【感想・ネタバレ】禁忌の子のレビュー

あらすじ

【第34回鮎川哲也賞、満場一致の受賞作】【デビュー作にして2025年本屋大賞ノミネート!】救急医・武田の元に搬送されてきた、一体の溺死体。その身元不明の遺体「キュウキュウ十二」は、なんと武田と瓜二つであった。彼はなぜ死んだのか、そして自身との関係は何なのか、武田は旧友で医師の城崎と共に調査を始める。しかし鍵を握る人物に会おうとした矢先、相手が密室内で死体となって発見されてしまう。自らのルーツを辿った先にある、思いもよらぬ真相とは――。過去と現在が交錯する、医療×本格ミステリ! 第34回鮎川哲也賞受賞作。/第34回鮎川哲也賞選考経過、選評=青崎有吾 東川篤哉 麻耶雄嵩

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Posted by ブクログ

面白くて読む手が進みすぎて真夜中に4時間以上ぶっ通しで読んでた。時間遅すぎて切り上げただけだから夜中じゃなくて昼からとかならもっと連続で読めてたと思う。そんくらい面白かった。本が好きになりそう。

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2026年08月13日

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ここ最近読んだ本の中で1番面白かった!!
九九十二の正体が意外だったり、情景や背景を鮮明に頭の中で描くことができた!
読むと止まらなくなる

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2026年08月12日

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ネタバレ

第34回鮎川哲也賞受賞作。現役医師が描く医療×本格ミステリ、と帯にある。ずっと読みたかった本。さすが人気だっただけある。めっちゃ面白かった。救急医の武田が自分とそっくりな人が救急搬送されてきて死んでしまうという不気味さ。探偵役の美形の友人であり城崎のキャラもいい。そっくりさんのキュウキュウ12が虐待されて育ち、成長とともに親を苛むようになった、というのもすごく切なかった。そしてそのキュウキュウ12を殺した犯人が妻だったとは。ほんとにびっくり。2卵生だから似てないけど、遺伝子的にすごく惹かれあうというのは初めて知った。人間の構造として本来嫌うようになった方が良いのではないかと思うけど、逆なのか。そしてふらりと自殺しそうになるという緑川の話にも納得。ほんの一瞬で人は死んでしまうのだ。本の最後に早くも続編の予告が出てたのにはびっくり。受賞1作目の後でこんなにすぐ出せるなんて。次のも早く読みたいわ。

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2026年08月12日

Posted by ブクログ

【その真相、暴く必要があるのか?】
「先入観を捨てろ!前提条件を疑え!」→「合理的に真相を導け!」と、前半は武田航と瓜二つの遺体をめぐる謎とトリックに翻弄される。
そして中盤以降は「人間は論理だけでは動かないぞ!」と、生殖医療や体外受精、出自を知る権利など一気に深いテーマへ。これまで想像したことのない世界で、カルチャーショックに近かった。

「肝心なことは目に見えない」

人の苦しみも、本心も目には見えない。「言ってくれれば良かったのに」が通じないこともある。

真相を暴いても、誰も幸せにならない。
論理で始まり、論理では割り切れない人間の感情に最後行き着く。ここにドラマを感じる。
名言オンパレードの作品だった。

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2026年08月11日

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まず文章が綺麗。書き手が医者なだけあってストレートな文が書いてある。分かりやすいめちゃくちゃ。んで話もダレないしスピード感もある。情景が浮かぶ。読んでて楽しい。これはいい本。最後は家族の愛にまとまる感じもいいし、嫁さんの執念が主人公と同じくらいあって良かった。相棒のキャラ良すぎる。この家族には幸せになってほしいと心から思える。そんなお話。

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2026年08月11日

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人物描写もわかりやすくてのめり込んでしまえたし、展開もすごくよかった。
題名の意味も途中からそーいうことね!となれた。
一気読みでした。

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2026年08月11日

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オーディブルにて。
オーディブルなので関西弁が気になったけど、内容は面白かった。
作家さんが現役医師なんですね。
ちょっとわからないとこもあったので本で読もうかなと。

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2026年08月07日

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現役医師が描く、医療ミステリー。
医療の知識を活かした本格的なミステリーでありながら、そこに描かれるのは「人間」の物語でもあって、想像以上に心を揺さぶられた。

