【感想・ネタバレ】白魔の檻のレビュー

あらすじ

研修医の春田は実習のため北海道へ行くことになり、過疎地医療協力で派遣される城崎と、温泉湖の近くにある山奥の病院へと向かう。ところが二人が辿り着いた直後、病院一帯は濃霧に覆われて誰も出入りができない状況になってしまう。そんな中、院内で病院スタッフが変死体となって発見される。さらに翌朝に発生した大地震の影響で、病院の周囲には硫化水素ガスが流れ込んでしまう。そして、霧とガスにより孤立した病院で不可能犯罪が発生して──。過疎地医療の現実と、災害下で患者を守り共に生き抜こうとする医療従事者たちの極限を描いた本格ミステリ。2025年本屋大賞ノミネートの『禁忌の子』に連なる、シリーズ第2弾。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

城崎の何でもロジカルに考える思考力に驚かされた。トリックの解説も難しくついていくのがやっとだった。だが最後の結末が城崎の予想を裏切り、私の予想を遥かに超えていた。かなり面白かった

0
2026年03月05日

Posted by ブクログ

前作ほどのインパクトはないけど、作者の力量を示した作品になっています。推理の内容より、テーマ性が特徴。

0
2026年02月21日

Posted by ブクログ

クローズドミステリと医療ミステリがここまで両立している作品にはなかなか出会えない気がする。
前作同様の切迫感のある医療描写に加えて、災害による孤立で息苦しさが増している。
結末は、切ないなぁ。

0
2026年02月10日

Posted by ブクログ

禁忌の子に続く城崎先生シリーズ。
が、相変わらず主人公は城崎先生では無い様子。

究極の極限クローズドミステリ。
霧、有毒ガス、不可能殺人、面白いに決まってる煽り文句。

たくさんの医療用語が飛び交うけれど、なんでか読みやすいし理解できる。
作者の描く犯人は、すごく共鳴を覚えるところがあるんだよなあ
恨み×恨み
あの時、あの瞬間、あの刹那、何かひとつでも違っていたら。
なんというかすごく…やるせない。

過疎地医療についてもすごく考えさせられた。
こんな絶望的状況下でも、全員助けるんだ、と。
やれることをやるんだ、と。
そんな言葉と行動をとる医療従事者に、コロナ禍初期を思い出して感動と感謝を覚えた。

0
2026年02月08日

Posted by ブクログ

探偵役は城崎医師で禁忌の子の続編です。
クローズドサークルものというだけで加点してしまいます。
内容としても前作よりもこちらの方が私は好みでした。

僻地の病院を舞台にしたクローズドサークル。
緊急救命時の医療現場のスピード感。
息つく間もなく次々と悪い方に状況が展開していき、
どうなることかとハラハラしながら読みきりました。

僻地医療の過酷さとか、地方再生への思いとジレンマとか、
思いをはせるきっかけにもなりました。

0
2026年01月28日

Posted by ブクログ

続きが気になって一気読み。
過疎地医療の現実と、医療従事者の思いが重くのしかかってくる。
多くの地方では現実的な問題だ。
病院内に閉じ込められ、この中に犯人がいるという緊張感がすごく伝わってきた。
一つの不幸から繋がる事件が悲しい結末になる。

前作も読んでいたが、城崎先生の事を最後まですっかり忘れていた自分にびっくり。

0
2026年03月09日

Posted by ブクログ

前作とは違い、クローズドサークルの本格ミステリーです。地域医療の闇、災害時の医療など現代医療の問題提起を感じさせるお話でした。面白かったです。
城崎先生は、これからシリーズ化されるのかな?
もしまた出版されたら読みたいです。

0
2026年03月09日

Posted by ブクログ

禁忌の子に続く、城崎先生シリーズ第2弾です。

吹雪の山荘でも、孤島の洋館でもないけど、クローズド・サークルです!
私はクローズド・サークルとか本格ミステリ好きです。なので結構楽しめたのですが、殺人事件、濃霧、地震、地震による硫化水素ガスの発生、電波が届かず情報が入ってこないは、ちょっと詰め込み過ぎな感じです。

もうね〜、殺人事件の怖さより、ガスの方が怖いですよ:(;゙゚'ω゚'):
病院のスタッフが一生懸命頑張っても、ガスのタイムリミットで全員が死んじゃう可能性もあるんだから‥。

そう思うと、最後はキレイに収まり過ぎで、リアリティがないのかなぁとちょっと思いますが、うまくいくお話が好きなのでオッケーです(笑)





