浅倉秋成のレビュー一覧

  • まず良識をみじん切りにします

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    ありそうでなさそう。なさそうでありそう。どの話も現実で起こっていてもおかしくはないような絶妙なラインでした。思い込みが激しかったり、同調意識が強過ぎたり、こういうところって日本人ならではって感じがします。
    映像化しても面白そうです。

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    2026年02月28日
  • まず良識をみじん切りにします

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    タイトルの〈良識〉〈みじん切り〉という言葉が併せ持つ狙いは読み終えた後にも理解できないのだけれど、物語としては世にも珍妙で面白かった。

    どこか良識を欠く人物が次から次へと登場するのがリアルでおかしみが感じられるものの、肝心の主人公たちが切り刻むべきは良識というより執着心。どこからやってくる強迫観念なのか、謎のこだわりが強すぎて、冗談なのか真面目なのかクラクラしてしまう。その脳みそ、ぬるま湯で温めながらマッサージしてあげたい。

    いちばん好きなのはクロワッサン登山『行列のできるクロワッサン』。流行りものは一切合切手にしたいというのも浅はかで愚かと感じるが、流行りものというだけで断固拒否するのも

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    2026年02月24日
  • 教室が、ひとりになるまで

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    初読みの作家さんの青春ミステリーでよもやの特殊設定に驚かされる。
    最後の伏線回収には感心したけれど能力が失効する条件が曖昧なのが引っかかるけれど読んで損はしない佳作。
    学生時代はなんとなく学校が居づらかった自分には犯人に共感をする所もあり複雑な気持ちになったりしました。
    微かな希望を感じるラストに感動

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    2026年02月23日
  • まず良識をみじん切りにします

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    みじん切りにされたのは、「良識」というよりは、「常識」とか「固定概念」とか「普通」とか「平穏」とか。
    星新一さんのショートショートや「世にも奇妙な物語」に通じるような、意外性とか気持ち悪さとか…とにかく「ヘンな話」が詰まっている。
    こういう世界には住みたくないよなぁ。私は「良識」ある世界に住んでいて良かったと心から思った。

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    2026年02月23日
  • まず良識をみじん切りにします

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    なんでしょう、この気味の悪い恐怖。

    第一話はなんとか理解できるものの、
    二話〜五話は、突拍子のない話に戸惑いを隠せないし、心がザワザワする気持ち悪さを終始感じてしまう。
    私の頭が凝り固まってることを認識せざるを得ない内容ばかりで、まさに良識をみじん切りにされた感じ。

    6人の嘘つきな大学生しか読んだことないけど、全然違うタイプの内容で、ぜひ他の著書も読んでみたい。

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    2026年02月15日
  • 家族解散まで千キロメートル

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    ネタバレ

    途中までハラハラずっとさせられた。

    最後が期待外れで終わって残念だった。
    犯人はだれなのか、結局あすなだったが動機もちょっと微妙でタイトルがそのまま伏線になってるのがわかるが普通に解散で終了と。
    スレンダーマン賢人が黒幕なのかぐらいまでですごい最後が気になってそこまでが一番おとしろかったかもしれない。

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    2026年02月14日
  • 家族解散まで千キロメートル

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    ネタバレ

    とあるギミックがあり、さすがの伏線の狙撃手(スナイパー)!となる作品。読み返したらそれまで別に違和感にも感じてなかったのに、この表現ってそういうことじゃん!!なこと満載。
    しかしストーリー全体を通しては「うーん?」なところも。
    犯人のやった目的がちょっとわかりづらい、というか、気付かせたいっていって本当にこのやり方で気付くか???って感じだし
    自分でも言ってたけどお前ホントに甘い蜜吸っておいて今更やないかーいだし、お父さんのせいにみんなしてたとか自分がそう誘導したんやろがーいだし動機に納得いかないんだよなぁ。
    そんでもって、やっぱり父親が好きになれない。お母さんが悲しんでる時点で浮気は最低、で

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    2026年02月07日
  • 家族解散まで千キロメートル

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    関係が希薄になった家族が「解体」する直前に起きた仏像盗難事件。犯人は家族で一番奇怪な存在である父親に思えた。もとの持ち主に返却を目論むも、トラブルに見舞われる家族。無事返却して家族は再度結束、と思われたがこの騒動には一人の家族の暗躍があった。
    二部構成のような展開の面白みはあったけど、家族の見方を覆すほどの「魅力」はなくて、作者の独りよがり的な価値観の押し付けも感じた

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    2026年02月07日
  • 家族解散まで千キロメートル

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    話の展開もゴールも予想と全く違う方向へ連れていかれました。少し回りくどさを感じつつも、家族ならではの微妙な複雑さや面倒臭さには共感もありました。"家族"にとどまらない繊細なテーマを扱っていると思う。山梨→青森はさすがに遠い!

