんばりました。
作者の浅倉秋成さんの「あとがき」をいれて502ページ(意地か?)と長いです。
数学未解決問題であるABC予想の論文が600ページ超だそうです。やはり、フラッガーも「方程式」だけに回収・回答は長くなるのかな。浅倉さんもがんばりました。
この感想の流れだと、ラブコメ好きやギャグを愛するひとにオススメとなるんですが、属性?はなんであれ、あえてビジネス書ユーザーや人生訓ユーザーにおすすめしたいと思います。
フラッガーシステムはプログラムであり現実をねじ曲げる装置です。いわば「神」です。その中心が「フラッガーの方程式」です。この方程式は、オオタニさんが投げて打つみたいな勝利の方程式に近いもので、「神」をコントロールし、よりよい結末に導く方程式なのです。(意味不明ですね)
そこで重要なキーワードが、「ツッコミ気質」ではなく、「フラグマネジメントシップ」です。
人生の折々で伏線を張り、フラグを立て、時にはフラグを折ることもあるでしょうが、それらを美しく回収していくことで、人生がより素晴らしいものになり、ひとつの物語の主人公になれるのです。
この本は、そのために自分の発言・独り言と行動をどのようにコントロールしていけば良いか、フラグという考え方を中心に、ストーリー仕立てで教えてくれます。
わたしには、20年後くらいに人生の指南書として『人生は『フラッガーの方程式』に学んだ』みたいな本がたぶん出版される心当たりがあります。
そのときわたしが生きていて、認知が正常(自己判定可)なら、本作とあわせて読んでみたい。
ほんとうに、腹がよじれるくらいに笑えて腸にほどよい刺激をあたえ、人生を学べるすばらしい作品でした。 -
Posted by ブクログ
700ページ超のボリュームと小さめの文字にビビってしまったが、
読んでみたらかなりハマった。
4人の登場人物たちの、冒険のような濃い5日間の出来事や事件(?)を描き切った傑作長編。
4人それぞれの性格や描写も興味深かったし、とにかく惹き込まれるから先が気になって何度も夜更かし読み。
現実感は薄いけれど、そこはフィクションならではの面白さが詰まってる。
個人的に「のん」の性格や考え方がツボにはまって、クスクス笑ってしまった。
こんな子いたら面白いなぁ。
初浅倉作品かつデビュー作を手に取ったが、失敗なしと実感。読後感も満足。
他の作品もとても気になる。