【感想・ネタバレ】白魔の檻のレビュー

あらすじ

研修医の春田は実習のため北海道へ行くことになり、過疎地医療協力で派遣される城崎と、温泉湖の近くにある山奥の病院へと向かう。ところが二人が辿り着いた直後、病院一帯は濃霧に覆われて誰も出入りができない状況になってしまう。そんな中、院内で病院スタッフが変死体となって発見される。さらに翌朝に発生した大地震の影響で、病院の周囲には硫化水素ガスが流れ込んでしまう。そして、霧とガスにより孤立した病院で不可能犯罪が発生して──。過疎地医療の現実と、災害下で患者を守り共に生き抜こうとする医療従事者たちの極限を描いた本格ミステリ。2025年本屋大賞ノミネートの『禁忌の子』に連なる、シリーズ第2弾。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

クローズドミステリと医療ミステリがここまで両立している作品にはなかなか出会えない気がする。
前作同様の切迫感のある医療描写に加えて、災害による孤立で息苦しさが増している。
結末は、切ないなぁ。

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2026年02月10日

Posted by ブクログ

禁忌の子に続く城崎先生シリーズ。
が、相変わらず主人公は城崎先生では無い様子。

究極の極限クローズドミステリ。
霧、有毒ガス、不可能殺人、面白いに決まってる煽り文句。

たくさんの医療用語が飛び交うけれど、なんでか読みやすいし理解できる。
作者の描く犯人は、すごく共鳴を覚えるところがあるんだよなあ
恨み×恨み
あの時、あの瞬間、あの刹那、何かひとつでも違っていたら。
なんというかすごく…やるせない。

過疎地医療についてもすごく考えさせられた。
こんな絶望的状況下でも、全員助けるんだ、と。
やれることをやるんだ、と。
そんな言葉と行動をとる医療従事者に、コロナ禍初期を思い出して感動と感謝を覚えた。

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2026年02月08日

Posted by ブクログ

探偵役は城崎医師で禁忌の子の続編です。
クローズドサークルものというだけで加点してしまいます。
内容としても前作よりもこちらの方が私は好みでした。

僻地の病院を舞台にしたクローズドサークル。
緊急救命時の医療現場のスピード感。
息つく間もなく次々と悪い方に状況が展開していき、
どうなることかとハラハラしながら読みきりました。

僻地医療の過酷さとか、地方再生への思いとジレンマとか、
思いをはせるきっかけにもなりました。

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2026年01月28日

Posted by ブクログ

『禁忌の子』の続編ということで。
前作のようなあっと驚くような展開はなく、ただ淡々と最悪なことが起こり続ける。
ひたすらに色々なことが起きるので、飽きずにずっと読めた。

この作品は現役医師の著者だからこそ書けるものだと思う。
お医者さんの心の叫びが、心にぐっさり刺さりました。
私たちが当たり前に受けれる治療は、医療に携わる人々が身を削り、努力しているからこそ受けれるものだということを忘れてはいけないと思った。

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2026年02月16日

Posted by ブクログ

濃霧に硫化水素こんなクローズドサークル怖すぎる。
巻頭の登場人物紹介と図面を一見して、覚えられるか?理解できるか?と不安になりながら読み始めましたが、あっという間に入り込んで読み切ってしまいました。
前作も面白かったですが今作も読み応えありました。

現役の医師が書く作品なので医療現場の問題なども盛り込まれていて、へき地医療の現場が伝わってきました。
医師の使命感だけに頼る医療には限界がありますよね。
人口も減少し高齢者が増えてどうなってしまうのでしょう。

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2026年02月07日

Posted by ブクログ

私の中では禁忌の子を超えた作品でした。
現在の過酷な医療従事者の内情にも触れた気がします。
何故殺さなければならなかったのか?
もっと他に方法はあったはずなのにと
悔やまれるラストにほろりとさせられる作品でした。

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2026年02月06日

Posted by ブクログ

『禁忌の子』に続く城崎先生が登場するミステリーです。
今回の舞台は北海道。
過酷な土地で、地域医療の厳しさを描いています。
人間は良い面も悪い面も持っている多面的な生き物で、殺された人々が無辜の民とはいい難いですが、それでも悲しい結末でした

