浅倉秋成のレビュー一覧

  • ショーハショーテン! 8

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    物語の中で漫才を展開させながら同時に解説を両立させるのって、良く考えたら結構凄いことだと思う。テンポ良く漫才は読み進めたいけれど、後からその内容を説明するのはちょっと野暮な気もする。でもショーハショーテンは違和感なく漫才も解説も同時進行するので、原作者の方の構成がとてもうまいんだと思う。
    ただ、過去編が多くてちょっとやきもきする…!必要なのはわかるけれども……!主人公たちがどんな漫才をやるのか、今からとても楽しみ。

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    2024年08月05日
  • ノワール・レヴナント

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    とても面白かった。
    ファンタジーの中に絶妙に現実的な話が入っており、そこの融合に惹き付けられた。
    4人全員が主人公で、与えられた言葉に対する考え方、行動の仕方がまるで違っていたのが面白いと思った。
    心的な描写が多く、4人とは環境が全く違うのに共感出来る部分がたくさんあり、物語の中に引きずり込まれた様な気がした。

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    2024年06月22日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    SNSが題材なだけあって「ありそう…」と怖さとふむふむが混同した読後感。

    笑ってよいのか怖がった方がよいのか…。
    さまざまな切り口のアンソロジーならではの楽しさもありました。

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    2024年06月17日
  • フラッガーの方程式【電子特典付き】

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    厚い割に軽くて一気読み。アニメ見てる気持ちでサクサク読めた。明らかなフラグより一見フラグに見えないフラグを回収するほうが気持ちいい。頭空っぽで読めて楽しかった。

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    2024年06月09日
  • ノワール・レヴナント

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    ネタバレ

    かなり分厚い本なので読むのに時間かかるかな〜と思ってましたがあっという間に読み終わりました。
    謎解きする要素ももちろん面白いけれど、潜入するところや、カードゲームのところのドキドキハラハラ感もとってもよかった!

    物語の発端となる孝介の、普通何かを得るためには対価を払うのに対して、子供の場合は快楽の上に得ることができるのはおかしい、という考え、あながち間違いではないなと思ってしまいました。もしかしたら、孝介が成そうとしていた世界が、現実に起こらないとも限らない、そう感じました。

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    2024年05月25日
  • ショーハショーテン! 7

    匿名

    購入済み

    ライバルの作り込みが丁寧すぎ?

    伝説的ネタ職人エブリデイしじみは実は冴えない高校生、その成長譚を期待して読み始めました。が、ここ数巻は周りのライバル(?)たちの心理描写・背景描写に費やされています。一話一話は面白いのですが、そろそろ展開早めて貰いたいところ。

    #アツい #笑える #泣ける

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    2024年05月25日
  • ノワール・レヴナント

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    超大作!!!
    浅倉さんのファンなので今回の作品も読み終わった。

    やはりこの方は天才か。
    能力系バトル物?って思ってたけどそうではなく、(バトル系は教室での時にやってたしな)

    二転三転がうまい! ファンタジーだからなぜ?っていうのは置いておいて…
    中身も面白かった。

    ただ一つ。あのくそやろうが治ったことと、ぼこぼこにしてほしかったなっていうモヤモヤだけ

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    2024年05月21日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    画面の
    向こうに
    隠された

    秘密と嘘
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    仕事帰りの書店で見つけて購入しました。
    「世界でいちばん透きとおった物語」のスピンオフがあるということで。

    7作品中、6作品が平成生まれの作家さん。
    時代感じます。笑
    昭和生まれの私…おののきました。笑

    「かわうそをかぶる/朝倉秋成」
    人気VTuberへ楽曲を提供していた音楽クリエイターが殺された。
    犯人は、VTuberの熱心なファン。
    自分はあてがわれた役を演じてるだけなのか。

    「まぶしさと悪意/大前粟生」
    Tipshotというショート動画SN

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    2024年05月06日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    ⚫︎感想
    エンタメの短編集。全体を通して面白かった。
    石田夏穂さんの作品全部読みたい!という動機で読んだため、最初に読んだのは石田さんの「タイムシートを吹かせ」。石田ワールド全開、しかもちょっといい話で終わっていて良かった。レジェンドはレジェンドたる歴史を持っていた。
    「かわうそをかぶる」浅倉秋成さん。「六人の嘘つきな大学生」以来。若者を描くのが上手いんだな〜と思ったし、今作は女の子のVtuberが主人公なので器用さを感じた。本音と建前と本当の自分ってどこ?…怖くて、でも、こんな世界もあるのかなぁと思える、漫画みたいに画像が浮かんでくる作品だった。
    「まぶしさと悪意」大前粟生さん。TikTok

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    2024年05月14日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    7人の作家のアンソロジー小説。
    VTuber、TikTok、位置情報を利用したアプリ、マッチングアプリ、YouTuber、Teams、故人のSNSアカウント・仮想通貨口座を題材にしており、令和の時代を感じる。

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    2024年04月15日
  • フラッガーの方程式【電子特典付き】

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    ギャグマンガのツッコミテイストも相まってクスリと笑いながら読んだ
    491ページとボリュームはあったが中弛みする所がなくタイトル通り色々な描写がフラグとなり回収されていく様は清々しかった。

