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小説の向こうに絵が見える! 美しき水墨画の世界を描いた物語
水墨画とは、筆先から生み出される「線」の芸術。
描くのは「命」。
20万部を超えたメフィスト賞受賞作『線は、僕を描く』に続く、水墨画エンターテイメント第二弾!
主人公・青山霜介が、ライバル・千瑛と湖山賞を競い合った展覧会から2年が経った。
大学3年生になった霜介は水墨画家として成長を遂げる一方、進路に悩んでいた。
卒業後、水墨の世界で生きるのか、それとも別の生き方を見つけるのか。
優柔不断な霜介とは対照的に、千瑛は「水墨画界の若き至宝」として活躍を続けていた。
千瑛を横目に、次の一歩が踏み出せず、新たな表現も見つけられない現状に焦りを募らせていく霜介。
そんな折、体調不良の兄弟子・西濱湖峰に代わり、霜介が小学一年生を相手に水墨画を教えることになる。
子供たちとの出会いを通じて、向き合う自分の過去と未来。
そして、師匠・篠田湖山が霜介に託した「あるもの」とはーー。
墨一色に無限の色彩を映し出す水墨画を通して、霜介の葛藤と成長を描く、感動必死の青春小説!
Posted by ブクログ 2024年04月22日
『線は、僕を描く』の続篇。
前作同様、とても美しい小説でした。
水墨画を描いている場面が秀逸で、文章を読んでいるだけで脳内に絵が浮かんできます。水墨画なんて、きちんと見たことがあるのかないのか分からない私なので、脳内に浮かんだ絵は正しいのか正しくないのかは、正直言って分かりません。でも、はっきりと線...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月20日
彼我の区別なく森羅万象の世界に没入できるものだけが辿り着ける境地というのがあるのだろう。自分を見出し、分け与え、見守り続けることで、深い深い孤独と透明なガラスの箱の中から救い出してくれた湖山先生から受け継いだものを、霜介はこれから多くの人たちに、そして子どもたちに受け渡していくのだろう。母がそうであ...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月12日
/_/ 感想 _/_/_/_/_/_/
これは、、もう、、すばらしかったです!!
最初の展開から、最後まで、ほんと、よかったです。
この作品からは、空間をとても感じさせられます。読み進めていると、目の前の空間に、大切なものを、感じられるような気になります。
登場人物も、彼...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月15日
前作を読んだのは3年以上前。なので、正直、すっかり青山君のことも水墨画の世界観も忘れていた。でも読んでいくうちに思い出した。見えないはずの線や、嗅ぐことのできないはずの墨の匂いを。
最初に引き込まれたのは、小学校での水墨画教室の場面。
子どもたちの集中力と本気でぶつかる姿、見たものだけでなく触って...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月06日
いいなぁ〜やっぱりいい!作者さんの言葉選びも話の展開も、なんなら水墨画も描けるような気にさせてくれる感じも。アートの中でも水墨画は特に孤高の芸術なんじゃないかと思っていたが、そうかもしれないが、前作とこの作品のおかげで絵を文字で表して、読者は思い描くことができる。水墨画を身近に感じられた。
今回の...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月04日
何度涙が溢れる場面があっただろう。
読み進める程に温かく、迷いながらも進む力をもらうことができる物語。
前作「線は僕を描く」もよかったが、この続編も読み応えあり。
水墨画の世界、全く知ろうともしなかった世界だけどモノクロの中にどれだけの奥深さがあるのか。
喪失感の中、水墨画に出会い。
仲間に出...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月28日
前作を読んでからさほど間があかずにこの本を読めたこと、読ませてくれたことにまず感謝しかありません
主人公、急にスランプになっていたのでちょっと驚いたのですが
湖山先生の厳しい優しさがとても心地よかった
羨ましささえ、感じます
本当の意味で前に進めたんだなって思います
外で読んでいた時間もあり、う...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月25日
「線は、僕を描く」の続編。
千瑛と湖山賞を争ってから2年。
初の揮毫会に挑んだ霜介だったが、緊張から失敗を犯してしまうところから、物語が始まる。
若き水墨画家として、活動的な千瑛に対し、大学3年になり、進路にも作風にも悩む霜介だったが、先輩である西山の代わりに小学生の水墨画教室を受け持ったことから、...続きを読む
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