ミステリーとしてもしっかり面白いのに、途中では思わず涙が込み上げてきて…。
読みやすい文章のおかげでページをめくる手が止まらず、気づけば一気読み。

そして何より、

「これがデビュー作だと?」

と思わず言いたくなる完成度。

タイトルの意味がわかった瞬間には、ゾクッとして鳥肌が立った。
散りばめられていたものが一気につながるあの感覚、たまらない。

ミステリー好きにも、心に残る人間ドラマを読みたい人にもおすすめしたい一冊。

読後にタイトルをもう一度見返したくなる作品でした。

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2026年08月03日

Posted by ブクログ

この作者の方、医師であり作家なの?!それで医療ミステリー、しかも出産を機に?!すごい経歴。知らないだけでこういう作家さんて結構いるのだろうか。
本格的な医療用語や内容についていけるのかな…、と気後れしつつ読み始めました。

もちろん専門用語もたくさん出てきますが、説明もあるためなんとかついていけました。自分に出産経験があるためうんうんとなる用語や場面もありました。(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)

医療ミステリー✕序盤で自分にそっくりな死体、とくれば、クローンか、人工受精による同一遺伝子の出産か?とまず想像。(よく分からないからそれが技術的にできるのかは置いといて。)はいはい、それで法に触れるから「禁忌の子」ね。

な~んて思ってました。途中まではね。
まぁ結論遠からずではあるんだけど、もっと壮大な、どでかい結末で、さすが賞をとる作品は違いますわ…。こんな素人の想像する「禁忌の子」なんて遥かに超えていった。笑

最後にふと疑問に思ったのは、近親相姦と知らずにできた子がいたとして、それが大人になって他の全く関係ない誰かと番ってまた子を成したとき、その子の出生の秘密はなにか影響を及ぼすんだろうか?近親者との間にできた子は障害が出やすいって聞くけど、その子がたまたま障害を回避できれば、もうその後の血脈には問題ないのかな?もし子孫に連鎖する呪いでないのなら、一代くらい多めに見ても…なんて思っちゃいました。

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2026年07月31日

Posted by ブクログ

読み始めてどんどん物語に引き込まれて行き、結末も衝撃的で全く予想外の展開で驚かされました。
 
読後、自分の生い立ちや、家族、家庭環境に改めて想いを巡らせ、この世に生まれた瞬間から運が悪ければ不幸になる、どんなに綺麗事を並べても事実として有るんだろうなと複雑な気持ちになりました。

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2026年08月09日

購入済み

タイトルからして

重いお話かな?と読み始めましたが
もう凄い作品力さすがの受賞作

まさかの展開過ぎて圧倒されました
所でこの作品誰が主役?

て思ってましたが次回作で主役が明らかに

#エモい

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2026年01月24日

QM

購入済み

スタートから引き込まれる設定に、怒涛のスピードで進んでいく物語、息をつく間もないほど次々と明かされる真実、そしてハラハラと感動が入り混じったラスト。控えめに言って最高、面白かった。愛があるが悲しくもある物語、胸がぎゅっと締め付けられる。

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2025年04月28日

購入済み

めちゃくちゃ面白かった

一気読みしました。
繋がる展開、生殖医療の深さ。
一歩違えば運命が違っていたのか。
今年読んだ本の中で上位にあたる一冊だった。

#ドキドキハラハラ #深い

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2024年11月23日

Posted by ブクログ

先に白魔の檻を読んでしまっていたのだけど、1作目の方が城崎が人間くさい(最後だけ)。
書評の方も言及してましたが、ミステリーとしてはたいそうなトリックはないですが、読みやすいミステリを読みたい人にはちょうどいいぐらいかと思う。

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2026年08月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった!
読者のことをめちゃくちゃ考えてくれてると思った!

