浅倉秋成のレビュー一覧

  • 家族解散まで千キロメートル

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    登場人物がみんな変。みんなで変なイベントに一生懸命、超必死で、時には命をかけて取り組んでる。こっちも夢中になって読んだけど、途中やっぱなんだこの変イベント??!と現実に立ち戻ってしまった

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    2026年08月23日
  • 家族解散まで千キロメートル

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    「家族」というあり方に向き合う話。
    自分本位に生きていくことが肯定される結末だったのは、多様性を良しとされる時代ならではなのかな。

    一応ハッピーエンド的に描かれているから周にとっては納得のいく選択のように描かれてはいるけど釈然としない。そう思ってしまう原因は、周の立場が"親子"から"夫婦"に変化しているから、かな。夫婦はあくまでも他人同士だから自分本位でも何でも互いに納得さえしてりゃいいけど、親子や兄弟も同じ土俵で捉えるのかは疑問に思う。解散のお焚き上げによって真にケリがつけられるのは父と母だけであって、3人の子供は両親のケリに付き合わされてるだけに思う。ただ子供たち本人も納得してケリをつけることができているのは大人になっていたからってだけで、夫婦のように親子や兄弟の関係性にまで解散することはできていないんじゃないだろうか。そこにきて新郎である周がハッピーエンド如く新たなる一歩を踏み出しているのは、周自身が"夫婦"の立場になったから。夫婦の立場では解散できた事例が実の両親であるのだから困ったら解散すりゃいいわけで。でも自分が子供のときに被った臭い物には蓋をしたまま見て見ぬふり、もしくはそれすらも家族の多様性と割り切るのか。はたまた周の子供にも大人になったら解散に付き合わせるのだろうか。

    それぞれの立場において、気安く一様に多様性を謳うのはどうなんだろうか…と思ってしまう今日この頃。

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    2026年08月05日
  • 教室が、ひとりになるまで

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    青さが残る青春SFミステリー。
    主人公は嘘を見破る能力を持ち、クラスメイトの連続自殺事件を探る。
    読みやすいけど能力物というのもあり奥行きが感じられなかった。


    ただ高校生活っていいなって思い出された。

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    2026年08月04日
  • フラッガーの方程式【電子特典付き】

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    フラッガーシステム=日常生活にアニメのようなフラグを立てられ、回収するとそのルートの物語が進む
    というシステムのデバッガーかつ主人公役として活躍する男子高校生の話。

    最初7割は正直ラノベっぽいのりのドタバタ恋愛コメディ。ここで挫折する読者もいるかもしれない。
    ただ、最後3割でいきなり物語の空気が変わる。
    最初は就寝前に惰性で読んでいたけど、終盤いきなり面白くなって驚いた。

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    2026年08月03日
  • 教室が、ひとりになるまで

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    「6人の~」が面白かったので、てっきりこれも普通のミステリーかと思ったらまさかの能力もの。調べてみたらこの作者の作品はほとんどが能力ものだそうで。能力ものも嫌いじゃないけど、普通のミステリーと思って読んでいただけにちょっとビックリ。
    途中まではそこそこ面白かったんだけど、ラストがね…。一人で三人も殺した犯人をどうするかについて、三人掛かりであれこれ工作して事故死に見せかけて殺そうという結論に至る。ミステリーの結末として最悪やろ(まぁ結局実行したものの最後は未遂に終わるんだけど)。せっかく便利な能力があるんやから、痛めつけて治して、痛めつけて治してを気が済むまで繰り返せばよかったのに。

    ただ自分も主人公や犯人と同じで基本的には一人でいたい派なので大いに共感はできた。毎週放課後に強制的に他クラスと合同でレクリエーションなんて勝手なルールを作られたんじゃ憂うつで仕方ない。社会人で言えば半強制的な部署内での飲み会とかになるんだろうか。別に仲良くもなりたくない奴らと飲んでも時間と金の無駄。コロナでなくなってラッキーと思ってたら、また復活してきやがった。同じようなことは『教室』だけで起きているわけじゃない。

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    2026年08月03日
  • 俺ではない炎上

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    自分の知らないところで殺人事件が起きSNSで自分が犯人に仕立て上げられて逃走する。緊縛した感じというよりどこかシュールで犯人にされてしまった泰介が可哀想でもあり、逃走が必死で可愛く見えてくる。犯人が途中で分かって来たけど犯行の原因がわからずに最後はなるほどと言う内容で面白かった。

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    2026年08月01日
  • 教室が、ひとりになるまで

