浅倉秋成のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
先日、主演・阿部寛で映画化された本作。
映画好きの皆さんは、もうご覧になったでしょうか、それともこれからご予定でしょうか。
私は先に小説を手に取りましたが、主人公を阿部寛さんが演じると知ってしまった瞬間から、もう「阿部寛が喋っている」ようにしか読めなくなっていました。
思えば、「貞子」ちゃんがテレビから出てきたり、「着信あり」は携帯電話の普及とともに、「スマホを落としただけなのに」ではスマホ社会の脆弱さが恐怖になったりと、社会の変化はそのまま恐怖の種類を変化させてきました。
そしていまの時代、炎上やフェイクニュースの蔓延は、SNSに疎い私でさえ危うさを感じるもの。本作はまさに、そんな必然から -
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Posted by ブクログ
7名の若き作家たちのSNS系など令和の時代のアンソロジー。目玉は杉井さんだろうか。「世界でいちばん~」の続編?のような短編で唯一の書き下ろし。他は小説新潮で特集された作品と結城さんの「#真相を~」から1編。目玉の杉井さんが一番のキャリアというのがうむうむ、というところか。全体的にシニカルな作品が多くやはり令和を切り取ることになるとこういった作風が増えるのだろうか。その中で佐原さんの作品は純粋?な青春もので良かった。
浅倉秋成 かわうそをかぶる
Vチューバーを題材にした作品。一番怖かった作品かも。タイトルの良さと2重人格?のような造りがよかった。
大前粟生 まぶしさと悪意
文藝出身ながらエンタ