王道ミステリのやり方を踏襲しつつ、
(・登場人物の一覧や部屋の間取りが冒頭に出る
 ・謎の部分や、分かった事を物語の途中で        整理する
 ・重要な文章に傍点をつけるなど)

奇をてらわない方法をとりながら、その他にも

 ・読点が多く、読み間違えが少なくなるようにしている
 ・専門用語に注釈を入れている
 ・仮名使いがひらきすぎていない


など、気づいただけでもいくつも列挙できるほど細かい配慮を感じた。
「ちゃんとついてこれてますか?」
「知識や教養はいかがですか?」
「音楽や食事のシーンが好きですか?」
みたいな、読んでいる人のことを常に考えてる事が伝わってきて、
飽きがこないように、一知半解にならないように、作者が現役医師という事もあって、
まるでインフォームドコンセントのような医者みを感じた。
面白くならないわけがないとかなり序盤で確信した。


□ユーモア・諧謔・笑った

p.137
阪神ファンに悪いやつはいない、か。それならばもう少し大阪の治安は良いはずだ。

p304.
「どや、なんか飲むか」「いらない」「アイス食うか」「食べられるわけないでしょ!」(略)
普段と全然違う。傷ついた野生動物のようだ。

↑「アイス食うか」は笑った


□脳内再生(描写)

純文学とかではないので重厚な描写を期待しているわけではなかったけど、下記は言い回しが洒落てて印象的だった。

p51
底の方のアルバムを調べるにつれて写る家族の年齢が若返っていく。

p229.
老女の白髪交じりのつむじが震えるのを、呆然とただ、武田は見下ろしていた。



□気になった点

武田が関西弁なところになぜか違和を感じて、なんで気になるかわからなかったけど、読み進めていくうちに地の文では心理描写が標準語だからだという事に気がついた。
三人称なので、おかしいという事はないだろうけど、心理描写も関西弁の方がよかったんじゃないかなあと思った。
(細かい)



□名シーン

特に好きだったシーンは3つ。

1.序盤で城崎が食道の静脈瘤破裂を止血するシーン

2.生島京子を心肺蘇生するシーン

3.中川敬子の流産のシーン


めちゃくちゃよかった。没入した。

p98
「呼ぶのは救急車ではなくて、警察です。既に死んでいる」
…じゃねえよ、(中略)
全く、探偵は諦めが早すぎるのだ。

p.100
くそっ。戻れ、戻れ、戻れ。

p101
彼が開いた瞳孔にペンライトを当て、聴診器で鳴らない心音と呼吸音を確認する。





感想を書くときに、ネタバレにして、
「ここ、よかったよねー」と言いたいだけなので、
引用するときに中略したいんだけど、
中川敬子の流産シーンはそれができなかった。
もー全部いい。
目の前が床になるとか、おらんくなってましたとか、一番感情が揺さぶられたシーン。
フレーズメモが250文字までしかメモできないので分割してメモするほど良かった。




p212
引きずるように体を進めてなんとか用を足し、立ち上がった瞬間だった。腹の中で爆弾が破裂した。
頭の中が真っ白になる。
それは爆発としか表現できない痛みだった。陣痛を遥かに超える激痛。
痛い、痛い、痛い、痛い…。
声すら出ない。
ざぁざぁと川の流れるような音が耳の奥で聞こえる。ずきん、どくん、ずきん、どくん、痛い、痛い、痛い、痛い…。
真っ白だった目の前が、どんどん灰色に淀んでくる。ガン、と便器に頭をぶつけ、あ、と思う暇もなく目の前が床になる。
自分がよろめいて倒れたのだ、と遅れて気付く。目の前が真っ暗になっていく。帳の中に痛みだけがある。股の間に温かいものが伝う。微かに見えたのは、赤い……血?
赤ちゃんは?赤ちゃんは大丈夫?
薄れゆく意識の中で、敬子はそれだけを思った。
――中川さん!しっかりして!
――大丈夫か!?
助産師と五郎の声が、どこか遠くで響く。赤ちゃんを……という言葉は声にならない。
――救急車を!
という言葉を最後に、敬子は意識を失った。


「目が覚めて、我に返ったとき、わたしのお腹はペちゃんとしてて、中には、子宮も、赤子も、おらんくなってました」




□ラストシーン

ラストは、実は兄妹だったとか、絵里香が捕まらなかったとか、生まれた子どもはどうなるかとか、好みのわかれそうな結末だったけど、私は良かった派だった。
トロッコのレバーを持って、どちらかを選ばざるを得なかったような
倫理的なテーマを投げかけるというか問題提起するような含みのおかげで単純なミステリではなくなって唯一無二感が出ている。
(個人的には武田が殺しちゃうパターンでもよかったくらい)
誰もが納得するような設定や展開だったら、面白かったけどどこかで読んだなーというような既出感が強くなっていたのではないかと思う。


