読む本を自分で選ぶとどうしても偏ってしまうので、
こういう形で予想外の作家さんと出会えるのは良いですね。
個人的に好きだった作品↓↓
【ふたえ:高瀬隼子】
→「まあそうだね。ずっと整形したかった。二重の目になりたかったし、違う顔になりたかったよ」
この言葉を発した父親の感情に想いを馳せる。
もしかして、違う顔、じゃなくて違う自分になりたかったんじゃないのかなと。
支配的な両親と自分に依存する気満々の妻に囚われて、今思えば逃げたかったかもしれない、けど、それは自分の中で言葉にもならなかった。
代わりに、違う顔になりたかった、という感情として現れたんじゃないかな。違うかな。
わかんないけどそんなことを思ってました。
【父の輪郭:芦沢央)
→「本当に自分に必要なものだけ、厳選した良いものだけを持っていたい。いらないものを捨てれば自分の輪郭が確認できる。そうすれば脳の容量を無駄遣いしなくて済むんだって」
おお、そうなんだよ。そうなんだよね。
ものも感情も、人付き合いも必要なものだけで良いのよ。
と、12月の忘年会続きで疲れ切って、こなすだけの飲み会を何度か経たあとで腹落ちする。
あんま関係ないか。今月はまじ疲れたな。
だけど続けてこう思った。ときめいたものを買ったときの幸せだけは、来年もたまに味わいたいのだ、と。
懲りないやつめ(自分)。
【ハッピーエンドの小説:金子玲介】
→「小説だ。と確信する。
そうだ、これは、小説だ。
小説が始まったんだ。」
こわすぎる。人が壊れていく様。
でもコールセンダーでポケモンの名前をこっそり紛れさせていく、というミッションにはまじ声を出して笑った。
思わず「レアコイル」を「6個入り」風に読む練習をした。
【天国への十三階段:貴志祐介】
「新世界より」の大ファンの私歓喜。
大事に読んだ。
はちゃめちゃなのに細かい辻褄は合う感じ、スキルを感じた。
本当の貴志さんはとてもユニークでユーモアで好奇心旺盛な人なんじゃないかと思った。
【藤ヶ谷太輔と小説をめぐる】
「よく聞いてください。まず、人間の反応には点と線があります。ライブで起きる歓声は、点。点だからわかりやすくて、藤ヶ谷さんも認識できる。でも、キーを変えずに生歌を貫いていることへの感動は、線なんです。その感動は「キャー!」という声としては表れない、ハッと息を呑むタイプの感動だから。そういう人たちは、家に帰ってから長文のnoteを書いています。線の感動は時間差で言語化されるので。「たいぴーはキーを変えずに歌い続けてる。私ももうちょっとこの仕事頑張ってみようかな」みたいに、あなたの努力にファンは時間差で反応しています。」
最高、最高すぎるんだ朝井リョウ。
とやかく言わないからこれからもYouTubeで、GOATで、素を出し続けてください。
でも決してこなれないで、いい本も生み出し続けてください。
インザメガチャーチも本当に大好きです。