浅倉秋成のレビュー一覧

  • まず良識をみじん切りにします

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    おもしろいのと嫌なのと半々。うちらは良識っていう膜に覆われて生きているのか。その膜がなければ他者を傷つけたり無意味に爆発したりしたくなるものなのか。違うよな、だから読んでて気持ちの悪い違和感がある。しかし残り半分の自分がめちゃくちゃな結末を面白がってしまう。

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    2026年01月11日
  • 恋は落ちずに、落とすもの? 君に綴る4つの駆け引き

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    普段あまり恋愛ものは読まないけど、好きな作家さんの名があったので。
    4編とも恋の始まりの甘酸っぱい感じがあり、駆け引きが可愛らしい。緊張感もあり、面白さもあり、胸キュンもありと、さわやかに楽しめた1冊。
    息抜きにはいいと思う。

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    2026年01月10日
  • 俺ではない炎上

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    現代を表すいい作品だなと興味深く読めた。けど、最後の犯人と時間が???で、いまいちわからず。映画化されてるので、阿部寛版で答え合わせしまーす笑

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    2025年12月24日
  • まず良識をみじん切りにします

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    ネタバレ

    【Audibleにて】
    『そうだ、デスゲームを作ろう』
     冴えない主人公が底意地の悪い取引先の男に復讐する話ですが、『主人公大丈夫か?そんなに時間と手間とお金をかけて、このプロジェクトは成功するのか?』と終始不安に感じながら本を読み進めていました。途中、デスゲームの罠についてたくさん説明がされている箇所が出てきたのですが、私は主人公のデスゲームがちゃんと成功するのかが気になり、本編にはあんまり関係がないだろうと読み飛ばしていました。しかし、やけに詳しく説明してされていたのはこの結末があってのことか、と思いました。
     ですが、筆者の文章力が弱くて(表現力があんまりない)、主人公の突飛な考え方をな

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    2025年12月23日
  • 俺ではない炎上

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    便利ではあるかもしれないけど、
    SNSが持つ恐怖、極端化してゆく事態にドキドキハラハラな展開がスピーディーだ。
    どんでん返しが好みではあるけれど、何故かやたら疲れた。
    本文に書かれている、顔の見えない一般人の放つ無責任な呟きに辟易したからだと思う。
    匿名で何でも書けちゃう…怖い世の中だ。

    ラストの締め方も、強い意味を持って強調しているのが窺える。

    阿部寛さん主演の映画版も気になる。迫力ありそう。

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    2025年12月20日
  • まず良識をみじん切りにします

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    この作者らしい一癖ある設定が興味深いが、短編であるが故に、世にも奇妙な物語的な印象に止まってしまいました。長編がいいかな。

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    2025年12月11日
  • まず良識をみじん切りにします

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    そこにある日常から少しズレた、若干の不条理や不思議を孕んだ短編集。
    読んでいると「バスジャック」の三崎亜記作品を思い出した。
    どれも思いついたから書いたような話だったが、切り口も面白く、個人的には「ファーストが裏切った」が良かった。

    肩肘張らずサクッと読めた一冊。

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    2025年12月11日
  • まず良識をみじん切りにします

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    人の中にある鬱屈した思いが形となって表れた短編集。どの作品もオリジナリティがあると思った。『ファーストが裏切った』も良かった。全体通して楽しく読ませてもらいました。

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    2025年12月04日
  • まず良識をみじん切りにします

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    久しぶりにこの手のユーモラスな風刺小説に出会い、文体模倣はないし発想も違うんだけれど、清水義範さんの作品を思い返した。いずれも取り上げるテーマは面白くって、デスゲームでは殺意の増幅、クロワッサンでは百貨店の行列装備品コーナー、命名では十歳の貴司の異常な語彙、そんなこんなに感心させられた。クロワッサンと花嫁では、あの同調心理、あそこまで大袈裟でなかろうとも俺は持ち合わせてないよ。と思うけど、いやないない。でも、分からんでもないか。などと、おのれの良識をみじん切りにされていく。惜しむらくは各話ともオチが甘い。

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    2025年12月02日
  • 失恋の準備をお願いします

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    会話のノリについていけなかったけど、途中からこの勢いの良さが癖になってきてスルスルと読んだ!全員気が狂っていてすごい

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    2025年12月02日
  • 家族解散まで千キロメートル

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    伏線の狙撃手と呼ばれる作者の、家族をテーマにした作品。期待値かなり高めだったけど、思ってたほど張り巡らされて無かった~
    謎の家族のルール、あるね…当たり前だと思ってたのに外の世界を知った時に起きる歪み…あるね。

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    2025年12月01日
  • 教室が、ひとりになるまで

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    学校でありがちの人間関係。
    ファンタジーありのミステリー。
    孤独にはなりたくないけど1人にはなりたい。人間関係は難しい。

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    2025年11月24日
  • まず良識をみじん切りにします

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    少々間抜けな主人公たちの日常がSFとして昇華されている。小さな意地の張り合いや学生時代のトラウマも、この読後感の悪い物語になることで輝いてくる。一つ目の「そうだ、デスゲームを作ろう」を読んでいるときに、小学生時代にハマっていた江戸川乱歩の少年探偵団シリーズを思い出した。好きだったのは「行列のできるクロワッサン」と「花嫁がもどらない」の二作品。ゆるふわ地獄。そしてSF。作品を通じての共通項は「こだわり」かなと思った。この本を読んだ人達同士で、この癖のある登場人物たちをキャスティングする遊びがしたい。途中ちょっと中弛みを感じたところもあった。もう少し短い方が好みだった。