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2026年08月24日

Posted by ブクログ

自分とそっくりな遺体との出会いにより、その謎を解明するために始まるミステリー劇。
クリニックでの密室事件で話が逸れた気がしたがラストに向けてどんどん謎が解き明かされる過程がおもしろい。

そっくりな遺体、不妊治療の秘密を知る院長の死、愛する妻、、。
出産をテーマに夫婦の願いを叶えることと生まれてくる子の幸せ。タイトルも相まり綺麗に纏まっており医療専門用語が多発するも読みやすかった。

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2026年08月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『火車』のような人間ドラマを描きたかったという作者のインタビューの言葉通り、緻密な謎解き以上に感情を強く揺さぶられた。
物語を支えるキャラクター造形も秀逸だ。武田の軽妙な関西弁のノリや、ドライなフリをして実は優しい名探偵・城崎の存在が重いテーマの中で絶妙な緩衝材となり、最後まで魅了された。
犯人探しにおいても「これでは物語が破綻する」と一度は打ち消した可能性が提示され驚かされたが、タイトルの意味を考えた瞬間、すべての伏線がひとつに繋がり鳥肌が立った。
印象的だったのはエピローグの分娩シーンだ。立ち会い出産の経験がなく、いつもならこの手の場面に退屈さを覚えてしまう私だが、今回は一切読み飛ばすことなく深くジーンとさせられた。生殖医療の倫理や出自の苦悩といった過酷な謎がすべて解決した後に置かれているからこそ、命の誕生という描写が重みを持って胸に迫ってきた。
今更だが、重厚な人間ドラマと鮮やかなロジックが完璧に融合した素晴らしい作品。城崎探偵の続編があることにも大いに納得がいき、読んでみようと思う。

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2026年08月18日

Posted by ブクログ

入りはミステリー、途中からは医療ドラマを見ているような感覚になった。
著者が医療従事者であることから、描写は専門的でありながら、補足説明により医療に詳しくない人でも読みやすいように工夫されていた。
それだけに、私は結末にリアリティを感じることができず、少し残念に感じた。

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2026年08月16日

Posted by ブクログ

とても読みたかったので楽しみに読み始めたけど
前半で、なんだか予想がついてペースが遅くなった。
それでも読み進めながら、少しずつ
こうかも?という予想がその通りで
答え合わせをするような感じで後半はだいぶスムーズに
読み進められました。

読後感は、とても切ない感じになりました。

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2026年08月13日

Posted by ブクログ

主人公は救急医の武田。ある日搬送されてきた自分とそっくりな溺死体。彼の死因や身元、自分との関係を調べるうちに、新たな事件が。
何もかもが瓜二つときたらなんとなくは想像がつきますが、それを軽く超えてきます。
著者はお医者さんとのことで、病院内の様子や医学的描写は説得力しかなく、現場のリアルが味わえます。正直難しいところは流し読みでしたが…
同僚・城崎のキャラクターが読んでて楽しく、武田ともいいコンビてサクサク読めます。

とにかくこのようなラストになるとは全く予想外、なんてこった!の一言。読み終えてこのタイトル「禁忌の子」がこんなに苦しいものになるとは。
我が子を抱きたいと思うのは親のエゴなのか…。いろいろ考えてしまう終わり方でした。

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2026年08月13日

Posted by ブクログ

とても読みやすく、謎が謎を呼ぶ展開で、ページをめくる手が止まらなかった。著者が医者ということで、医学的な描写、特に生殖医療について詳細に描かれており、興味を惹かれた。

城崎のキャラクターが好きだった。自分が知らないだけだと思うが、本当にサイコパスな探偵役って、読んだことがなくて新鮮だった。感情を徹底的に排して論理的に振る舞ってしまう城崎が、過去の事件をきっかけに変わっていくのもよかった。別の話でも過去の話でもいいので、もっと城崎についての話を読んでみたい。

