浅倉秋成のレビュー一覧
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ネタバレ特殊設定ミステリという括り。
SFとなると、色々置いていかれると思ったけど、それなりに違和感を残していくので謎解きのきっかけにはなりそう。ただ特殊設定だから、想像の範囲は無限大。さすがに「当てよう」という気は起こらず傍観してしまった。いつまでもさらなる黒幕や大いなる裏切りを構えていたので、勝手に一人でつまづいてしまった。
犯行動機や人間関係は、今時だなぁと。いつの時代もクラスに色々な希望をもつものだと感じる。みんな一緒、クラス一丸が美しく誰もが心の底では望んでいるというのは幻想。でも、一体感に溶け込むために背中を押してもらいたい層もきっと一定数いる。もちろん素直に前向きに層も入れて、大雑把に -
Posted by ブクログ
ネタバレ『九度目の十八歳を迎えた君と』は、青春のまばゆさと、時の流れに取り残された心の影が静かに交錯する物語だった。過ぎ去った季節を再び見つめ直すことで、かつて疼いていた感情が輪郭を取り戻していく。その過程を描く筆致には“痛みを抱えた優しさ”が通底しており読後に深い余韻を残す。
特に印象的だったのは、物語終盤に見せる美咲の振る舞いだ。あの年齢のまま時間を積み重ねられない彼女が、感情を爆発させるように駄々っ子めいた姿を見せた瞬間、思わず息を呑んだ。だがその驚きはすぐに胸の底で温かさへと変わっていく。あれは彼女がようやく“自分の痛みを声にできた”という、長い静寂の果ての叫びだったのだと感じられるからだ。 -
Posted by ブクログ
文庫にしては量が多かったが、内容が面白いため割と負荷を感じずに読むことができた。
面識のない4人の主人公がある1人の女の子を中心に距離が近くなっていき、謎を解明するストーリーであり、チャプター毎にそれぞれの主人公視点で話が進む構成は非常に面白かった。
一点、ノワール▪️レヴナントのゲームにおいて、胴元-客の配当倍率が胴元有利すぎる条件になりすぎていて、その点だけ気になった。
レヴナントのカードを使った際のリターンが低すぎて、客目線レヴナントを選ぶメリットが無さすぎるように感じた。(だからこそ、それで勝負をしかける、ということが際立つのかもしれないが、、) -
Posted by ブクログ
とっても面白かったです!
でも一般的な家族しか知らないような幸せな人生を送ってきた人には受け入れにくいかもしれません
生きづらさを抱えた人ほど共感できそうな物語でした
この世界観は、普通の親に愛されて育った人には理解できないのではないでしょうか
理解できないというより否定したくなると言う方がしっくり来るかもしれません
テンプレ通りの家族というものを信仰してる人が本作を読むと不快感でいっぱいになる気がします
逆に、家族というものに縛られたくない人ほど本作を楽しめると思います
描写のひとつひとつに現代社会への皮肉が込められており、それに共感したり反発したりと心が忙しくなる内容です
私自身、共感で -
「SNSの怖さと可能性」
映画を視聴してから原作を読みました。
映画を一度見ただけでは完全に理解しきれていない部分があったので、
改めて原作を読んでみてよかったです。
若干違う箇所もありましたが、大筋は大体一緒でした。
エンディングの部分では原作と映画で描かれ方が違うシーンがありましたが、
どちらも良かったです。
ただ映画を視聴せずに原作を読んだらどのような驚きがあったのか味わえなかったのが残念でした。
記憶を一旦削除してからまた読みたいです。
改めてSNSの怖さと、それとは逆に良い使い方をすれば無限の可能性があることを改めて思いしらされました。 -