【感想・ネタバレ】だから捨ててと言ったのにのレビュー

あらすじ

こんなことになるなんて!
1行目は全員一緒、25編の「大騒ぎ」。

早起きした朝、昼の休憩、眠れない夜ーー。
ここではないどこか、今ではないいつかへ、あなたを連れ出す7分半の物語。

『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』『これが最後の仕事になる』に続く、会員制読書倶楽部:Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)された大人気ショートショート集第四弾。

著者一覧(掲載順)
潮谷 験
真下みこと
須藤古都離
黒澤いづみ
岡崎隼人
砥上裕將
河村拓哉
五十嵐律人
荒木あかね
似鳥 鶏
皆川博子
清志まれ
金子玲介
舞城王太郎
高田崇史
伊吹亜門
背筋
芦沢 央
にゃるら
多崎 礼
柾木政宗
谷絹茉優
夕木春央
最果タヒ
麻耶雄嵩

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

25編のショートショート集で、ちょっとした時間にも読み進める事ができて楽しかったです。
全て『だから捨ててと言ったのに』の一言から始まり、そのあとは作者さんによって推理物になったり、ホラーになったり、感動物になったりと、ショートショート集なのにとても読みごたえがありました。
知っている作家さんの作品には作家さんらしさが出ていて楽しめました。初めての作家さんの作品もあったので好みの作風の作家さんの他の話も読んでみたくなりました。
このショートショート集をきっかけに読書の幅が広がりそうです。
今回は第四弾目とのことで、前作も読んでみたくなりました。

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2025年04月13日

Posted by ブクログ

短編集で、ふっと笑えるものから結構シリアスなものまで。
同じフレーズを使って、作家さんによってここまで幅が出るのが面白い。

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2025年03月04日

Posted by ブクログ

短編なのでサクサク読めた。
今回の書き出しテーマは『だから捨ててと言ったのに』…だいたい恋愛絡みか、夫婦関係こじらせ系が多かったように思う。
誰に対して言っているかで、作者ごとに思い付く話が違い、個性があって面白い。
アンソロジーは、知らない作家さんを知って、見つける機会にもなる。
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↓読んだ中で印象に残ったもの。

●良い話
砥上裕將『母の箪笥』
金子玲介『恋文』

●じわじわ来る系
潮谷験『無理解』
五十嵐律人『累犯家族』
背筋『こわくてキモくてかわいい、それ』

●設定の世界観が独特
黒澤いずみ『捨てる神と拾う神』
舞城王太郎『食パンと右肘』
多崎礼『海に還る』
麻耶雄高『探偵ですから』

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個人的には、金子玲介さんの『恋文』が一番馬鹿っぽく軽いテイストが面白かった。
また、多崎礼さんの『海に還る』は短編の設定にしては面白い。短いから逆に良かったのかな?

潮谷験さん『無理解』と、五十嵐律人さん『累犯家族』は、表題テーマらしいイメージ。

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2025年05月31日

Posted by ブクログ

「だから捨ててと言ったのに」という1文から始まるショートストーリー集。このシリーズは全て読んでいるが、毎回色んな作家さんの作品が読めるので楽しみ。今回のもバラエティに富んでいて面白かった。
「パルス、またたき、脳挫傷」岡崎隼人
「海に還る」多崎礼
「探偵ですから」麻耶雄嵩
この3編が特に意外性があって良かった。

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2025年05月19日

Posted by ブクログ

色んな短編があって面白かった。
ちょっと理解できない話や良く分からなかった話もあったけど、個人的には「母の箪笥」「海に還る」が好きだった。

こわくてキモくてかわいい、それ 一体何だったのだろう…??

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2025年04月13日

Posted by ブクログ

不穏な話は少なめ。金子玲介さん『恋文』、舞城王太郎さん『食パンと右肘』、多崎礼さん『海に還る』、麻耶雄嵩さん『探偵ですから』が特に好き。

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2025年04月01日

Posted by ブクログ

すべて「だから捨ててと言ったのに」から始まる、複数作家の短編集。
同じセリフから始まるのに、こうも多様な物語になるのかと驚きました。
ちょっとよくわからないなという話もありましたが、おおむね読みやすく、飽きずに最後まで楽しめました。

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2025年03月16日

Posted by ブクログ

ショートショート。どの話も「だから捨ててと言ったのに」という文から始まる。
はずれなし。
中でも好みだったのが、多崎礼さんの『海に還る』
悲しく美しい人魚のはなし。
黒澤いづみさんの『捨てる神と拾う神』もいい。