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2026年02月05日

Posted by ブクログ

「禁忌の子」の続編にあたる作品だけど単体でも問題なし。
北海道の山奥の病院が舞台。濃い霧と発生した毒ガスに覆われ閉じ込められた医者と患者たち。そこで起こる殺人事件。
毒ガスが段々と迫ってくる緊迫感、閉じ込められ食料や設備の制限による焦り、誰が犯人か分からない緊張感と、前作とはまた違ったドキドキで先が気になって読む手が止まりませんでした。
医療ミステリーは切ないですね…
バスケに関する事も少し出てくるので、嬉しかった~

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2026年02月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

現役(元の場合もある)医師が著者さんであるミステリーはいくつか読んだことがあるが、これは一番読みやすかった。あえての細かい医療描写はそこまで必須でもなかった気はするけど。クローズド&時限ものミステリですが、そんなに両成分が邪魔はしあっていなくて面白かったです。

追)待って今感想書いてからあらすじ読んだ。禁忌の子から続くシリーズものだったの!?これ先に読んでネタバレとかないよな…

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2026年01月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

地震や霧による密室作りは偶然すぎるもので、冷めてしまった。
比べるのは申し訳ないが、前作「禁忌の子」では
人の心の闇が「コレでもかと。」気持ち悪さを醸し出していた。
今作はサスペンス一色で、トリック看破をするだけの普通の作品になってしまったのが残念。

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2026年01月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

来たばかりの病院に毒の霧で閉じ込められてしまうお医者さんたち、そこで起きる殺人。
前作から引き続き医療ミステリーというのかな?楽しく読めた。
推理パートは城崎先生と春田先生にお任せしてただ読みました。
地方住みとして他人事ではない過疎化について、また考えさせられた。
自分の世話ができなくなった人から都会に移り住むしかないのが現実。それをしなくてすんでるのは誰かの犠牲の上なんだよな…。
権力下で使い捨てられる現場、医者までそうなんて。切ない物語だった。

屋上のシーン、一瞬城崎先生に見捨てられたのかと思って笑ってしまった。そんなわけはないんだけど(笑)

前作からそのシーンに流れていた曲のタイトルが所々出てきて、そういえばその頃自分は…なんて無意識に考えてしまいとてもいい。

前を向くしかない。
本当にそうだね…。

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2026年01月21日

Posted by ブクログ

ミステリーが解決しても心に重く残るものがあるのが山田美桜先生の小説だなと、禁忌の子に引き続き白魔の檻を読み終え思った。
単なる医療ミステリー、医療を題材にした犯罪小説、というより、殺人の謎を解き明かしながら医療現場を取り巻く課題や問題を突きつけていく小説だなと。

過疎地域の病院、足りない人材、地震や洪水などの災害、こうやって書くと随分多くを題材に1つにまとめているなと驚くが、ふと現実がそうなんだなと気がついた。

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2026年01月21日

Posted by ブクログ

前作の禁忌の子のように、医療従事者ならではの描き方が読んでいて面白いし心地いい、テンポも良くスラスラ読めてしまう。ひとつ苦に感じたのは、檻の休館新館の物語に出てくる様々な場所の設定が途中でついていけなくなってしまった事が、自分の頭の問題ですが、もっと理解しながら読み進めたかったです。映画化されても面白いかもしれない。

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2026年01月15日

Posted by ブクログ

クローズド・サークルのミステリは本当に読んでいる時ずっと背後が気になるし、夜に読むと怖い。今回はとある理由で病院に閉じ込められるが、殺人犯と同じ空間(しかも山奥の病院)なんて発狂ものだと思う。前作の禁忌の子も好きだったけどそれ以上だった。
筆者のの医師の描写はリアルで読み応えあるし、地方医療の抱える問題も描かれていて大満足。
なんだか映像化できそうな雰囲気あるし、城崎先生や春田先生のビジュアルが気になる。