0
2026年03月08日

Posted by ブクログ

有毒ガスと霧に覆われ孤立する病院内での殺人事件
状況が面白く一気読みしてしまいました!
ミステリーとしても普通に面白かったのですが、地域医療や日本の医療従事者が置かれている現状への訴えの方が心に響きました。(私自身が看護師だからかもしれません…)
「ありがとう」その一言だけで、医師や看護師を過剰労働に縛り付け、やりがいや責任感だけで自己犠牲を強いり、何とか形を保てているのが今の日本の医療です。
白色の檻、本当にそうだなぁと感じ入ってしまいました。

0
2026年03月03日

Posted by ブクログ

禁忌の子の第2弾。感情の起伏がない城崎先生が謎を解いていくことだけが続いてるので、前の話を知らなくても問題ない感じ。
前作の城崎先生の過去もチラッと触りだけだったので、続編という印象はそんなにないけど、病院ミステリーとして充分楽しめた。
登場人物が多いので覚えるのが大変だったけど、間取り図や登場人物紹介もあったので見ながら読み進められた。
過疎地の医療問題、産婦人科の人不足を題材にしたものだけど、個人的には環さんのこんなはずじゃなかったという理由をもっと教えてほしかった。今後シリーズが続きそうで、ちょっと期待。城崎先生と春田さんが次回進展とかするといいなと思う。

0
2026年03月01日

Posted by ブクログ

山口未桜作品2作目。
デビュー作は死体の謎が極限。
今回はシチュエーションが極限。ホスピタルパニック映画みたいだった。
毎回よくこんな極限状態を扱えるなぁ。

そして今作では、探偵・城崎先生の人間離れした面がさらに際立っている。
城崎先生個人的なプロフィールが少し明かされ、普通そうくると人間味が増すものなのに、むしろ「ヒトとしての感情が欠落している」という城崎先生自身の言葉を補強していた。
謎多き名探偵、という美味しいキャラ確立(笑)

ミステリとしては、個々のアリバイと時間軸を細かく潰せば解ける、らしいが、ついていけなかった。
謎解き部分だけ、じっくり読み直したい。

城崎先生はかなり早い段階で解明できていたらしいが、いつどこで何がヒントになって気づいたのか、という説明がないので、いよいよ先生の超人っぷりが目立っている。……という効果は分かるけども、ここはもう少し説明が欲しかった〜!

0
2026年02月19日

Posted by ブクログ

医師として、働いているからこそ書けることがある。どんなつらい状況だとしても、目の前にいる人を見捨てることはできない。医師でない私はどうだろう。自分を一番に守ろうとするのだろうか?自分よりも大事な人を守るためならひとを殺めてしまうのだろうか?

0
2026年02月17日

Posted by ブクログ

『禁忌の子』の続編ということで。
前作のようなあっと驚くような展開はなく、ただ淡々と最悪なことが起こり続ける。
ひたすらに色々なことが起きるので、飽きずにずっと読めた。

この作品は現役医師の著者だからこそ書けるものだと思う。
お医者さんの心の叫びが、心にぐっさり刺さりました。
私たちが当たり前に受けれる治療は、医療に携わる人々が身を削り、努力しているからこそ受けれるものだということを忘れてはいけないと思った。

0
2026年02月16日

Posted by ブクログ

濃霧に硫化水素こんなクローズドサークル怖すぎる。
巻頭の登場人物紹介と図面を一見して、覚えられるか?理解できるか?と不安になりながら読み始めましたが、あっという間に入り込んで読み切ってしまいました。
前作も面白かったですが今作も読み応えありました。

現役の医師が書く作品なので医療現場の問題なども盛り込まれていて、へき地医療の現場が伝わってきました。
医師の使命感だけに頼る医療には限界がありますよね。
人口も減少し高齢者が増えてどうなってしまうのでしょう。

0
2026年02月07日

Posted by ブクログ

私の中では禁忌の子を超えた作品でした。
現在の過酷な医療従事者の内情にも触れた気がします。
何故殺さなければならなかったのか?
もっと他に方法はあったはずなのにと
悔やまれるラストにほろりとさせられる作品でした。

0
2026年02月06日

Posted by ブクログ

『禁忌の子』に続く城崎先生が登場するミステリーです。
今回の舞台は北海道。
過酷な土地で、地域医療の厳しさを描いています。
人間は良い面も悪い面も持っている多面的な生き物で、殺された人々が無辜の民とはいい難いですが、それでも悲しい結末でした