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2025年02月23日

Posted by ブクログ

「だから捨ててといったのに」から全ての物語が始まる短編集。作者によって「何を捨ててと言ったのか」を読むのが楽しいですね。昔星新一の「ノックの音が」を読んだときのようなワクワク感があります。普段あまり本を読んでいないので、この手のタイプの短編アンソロジーはいろんな作者さんの作品を一冊でたくさん読めるのが本当にありがたいです。多分読書家の方なら、作者を伏せても「この話はこの人が書いたのかな」と分かるのかもしれないなと思いました。そういう楽しみ方をしても良いのかも。
真下みこと「お守り代わり」
五十嵐律人「累犯家族」
芦沢央「久闊を叙す」
多崎礼「海に還る」
谷絹茉優「猟妻」
こちらの5編が特に好きなお話でした!
特に多崎礼さんの作品は美しくて1番お気に入りです。

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2025年01月20日

Posted by ブクログ

前回読んだ他シリーズでも思ったんだけど、金子玲介さんのショート・ショート、個人的には好きなんだなぁと確信にいたりました。
ラストのタワシかわいかったー。

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2025年11月15日

Posted by ブクログ

「だから捨ててと言ったのに」
という冒頭しばりの掌編アンソロジー。

「捨てる」とは、その対象との別れを意味するわけで。25編ある物語の多くに「別れ」から連想させる「死」が漂っています。
掌編でありながらスッキリ終わらせているものもあれば、これは序章なのかな?続きが欲しいな、なものも。
いずれの作品もツマラン!な印象は無く、そつなく書かれているかと。

お気に入りは
『パルス、またたき、脳挫傷』岡崎隼人
『重政の電池』荒木あかね
『恋文』金子玲介
『こわくてキモくてかわいい、それ』背筋
『探偵ですから』麻耶雄嵩

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2025年11月13日

Posted by ブクログ

「だから捨ててと言ったのに」という特徴的なフレーズから始まる短編集。ちょっと不思議だったり、ホラーだったり、感動的だったり。さまざまなお話を楽しめました!いきものがかりの水野さんや、背筋さんのお話も入っていました。個人的には「母の箪笥」に涙し「猟妻」はゾクっとし、「パルス、またたき、脳挫傷」の表現に驚かされました。サクッと楽しめる一冊です。

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2025年09月28日

Posted by ブクログ

色々な作家さんの話が読めるオムニバス方式で
楽しめた
自分も目当ての作家さんが何人かいたのでそこから読んだが、順番もバラバラで読み始めても良いので気楽でした

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2025年09月15日

Posted by ブクログ

「だから捨ててと言ったのに」で始まる、25人の著者による短編集。

同じ一文から始まる作品を書いてもらう、という企画が面白い。

好きなのは、金子玲介さんの「恋文」。
バカらしくてくだらない感じが良い。
今まで読んだ金子玲介さんの作品で一番好みだった。

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2025年08月23日

Posted by ブクログ

「だから捨ててと言ったのに」ではじまる短編集。「だから〜」が後の文章から浮いているように感じる作品もあったが、いろいろな作家さんが書いたいろいろなテイストの作品を隙間時間に手軽に読めるのはよかった。

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2025年08月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前作より面白いのがなかったというか、意味が分からんのが多かった。真下みこと「お守り代わり」は前作に書いてたのの続きになってて、これは続けて読んだかいがあった。私なら絶対忘れちゃうもの。

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2025年07月29日

Posted by ブクログ

背筋さんが気になり借りました。
同じタイトルで、短編でサクサク読めますが、もう少し読みたい作品も..ありました。

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2025年06月29日

Posted by ブクログ

「だから捨ててと言ったのに」という同じ書き出しから始まる短編集。同じ書き出しでもバラエティに富んだお話ばかりで読み応えがあります。個人的に好きだったのは最果タヒ先生の「指輪の幽霊屋さん」。最果タヒ先生の恋のお話が好きです。舞城王太郎先生の「食パンと右肘」も好きでした。ちょっとおバカな男の子はかわいい。ほかは「お守り代わり」「シングーは流れる」「パルス、またたき、脳挫傷」「母の箪笥」「恋文」「こわくてキモくてかわいい、それ」「海に還る」が好みでした。