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2026年01月14日

Posted by ブクログ

シリーズ2作目。
今回はクローズドサークルのミステリー。
きちんと順序立てて読み解いていけば、真相に辿り着くように書かれているようなんだけど、犯人が誰だか最後までわからなかった…
ミステリー自体も面白かったけど、震災が残したもの、僻地医療などの問題も挟まれていて、現場を知る山口未桜さんならではの描写も感じられた。
そして、前作にも増して城崎先生がかっこいい!
3作目も予定されているみたいなので、今から楽しみ。

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2026年01月11日

Posted by ブクログ

クローズド・サークルが好きなのでそれだけでもワクワク。
加えて過疎地の医師不足問題も提起していて、最後まで飽きさせない展開でした。
『禁忌の子』より今作の方が好み。

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2026年01月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2025年本屋大賞ノミネートの『禁忌の子』
念願のシリーズ第2弾!

霧と有毒ガスに閉ざされた病院で発生する不可能犯罪

●僻地地域の医療問題
●医療事故
といった重い問題について考えさせられる1冊だった。

城崎先生の鋭い観察眼で解けない謎はない気がする。

これは、城崎先生とペアを組むバディは、毎回変わる感じなのかな?

今後のシリーズも楽しみな作品だ!

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2026年02月15日

Posted by ブクログ

考えてみれば手術室で何が起こったかなんて医者と看護師以外わからない。病院スタッフでさえわからない。ましてや患者や家族はまるでわからない。信頼関係が成り立ってこその治療だけど、手術前には恐ろしい誓約書にサインさせられる。
あーなんだかすごく怖くなってきた。
前作の「禁忌の子」に圧倒された。
今作もなかなかのミステリーだけど密室ものがちょっと苦手な私にはなかなか大変な作品でした。
誰がどこに何時にいて、となって来るとわからなくなってしまうことがシンドイのです。
自作も楽しみにしています。

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2026年02月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ


霧に覆われ、地震、ガスの充満、停電、病院クローズドサークル。前作でも活躍された城崎先生の登場にうっとりしつつも、過去の出産時に起きた母子死亡事件の関係者が次々と亡くなる痛ましい内容でした。今作では地域医療、産婦人科の医師の働き方について考えさせられました。医療従事者の善意に頼りすぎて壊れかけている。今までもさんざんお世話になってるし、これからもきっとそう。感謝は常に、これからも待ち時間が長いくらいで不満は言わないぞと心に誓う。是非また城崎先生シリーズで次も読みたいです。

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2026年02月07日

Posted by ブクログ

初めて読んだ作者さんだった。現役の医師ということで期待して。病院もののストーリーは好きなのだが、殺人、犯人といったものはなんだか受け入れがたかった。命を救う側の人柄がわかるだけに。面白かったのだが、現実にありそうな、いや、なさそうな設定に戸惑った。

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2026年02月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

日常から非日常への移行が驚くほど早くて、冒頭から引き込まれた。
医療の描写は当然のことながらリアル。
有毒ガスという見えない恐怖がじわじわ迫ってくる様子もよかった。

解決編ではまさかの背理法。
それでも言い逃れる犯人。
緊迫シーンからベンチで収束…かと思ったらまた!?
個人的には微妙なラストだったけれど、2作目にしてこの仕上がりはすごいなと思った。

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2026年01月28日

Posted by ブクログ

登場人物が多くて覚えるのが大変なのと、病院の構造が複雑(図があるけど難しい)
医療語句や推理の内容がこっていて複雑…でした。
そして霧、硫化水素、過疎地域医療と重なりすぎてるなぁ…ということで☆3です。
話の内容はまぁまぁ面白く、犯人も予想外でした。


過疎地域の医療は問題であるし、大変だと思います。
私の嫁いできた今の町も山の中の田舎で病院は少ないし、科の数も少ないです。
そして、先生もお年の科もあるのでこの先どうなるのか不安というところです。
少し遠いところの病院に行かないといけないのがネックですね。
考えさせられるストーリーでした。

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2026年01月27日

Posted by ブクログ

「禁忌の子」のシリーズ第2弾という事で、楽しみにしていました。
前作に出ていた城崎先生が事件を解決していくお話しは変わらずで、誰が犯人だろうと考えながら読み進めていきましたが、病院の構造のイラストがあったものの、理解するのが難しかったです。