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    高校生のクラスメイトが連続で自殺

    高校を入学後、ある日突然
    ある4人が卒業までそれぞれ違った特殊能力を引き継ぐ事になり
    いじめが無い全員中が仲が良い最高のクラス」に何があったのか‥

    読み終えて真相がわかって
    人間関係のモヤモヤ、、あーそう言う事か、、本題の意味がわかった。嫌だと言う気持ち私もわかる気がする、、
    職場でもそう言う事あるな、、

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    2026年07月30日
  • まず良識をみじん切りにします

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    タイトルのセンスから引き込まれましたが、単なる奇策ではなく中身がとにかく深く面白い!
    良識という名の偏見を鮮やかに解体していく展開が快感で、読み終わった後に視野がパッと広がるような満足感のある本です。

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    2026年07月28日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    私が好きな作家さんばっかり…!
    個人的にかなーり豪華なアンソロジーだったので、とても楽しく読むことができた。
    「かわうそをかぶる」「あなたに見合う神さまを」が特に好きだったかなぁ。


    「かわうそをかぶる」 浅倉秋成
    ゆゆはイサナだったってことだよね?
    犯人を仕掛けたのはゆゆだったってことだよね?
    きゅーきゅー言っててこわ。

    「まぶしさと悪意」 大前粟生
    悪口コメントのミームってすごい発想。

    「霊感インテグレーション」 新名智
    ややムズ。シンプルにシステム理解が追いつかないだけっていう。
    デマに踊らされた人間が、嘘を信じて人を殺しちゃうの、現代でもありそうで怖いね。

    「ヤリモク」 結城真一郎
    殺害目的がやばい。
    そして最後の1文もやばい。
    真意がわかったときに、そういうことかーーーとなる。どんでん返し系。おもしろい。

    「あなたに見合う神さまを」 佐原ひかり
    一番好きだったお話。
    権藤さん、とてもいいキャラ!!!大好きだ。
    途中で出てきたるりちゃんと若尾の話とか、父親の話はなんなんだろうと思ったけど、人を支配したり幸福を妨げるという暴力を、いろいろな形でとってくる奴らだったんだろうか。
    それに対して自分の好きなものを好きという、自分が信じるもの・拠り所にするものを自由に決める権藤さんはかっこよく映っただろうなぁ。
    嘘がちらばる世界のなかで、対照的に真実が光る。

    「タイムシートを吹かせ」 石田夏穂
    やっちゃダメだけどレジェンドがうざすぎてもはや良いと思う。
    最後のオチが気持ちよくて好き。

    「君がため春の野に」 杉井光
    『世界でいちばん透きとおった物語』のスピンオフ!
    ほろりとする結末がステキ。

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    2026年07月12日
  • まず良識をみじん切りにします

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    タイトルの通りで、この世の中に存在する常識とか良識を一旦抜きにして、「ありえないんだけどもしここでこんなことが起こったら……」のような話が詰まっていた。
    世にも奇妙な物語の世界みたいだなと思った。

    正直もう少しダークな人怖系の話を期待していたのだが、日常的だしヤバいこともそこまで起こらない。

    クロワッサンの行列の話が一番好きでした。

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    2026年07月11日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    石田さんの作品を読みたくて購入

    かわうそをかぶる
     実は私は生まれてから一度も、実態の私として、誰にも求められたことがないのだ
    恐ろしいVtuberの世界観
    よく考えると同じように陥る輝がする

    まぶしさと悪意
     うみ様 じゃない私のことも尊重してほしい

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    2026年07月08日
  • フラッガーの方程式【電子特典付き】

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    だいぶ前に読み終わっていたのですが、感想を書いてなかったですね!
    話としては恋愛もの?でかなりギャグです。
    さらっと読めて笑える小説を読みたい人向けかなと思いました。

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    2026年07月03日
  • 教室が、ひとりになるまで

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    チート能力バトル系青春ミステリ小説みたいな。非現実的な設定は好きじゃないけどでも話の筋やオチは嫌いじゃない。ちゃんと現代的な思春期の心性を的確に描写していると思う。

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    2026年06月21日
  • 俺ではない炎上

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    怒涛の展開。
    後半は一気読みだった。
    読んでるこっちも何を信じればいいのかわからなくなる。

    伏線の鮮やかさなら『6人の嘘つきな大学生』のほうが好きだな。

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    2026年06月20日
  • まず良識をみじん切りにします

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    文字通り変な小説の詰め合わせ。こんな小説も書けるんだと風呂敷の広がりを見た気がする。
    まるで幾何学を嗜んでいる感じがした。
    個人的には好みではなかったけれど、好きな人には好きな作品なんだろうなと思った。
    自分には善し悪しを付けられない作品だった。