一方で、人を殺しておいて、「2人の秘密にして生きていこう。子どもを育てるんがわしらの贖罪や!」、みたいな展開が個人的には受け入れられなかった。普通に出頭しろ。そのため、真相が分かってからの30ページくらいを、もやもやとした気持ちで読んだ。真相が分かってからが少し長く、蛇足のように感じた。

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2026年08月10日

Posted by ブクログ

あまりミステリーを普段読まないけど、つかみから最後までのめり込むように読んでしまった。まさかの犯人に声でた。続編読みたいし、映像化希望。

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2026年08月04日

Posted by ブクログ

救急で運ばれて亡くなった患者が、自分と同じ顔をしていた。しかも体格も同じ。そこでグッと物語に入り込んでしまう。そして同級生だった城崎と2人で調べ始める。城崎のキャラも良くて面白く読み進めていたけれど、後半からの謎解き結末が私にはいまひとつでした。途中まではすっごく面白かったのに最後に何だか違和感でした。読後感もいまひとつでちょっとだけ残念。
禁忌の子、そこだったのね。

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2026年08月01日

Posted by ブクログ

このミスや本屋大賞でも評価の高い、こちらの本ついに読みました。楽しい!

いや、単純に楽しいとはこの本のテーマ的に言い切れないのですが、犯人はだれ?どうして急患の患者の顔が主人公と瓜二つなの?と思いながら読んだドキドキハラハラは楽しかったです。わたしの推理は例によって大外れしましたが。。

著者先生は兵庫県出身とのことで、舞台となっている鳴宮市って芦屋と尼崎の狭間ってありますが、もしかしてもしかしてあの高校野球で有名なあそこですかね?子供時代を過ごした地なので地味に嬉しかったです。あとやはり現役の医師先生だけあって冒頭の救命の現場のシーンからすごい迫力で一気に引き込まれました。これがデビュー作ってすごいですね。

一点気になったのが、この本は主人公の武田先生(救命の先生)の一人称目線で話が進むんですが、時々「武田は」と出てくるので、あれっ?三人称だったっけ?と混乱しました。これはワザとなんですかね?何かの効果を狙っている??次作は武田先生が主人公ではなさそうので、どんな感じで書かれているのか楽しみつつ確認したいと思います。

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2026年07月31日

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子どもは誰のもとに生まれるか選べないし、そのうえでどういう人生が待っているかも選べない(有り体に言えば「親ガチャ」というものだ)。
だからこそ、生まれてくる子どものことも考えず、子どもができないからと言って「単に子どもが欲しい」という感情だけで違法であったりグレーな体外受精などに及ぶのは子どもの人権を蹂躙する行為であり、罪である。
そのような罪は生きて贖わなくてはならない。死んで成される贖罪など贖罪ではない。

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2026年07月30日

Posted by ブクログ

自分と瓜二つの溺死体が上がったところから物語は始まった。自分なりに推理しながら進んでいったが、ことごとく裏切られる。そして思いもよらぬ展開の連続…最後の答え合わせは正直自分の頭の中では整理しきれなかったけど、なんとか納得。よくもまあこんなに複雑な話を書けるものだ!この人絶対頭がいいだろうな、と思って調べたらなんと2児の母でお医者さんでした。納得。それにしてもよく小説など書く時間があるな…。

作中の城崎が魅力的。相当な美貌の持ち主である彼は、あらゆる感情を持たないわけではないが、一般的な人と違うのは、その感情が続くことがないため、自身が感情に振り回されると言うことがないという点だ。たとえ恋人が突然亡くなってしまったとしても。そのため、常に冷静で的確な判断をすることができる。

しかし彼の振る舞いは冷淡ではなく、相手がどのような気持ちでいて、どのような対応や言葉を欲しているかを、共感からではなく、思考した上で提供しているため、彼の特性を知らない人には、「優しい人」とうつるらしい。それに対して城崎は、「優しい人のふりをしているだけ」と言う。それに対して、「それでも、相手のことをよく考えて対応している、それ自体が優しい人、ということではないか」と言った登場人物がいた。確かにそうだと思った。

