作品一覧

  • だから捨ててと言ったのに
    3.5
    1巻1,672円 (税込)
    こんなことになるなんて! 1行目は全員一緒、25編の「大騒ぎ」。 早起きした朝、昼の休憩、眠れない夜ーー。 ここではないどこか、今ではないいつかへ、あなたを連れ出す7分半の物語。 『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』『これが最後の仕事になる』に続く、会員制読書倶楽部:Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)された大人気ショートショート集第四弾。 著者一覧(掲載順) 潮谷 験 真下みこと 須藤古都離 黒澤いづみ 岡崎隼人 砥上裕將 河村拓哉 五十嵐律人 荒木あかね 似鳥 鶏 皆川博子 清志まれ 金子玲介 舞城王太郎 高田崇史 伊吹亜門 背筋 芦沢 央 にゃるら 多崎 礼 柾木政宗 谷絹茉優 夕木春央 最果タヒ 麻耶雄嵩
  • 11ミリのふたつ星~視能訓練士 野宮恭一~
    4.3
    1巻1,826円 (税込)
    「たった11ミリ。小指で押した先ほどの的を通して、人は世界を見ている」 不器用な青年・野宮恭一(のみやきょういち)は視能訓練士として着実に力をつけていた。ある日、野宮が喫茶店で出会ったのは、世界を立体的に見ることのできない四歳の少女・灯(あかり)だった。限られた時間の中で灯の訓練を重ねるうち、野宮はロービジョンの小学生や糖尿病網膜症の漫画家など、さまざまな悩みを抱えた人々に出会う。目に宿る奇跡に向き合い、野宮が見つけた答えとはーー。
  • 7.5グラムの奇跡
    4.2
    1巻825円 (税込)
    辛い過去も、厳しい現実も、その一瞬先に光があるんだ。 新人視能訓練士・野宮恭一は北見眼科医院で働き始めてから失敗続き。目に異常がないのに視力が低下した少女、カラコンを頑なに外さない女性、緑内障を患った元ピアニスト――。様々な目の悩みを抱えた患者と心を通わせながら、少しずつ成長していく。 不器用だけどまっすぐな、新人視能訓練士の成長の記録。 最高の読後感がじんわりと心に沁みる、いま最も心温まる連作短編集。
  • 一線の湖
    4.4
    1巻1,881円 (税込)
    小説の向こうに絵が見える! 美しき水墨画の世界を描いた物語 水墨画とは、筆先から生み出される「線」の芸術。 描くのは「命」。 20万部を超えたメフィスト賞受賞作『線は、僕を描く』に続く、水墨画エンターテイメント第二弾! 主人公・青山霜介が、ライバル・千瑛と湖山賞を競い合った展覧会から2年が経った。 大学3年生になった霜介は水墨画家として成長を遂げる一方、進路に悩んでいた。 卒業後、水墨の世界で生きるのか、それとも別の生き方を見つけるのか。 優柔不断な霜介とは対照的に、千瑛は「水墨画界の若き至宝」として活躍を続けていた。 千瑛を横目に、次の一歩が踏み出せず、新たな表現も見つけられない現状に焦りを募らせていく霜介。 そんな折、体調不良の兄弟子・西濱湖峰に代わり、霜介が小学一年生を相手に水墨画を教えることになる。 子供たちとの出会いを通じて、向き合う自分の過去と未来。 そして、師匠・篠田湖山が霜介に託した「あるもの」とはーー。 墨一色に無限の色彩を映し出す水墨画を通して、霜介の葛藤と成長を描く、感動必死の青春小説!
  • 『7.5グラムの奇跡』を深める特別小冊子
    無料あり
    3.0
    1巻0円 (税込)
    第59回メフィスト賞受賞作『線は、僕を描く』の作者、砥上裕將のデビュー後第1作。『7.5グラムの奇跡』を良く知るための小冊子。書下ろしショートストーリー「一秒の景色」収録!

