【感想・ネタバレ】禁忌の子のレビュー

あらすじ

【第34回鮎川哲也賞、満場一致の受賞作】【デビュー作にして2025年本屋大賞ノミネート!】救急医・武田の元に搬送されてきた、一体の溺死体。その身元不明の遺体「キュウキュウ十二」は、なんと武田と瓜二つであった。彼はなぜ死んだのか、そして自身との関係は何なのか、武田は旧友で医師の城崎と共に調査を始める。しかし鍵を握る人物に会おうとした矢先、相手が密室内で死体となって発見されてしまう。自らのルーツを辿った先にある、思いもよらぬ真相とは――。過去と現在が交錯する、医療×本格ミステリ! 第34回鮎川哲也賞受賞作。/第34回鮎川哲也賞選考経過、選評=青崎有吾 東川篤哉 麻耶雄嵩

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

予想のつかない展開にとても面白く読めました。
最後まで予想を裏切られるので是非ミステリー好きにはおすすめです。

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2025年12月15日

Posted by ブクログ

感想書こうと思うと、キャラクターの相関図が分かってしまうので難しいですが。
 希望に縋り手に入れたモノは、当事者達にとっては光かもしれない。しかし、その先の未来自身にとって、大切な誰かにとって「希望」が「失望」に変わる事だってある。
 次作の白魔の檻も絶対に読みます!

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2025年12月14日

Posted by ブクログ

読み始めは海堂尊先生の雰囲気を感じた。
途中からどんどんページを捲る手を止められなくなって、続きが気になった。
最後はこういう事か、と納得。
久々に面白い本を読んだ気がする。

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2025年12月14日

Posted by ブクログ

良かった!
山口先生のデビュー作、これが初めてとはすごい。
内容は個人的にグロかった印象でした。
ほんと面白かった。
次回作も買います!

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2025年12月13日

Posted by ブクログ

テレビでの紹介で手に取った本。
冒頭で想像した方向性とはどんどん違う方向(雰囲気)に引き込まれながらもグッと拳をにぎる展開に、なにを言ってもネタバレ(先入観)に繋がってしまいそうなのでここまでに…。

読者を選ぶかも?とのあとがきもありましたがそうかもしれません。が、読もうか迷われた方はぜひ、手にとって読んでみてください。もうこの本に出会ってしまったのですから…!

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2025年12月09日

Posted by ブクログ

ミステリー小説として、よく出来た作品だと思います。主に出産といった生殖医療を題材とした内容で、一部専門的な部分はあるものの、それも含めて登場人物達の心理描写や駆け引き、生殖医療の現状や、虐待といった社会問題等にも触れられていて、とても読み応えがありました。フィクションではあるものの、あり得るかもしれないストーリー展開で満足のいく作品です。

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2025年12月07日

Posted by ブクログ

医療×ミステリを決して小難しくせず、素人にもわかりやすくかつハラハラドキドキに仕立て上げ、なおかつミステリとしての仕掛けが非常に良質だから読む手が止まらない。ラストは悲しくも驚愕の真実に,読後は少し放心してしまった。間違いなくオススメできる一冊。

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2025年12月06日

Posted by ブクログ

自分と瓜二つの死体の真相を突き止めていくストーリー、描写も展開も素晴らしいかった。
真相解明に至る場面では引き込まれてしまい マジで! 鳥肌が立つくらいでした。
少し重い話しではあるのだが凄かったです。

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2025年12月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いやー面白かった。
主人公と瓜二つの遺体が搬送されたことを皮切りに主人公の出生の秘密と密室の縊死事件とがどんなふうに関連しているのかワクワクして読んでいたが、まさかそんなところに帰着するとは思わなかったし、あの飲み会の夜に全てが始まっていたのかと驚いてしまった。非配偶者間人工受精は、喜びと素晴らしさの裏に自分には想像もつかない苦悩とリスクがあるのかもしれないと考えさせられた。
最後の方で中学の国語の授業で1番印象に残っていた作品について書かれていたのが懐かしかったし、地味に嬉しかった。