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    2026年06月15日
  • まず良識をみじん切りにします

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    これはミステリーなのかな?
    浅倉さんの短篇集は初めてだけど、一話一話がくどい程説明的でみっちりしていて、読んでいて疲れた?
    短編とは思えない程内容が濃い。
    テーマも様々で、野球の話では急に千葉ロッテマリーンズという固有名詞が出てきてビックリした。好きなのかな…?
    「行列のできるクロワッサン」は現実的ではない(どれもそうだけど)けど、なんだか日常に潜む恐怖を感じてゾッとした。

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    2026年06月13日
  • まず良識をみじん切りにします

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    読み終わりにどっと疲れがくるような満足感がすごい作品だった、、、!
    まさに世にも奇妙な物語的な話で、設定がとにかくぶっとんでる。ギャグマンガくらいしょうもないことを真剣に話してるから声出して笑ってしまった。
    まじでありえなすぎる。本当面白かった

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    2026年06月08日
  • ノワール・レヴナント

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    ちりばめられた伏線、ちょっと変わった能力の意味など読むのが楽しかった。
    自身の力を過信して無謀な計画を実行するところに青春を感じた。

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    2026年05月30日
  • 九度目の十八歳を迎えた君と

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    浅倉秋成の長篇小説『九度目の十八歳を迎えた君と(英題:The Girl Who Was Eighteen Years Old Nine Times,and...)』を読みました。
    ファンタジー? ミステリ? 青春小説? 恋愛小説? うーん、色んな要素が入り混じっている作品でした。

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    駅のホームに君を見つけた。
    僕が恋した18歳の姿のままで―
    彼女が18歳に留まる原因を探るため奔走しながら、僕は高校時代を追想する。
    ほろ苦い、“青春の空回り"を巧みに描いたミステリ長編
    伏線の狙撃手・浅倉秋成初の文庫化作品!

    印刷会社で営業職をつとめる僕は、通勤途中のホームで、同級生の姿を目撃する。
    僕が恋した高校時代の姿のままで。
    周囲は何ら不思議とは思わないようだが、未だ十八歳として高校に通っているという。
    何故か僕だけが違和感を拭えない。
    何が彼女をその姿に止めているのだろう? 最初の高校三年生の日々の中にその原因があるはず、そう推理した僕はあの頃を思い出しながら同級生たちや恩師のもとを訪ねる……。
    いま注目の著者による、追憶と青春のミステリ、待望の文庫化。
    解説/若林踏
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    2019年(令和元年)に刊行された作品です。

    いつもより遅めの通勤途中、僕は駅のホームで偶然、高校の同級生・二和美咲の姿を目撃した……他人の空似ではなく、18歳のままの彼女を、、、

    誰も不思議に感じないようだが、彼女に恋していた僕だけが違和感を拭えない……彼女が18歳に留まる原因は最初の高校3年生の日日にある? 僕は友人や恩師を訪ね、調べ始めた。

    注目の俊英が贈る、ファンタスティックな追憶のミステリ。

    ファンタジーのような設定の中で、青春とミステリが交錯する物語……色んな要素が同居する中、間瀬と二和美咲の過去を辿りながら、青春の切なさ、儚さと成長の意味を考えさせられる作品でした、、、

    終盤、伏線がしっかり回収され、事実が明らかになる展開が愉しめましたが、何だか物足りなさも感じました……決して面白くないわけではないし、読みやすい作品だと思うのですが、読み終えたあとに強く残る“何か”があるかと言われると、少し曖昧なまま終わってしまった感覚がありましたね、、、

    自分自身が青春時代の気持ちを忘れつつあることが要因なのかもしれませんね……。

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    2026年05月24日
  • 教室が、ひとりになるまで

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    なるほど、なるほど。
    こういう話なんだー!!
    現実派のミステリーが好きなので、超能力は論外。でも浅倉さん気になる〜!って思って読み始め。ちゃんとルールがあるから頭の中を整理しながら読むことができた。ただ、ちょっと登場人物が多めで混乱!
    スクールカースト。意識下においても無意識下においても、全人類避けられないこと。一体自分はどの立場から読むのだろうか。分かるような気もするし、分からないような気もする。大人になった今は明らかに『ひとりが大好き』笑 読者好きな人は絶対こっちがマジョリティな気がする。
    でも、人は一人で生きていけないからね。
    回収されなかった震えの声がたくさんあって。それはそうだよね。うん、生きてくってそういうウソの積み重ね。大事なウソ。

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    2026年05月22日