0
2026年02月05日

Posted by ブクログ

「禁忌の子」の続編にあたる作品だけど単体でも問題なし。
北海道の山奥の病院が舞台。濃い霧と発生した毒ガスに覆われ閉じ込められた医者と患者たち。そこで起こる殺人事件。
毒ガスが段々と迫ってくる緊迫感、閉じ込められ食料や設備の制限による焦り、誰が犯人か分からない緊張感と、前作とはまた違ったドキドキで先が気になって読む手が止まりませんでした。
医療ミステリーは切ないですね…
バスケに関する事も少し出てくるので、嬉しかった~

0
2026年02月05日

Posted by ブクログ

クローズド・サークルのミステリは本当に読んでいる時ずっと背後が気になるし、夜に読むと怖い。今回はとある理由で病院に閉じ込められるが、殺人犯と同じ空間(しかも山奥の病院)なんて発狂ものだと思う。前作の禁忌の子も好きだったけどそれ以上だった。
医師の描写はリアルで読み応えあるし、地方医療の抱える問題も描かれていて大満足。
なんだか映像化できそうな雰囲気あるし、城崎先生や春田先生のビジュアルが気になる。

0
2026年01月14日

Posted by ブクログ

禁忌の子、が面白かったのでこちらも期待して読んでみました。
タイトルと表紙は、前作に引き続き、惹かれるものがあり、わくわく。


読みにくい訳ではなかったけど、数日かけて読み終えました。
前作の方が私は好みでした。
所要人物2人がよくあるコンビ
なんでこういう話に出てくる「頭の切れる人」ってみんなこんな感じなんだろう

色々複雑でごちゃっとした印象をうけました。
どうやって、より、なぜ、どんな背景があって、の方に私は惹かれるので、その点ではこの話は少し足りない感じでした。

ただ、過疎地の医療現場の方達の葛藤やもがきや、やりがいの搾取など、色んな面も感じられて、
この気持ちは言葉にできないなぁと思いました。
こうだ、と決められないモヤモヤとした不安定な気持ちです。

また山口さんの作品が出た際はぜひ読もうと思います。

0
2026年03月16日

Posted by ブクログ

初期研修医の春田芽衣は地域医療実習のため、北海道へ行くことになり、「へき地医療支援」で派遣されることになった医師・城崎響介とともに、温泉湖のある山奥の更冠病院へ向かう。

濃霧の中、ようやくたどり着いた病院で、二人は総務課の職員・九条環が地下にある温泉室で、変死体となって発見される事件に遭遇する。
九条は、春田が小・中の頃入っていたバスケットボールのクラブチームのコーチで、病院内を案内してくれることになっていた。

到着した病院は、濃霧に覆われ、誰も出入りができない状況、加えて、翌朝の大地震の影響で、病院の周囲には硫黄の温泉湖である更冠湖から発生した硫化水素ガスが流れ込む。

陸路も空路も断たれ、閉ざされた空間となり有毒ガスが階下から上がってくる院内で、内部の犯行としか思えない残忍で凄惨な事件が連続して起こる。

不可解な事件を解決に導くのは、福山雅治演じるガリレオを方鬱とさせる城崎の推理という展開の病院ミステリー小説だ。

著者は神戸大学卒業の現役医師。専門用語もたくさん出てくるし、過疎地域の診療医不足、劣悪な勤務体制、都市部における儲からない保険診療から自由診療へ向かう傾向、不採算の産科部門の実態など、医療の課題もそれなりに盛り込まれている。

空気より重い硫化水素ガスが溜まりやすい風下の窪地にある病院で、ガスが下から迫り、食料や資材、入院患者を上層部に集めるものの、濃霧で救援が見込めない状態で凶悪な犯人が内部に潜むという設定はパニック小説の様相をも呈している。

冒頭に詳細な図面が示されている病院内の各部屋の配置構造と、過去に置きた産科での妊婦死亡事件を背景に天才的な城崎の推理が冴える。
助手的な役割の春田が、ところどころで、振り返る九条への思慕もアクセントになっている。

城崎は4歳で両親を亡くした不幸な生い立ちを持つものの、冷静沈着さに優しさも併せ持つスーパー名探偵。
彼が現実離れした展開の中、事件を推理、犯人を追い詰めながら、背景にある動機を明らかにしていくという、ドラマチックな展開だが、医療課題の内実や真相に迫る突っ込みは浅く、医療ドラマとしての印象は薄かった。