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    2024年04月02日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    浅倉秋成さん  かわうそをかぶる

    人気音楽クリエイターが殺された。その犯行動機は『VTuberを守るため』だった。主人公の女性に共感できる部分も沢山あり親近感が湧いた。 
    最後の展開に驚き、見返す面白さがあった。

    大前栗生さん  まぶしさと悪魔 
    動画がバズり、カリスマとなった女子高生の海荷は神と呼ばれ学校外からも人気があった。
    しかしそんな海荷がいきなり動画を撮るのをやめてしまった。やめた理由を問うために教師が動いた。動画の中のキャラづくりや誹謗中傷に疲れたためであった。しかしその原因を作った人が意外な人であった。

    新名智さん   霊感インテグレーション
    「幽霊からプッシュ通知が届く」

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    2024年03月23日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    注目作家のアンソロジー作品

    SNS、Vtuber、SNSによるバズり、マッチングアプリ、若手社員と再雇用者のネットリテラシーの差異
    今の自分達にとっては馴染み深いテーマでとても読みやすい作品だった
    もちろんアンソロジー作品なので好き嫌いは多少なりとも出てしまった。

    かわうそをかぶる
     どうしてこれほど心が壊れた少女を描けるのか読んでいて不思議な気持ちになる
     物語の展開がとても綺麗で短編と思えない読み応えがある
     ラストで伏線回収があるのもなんとも秋山先生らしい

    ヤリモク
     40代男性のマッチングアプリ事情
     妻子持ちの彼がやっている理由とは…
     こちらも伏線回収ものだが、一番個人的には

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    2024年03月22日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    嘘がテーマのアンソロジーであり、各作品で何が嘘に当たるのか?を考えながら面白く読めた。1つ目の『カワウソをかぶる』がインパクト強すぎる。あーこっちの人やったんかい!ただのASD(解離はあるかも?)かと思わせといて自分が気持ち良くなるためならどんな事でもやっちゃうサイコパス人格の居る解離性障害やったんかい!が痛快で(書き方が上手くてミスリードさせるからズルい!)、思わず最後の数ページを何度も読み返した。途中何度もあれ?って思わせつつ上手く気付かせないようにするのが作者の狙い通りやとすると凄いなと。その次の話がなんか面白くなくて途中やめそうになったけど、『ヤリモク』が途中早めにネタバレしたけど面白

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    2024年03月17日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    初めてのアンソロジー。豪華なメンツですよね!
    石田夏穂さん、佐原ひかりさんの作品が好みだった。
    特に石田夏穂さんの作品は面白くて、くすくす笑いながら読んだ。ベテラン社員のことをレジェンドと密かに呼んでいる時点でツボ。あと、IT介護スタッフとかね笑 やはり石田夏穂さん大好きだ!

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    2024年03月11日
  • 六人の嘘つきな大学生

    購入済み

    性善説もとい性悪説

    以前、女優の芦田愛菜さんがおっしゃられていたことがそのままこの本を表していると思います。

    『その人のことを信じようと思います』っていう言葉ってけっこう使うと思うんですけど、『それがどういう意味なんだろう』って考えたときに、その人自身を信じているのではなくて、『自分が理想とする、その人の人物像みたいなものに期待してしまっていることなのかな』と感じて」
    「だからこそ人は『裏切られた』とか、『期待していたのに』とか言うけれど、別にそれは、『その人が裏切った』とかいうわけではなくて、『その人の見えなかった部分が見えただけ』であって、その見えなかった部分が見えたときに『それもその人なんだ』と受け止めら

    #ドキドキハラハラ

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    2024年03月09日
  • フラッガーの方程式【電子特典付き】

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    どんどん話が面白くなっていったので、読みやすく良かった!
    あと、笑える要素も多く声出して笑ってしまった。

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    2024年01月29日
  • ノワール・レヴナント

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    ネタバレ

    背中に幸運レベルが見える人。
    本を指でなぞると内容を記憶できる人。
    毎朝、1日で聞く台詞を予知する人。
    念じると触れたものを壊す人。
    普通ではない4人が、ある少女の死の謎を解き明かす話。

    分厚い本で読むのに時間がかかった。
    でも、おもしろかった。

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    2024年01月21日
  • ノワール・レヴナント

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    語り手となる主要人物の4人の高校生全員が特殊能力を持っているという設定。そのそれぞれの能力を活かして情報を引き出したりトランプゲームに興じるシーンはスリリングで読みごたえあり。キャラクターも総じて個性的で読者を惹きつける魅力がある。青春ミステリというだけあって少しばかりの恋愛要素もある。目が離せないシーンの連続で最後まで一気に読み進めてしまった。
    ただ、少し気になったのは(ネタバレになるので深くは触れないが)物語の終盤で明らかになる敵の計画のところ。内容が少々現実的ではないし、その動機にあまり共感できなかったので。

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    2024年01月06日
  • ショーハショーテン! 3

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    場が荒れるというのは実際にあるなぁと思う。テイストが変わりすぎて味分らなくなるのよね。続きが気になる。

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    2023年12月26日