浅倉秋成のレビュー一覧
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タイトルの〈良識〉〈みじん切り〉という言葉が併せ持つ狙いは読み終えた後にも理解できないのだけれど、物語としては世にも珍妙で面白かった。
どこか良識を欠く人物が次から次へと登場するのがリアルでおかしみが感じられるものの、肝心の主人公たちが切り刻むべきは良識というより執着心。どこからやってくる強迫観念なのか、謎のこだわりが強すぎて、冗談なのか真面目なのかクラクラしてしまう。その脳みそ、ぬるま湯で温めながらマッサージしてあげたい。
いちばん好きなのはクロワッサン登山『行列のできるクロワッサン』。流行りものは一切合切手にしたいというのも浅はかで愚かと感じるが、流行りものというだけで断固拒否するのも -
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ネタバレとあるギミックがあり、さすがの伏線の狙撃手(スナイパー)!となる作品。読み返したらそれまで別に違和感にも感じてなかったのに、この表現ってそういうことじゃん!!なこと満載。
しかしストーリー全体を通しては「うーん?」なところも。
犯人のやった目的がちょっとわかりづらい、というか、気付かせたいっていって本当にこのやり方で気付くか???って感じだし
自分でも言ってたけどお前ホントに甘い蜜吸っておいて今更やないかーいだし、お父さんのせいにみんなしてたとか自分がそう誘導したんやろがーいだし動機に納得いかないんだよなぁ。
そんでもって、やっぱり父親が好きになれない。お母さんが悲しんでる時点で浮気は最低、で -
Posted by ブクログ
普段恋愛ものは読まないけど、短編集でということもあり読んでみました。
一つ一つの物語が個性的で、恋愛×○○の部分でそれぞれの著者の色が出ていて面白かったです。
元々浅倉先生が好きで、今回この本を手に取ったきっかけもそうだったのですが、やっぱり伏線回収?オチが上手な方だと再認識しました。こういう学生の物語で私は変に現実的に考えてしまい、名前を知らずに紹介されることや、全員が訳ありなことある?と自分の中で要らないノイズが入るのですが、話の流れや途中の主人公のツッコミが面白くて、忘れていました。せっかく恋愛ができるチャンスだったのに「不憫だなあ、、笑」と思わず口に出してしまいそうなくらい私も物語 -
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ネタバレ【Audibleにて】
『そうだ、デスゲームを作ろう』
冴えない主人公が底意地の悪い取引先の男に復讐する話ですが、『主人公大丈夫か?そんなに時間と手間とお金をかけて、このプロジェクトは成功するのか?』と終始不安に感じながら本を読み進めていました。途中、デスゲームの罠についてたくさん説明がされている箇所が出てきたのですが、私は主人公のデスゲームがちゃんと成功するのかが気になり、本編にはあんまり関係がないだろうと読み飛ばしていました。しかし、やけに詳しく説明してされていたのはこの結末があってのことか、と思いました。
ですが、筆者の文章力が弱くて(表現力があんまりない)、主人公の突飛な考え方をな