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2025年12月04日

Posted by ブクログ

医療×推理。この組合せは確かによくあると思います。しかし、最近読んでなかったジャンルなのでわりと新鮮さがありながら読み進められました。
探偵役の城崎があまりでしゃばることなく当事者の武田の目線で物語が進みます。
まずは導入部のひきが強く自分と同じ顔の遺体に出会うところから始まるという衝撃的な展開。ページを捲るにつれて膨らむ謎。いっきに最終まで読んでしまう魅力たっぷりでした。
城崎の冷淡なキャラが物語をクリアに理解させてくれ、ラストの謎解きのわかりやすさに繋がっていたのでブランクのある自分としてはすごく読みやすかった。
ラストの展開も「こういう終わりもありだよね」と納得できました。
フィクションだとはわかりつつリアルにも発生していそうな危うさも感じる作品でした。

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2025年12月01日

Posted by ブクログ

医療関係のため、細かなエピソードまで理解しやすく、より面白かった。
ラストになるにつれ迫り来る真実に読む手が止まらず、結局一気読みだった。
こういう予想もできない結末が待っている本がとても好きだ。

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2025年12月01日

Posted by ブクログ

久しぶりに一気読みした。ミステリーが絡み合う展開で最後の方はスリリングに展開が進み楽しめた。最後はそうなるしかないかと納得。センシティブな観点もあるがフィクションとしてよかったです。

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2025年11月30日

Posted by ブクログ

         感情的になる。

そんな瞬間は現在進行中のわたしの生活の中でたくさん出会ってきたと思う。

「感情的」と聞くと、自分勝手などとネガティブな考えが脳内をよぎると思うが、そうなのだろうか。

人は良い経験よりも悪い経験のほうが記憶に残りがちだという。
「感情的になる」に隠されている本当の意義は何なのだろう。

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読む本がなかった私は適当にこの本を手に取りました。本格ミステリーほど面白いものはありません。魅力的な登場人物にどんどん引き込まれ5時間以上読みふけっていました。個性的で魅力的な登場人物。もっと彼らのことを知ってみたいな⋯。

今作に出会えた御縁に感謝します。

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2025年11月28日

QM

購入済み

スタートから引き込まれる設定に、怒涛のスピードで進んでいく物語、息をつく間もないほど次々と明かされる真実、そしてハラハラと感動が入り混じったラスト。控えめに言って最高、面白かった。愛があるが悲しくもある物語、胸がぎゅっと締め付けられる。

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2025年04月28日

購入済み

めちゃくちゃ面白かった

一気読みしました。
繋がる展開、生殖医療の深さ。
一歩違えば運命が違っていたのか。
今年読んだ本の中で上位にあたる一冊だった。

#ドキドキハラハラ #深い

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2024年11月23日

Posted by ブクログ

救急医・武田の働く病院に身元不明の遺体が搬送されてきた。その患者は自分と同じ顔で…。
ホームズ&ワトソン型・密室ミステリ。そうとは知らずに読み始めて、私の苦手なタイプだなぁ…と思っていたら、途中からぐんぐん面白くなって、2/5は一気読みしました。(3/5じゃなく、2/5です)
『同じ顔』ということだから、きっとDNAとかそういうのだろうな、とは思っていたけれど、まさかの真犯人に驚きました。
結末の前向きさは武田の葛藤あってこそ。ホームズ役の城崎も良かった。
何よりも『禁忌の子』という題名が秀逸だと思いました。

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2025年12月13日

Posted by ブクログ

鮎川哲也賞受賞作

救急で運ばれてきた男が自分と同じ顔、身体的特徴を持っていた
その身元不明の遺体ついて旧友で医師の城崎と調査を始める
そして自らの出生の秘密について知る人物と会うその日、その人は密室で亡くなっていた

密室の謎
出生の謎

最後に明かされた真相に驚いた

探偵役の城崎は自らの感情を「恒温動物」と称する
感情が動いてもそれは一瞬のことで、常に理性が働き「永遠の凪」のような状態になるという
彼は
「僕が特殊な感覚を持っていることは自覚してる。僕の世界には論理しかないんだ…でも、僕以外の人間の棲むリアルワールドは違う。だから勉強のしがいがあってね。この事件の根底にある人間の感情の、うねりを、僕は知りたいんだ。惹かれているといってもいい」
と語る
人の感情を知ること、が彼の探偵としての動機だという

城崎を探偵としてシリーズ化されるようなので次回作も読んでみたい

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2025年12月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