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2025年05月31日

Posted by ブクログ

もっといろんな種類の話が読めるかと思いきや、殺人や遺言系の話が多くて、意味が分からない話もいくつかあり、前シリーズよりも楽しめませんでした。

「恋文」「切れたミサンガ」は読後感良くおもしろかったです。

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2025年05月22日

Posted by ブクログ

「だから捨ててと言ったのに」から始まる短編集。一つの話がほんとに短くて、また別の話かと途中疲れてしまった。
金子玲佑さんの物語が一番好みでした。

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2025年05月06日

Posted by ブクログ

最初の一文が同じなショートショート第4弾。前3作より自由度が上がるかと思いきや、どことなく似た雰囲気に仕上がっているのが意外。お気に入りは、にゃるら「ネオ写経」と谷絹茉優「猟妻」。妙に心に残ったのは、黒澤いづみ「捨てる神と拾う神」。

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2025年04月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

書き出しが『だから捨ててと言ったのに』から始まる短編集。様々な作家さんがこの一言からそれぞれの物語を紡ぐので、本当にいろんなジャンルの話が読めるのが面白い。

個人的に印象に残っているのは多崎礼さんの『海に還る』、摩耶雄嵩さんの『探偵ですから』かな。短いからこそ、その世界にスッと入り込めてわかりやすい話が好み。『海に還る』は人魚の話で多崎さんの作品らしいファンタジーな世界観が8ページにまとまっていて良かった。『探偵ですから』はとにかくわかりやすい作品で読みやすかった。短い話なのに、物語の登場人物の心情もわかりやすかったし、飼ってる犬がしゃべりだすとか少し怖い感じもするけど、主人公が助かって良かった。

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2025年04月04日

Posted by ブクログ

多崎礼さんのお話が読みたくて借りた1冊。25人の作家さんの表題が冒頭にくる短編集。多崎さんの人魚の話にひきこまれて、後半のお話の印象が薄くなってしまったほどだった。この短編だけ引き抜いて家に置いておきたいくらい。

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2025年03月13日

Posted by ブクログ

1年ほど前から推しているバンド
Chevonのボーカル谷絹茉優さんの
小説家としての作品が読めると知り購入。
彼女の作詞した楽曲はどれも含みを得た詩で、
彼女にしか紡げない言葉たちが大好きです。
今回の小説も、余韻に浸りながら読みました。
後味がゾッとしていて、これはこれで素敵だなと感じた。

「だから捨ててといったのに」 から始まる
25人の作家さんのお話は、始まりは同じなのに
物語の内容は全く異なり、どの作家さんの作品も好きだったけど、特に砥上裕將さんの、母の箪笥。荒木あかねさんの、重政の電池が好きです。

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2025年02月21日

Posted by ブクログ

「だから捨ててと言ったのに」から始まる25のショートショート。1編が5ページ程なので、隙間時間にサクッと読める。
ちょっと不穏なものから、クスッと笑えるものまで、同じお題でこんなに色々な広がり方をするんだなと楽しめた。
一番好きだったのは夕木春央さんの「擲たれた手紙」。「だから捨ててと言ったのに」の言葉が切ない。

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2025年02月18日

Posted by ブクログ

『黒猫を飼い始めた』
『嘘をついたのは、初めてだった』
『これが最後の仕事になる』に続くシリーズ第四弾。

会員制読書クラブ「メフィストリーダーズクラブ」のショートショート企画の作品を加筆修正したもの。

今回のお題は「だから捨ててと言ったのに」という1行から始まる物語。

1行目は同じでも展開は千差万別。
ミステリー色が濃い物からホラーまでジャンルも様々で各作家さんの個性が楽しめた。

ショートショートならではの切れ味を感じたのは
「無理解/潮谷験」「累犯家族/五十嵐律人」

読後感がしみじみ良かったのは「母の簞笥/砥上裕將」。

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2025年02月16日

Posted by ブクログ

この始まり方から暖かい物語にも出来るんだなぁ、とびっくり。岡崎先生のお話が素敵でした。
最果先生の言葉選び、河村先生と清志先生の発想も面白かったです!

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2025年02月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「だから捨ててと言ったのに」という書き出しの一文のみ共通で、それ以降はあらゆるジャンルのショートショートが25作掲載されている1冊。ミステリ、ホラー、SFなどの短編がたくさん味わえてお得。
中には読みにくいものやあまり好みでないものもあったが、それぞれが短いのであっさり読み終えて次に行けるのは嬉しい。反面、好みの作風のものも数ページで終わってしまうので物足りなさも感じてしまう。
特に好みだったのは、岡崎隼人『パルス、またたき、脳挫傷』、砥上裕將『母の箪笥』、金子玲介『恋文』、多崎礼『海に還る』、柾木政宗『切れたミサンガ』。

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2025年02月01日

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