浅倉秋成のレビュー一覧

  • 俺ではない炎上

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    大手不動産会社に勤める山縣泰介。
    ある日、いきなり泰介のSNSと思われるツイートから、殺人事件ではないかと騒ぎが始まる。
    泰介はネットにも疎く、SNSなんてやっていない。
    そのため、自分が犯人のわけがないと余裕でいたが、ネットの世界はあっという間に騒ぎが拡がり、会社にもいられなくなる。
    挙げ句には、警察が逮捕しないなら、泰介を自らの手で処罰すると言い出す者が出で来る始末。
    なぜ、泰介もそこで逃げてしまうのか…
    ネット世界の怖さと作者の巧みな仕掛けで、後半思わず手が止まる…?
    前半、泰介にイライラして、なかなか読み進められなかったけど、読み終わればなんというか、読み応えはあったのかな。

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    2025年10月23日
  • ノワール・レヴナント

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    女性陣は皐月と直接的な関係だったが、男性陣はかなり複雑な人間関係だった。また大須賀だけ平和ボケなパワーで、弥生との関係も実に平和なところが良かったというか救いだったような気がする。静葉には一言言いたい。真面目過ぎる。確かにもっともっと傲慢になって良い。恋愛も望めば良い。

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    2025年10月22日
  • まず良識をみじん切りにします

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    日常の「当たり前」を細かく刻んで、じっくり炒める。香ばしく立ちのぼるのは、常識の裏に隠れた“奇妙な旨み”。

    浅倉秋成さんといえば、緻密な構成と心理戦が光る『六人の嘘つきな大学生』を思い浮かべる方も多いと思います。ですが本作『まず良識をみじん切りにします』は、それとはまったく異なる味わいの短編集。日常の中に潜む小さな違和感や人間の可笑しさを、軽妙な筆致で描き出しています。

    特に印象に残ったのは、「子どもの名前をつける」エピソード。どこか現実離れした設定なのに、読んでいるうちに「ありそうだな」と思わせる説得力があるのが浅倉さんらしいところです。ユーモアと風刺が絶妙に混ざり合っていて、クスッと笑

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    2025年10月22日
  • 俺ではない炎上

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    ネタバレ

    SNS上では、匿名になる分、強気になる人がたくさんいる。「自分は関係ない」、「自分は悪くない」という立場になり言葉を投げてくる。読んでいる時は、こういうこと書く人、たくさんいるよなーと、特に違和感も感じずに当たり前の光景として捉えて読んでいた。それが振り返ってみると、なかなか自分も現代のSNSの社会に染まっている気がして怖かった。

    最後にざっと伏線回収されたが、イマイチ物足りなさを感じた。書き方の時系列的な叙述トリックのある作品はいくつも読んできたが、「うわ、やられた」というよりは、そんなのありかよ〜ってどこか腑に落ちない感じ。でも、読みやすく、自分が勝手に騙されていたところがあるのも事実。

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    2025年10月19日
  • まず良識をみじん切りにします

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    なんか不思議な話だったり、世にも奇妙な物語的なのだったり、合わないかなと思う話もあったけど最後の命名の話は好き、総じて面白かった。

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    2025年10月18日
  • ノワール・レヴナント

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    浅倉秋成さんの初読書。長いけど、中だるまず読めました。推理ものではなく、時間制限の中で、ひとつずつ着実に真実に近づいていく。なぜ四人が異能を得たのか。異能を得た四人は、異能を与えた言葉に協力しなかったら、何が起きるのか。面白い

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    2025年10月17日
  • 俺ではない炎上

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    いきなりTwitterで殺人犯に仕立て上げられる理不尽さと、拡散の怖さが印象的。逃亡劇も面白く、この事件により自分自身が周りからどう思われていたのかなど自分を振り返る所も良かった。誰が黒幕か考えながら楽しかった…のは後半まで。叙述トリックよりも真犯人の正体に興醒めしてしまった。

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    2025年10月14日
  • 俺ではない炎上

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    ネタバレ

    六人の嘘つきな大学生が非常に面白かったので期待して読んだ。そんな期待が高すぎたのか、そこまで楽しめなかった。理由として、現実的でなく無理やりな部分が多いこと、叙述トリックを作るために物語のテンポが失われていること、犯人の動機がいまいち伝わってこないことなど。

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    2025年10月12日
  • 九度目の十八歳を迎えた君と

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    みんなの感想みてたらあまり評判よくないのかな?わたしは好きだった。爽やかで。青春の特有の心が苦しくなる気持ちとか、焦りとか、思い出して楽しかった。美咲があのちゃんで再生されたのは私だけ…?
    プラモデルの中の紙、なんて書いてたんだろう

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    2025年10月12日
  • 教室が、ひとりになるまで

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    ネタバレ

    特殊設定ありの学園ミステリーだが結構早目で犯人がわかり謎といえば能力の詳細とその発動条件で動機も気持ちはわかるが多分というか書かれてもいたがあいつらにはわからんぞ、陽キャは良かれと思ってもそうは思わない人も一定数いるって事までわかって初めて人の心がわかる優しいいいやつを名乗れるのだと思った。一人はさみしい気持ちはあるが一人でいたい気持ちもまた素直な気持ちかな。

