浅倉秋成のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレとあるギミックがあり、さすがの伏線の狙撃手(スナイパー)!となる作品。読み返したらそれまで別に違和感にも感じてなかったのに、この表現ってそういうことじゃん!!なこと満載。
しかしストーリー全体を通しては「うーん?」なところも。
犯人のやった目的がちょっとわかりづらい、というか、気付かせたいっていって本当にこのやり方で気付くか???って感じだし
自分でも言ってたけどお前ホントに甘い蜜吸っておいて今更やないかーいだし、お父さんのせいにみんなしてたとか自分がそう誘導したんやろがーいだし動機に納得いかないんだよなぁ。
そんでもって、やっぱり父親が好きになれない。お母さんが悲しんでる時点で浮気は最低、で -
Posted by ブクログ
人の死なないミステリに入るのでしょうか。
読んでいるときの小さな違和感は後から全て伏線回収されるのですっきり。
読後感も主人公の怜悧な性格も相まって爽やかなものになっています。
そして誰もが思っているであろう就職活動の異常さを言語化してくれています。
毎年シーズンになると見かける、着慣れないスーツとパンプスをまとい、髪は黒く染めて一つに結んだ大学生たち。
昔はここまで画一的じゃなかったと思うんですけど、世間が彼らをこうさせてしまってるんですよね。
登場人物それぞれもしっかり設定されているので、ストレスなく読み進めることができました。
動機やキーアイテムは少し強引かもと思いましたがそこはさほ -
Posted by ブクログ
ネタバレ全体としてはテンポもよく、最後まで一気に読めた。
「面白かった」という感想は素直にある。
ただ、いくつかモヤっとする点も残った。
主人公が内定を取れない結末は、物語の流れからある程度予想できてしまった。
また、犯人の動機については、もう一段の説得力が欲しかったというのが正直なところだ。
物語の鍵となる妹の行動も、彼女が動かなければ成立しない展開であり、やや都合の良さを感じた。
加えて、時系列がインタビュー形式で前後する構成は、読者を試しているように感じられ、少し気分が悪くなる場面もあった。
それでも、就職活動という題材を使ったミステリーとしての完成度は高い。
楽しめた一方で、読後に小さ -
Posted by ブクログ
ネタバレ事前に入念に用意されたプロットを読んでいるような作品だった。
どんでん返しのために、不自然な展開を我慢しなければいけない。例えば、下戸の主人公が飲酒しているような場面、例えば、キャバクラに勤めていたことだけで相手の見方を変えるという流れ、例えば、障害者用の駐車場に停められた車。伏線として入れてあるのだろうけど、入れられた場所での違和感が大きすぎるのではないか。ロジカルな展開を期待させておきながら、伏線のために前後の流れから非ロジカルな描写や会話がさしこまれていてフラストレーションがたまった。最後の実は良い人でしたパートも良いに振れすぎている。
文章の表現には、クリシェ的な使い回しが多々見ら -
Posted by ブクログ
★3.5
★4つには届かないけど、★3つでは足りないなぁ…という読後感。
ミステリー慣れしていないミステリー初心者のわたしとしては、“この場面って必要なのかな” “この会話ってなんで今?”とモヤモヤしつつ読み進めてしまった。そしたら後半でどんどん伏線回収。おぉ…これがミステリーというものか!と感動(笑)
解説も面白かった。あらすじ代わりに解説を読んでから買おうかどうか、読もうかどうか考えても楽しいかも。
当然だけど、人は完璧じゃないし、善意も悪意もそりゃあるよね。けどその中で理性を働かせて上手い塩梅でライン引きしてく。それがうまく出来るかどうか。
個人的は、めっちゃいい人!ってより、ちょっとズ -
Posted by ブクログ
普段恋愛ものは読まないけど、短編集でということもあり読んでみました。
一つ一つの物語が個性的で、恋愛×○○の部分でそれぞれの著者の色が出ていて面白かったです。
元々浅倉先生が好きで、今回この本を手に取ったきっかけもそうだったのですが、やっぱり伏線回収?オチが上手な方だと再認識しました。こういう学生の物語で私は変に現実的に考えてしまい、名前を知らずに紹介されることや、全員が訳ありなことある?と自分の中で要らないノイズが入るのですが、話の流れや途中の主人公のツッコミが面白くて、忘れていました。せっかく恋愛ができるチャンスだったのに「不憫だなあ、、笑」と思わず口に出してしまいそうなくらい私も物語