推理、サスペンス、愛情、生命倫理、など、いろんなジャンルが詰め込まれた、非常に内容の濃い物語でした。これでデビュー作と言うから驚きです。次作以降も興味があります。

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2026年07月28日

購入済み

奇想天外

 全体的には、とてもよく考えられた作品であると思いました。文章の組み立てもしっかりとしていて、読み進め乍ら、この先どうなるのだろうかとの期待感が大きかったです。
 内容的には、このような事、現実的に起こりうるのだろうかと、少し飛躍しすぎてはいないだろうかと、少々フィクションぽく、思い入れがイマイチでした。
 でも、描写の細やかさには、感銘いたしました。

#エモい #深い

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2025年05月10日

Posted by ブクログ

救急医・武田の元に搬送されてきた自身と瓜二つの溺死体。
不妊治療、生殖医療のミステリーで、前評判通り面白かった。

ただ、『第五章 真実』で畳み掛けるように真実が明らかになっていくが、
元看護師だとしても、妊婦が大柄の男性遺体を運べるのか?
自分が性被害にあい、殺害した部屋で普通に暮らせるのか?
のまま禁忌の子を出産して、一生秘密を背負い続ける結末でいいのか?
何かモヤモヤした違和感が残る。

城崎医師のキャラはいいな!
「感情に振り回される意義がわからない。どれだけ悲しんでも解決しない。今後どうするかの方が大事だ。
でも、見た目は合わせるように気をつけてる。」
自分もそっち寄りなので、すごく同意。
城崎医師のシリーズ第2弾が楽しみだ。

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2026年08月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

中盤まで探偵ものかなと勘違いするぐらい密室の謎に立ち向かってた。不妊の夫婦の元に行った子供がかわいそすぎて読むのしんどかった。ほんとの子供ができて流産したからって約束破って3歳児にあたるとか鬼畜。後半は、一卵性の子供同士で結婚とか強姦とか、、、

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2026年08月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

途中までは普通にミステリ作品なんだけど、
後半はかなりムナクソ展開が待ってる
謎解きという部分ではとても面白いけど
その謎は解く必要があるのか…

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2026年08月16日

Posted by ブクログ

●感想
久しぶりにエンタメミステリーを読んだ。
ある程度予測は最初の方につくが、それでも最後まで一気に読める。「禁忌の子」たちは、辛い記憶を背負い、それでも前を向いて生きることを選んだ。

●本概要
救急医・武田の元に搬送されてきた自身と瓜二つの溺死体。
彼はなぜ死んだのか、なぜ同じ顔をしているのか
「俺たち」は誰なんだ。

現役医師が描く医療×本格ミステリ
第34回鮎川哲也賞、満場一致の受賞作

救急医・武田の元に搬送されてきた、一体の溺死体。その身元不明の遺体「キュウキュウ十二」は、なんと武田と瓜二つであった。彼はなぜ死んだのか、そして自身との関係は何なのか、武田は旧友で医師の城崎と共に調査を始める。しかし鍵を握る人物に会おうとした矢先、相手が密室内で死体となって発見されてしまう。自らのルーツを辿った先にある、思いもよらぬ真相とは――。過去と現在が交錯する、医療×本格ミステリ! 第三十四回鮎川哲也賞受賞作。

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2026年08月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

主人公が禁断の遺伝子実験で生まれた事は初めから察しが着きます。
それが明らかになるまでが長かった。

双子の兄が可哀想な生い立ちなのは何とも辛い。確かに院長が自殺することほどやわ。
実の兄妹と愛し合ってても、幸せならOKじゃないかな。

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2026年08月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

大男を殺して妊婦さんが1人でトランクに積んで海に捨てられる?
武田とえりかもクォーターならもっと見た目でわかることもあったんじゃない?たまたま兄妹が出会って結婚してましたはファンタジーだなあ

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2026年07月31日

Posted by ブクログ

ずっと読みたかった本で、やっと手に入り読めた。

お医者さんだけあって医療関係の描写はかなり専門的で隙がない感じ。一方、文章表現はどういうことかなと違和感を感じるところもあった。

理系の人だからか、構成とか事件の内容とか、論理的にも感じた。

禁忌の子ってそういうことねってタイトル回収もしっかり。

次回作も楽しみ。

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2026年07月28日

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