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  • 線は、僕を描く
    4.2
    1巻858円 (税込)
    「できることが目的じゃないよ。やってみることが目的なんだ」 家族を失い真っ白い悲しみのなかにいた青山霜介は、バイト先の展示会場で面白い老人と出会う。その人こそ水墨画の巨匠・篠田湖山だった。なぜか湖山に気に入られ、霜介は一方的に内弟子にされてしまう。それに反発する湖山の孫娘・千瑛は、一年後「湖山賞」で霜介と勝負すると宣言。まったくの素人の霜介は、困惑しながらも水墨の道へ踏み出すことになる。第59回メフィスト賞受賞作。
  • 線は、僕を描く(1)
    完結
    4.8
    全4巻594円 (税込)
    青春×水墨画! それは、“白”と“黒”で“宇宙”を描く芸術。墨と筆を道連れに、傷だらけの少年は、生命を取り戻す旅に出る。前代未聞の本格水墨画漫画! 「そう、水墨画。かっこいいだろう?」。大きな喪失感の中で生きる大学生・青山霜介は、水墨画の巨匠・篠田湖山に突然弟子にされてしまう。芸術のことなど何一つ知らなかった霜介は、たちまち見知らぬ世界に魅了されていく──。青春と芸術、成長と恢復の物語。前代未聞の本格水墨画漫画!
  • 『線は、僕を描く』を良く知るために
    無料あり
    3.3
    1巻0円 (税込)
    喪失感を抱いた大学生・青山霜介は、アルバイト先の展覧会場で水墨画の巨匠・篠田湖山と出会う。なぜか湖山に気に入られた霜介は、その場で内弟子にされてしまう。それが気に入らない湖山の孫・千瑛は、霜介に一年後の「湖山賞」をかけての水墨画勝負を迫る。わけのわからないうちに水墨画の世界に引っ張り込まれた霜介だったが、次第に水墨画の魅力に魅了されていく。 水墨画とは筆先から生み出される「線」の芸術。描くのは「命」そのもの。 描くことで次第に回復していく霜介と千瑛の勝負の行方は。 第59回メフィスト賞受賞作『線は、僕を描く』の試し読み16ページを含む、作品を良く知るための小冊子。

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ユーザーレビュー

  • 一線の湖

    Posted by ブクログ

    水墨画に出会い、公募展で受賞してから2年、大学3年生になった主人公の青山霜介は進路に悩んでいた。そして、大切な揮毫会での大失敗。読んでいてもハラハラして胸が苦しくなった。しかし、「生きるとは、やってみる、ことなのだ。」何もやらなければ失敗はないけれど、何も生み出さない。失敗しては落ち込む霜介だが、一つのことを深く理解しようとし、目的に向かってゆっくりと地道に進んでいく。そんな彼が、先輩の代理で小学生に水墨画を教える場面がとても良かった。描く喜びに輝く笑顔、キラキラと眩しく光に照らされた光景が見えた。

    0
    2025年06月22日
  • 11ミリのふたつ星~視能訓練士 野宮恭一~

    Posted by ブクログ

    またまた成長してた。゚(゚´Д`゚)゚。
    水墨画もだけど
    ちょっと頼りない青年の成長書いたらピカイチ?
    第二弾も勉強になりました〜!
    ブク友さんしかり!わたくしも初老!
    読書好きなら目は大事!!
    早期発見&早期治療ですよ(@_@)

    実はわたし目の病気が見つかったのは偶然でした。
    頭痛が酷くて、でも市販の頭痛薬は蕁麻疹が出る
    ちょっと病院で何か頭痛薬貰って…
    この辺りで一番大きな病院でアレよアレよとCTからのMRI…
    下垂体に何かあるね〜目は見えてるかな?
    眼科行って調べてみようか(゚-゚*;)(;*゚-゚)

    眼科でありとあらゆる検査の末に目に水が溜まってるのが見つかりました。
    頭痛

    0
    2025年06月18日
  • 一線の湖

    Posted by ブクログ

    映画で知った物語
    好きな言葉や場面が立て続いて出逢うべくして出逢い成長する主人公が愛おしい
    まだ話の中に居続けたい

    0
    2025年05月30日
  • 11ミリのふたつ星~視能訓練士 野宮恭一~

    Posted by ブクログ

    これはシリーズものだったとは。。。
    違和感なく読み進められたのでほっ。
    新聞広告に掲載されていて思わず手に取った一冊。
    不器用だけどあきらめることなくコツコツとひたむきにお仕事に向き合う姿勢に感動し、視能訓練士という耳慣れない職業を知るにつれ、大事な役割を担っているんだなぁと痛感。灯ちゃんのくだりは涙が溢れた。北見先生や広瀬先輩、筋肉隆々の剛田看護師をはじめとする彼を支える愛すべき面々が否応なしに物語をもりあげる。そしてキラニャン、これなしには語れない。終始、心に温かいものが溢れるおはなしだった。
    7.5グラムの奇跡も近いうちに読まなければ。

    0
    2025年05月26日
  • 一線の湖

    Posted by ブクログ

    前回(線は、僕を描く)が面白く、調べたら続編があったので思わず連投。
    描くたびに分からなくなる…このなんとも言えない感覚と、前作からの命題「心の内側に宇宙はないのか?」について深く考えさせられました。

    0
    2025年05月23日

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