デビュー作なのにとても小説が上手い。
少しずつ謎が解き明かされていくのでずっと読み続けられた。
作者が医師ということもあり、医療の描写はリアルだ。参考文献で物語の厚みが補強されていて、その姿勢にときめいてしまう。
謎の鍵となる、「双子ではなく三つ子」という展開はミステリーではよくあるものの、その結末の落とし方が見事だ。ちゃんと絶望した。
禁忌の子は主人公たちである、と読者に思わせ、実は新しい命がそうである、というのも綺麗にまとまっている。

城崎を取り巻く事件は26年にシリーズとして続編が出るとのこと。楽しみだ。

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2025年12月11日

Posted by ブクログ

予想できないエンディングでした。
悲しい。でも、幸せになってほしい…!

著者さんが、医師でありながら、出産を経て母でもあるから書ける作品だなと思いました。
城崎先生すごいよ!たまにポロリとヒントをこぼしてくれるけれど、私には全く謎が解けなかったよ!!(笑)

面白くて読みやすい1冊でした。次の著書も予約します!

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2025年12月09日

Posted by ブクログ

インスタで流れてきてて気になってた一冊。
タイトルから引き込まれ一気に読んでしまった。捕まらない終わり方には、う〜ん?と思ってしまったけど捕まったとしても何か嫌な終わり方になってた気がする。キュウキュウ12が不憫で仕方なかった。

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2025年12月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

血のつながり、親について考えさせられた。また、自分の親への感謝を感じたと同時に、子供は産まれさせられるものという言葉にハッとさせられた。
普通のミステリーでは見ない、探偵(解決する人)が警察に明かさないという展開がとても意外だった。

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2025年12月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

中学のとき、理科の先生が授業で「細菌のクローンの作り方」について事細かに教えた挙句、「理論的には人間のクローンも作れると思う。倫理的によいかは別として」と言った。当時は、何を言い出したのかと思ったし、今思い返しても、中学生に対する授業としてそれでいいのか、という印象は大きい。あの先生に限らず、好き勝手やってる先生が多い学校だった。先生たち、学習指導要領ってご存知でした?

技術の進化にともなう倫理的な問題に、どう対処していくのか、というのは、多分人類がずっと進化のたびに向き合っていくべきものだろう。

私自身は、幸いにも不妊治療をすることなく、子どもを授かることができたのだけれど、もしも授からなかったときに、不妊治療にどこまでお金をかけたのかは、正直微妙かなという気持ちがある。

あの世代の「嫁は子どもを産まないと」というプレッシャーは十分分かる。けれどそれでも、自分と「血がつながっていること」の価値ってなんだろうかと思わずにはいられなかった。

不妊治療・生殖医療を最先端で切り開くなかで、当時はそれがよいと思ってしたことが、最終的に思わぬ不幸に決着していたというミステリー。

なぜこんなところに決着するしかなかったのかは、読み終わってからずっと考えてる。
この先にきっと、今の告知義務だったりがあるんだろうとも思うけど。

途中のトリック解説あたりで、少しもたつく(というか、鍵になる時間が多すぎて覚えきれなくて、面倒になっちゃう)ところがあったけれど、それでも一気に読んでしまった。

ちょっと意表を突かれすぎた気はするけれども、「禁忌の子」というタイトルの回収も見事。

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2025年12月02日

Posted by ブクログ

第34回鮎川哲也賞受賞作。
名を冠されている鮎川が本格ミステリの書き手だったようなので、本格寄りなのだろうなと読み進める。

主人公は武田航。救急科医師、33歳。てきぱきと職務にあたる中堅どころである。
あるとき、溺死と思われる患者が運び込まれてくる。その顔は驚くことに、武田自身にそっくりだった。そこから怒涛の事件が動き出す。

キュウキュウ十二と名付けられたその男は、事故で溺死したのではなく、海に転落する前に殴られた形跡があった。生きているうちに殴られ、海に放り込まれたのだ。
自分そっくりの他殺体。果たしてこれは誰なのか。
武田は、中学の同級生であり、偶然同じ病院に勤務している消化器内科医師、城崎響介に協力を求め、真相に迫っていく。