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    2025年10月08日
  • 家族解散まで千キロメートル

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    元日。独立した兄、訳ありの父、母、婚約した姉と結婚予定の周が家を出るのを機に、中古住宅解体と家族解散に向けた最後の集まり。のはずが、倉庫で盗品の仏像が見つかり、行方不明の父を疑いつつ、犯罪者家族にならないよう、返却のための千キロの旅に出る。

    なるほど、そんな理由が、という謎解きが終わり解決したかと思われた後、更に想定外の結末。根本的な問題はそっちだったのかー、まあたしかに、伏線はあったけど。

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    2025年10月06日
  • 俺ではない炎上

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    先日、主演・阿部寛で映画化された本作。
    映画好きの皆さんは、もうご覧になったでしょうか、それともこれからご予定でしょうか。
    私は先に小説を手に取りましたが、主人公を阿部寛さんが演じると知ってしまった瞬間から、もう「阿部寛が喋っている」ようにしか読めなくなっていました。

    思えば、「貞子」ちゃんがテレビから出てきたり、「着信あり」は携帯電話の普及とともに、「スマホを落としただけなのに」ではスマホ社会の脆弱さが恐怖になったりと、社会の変化はそのまま恐怖の種類を変化させてきました。
    そしていまの時代、炎上やフェイクニュースの蔓延は、SNSに疎い私でさえ危うさを感じるもの。本作はまさに、そんな必然から

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    2025年10月03日
  • まず良識をみじん切りにします

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    なんか筒井康隆っぽい。落語的でもある。名づけの話は身につまされるものがあるが、なんでそこかいというあたりがつくづく昭和から令和の距離を感じた。

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    2025年10月02日
  • 家族解散まで千キロメートル

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    それぞれが結婚を迎える一家で大晦日に起こる大事件。その先には、どういう結末が、という作品。
    相変わらずの読ませる筆致となるほどと思わせる展開の作品。やや癖のある内容な気がして、読者を選ぶかもなという気がした。

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    2025年09月23日
  • 家族解散まで千キロメートル

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    実家を取り壊し、父不在の中総出で片付けをしている時、倉庫から神社で盗まれたご神体を発見。
    父が盗んだと確信した家族は、青森まで返却しに行く。
    前半はトラブル発生しながらも家族で協力してなんとか運ぶシーンにハラハラ。
    後半は事件の犯行理由と、そもそも家族とは何か、結婚とは何のためにするのか、というテーマになってくる。
    前半後半での作品の種類?重みが違うなあと感じた。
    家族としての信用がないなら解散すればいいのに、家族というものに縛られて誰かを犠牲にして存続しようとする。
    やはりこういった状態では無理なのだ。

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    2025年09月22日
  • 家族解散まで千キロメートル

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    サスペンスなのかと思って読み始めたけど、これはサスペンスじゃなくて家族の話だ。

    浅倉さんらしい軽快な話の運びで、普通に楽しく読んでいたんだけど…。途中、すごく難解な問いかけがあって、否応にも考えさせられる。そして、答えがないせいか、読み終わった後はモヤモヤ感が残る。

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    2025年09月21日
  • フラッガーの方程式【電子特典付き】

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    2025.9 1冊目。

    六人の嘘つきな大学生がものすごく面白かったので買って読んでみた。

    ギャグパートが多く、これは…ラノベだ。と思いながら読み進めていき読み終わったあとは、これはラノベではないのかもしれない…。と思った。

    面白い設定で、何気ないギャグのような台詞が伏線になっていて、物語の最後に全て絡んでくるのは流石だなと思ったが、あまり好みではなかった。

    好みではなかったけど、伏線とあとがきがすごくよかったので★3。

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    2025年09月14日
  • 教室が、ひとりになるまで

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    同じ著者の「俺ではない炎上」が面白かったのでこちらも購入。
    同じ高校で連続して自殺者が出る。どうもその学校に代々受け継がれてきた超能力を持つものの仕業だとわかる。はたして次の自殺者は止められるのか?というお話。
    「学校」という一見楽しそうで実は生きづらい空間がうまく描かれていた。

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    2025年09月13日
  • 失恋覚悟のラウンドアバウト

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    人生はラウンドアバウトだなー
    読み終えた時、そう思いました。

    物語に出てくる一人一人の行動が、少しずつ影響し合って、日の下町での大きな事件を巻き起こす、バタフライエフェクト物語。

    1話単体で読んでも面白かったです。
    好きだったのは
    「寡黙少女のオフェンスレポート」
    「勤勉社員のアウトレイジ」

    どちらも予想を裏切る展開で物語が進んでいくので、クスクス笑いながら読みました。

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    2025年09月12日
  • 九度目の十八歳を迎えた君と

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    最近ハマっている作者の作品。
    だったのだが、この作品はあまりハマらなかった。主人公は遥か前に高校を卒業しているのだが、ある日ふと高校の同級生だった女の子が歳も取らずにいるところに遭遇するという話。その謎を中心に展開するのだが、いまいち物語に入り込めず。
    自分が歳をとったから、という気がしないでもないが。

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    2025年09月12日