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    2025年11月20日
  • まず良識をみじん切りにします

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    常識(=結末)は得られない、
    "答えがある"と思って読んではいけない作品。
    ネタとしてサラッと読むなら面白い。
    しっかり読み解きたい人には向かないかな。

    日常から一歩踏み外した人が近くにいたら…といった少し大げさな作り話。短編集。

    個人的には『花嫁がもどらない』が一番みんなクソで面白かった。

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    ①そうだ、デスゲームを作ろう
    ⇒取引先の気に入らないヤツを始末するために、別荘を買い、長い月日をかけて作りあげたが…。

    ②行列のできるクロワッサン
    ⇒自宅近所にできたパン屋。はじめは数人程度の列だったが、いつしかTV取材もくる程になり…

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    2025年11月17日
  • 九度目の十八歳を迎えた君と

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    ネタバレ

    高校時代に片思いしていた同級生が、18歳当時の姿のまま高校生として駅のホームにいるところを見つけた主人公がその原因を探る、青春と恋と人間ドラマ。 何故か高校生の姿を保っており、かつその状態が受け入れられたまま高校に通い続けていること以外は普通の世界であることがいい意味でファンタジー要素を薄めており、 ミステリー感もありつつ、先に上げた青春や恋物語などを堪能。強いて言えばラストがあっさりしすぎかな、と思いつつも読後の心は爽やかに。

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    2025年11月17日
  • 家族解散まで千キロメートル

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    ネタバレ

    家族としてのいびつさ、家族内の暗黙のルールや役割、断罪、夫婦親子関係…色々と考えさせられた
    途中までなあなあに家族の再生物語になりそうだったところが結果的にはそうならずにきちんと解散までこぎ着けたところがこの手のお話として意外性があって良かった
    家族の一部で母、父、子でしかなかった自分におさらばして自分の人生をやり直していくのも今の時代新しいあり方なのかもしれない
    テーマは面白かったけど読み味としては再読したいほどではないかも

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    2025年11月16日
  • まず良識をみじん切りにします

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    ・著者のパワーに振り回される一冊。パワーが強い系の作品が好きな方におすすめします!
    ・著者の作品は、大どんでん返しがあるミステリーが有名だが、全く違った一面を見ることができた。
    「そうだ、デスゲームをはじめよう」
    ・行き過ぎたカスハラに対する報復がデスゲームを主催すること。
    ・『報復したい』に心血を注ぎすぎている。努力の方向性間違ってないか。とツッコミを入れたくなる。
    ・ギャグなのか本気なのか分からないところも面白い。
    「行列のできるクロワッサン」
    ・真面目。行列ができているってだけで並びたくなる真面目さ。
    ・仲間の裏切り、子どもを悲しませる、悩みの多いこと。
    ・行列に並ぶために装備を購入する

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    2025年11月15日
  • 俺ではない炎上

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    ネタバレ

    面白かった。阿部寛ピッタリじゃん。

    SNSにおける成りすましというテーマは極めて現代的なのに、ミステリー的な趣向は古き良き新本格であった(別にあの作家が先鞭をつけたわけでもなさそうだが) 。伏線はこの手のものにしては少ないし、映画化しているという前情報も目眩しになって見破れる人はかなり少数なのではないか。
    わざわざ阿部寛に成りすましてまで貶めるほどの動機があったとは思えない上に、連続殺人の動機も深くまでは書かれていない。幼い頃からそういう奴だったと納得するしかない。
    誰もが陥る他責思考「俺ではない」は魔法の考え方だが、ときには他者への鋭利な刃物になるということを再認識すべきなのでしょう。おお

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    2025年11月13日
  • 俺ではない炎上

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    あらすじを読んで気になっていたものを読んだ。すごく現代のネットというものが現れていたと思う。たびたび入る「リアルタイム検索」で、細かいことを知らない第三者たちが真偽のわからない情報や少ない情報から自分勝手な投稿をしていて、でもそれは、わざと嘘を流していない人は純粋に自分が思ったことを書いているだけで、それが本当に気持ち悪いと思った。それと同時に、自分の信念を曲げない人というのは、立派な人かもしれないけれど人のことを見れていない、わかっていないこともある、ということがすごく伝わってきた。
    読み終わってみて、小説トリックに感動した。読んでいる間は気が付かないのに、読み返してみるとそうなっているのが

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    2025年11月08日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    トリを飾る杉井光さんのほかは皆平成生まれの
    若手作家陣によるSNSをテーマにしたアンソロジー。

    石田夏穂さんの「タイムシートを吹かせ」が
    とにかく面白くて、ちょっとほかの内容が記憶から薄らいだ。

    今推しの作家さん、新名智さんの「霊感インテグレーション」は
    同名の単行本も出ていて、
    内容としてもまだまだ膨らみそうな話。

    佐原ひかりさんの作品は
    少し歪んだ人間関係から
    何らかの神髄を引きずり出してくるような物語が読みどころ。
    今回は「あなたに見合う神様を」
    推しと自分の関係値について。

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    2025年11月06日