浅倉秋成のレビュー一覧

  • 九度目の十八歳を迎えた君と

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    みんなの感想みてたらあまり評判よくないのかな?わたしは好きだった。爽やかで。青春の特有の心が苦しくなる気持ちとか、焦りとか、思い出して楽しかった。美咲があのちゃんで再生されたのは私だけ…?
    プラモデルの中の紙、なんて書いてたんだろう

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    2025年10月12日
  • 教室が、ひとりになるまで

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    ネタバレ

    特殊設定ありの学園ミステリーだが結構早目で犯人がわかり謎といえば能力の詳細とその発動条件で動機も気持ちはわかるが多分というか書かれてもいたがあいつらにはわからんぞ、陽キャは良かれと思ってもそうは思わない人も一定数いるって事までわかって初めて人の心がわかる優しいいいやつを名乗れるのだと思った。一人はさみしい気持ちはあるが一人でいたい気持ちもまた素直な気持ちかな。

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    2025年10月08日
  • 家族解散まで千キロメートル

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    元日。独立した兄、訳ありの父、母、婚約した姉と結婚予定の周が家を出るのを機に、中古住宅解体と家族解散に向けた最後の集まり。のはずが、倉庫で盗品の仏像が見つかり、行方不明の父を疑いつつ、犯罪者家族にならないよう、返却のための千キロの旅に出る。

    なるほど、そんな理由が、という謎解きが終わり解決したかと思われた後、更に想定外の結末。根本的な問題はそっちだったのかー、まあたしかに、伏線はあったけど。

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    2025年10月06日
  • 俺ではない炎上

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    先日、主演・阿部寛で映画化された本作。
    映画好きの皆さんは、もうご覧になったでしょうか、それともこれからご予定でしょうか。
    私は先に小説を手に取りましたが、主人公を阿部寛さんが演じると知ってしまった瞬間から、もう「阿部寛が喋っている」ようにしか読めなくなっていました。

    思えば、「貞子」ちゃんがテレビから出てきたり、「着信あり」は携帯電話の普及とともに、「スマホを落としただけなのに」ではスマホ社会の脆弱さが恐怖になったりと、社会の変化はそのまま恐怖の種類を変化させてきました。
    そしていまの時代、炎上やフェイクニュースの蔓延は、SNSに疎い私でさえ危うさを感じるもの。本作はまさに、そんな必然から

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    2025年10月03日
  • まず良識をみじん切りにします

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    なんか筒井康隆っぽい。落語的でもある。名づけの話は身につまされるものがあるが、なんでそこかいというあたりがつくづく昭和から令和の距離を感じた。

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    2025年10月02日
  • 家族解散まで千キロメートル

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    それぞれが結婚を迎える一家で大晦日に起こる大事件。その先には、どういう結末が、という作品。
    相変わらずの読ませる筆致となるほどと思わせる展開の作品。やや癖のある内容な気がして、読者を選ぶかもなという気がした。

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    2025年09月23日
  • 俺ではない炎上

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    ある日、突然SNSで炎上し、殺人犯人に仕立てられてしまう主人公。
    警察からも、正義感に酔いしれる一般人からも必死に逃げる。
    緊迫感のある展開に、続きが気になりどんどん読み進めた。
    集中して読まないと、よく分からなくなってしまう。
    本当なら、すぐに読み直して答え合わせをしたい気持ちもあるけど、まあしばらくしてから再読しようと思う。
    現実的な話ではないけど、怖さを楽しめました。

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    2025年09月22日
  • 家族解散まで千キロメートル

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    実家を取り壊し、父不在の中総出で片付けをしている時、倉庫から神社で盗まれたご神体を発見。
    父が盗んだと確信した家族は、青森まで返却しに行く。
    前半はトラブル発生しながらも家族で協力してなんとか運ぶシーンにハラハラ。
    後半は事件の犯行理由と、そもそも家族とは何か、結婚とは何のためにするのか、というテーマになってくる。
    前半後半での作品の種類?重みが違うなあと感じた。
    家族としての信用がないなら解散すればいいのに、家族というものに縛られて誰かを犠牲にして存続しようとする。
    やはりこういった状態では無理なのだ。

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    2025年09月22日
  • 家族解散まで千キロメートル

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    サスペンスなのかと思って読み始めたけど、これはサスペンスじゃなくて家族の話だ。

    浅倉さんらしい軽快な話の運びで、普通に楽しく読んでいたんだけど…。途中、すごく難解な問いかけがあって、否応にも考えさせられる。そして、答えがないせいか、読み終わった後はモヤモヤ感が残る。

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    2025年09月21日
  • フラッガーの方程式【電子特典付き】

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    2025.9 1冊目。

    六人の嘘つきな大学生がものすごく面白かったので買って読んでみた。

    ギャグパートが多く、これは…ラノベだ。と思いながら読み進めていき読み終わったあとは、これはラノベではないのかもしれない…。と思った。

    面白い設定で、何気ないギャグのような台詞が伏線になっていて、物語の最後に全て絡んでくるのは流石だなと思ったが、あまり好みではなかった。

    好みではなかったけど、伏線とあとがきがすごくよかったので★3。

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    2025年09月14日
  • 教室が、ひとりになるまで