    〈心に残った言葉〉
    "駄目な人間なのは間違いないのだが、同時に僕にとってはこの世界でたった一人の父であることも、また事実なのだ。"

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    2026年02月06日
  • フラッガーの方程式【電子特典付き】

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    好きな作家なので、前情報なしになんとなく手に取ってみた。まさかあんなにコメディ要素が強いとは…途中までは慣れずに結構しんどかった。
    とは言え、さすがは浅倉さん…
    最強なご都合主義で、無茶苦茶ながらも伏線回収はさすが。しんどかったものが…笑いに代わり、最後は感動してしまっていた。
    そういえば…そういうところが浅倉さんの好きなところなんだよなぁと再確認した作品。

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    2026年02月04日
  • まず良識をみじん切りにします

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    ブラックが効いている、また登場人物が嫌な人が多く、元気じゃない時は読みたくないかも。

    ちょっと荒唐無稽というか、現実から真面目に少しズレた感じが、清水義範の、ナンセンスものを思い出した。

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    2026年02月02日
  • 恋は落ちずに、落とすもの? 君に綴る4つの駆け引き

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    普段恋愛ものは読まないけど、短編集でということもあり読んでみました。

    一つ一つの物語が個性的で、恋愛×○○の部分でそれぞれの著者の色が出ていて面白かったです。

    元々浅倉先生が好きで、今回この本を手に取ったきっかけもそうだったのですが、やっぱり伏線回収?オチが上手な方だと再認識しました。こういう学生の物語で私は変に現実的に考えてしまい、名前を知らずに紹介されることや、全員が訳ありなことある?と自分の中で要らないノイズが入るのですが、話の流れや途中の主人公のツッコミが面白くて、忘れていました。せっかく恋愛ができるチャンスだったのに「不憫だなあ、、笑」と思わず口に出してしまいそうなくらい私も物語

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    2026年01月21日
  • まず良識をみじん切りにします

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    クロワッサンの回が話題ですが、個人的には花嫁の回が面白かった。笑
    一生分の「気持ち悪い!」という台詞を読んだ。

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    2026年01月21日
  • まず良識をみじん切りにします

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    ネタバレ

    クロワッサンの新店オープン、吉祥寺から三重県四日市市を超え津市まで行列が伸びる話が好み。自宅近くの店の行列の先頭が遠いって…行列があると並ぶのも嫌だけど並ばないで様子見してたら日に日に長蛇の列、悔しさがリアルに伝わってくる。
    最初の調理方法のページも好き。

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    2026年01月16日
  • 家族解散まで千キロメートル

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    実家を取り壊しバラバラになる予定の喜佐家が、ニュースで報じられた青森の神社からの盗難品(ご神体そっくり)が家から見つかったことをきっかけに、父の犯行を疑い返却のために青森へ向かう物語。道中、家族は父の行動の謎や、隠された家族の嘘、そして父が本当に犯人なのかという疑念を深め、予測不能な展開の中で現代家族の姿を描く、どんでん返しミステリーです

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    2026年01月14日
  • まず良識をみじん切りにします

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    おもしろいのと嫌なのと半々。うちらは良識っていう膜に覆われて生きているのか。その膜がなければ他者を傷つけたり無意味に爆発したりしたくなるものなのか。違うよな、だから読んでて気持ちの悪い違和感がある。しかし残り半分の自分がめちゃくちゃな結末を面白がってしまう。

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    2026年01月11日
  • 恋は落ちずに、落とすもの? 君に綴る4つの駆け引き

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    普段あまり恋愛ものは読まないけど、好きな作家さんの名があったので。
    4編とも恋の始まりの甘酸っぱい感じがあり、駆け引きが可愛らしい。緊張感もあり、面白さもあり、胸キュンもありと、さわやかに楽しめた1冊。
    息抜きにはいいと思う。

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    2026年01月10日
  • 俺ではない炎上

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    現代を表すいい作品だなと興味深く読めた。けど、最後の犯人と時間が???で、いまいちわからず。映画化されてるので、阿部寛版で答え合わせしまーす笑

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    2025年12月24日
  • まず良識をみじん切りにします

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    ネタバレ

    【Audibleにて】
    『そうだ、デスゲームを作ろう』
     冴えない主人公が底意地の悪い取引先の男に復讐する話ですが、『主人公大丈夫か?そんなに時間と手間とお金をかけて、このプロジェクトは成功するのか?』と終始不安に感じながら本を読み進めていました。途中、デスゲームの罠についてたくさん説明がされている箇所が出てきたのですが、私は主人公のデスゲームがちゃんと成功するのかが気になり、本編にはあんまり関係がないだろうと読み飛ばしていました。しかし、やけに詳しく説明してされていたのはこの結末があってのことか、と思いました。
     ですが、筆者の文章力が弱くて(表現力があんまりない)、主人公の突飛な考え方をな

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    2025年12月23日
  • 俺ではない炎上

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    便利ではあるかもしれないけど、
    SNSが持つ恐怖、極端化してゆく事態にドキドキハラハラな展開がスピーディーだ。
    どんでん返しが好みではあるけれど、何故かやたら疲れた。
    本文に書かれている、顔の見えない一般人の放つ無責任な呟きに辟易したからだと思う。
    匿名で何でも書けちゃう…怖い世の中だ。

    ラストの締め方も、強い意味を持って強調しているのが窺える。

    阿部寛さん主演の映画版も気になる。迫力ありそう。

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    2025年12月20日