推理を説明していましたが、よくわからない所もありました。

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2026年01月27日

Posted by ブクログ

3.5

禁忌の子と2作目。
クローズドサークルらしく、徐々に有毒ガスが迫ってくる怖さの中で次々と人が殺されていく緊迫感で、引き込まれそうになるものの、病院の間取りと本文と行ったり来たりで忙しく、イマイチ没入できず。でもありがとうという言葉で、白い檻に縛られているというところに、地域医療の抱える問題の深刻さが窺えた。

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2026年01月14日

Posted by ブクログ

前作「禁忌の子」が衝撃だったから
期待しすぎちゃったかも!
前作の方が好みだった!

ずっとハラハラ、苦しい気持ちだった
でも読むのをやめられない...

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2026年01月14日

Posted by ブクログ

謎解きがロジカル過ぎて、私の頭では「???そうなるの…かな…???」ぐらいの理解。すまん。
そして、この作者さん前作もそうだったけど、結末の選び方が悉く私の好みと合わない。話の流れとか登場人物は好きなのに、最後の最後で解釈違いになっちゃうの、ツライ…

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2026年01月11日

Posted by ブクログ

前作『禁忌の子』が面白く、そこで登場した城崎が再び登場する第二作だと知って手に取った。
硫化水素ガスが蔓延し、外部と隔絶された病院を舞台に、複数の事件が起こる物語で、前作よりもミステリー色が強い作品だった。

個人的には前作の方が好み。読書の途中で間が空いてしまったこともあり、登場人物や医療用語を把握しきれず、没入感がやや弱くなってしまったのが少し残念だった。

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2026年01月11日

Posted by ブクログ

有毒ガスが迫る――逃げ場のない病院で、殺人が始まる。

有毒ガスに覆われた病院が舞台のクローズド・サークル。
地下に降りれば即アウト、時間の経過とともにガスが充満し、危険地帯は1階、2階へと広がっていく。そんな超特殊設定の中で、容赦なく殺人事件が起きていく。

アイデアはとにかく秀逸。ただし、読むのはかなりムズい。
冒頭で登場人物紹介と病院の見取り図が提示されるものの、3階建て(旧館+新館)。医師、看護師、入院患者あわせて総勢80人近く……多すぎだろww

その結果、肝心の解決編では「誰が誰で、どこをどう通ってトリックが成立したのか」が把握しきれなかった。完全に理解力不足です、すみません。
これはもう、映像化して導線を丁寧に説明してもらうしかないな。

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2026年01月06日

Posted by ブクログ

デビュー作「禁忌の子」で活躍した城崎先生が探偵役のシリーズ第2弾!

今回は城崎と前作でも登場した研修医の春田が 北海道の過疎地の病院に赴任するという所から始まる。
ところが赴任先に到着するまでの道で濃い霧が発生し、着いたら着いたで 地震だの硫化水素の発生などで 電気も途絶えただならぬ状況。
そんな中発覚する殺人事件。
ここ山奥の過疎地に、患者と関係者を含め87人が
閉じ込められてしまった。

という事で クローズドサークルものでした。
それにしても人数多すぎ!!笑
現役のお医者さまが描く医療物はやはりリアルで、ミステリーとしてだけじゃなく、過疎地の抱える医療問題にも提起した内容でした。

正直な感想としては 面白かったけど、ちょっと上手く事が重なりすぎだったかな~とは感じちゃいました。
個人的には「禁忌の子」の方が面白かったけど、このシリーズきっとまだ続くと思うので これからも追いかけたいです(*^^*)








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2026年01月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

登場人物や館内の様子は特にしっかり見なくても徐々に頭に入るやろ、と思っていたけど最後まで全然入らなかった。
登場人物のキャラが薄いのかも?
そんな気持ちで軽くササーッと読んでたので終盤の「階段の音の回数」のくだりも、もう何言ってるのかあんまりわからなかった(笑)
でも硫化水素がそこまで迫ってる緊迫感がすごくて、ふと気づくといつも軽く息を止めながら読んでる自分がいたし、医療従事者だからこそリアルに綴れる恐怖に脱帽。
面白かったからちゃんともう一回読もうと思う!

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2026年01月20日

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