顔かたちだけではなく、身体的特徴にも共通点があることから、一卵性双生児ではないかと思われた。しかし、武田自身には兄弟はなく、両親からそんな話を聞いたこともなかった。城崎の助言で母子手帳を探し出した武田は、自身が単胎であったことを確認するが、母が一度だけ、生島病院なる病院を受診し、その後は産科医を変えていたことを知る。それだけなら珍しいことではないかもしれないが、城崎は疑念を示す。
生島病院は現在では生島リプロクリニックと名前を変えていた。不妊治療専門のクリニックである。城崎とクリニックを訪れた武田はまったく違う名で呼ばれ驚く。どうやらキュウキュウ十二もここを訪れていたようなのだ。
院長の生島京子に面会を申し込んだ武田。先方の了承も得て、いざ約束の日。京子が密室で死亡しているところを発見される。
キュウキュウ十二と京子を殺した犯人は誰なのか。

怒涛の展開である。
自分そっくりの他殺体と不妊治療クリニックというあたりから、ある程度展開の予想はつくのだが、物語は出生の秘密だけに留まらない。ここからさらに大きなうねりが続き、息もつかせぬすごさである。
中ほどまでは軽さも感じるのだが、中盤以降はずしんと重くなる。小児虐待や非配偶者間体外受精の問題点なども絡んでくる。
赤ちゃんの抱っこ紐のバックル外しのエピソードは少々盛り込み過ぎに感じたし、密室「殺人」の種明かしは本格にしては少々物足りない感じはしたものの、探偵役・城崎のちょっと変わったキャラクター設定はなかなか面白い。著者は現役の医師だそうで、医療シーンの迫力はさすがである。
ともかくも、これでもか、これでもかと畳みかけてくるものすごさ。タイトルの「禁忌の子」の意味にたどり着くころには読者もへとへとである。
ラストは、倫理的にこれでいいのか?と思わなくもないが、作者の剛腕を感じさせる一作。

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2025年12月01日

Posted by ブクログ

自分とそっくりな死体が運び込まれる、とキャッチーなスタートのミステリーで、どう展開していくか予測がつかなかったが、読み終えて振り返れば、しっかりパート毎にテーマが分けられて構成されていて、実は凄くきっちりした作品だった。特に謎解きパートなど、それまでに出て来る医療パートとは全く雰囲気が違うガチの推理もので、作者の引き出しが多くて深そう。犯人当てからの最後の締めも短絡的なものではなく、社会問題に切り込んだり家族愛に触れたりしつつ、最後のまとめ方もすっきりだった。

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2025年11月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

そのタイトルがどうにも気になって文庫化されるまで待てず。

「似ている」などというレベルではない、自分とまんま同じの見ず知らずの人が死体となって目の前に運ばれてきたら。導入部から話に引き込まれます。

最も犯人像からは遠い人、けれど急に登場したわけでもない人。ひゃーと驚かされ、5分の3の意味がわかったときには自分の先入観にも驚きました。精子の提供を取り上げた話は映画でもよく観ますが、今はSNSで取引されることもあると知って愕然。

城崎には強烈に惹かれます。人の感情を解しない、けれど思いを巡らすことに努めるイケメン。彼の推理をまた聴きたいから、次も文庫化まで待てないかも。

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2025年11月28日

Posted by ブクログ

すごい小説だ、、、。
こんなに倫理を問われるミステリーだと思わなかった。

まずタイトルが逸品すぎる。そうきたか、と一杯食わされた。
医療系ミステリーで専門用語が飛び交うが、私自身が看護師やドクターではないですが国家資格を持つ医療従事者なので、わりとすんなり受け入れることができたし、ワトソンとホームズのような助手(武田)と探偵(城崎)のコンビがとても魅力的でした。

あと最初に人物紹介と間取り図が載ってるの!
ミステリー好きとしては嬉しいポイント。


さながらサスペンスドラマのような緊迫感ある展開にもドキドキして、一気読みでした。ラストの展開はズンと重いもので、読後感はスッキリとはしないけども充分面白かった。4.2

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2025年11月25日

購入済み

奇想天外

 全体的には、とてもよく考えられた作品であると思いました。文章の組み立てもしっかりとしていて、読み進め乍ら、この先どうなるのだろうかとの期待感が大きかったです。
 内容的には、このような事、現実的に起こりうるのだろうかと、少し飛躍しすぎてはいないだろうかと、少々フィクションぽく、思い入れがイマイチでした。
 でも、描写の細やかさには、感銘いたしました。