0
2026年03月09日

Posted by ブクログ

禁忌の子の作者の続編。へき地医療をテーマにしたミステリー。へき地医療の問題点にも言及しつつ、未来へのエールとも取れる言葉があった。

0
2026年03月07日

Posted by ブクログ

前作の続編、、ということで読み始めたけど前作ほどのインパクトはなく。。
殺人事件を医者の城崎が解いていくというのも少し大げさな感じがありました。
たくさんの方が亡くなり。そこまで死ななくてもと思ってしまいモヤモヤが残りました。

0
2026年02月28日

Posted by ブクログ

シリーズものと知らずに、こちらから読んでしまったが、特に問題なく楽しむことができました。
装丁が好みなのでそれだけで読みたかった作品。

三重苦のクローズドサークル
医療ミステリーなので専門用語とたくさんの登場人物で難しい箇所もありつつ、イメージで乗り切る
ストーリーは楽しむことができたが、トリックや謎解きがかなり回りくどく感じてしまい、もう少し謎解きのところは簡潔にしてあげても良かったのでは?と思った

禁忌の子も次読む予定なので、そちらも楽しみ

0
2026年02月24日

Posted by ブクログ

山口さん2作目。
〃霧と毒ガスに閉ざされた〃の帯に期待度高めで読み始めたとて、孤立した病院から開放されない密室設定なわけで。うーん、動機も設定も後からなんとなく設定つけ加えちゃった感じがしました。最後に地域医療の話だもん。ちょっと残念。次作に期待です。

0
2026年02月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2025年本屋大賞ノミネートの『禁忌の子』
念願のシリーズ第2弾!

霧と有毒ガスに閉ざされた病院で発生する不可能犯罪

●僻地地域の医療問題
●医療事故
といった重い問題について考えさせられる1冊だった。

城崎先生の鋭い観察眼で解けない謎はない気がする。

これは、城崎先生とペアを組むバディは、毎回変わる感じなのかな?

今後のシリーズも楽しみな作品だ!

0
2026年02月15日

Posted by ブクログ

考えてみれば手術室で何が起こったかなんて医者と看護師以外わからない。病院スタッフでさえわからない。ましてや患者や家族はまるでわからない。信頼関係が成り立ってこその治療だけど、手術前には恐ろしい誓約書にサインさせられる。
あーなんだかすごく怖くなってきた。
前作の「禁忌の子」に圧倒された。
今作もなかなかのミステリーだけど密室ものがちょっと苦手な私にはなかなか大変な作品でした。
誰がどこに何時にいて、となって来るとわからなくなってしまうことがシンドイのです。
自作も楽しみにしています。

0
2026年02月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ


霧に覆われ、地震、ガスの充満、停電、病院クローズドサークル。前作でも活躍された城崎先生の登場にうっとりしつつも、過去の出産時に起きた母子死亡事件の関係者が次々と亡くなる痛ましい内容でした。今作では地域医療、産婦人科の医師の働き方について考えさせられました。医療従事者の善意に頼りすぎて壊れかけている。今までもさんざんお世話になってるし、これからもきっとそう。感謝は常に、これからも待ち時間が長いくらいで不満は言わないぞと心に誓う。是非また城崎先生シリーズで次も読みたいです。

0
2026年02月07日

Posted by ブクログ

初めて読んだ作者さんだった。現役の医師ということで期待して。病院もののストーリーは好きなのだが、殺人、犯人といったものはなんだか受け入れがたかった。命を救う側の人柄がわかるだけに。面白かったのだが、現実にありそうな、いや、なさそうな設定に戸惑った。

0
2026年02月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

日常から非日常への移行が驚くほど早くて、冒頭から引き込まれた。
医療の描写は当然のことながらリアル。
有毒ガスという見えない恐怖がじわじわ迫ってくる様子もよかった。

解決編ではまさかの背理法。
それでも言い逃れる犯人。
緊迫シーンからベンチで収束…かと思ったらまた!?
個人的には微妙なラストだったけれど、2作目にしてこの仕上がりはすごいなと思った。

0
2026年01月28日

Posted by ブクログ

登場人物が多くて覚えるのが大変なのと、病院の構造が複雑(図があるけど難しい)
医療語句や推理の内容がこっていて複雑…でした。
そして霧、硫化水素、過疎地域医療と重なりすぎてるなぁ…ということで☆3です。
話の内容はまぁまぁ面白く、犯人も予想外でした。


過疎地域の医療は問題であるし、大変だと思います。
私の嫁いできた今の町も山の中の田舎で病院は少ないし、科の数も少ないです。
そして、先生もお年の科もあるのでこの先どうなるのか不安というところです。
少し遠いところの病院に行かないといけないのがネックですね。
考えさせられるストーリーでした。

0
2026年01月27日

シリーズ作品レビュー

「小説」ランキング