浅倉秋成のレビュー一覧
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7名の若き作家たちのSNS系など令和の時代のアンソロジー。目玉は杉井さんだろうか。「世界でいちばん~」の続編?のような短編で唯一の書き下ろし。他は小説新潮で特集された作品と結城さんの「#真相を~」から1編。目玉の杉井さんが一番のキャリアというのがうむうむ、というところか。全体的にシニカルな作品が多くやはり令和を切り取ることになるとこういった作風が増えるのだろうか。その中で佐原さんの作品は純粋?な青春もので良かった。
浅倉秋成 かわうそをかぶる
Vチューバーを題材にした作品。一番怖かった作品かも。タイトルの良さと2重人格?のような造りがよかった。
大前粟生 まぶしさと悪意
文藝出身ながらエンタ -
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ネタバレ三人の生徒が自殺したと知るところから物語は始まる。
犯人もその動機も大体わかった状態で、犯人の『人を自殺させる』という能力がどういうものなのかを解き明かしていくという特殊ミステリーだった。
おもしろくてあっという間に読めた。
動機と孤独の心理描写にたくさんページ数が割かれていたが、こういった「自分の居場所がどこにもない感覚」や、「無自覚に自由を制圧しようとする人への嫌悪感」を持つ人は多数いると思う。小早川はそれにより自死を選び、優里はそれを招いた教室のシステム自体を壊すため、超能力により数人を殺害する。
垣内と優里は同類のように描かれているが、垣内程度の厭世観の持ち主はクラスの半数くらいいるの -
Posted by ブクログ
浅倉秋成さんの本にハズレはないという信頼感がある。
今作も面白かった。先入観入れたくなかったので、前情報なしで読み始める。特殊設定ミステリーだった事にちょっと戸惑ったけど、楽しく読めました。
タピオカ屋ののり子さんが、スクールカーストを富国強兵ゲームだと自論を展開する所は面白かった。分かりやすい分析。確かにそうかも。
ただ中盤くらいであっさり犯人が分かって、そこからはどうやって犯行に及んだかの追求になっていく流れがどうもなあ。没入できんかった。その点は残念。
個人的には私も主人公や犯人側の人間なので、そっちには感情移入できた。八重樫くんは無理。苦手なタイプだわw
終章の最後の終わり方が綺麗。読 -
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ネタバレうーん、、
結末はどうなっていくんだろうというワクワク感はあるものの、そもそも「誰が何故仏像を盗んだか」という、私にはそこまで心惹かれないテーマだった。
全員の行動の意図もよく分からないし(家に知らん盗品の仏像があったらまず真っ先に警察に言う、車で神社まで届けるにしても電話の一本でも入れてから行けばいいだろ)、最後のあすなの主張が???すぎて全然共感できない上に、態度がイライラしてだめだった。笑
最終的な結末が作者の言いたいことなんだろうけど、確かに価値観や常識にとらわれすぎることはよくないと思うが、ある程度の倫理観や常識はないと困る。
浮気しても、家にいなくても、子供にトラウマ植え付けても -
Posted by ブクログ
超能力が存在する特殊設定ミステリー
高校の中で女子1男子2名が次々と自殺していく
それはほんとうに自殺なのか
というところと、他殺ならば犯人は誰?どんな能力を持つのかという謎解きです
幾つかの方向からミステリを楽しめます
特別に仲の良い最高のクラスの中で誰が何を思っていたのか
そのあたりは特殊ではなく、現実的です
住野よるさんの「かくしごと」
を読んだ時 特殊設定青春小説にお驚きましたが
こういうSFのような設定を異端ではなく日常に
落としていく作品が定番の一つになってきてるのでしょうか
“教室がひとりになるまで”を念じる弱者も
「近くに人がいるのは叫びだしたくなるくらい煩わしくて、一人