#エモい #深い

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2025年05月10日

Posted by ブクログ

読み応えのあるミステリ 誤読感はあまり良くありませんでしたが、考えさせられるミステリーでした。この終わらせ方が良かったのかどうか、私には分かりません。だだ、禁忌の子が将来幸せに暮らせるように周りが支えていかないといけないと思いました。

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2025年12月03日

Posted by ブクログ

読み応えがあった ミステリーの部分より
真相に迫っていく謎解きと、
最終的に彼らが下す決断に緊張がすごかった。
ヒリヒリした読書体験だった。
結構読むのがキツイ部分もあった。

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2025年12月04日

Posted by ブクログ

飽きさせない展開であっという間に読み進めてしまった。
冒頭でまず引き込まれてしまう。
禁忌の子というタイトルの意味が冒頭から想像していたものを遥かに超えた形で話の終わりを結ぶ。
ちょっと途中重たい部分もあり涙してしまった。
医療の知識がないとこんな物語は描けないだろうな。
素人には色々本当かどうかも判断できない。

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2025年12月15日

Posted by ブクログ

よくもこんな話を思いつくものだと感心するばかり
突飛すぎる展開に手に汗握りながら
人間をつくる医学よりも子供がいようがいまいが幸せだと言える人を増やすことのほうが大事ではないかと思った

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2025年12月04日

Posted by ブクログ

「禁忌の子」と言うタイトルが読み終えてようやくわかった。医療ミステリーで多少無理がある設定はあったが此の作品が処女作だとは思わない位よく出来ていると思います。

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2025年11月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分の出生のルーツを探るミステリー
明らかになっていく事実、衝撃的な過去にはすごく引き込まれた。

ただ、ラストの選択は本当にそれでよかったのか疑問。
以下めちゃくちゃネタバレ




中盤までリアリティがかなりあっただけに、妻の絵里香が行ったことに対して、突然どんでん返しのためのシナリオというか、フィクションっぽさを感じてしまった。
私も現在21週の初産婦。
お腹の中の子どもと愛する夫を守る本能は痛いほどわかる。
でもこんなことをいつまでも隠し通せるのか?
そして私もこの妻と同じ看護師なのだけど、仕事柄人の命や尊厳について葛藤してきた経験はかなりあると思う。家族を守りたい、夫にも隠し通したいという覚悟はその倫理観を上回るものだったのかが謎。
まだ息がある人間を海に落とした。
反撃した正当防衛は認められるだろうけど、海に落とすのは明らかに過剰。この男が自分たちの幸せを脅かす脅威の存在だとしても、彼女はその罪を一生ひとりで背負っていくことになる。
とにかく怖すぎて後先考えず突発的に処理しなきゃと考えたならまだわかる。
でもそうではなく、これを通報したら、いずれ血縁関係がバレて離婚させられて、子どもと引き離されて、マスコミにも取り上げられ世間の見せ物になるかもしれないということまで考えられているなら、ある意味冷静なんじゃないかな。
人の命を助ける仕事をしてた人が、色んなことを天秤にかけて、夫にも相談せず人の命を奪うという罪を背負う選択は、私は腑に落ちない。
これだけ愛のある夫婦なのに、それが悲しすぎた。

あと178センチ74キロの脱力した男性を床から車椅子に乗せるなんて、いくらボディメカニクスを理解した看護師であっても1人じゃ絶対無理。
ましてや妊婦、火事場の馬鹿力があろうと無理。
密室の考察はあんなに丁寧なのに、ここは甘すぎだと思った。

主人公も、妻を守りたいと思う気持ちが爆発して友人に殺意を向けるシーンがあるが、どうしてもこの感情にはついていけなかった。
殺したら自分も後を追うって、その先妻と子をを誰が守るんだよ…

こうなるなら、どんでん返しはいらなかったな。
自分と全く同じ遺伝子を持つ人間が違う環境で育ち、自分は愛されたけど片割れは愛されなかった。自分がそっちの運命だとしたら、どうしていただろうか…これだけで十分すぎるほどのストーリーだったと思う。

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2025年11月25日

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