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    同じ著者の「俺ではない炎上」が面白かったのでこちらも購入。
    同じ高校で連続して自殺者が出る。どうもその学校に代々受け継がれてきた超能力を持つものの仕業だとわかる。はたして次の自殺者は止められるのか?というお話。
    「学校」という一見楽しそうで実は生きづらい空間がうまく描かれていた。

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    2025年09月13日
  • 失恋覚悟のラウンドアバウト

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    人生はラウンドアバウトだなー
    読み終えた時、そう思いました。

    物語に出てくる一人一人の行動が、少しずつ影響し合って、日の下町での大きな事件を巻き起こす、バタフライエフェクト物語。

    1話単体で読んでも面白かったです。
    好きだったのは
    「寡黙少女のオフェンスレポート」
    「勤勉社員のアウトレイジ」

    どちらも予想を裏切る展開で物語が進んでいくので、クスクス笑いながら読みました。

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    2025年09月12日
  • 九度目の十八歳を迎えた君と

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    最近ハマっている作者の作品。
    だったのだが、この作品はあまりハマらなかった。主人公は遥か前に高校を卒業しているのだが、ある日ふと高校の同級生だった女の子が歳も取らずにいるところに遭遇するという話。その謎を中心に展開するのだが、いまいち物語に入り込めず。
    自分が歳をとったから、という気がしないでもないが。

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    2025年09月12日
  • 教室が、ひとりになるまで

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    ひとりは嫌だけど、団体すぎるのもあまり好きではない。学校生活のあるあるが描かれ、自分も経験あるがゆえに少し複雑な気持ちに。殺しまでは行き過ぎかと思うけど、胸に深く刺さる内容だった。
    特殊ミステリーとはいえど、そこまで違和感なく楽しめたし、予想の上を行く展開に、やきもきする感じも読んでいて飽きない。
    浅倉秋成先生の作品はこれで3作目。過程はけっこうえぐるものがあったが、今回も最後は希望がもてる終わり方で読後感はそう悪くはない。
    伏線回収やトリック、繊細な心理描写、今回も作者の手腕に感服。

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    2025年09月07日
  • 六人の嘘つきな大学生

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    長時間移動の前に本屋に寄った際、そのとき売れている本として取り上げられていて、気になって購入。
    現在大学生や面接には縁がない私でも、全然問題なく楽しめた。
    序盤が少し長く感じてしまったけど、本題に入ってからは先が気になる展開。
    犯人や展開を予想しながら読み進めたけど、結構裏切られて、面白かった。

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    2025年11月25日
  • まず良識をみじん切りにします

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    ネタバレ

    思ってた以上に面白かったです。
    ファーストが裏切ったの中で出てくる膜。何となく分かります。理性やら秩序やら。

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    2025年09月06日
  • 九度目の十八歳を迎えた君と

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    若林踏さんの解説「青春という二文字がかける呪いを解体する。そのために浅倉秋成は小説を書いているのではないだろうか。」の一文に、共感しすぎた。青春を終えた(と思っている)者たちのハートを滅多刺しにしたのち、その手で介抱する様な話。オレンジレンジとか東京事変が懐メロとして扱われていたのが結構衝撃というか、理解してるつもりだったけど笑 感情移入できる主人公で良きでした。彼が感じる違和感の正体にジタバタしてしまった…。

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    2025年09月01日
  • 家族解散まで千キロメートル

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    めくるめく展開とどんでん返しは楽しめたが、かなりご都合的な展開かと感じた。ご神体返す時にそれぞれが嘘の自白をした理由もよくわからなかった。
    後半の家族の形についてというところがいちばんのテーマで主張したいとこだったと思うが、主張が強くてストーリーとしてのワクワク感が減っていった感じがあった。

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    2025年08月31日
  • 家族解散まで千キロメートル

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    前半は家族一同が誰かが盗んだ御神体を返却しに向かう話。後半は家族とは何か、普通とは何かを主題に話が進む。前半は誰が御神体を盗んだ犯人なのかなどミステリー要素もあり気になって読み進められた。家族ルールをはじめ家族の誰にも共感できなくて、ぶっ飛んだ設定とよくわからない展開。タイトルから期待していたが、千キロである必要性を全く感じなかった。

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    2025年08月23日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    7名の若き作家たちのSNS系など令和の時代のアンソロジー。目玉は杉井さんだろうか。「世界でいちばん~」の続編?のような短編で唯一の書き下ろし。他は小説新潮で特集された作品と結城さんの「#真相を~」から1編。目玉の杉井さんが一番のキャリアというのがうむうむ、というところか。全体的にシニカルな作品が多くやはり令和を切り取ることになるとこういった作風が増えるのだろうか。その中で佐原さんの作品は純粋?な青春もので良かった。

    浅倉秋成 かわうそをかぶる
    Vチューバーを題材にした作品。一番怖かった作品かも。タイトルの良さと2重人格?のような造りがよかった。
    大前粟生 まぶしさと悪意
    文藝出身ながらエンタ

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    2025年07月28日